ADHDに出来ること出来ないこと。「それ専門の先生?」処方し直す高橋クリニック
テレフォン人生相談 2022年5月3日 火曜日
「だんだん、だんだん、記憶が追いつかなくて処理できなくなってくんです」
フム。
欠点を自覚しながら、今だにその欠点に頼ろうとしてるとしか。
マニュアルがあればキミだって失敗しないよ。
でもそれは会社には用意されてないの。
自分用マニュアル。
まさかノートも持たずに仕事に臨んでいないかしら。
ま、食らいつくか、障害者の看板を掲げて行くかはキミの選択だけど。
コンサータにしろ、障がい者枠就業にしろ、ADHDの人が容易にリーチできる情報。
中学生が医者のせいにするのは分かるけど、31歳。
スマホで何を検索してるのやら。
コンサータについては、以下の相談に書いてます。
今日と同じく今井&高橋。
コンサータをください! 国立大理学部のADHD息子の行く末を心配する母
タカハシクリニックはJR蒲田駅から徒歩数分。
予約ができないので、本やゲームやら時間つぶしを忘れずに。
しかしなんであんなに口コミ評価が低いのかしら・・
パーソナリティ; 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 男31歳 母56歳 妹29か30歳 妹27歳 4人暮らし
今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いいたします。
今井通子:
はい・・今日はどういったご相談ですか?
相談者:
えっとお、わたしが抱えている、病気で、ちょっとわたし自身、今後どうしていいか?、悩んんでいる状況です。
(犬の鳴き声)
今井通子:
はい、あなたおいくつですか?
相談者:
今年31になります。
今井通子:
ご家族は、お父さまお母さまいらっしゃる?
相談者:
母親と、あと、妹が2人います。
今井通子:
お母さまはおいくつ?
相談者:
今年56のはずです、はい
今井通子:
ふん・・56歳
相談者:
はい
今井通子:
妹さんは?
相談者:
えーと、3ん、じゅうか29のはずです。
で、一番下が20う・・7ぐらいですかね?
今井通子:
ご一緒に住まわれてんの?
相談者:
そうです。4人で住んでいます。
今井通子:
はい・・さて、その、ご病気はなんなの?
相談者:
えっと、発達、障害を抱えていまして、
今井通子:
なるほど。
相談者:
えっと、ADHDっていう診断を受けています。
今井通子:
うん
相談者:
わたし自身、日常生活はまったく問題ないんです。
今井通子:
はい
相談者:
車運転したりだとか、ご飯を食べたりとか、
今井通子:
はい
相談者:
生活して行くには問題ないんですが、
今井通子:
はい
相談者:
いざこう、会社に、行った際にですね、仕事をやらなきゃいけないんですが、
今井通子:
ええ
相談者:
最初は問題ないんです。その、いきなり入って来た人間にそんな難しいことを覚えさせるような仕事ではなかったので、
今井通子:
ええ
相談者:
ただ、その、だんだん、だんだん、こう、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月って仕事に慣れて来たら、どんどんこう、メインのほうを任されるようになってから、
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと、集中力がなくなって来て、
今井通子:
ふうーん
相談者:
そのお、仕事に対するミスが多くなって来るんですよね。
今井通子:
はい
相談者:
で、何件かこう、会社を転職してまして・・
今井通子:
ちょっと待ってね、じゃ
相談者:
はい
今井通子:
まず、小中高・・
相談者:
はい
今井通子:
学校はどうでした?
相談者:
えーと、小学校2年生ぐらいのときに、
今井通子:
はい
相談者:
担任の先生がちょっと、養護の勉強をされてたみたいで、
今井通子:
ええ
相談者:
で、その際にちょっと、わたしが、ちょっと行動がおかしいので、
今井通子:
ええ
相談者:
こういう勉強した際に、こういう病院があるんだよっていうのを教えてもらって、そちらの病院に伺ったんですよね。
今井通子:
・・はい。それは、あの、親御さんと一緒に行って?
相談者:
そうです、そうです。
今井通子:
はい
相談者:
担任の先生がとても理解ある人で、
今井通子:
はい
相談者:
うちの母親も、信頼してたもんですから、
今井通子:
はい
相談者:
じゃあ、行ってみようっていうことで、母親と一緒に行ったんです。
今井通子:
はい
相談者:
そしたら・・病院では、確かにこう、ADHDの疑いがあると。
今井通子:
うん
相談者:
そこから、中学校お、お、ぐらいまで・・お薬をもらって通ってたんです。
今井通子:
はい
相談者:
ただ、中学校上がる前に、もう、出せるお薬が当時なくて、
今井通子:
うん
相談者:
もう、カウンセリングしかないと。
今井通子:
うん
相談者:
なんで、そんときに一旦通院をやめたんです。
今井通子:
この、出せるお薬がないというのはどういう意味でした?
相談者:
えーと、その当時の、わたしに合う薬はないと。
今井通子:
じゃあ、その当時のあなたはどうだったの?
相談者:
その頃はもう落ち着いてたんですよね。
えっと、その前はこう、よく、学校を脱走したりとか、
今井通子:
うん
相談者:
集中できなくて、こ、教室を歩き回ったりとか、
今井通子:
うん
相談者:
やあ、明らかに普通の人とおかしかったと。
今井通子:
うん
相談者:
ただ、中学校上がってからは、すぐには適応できなかったんですけど・・
今井通子:
てことは・・うん
相談者:
ただ大人しくは座ってました。
今井通子:
あ、そう
そうするとね?、中学生のときに行っていた先生が、出せる薬はないっていうことは・・
相談者:
はい
今井通子:
「もう、薬いらないよ」っていう話だったんじゃない?
