テレフォン人生相談　２０１５年６月１６日　火曜日

パーソナリティ：　勝野洋
回答者： 大迫恵美子（弁護士）

相談者：　男４５歳　妻４７歳　娘３人（２２、２０、１８）の５人家族　母７７歳が双子の