相談者:
いえ、違います。
集中力がないのはないんです。
今井通子:
うん
相談者:
ただ、その当時の・・出せるお薬が、その病院が扱ってるお薬がもう出せないっていうことになって、
もうあと「カウンセリングしかない」って言われちゃったんですよね。
今井通子:
はい
相談者:
で・・母親も、えーと、今後生活して行く上で、えーとお、ちょっと遠い病院に通ってたもんですから、
今井通子:
うん
相談者:
いや、さすがにそれはまずいので「薬ないですか?」って言ったら、も、先生が「ない」って言っちゃったもんですから、
今井通子:
うん
相談者:
じゃあ、もう、それは無理だなって話になって。一旦そこで通院やめちゃったんですよね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
で、高校お、と、専門学校のほうにも行ったんですが、そこは、なんとか・・勉強は集中できなかったんですけど、なんとか、卒業できましたと。
えー・・
今井通子:
はい。これ専門学校?
相談者:
はい
今井通子:
はい。なんの?
相談者:
技術系ですね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
成績は悪かったんですが・・先生からは、集中はできてないけど真面目な子だったので、
今井通子:
うん
相談者:
その、卒業させてもらったんです。
で、
今井通子:
うん
相談者:
その、資格とかも、取って、
今井通子:
あー、なるほど。
相談者:
そういう・・
今井通子:
ちゃんと資格をもらったのね。
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
で、そういう系の会社にも勤めたんですが、
今井通子:
はい
相談者:
あまりにもミスが多すぎて、
えーと、もう、そこの責任者の方から「いらない」って言われてしまったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
で、そこから、おかしくなって来たというか、要は・・いろんな会社に行くたびに、
「真面目な子だよね」とは言われるんです。
今井通子:
はい
相談者:
ただ、仕事できるかって言われたらできないよね、って言われて、もう「いらない」って言われて・・
今井通子:
そうすると・・今、31歳とおっしゃいましたよね?
相談者:
はい
今井通子:
会社に勤め始めて、
相談者:
はい
今井通子:
まあ、ちょうど10年ぐらいよね?・・今。
相談者:
そうなんですが、
今井通子:
うん
相談者:
えっと、会社に、勤め・・
今井通子:
で、その10年間に、
相談者:
はい
今井通子:
何社変わった?
相談者:
5、6社ですかね?
今井通子:
あ、そうなの、はい
相談者:
えーと、派遣・・派遣には登録してたので、
今井通子:
うん
相談者:
えーと、派遣会社は1社と含めるんだったら、3、社か4社ぐらいなんですが、
今井通子:
ふん
相談者:
派遣先に出たのが、3社ぐらいであったので、
今井通子:
うん
相談者:
5、6社になっちゃいますね。
今井通子:
ふうーん
そうすると、その、あなたの、悩み自身は・・
相談者:
はい。えーと・・
今井通子:
要するに、会社行って・・
相談者:
はい
今井通子:
ま、最初はいいんだけど、だんだんだんだん仕事がね?、専門的になって来ちゃうと・・
相談者:
はい
今井通子:
これ、分からないの?それとも・・やる気がなくなっちゃうの?
相談者:
えっと、分かるし、やる気も、あるんです。
ただ・・覚えられないんですよね。
今井通子:
あーあ
相談者:
要は、えーと、例えば、1があります、2があります、3があります。これを・・えーと、いろんな組み合わせでいろんな製品を作ってくださいとか。
今井通子:
はい
相談者:
要は単純に1、2、3を・・順番ずつ並べてってくださいだったら、わたしはできるんです。
今井通子:
うん
相談者:
ただ、1、2、3を、
今井通子:
うん
相談者:
例えば3、2、1とか2、3、1とか、別な組み合わせにして、どんどん作ってくださいって言われると、
今井通子:
うん
相談者:
だんだん、だんだん、わたしの、この・・記憶が、追いつかなくて、
今井通子:
ええ
相談者:
処理できなくなってくんですよね。
今井通子:
うん
相談者:
えーと、わたしの、持っている資格は、
今井通子:
うん
相談者:
まったくそれをやらなきゃいけないんです。
今井通子:
なるほど。
技術的にずっとやってって、途中までしか行かなくて。
で、ま、その、「辞めてください」って言われちゃう・・このなんていうのかな?、サイクルが・・なんとか打開したいとか、そういう話?
相談者:
ん・・そうですね。だ、こう、意味ないちゃ、うのを、なんとかして打開して今後繋げて行くには・・どう考えて、生活して行ったらいいかなっていうのが・・
今井通子:
今後ね?
相談者:
はい
今井通子:
わ、わかりました。
相談者:
ええ
今井通子:
今日はですね、精神科医の高橋龍太郎先生がいらしてますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
お母さんだけということでしたが、お父さん、離婚してシングルマザーだったのか、亡くなって未亡人だったのか、ちょっとだけ気になりました。
とはいえ、発達障害と上手く付き合いながらも頑張って欲しいですが、昨日はまるで『主治医が見つかる診療所』を彷彿させる放送になりました。
具体的には今井さんが草野仁さん扮する所長、高橋さんが東野幸治さん扮する副所長というところでしょうか。このコンビ、結構ありますよねえ。
今、4日の放送分をリアルタイムで聴いていますが、今井さんとの名コンビ(?)の三石さん、今回玉置さんと組んだことにちょっと驚きました。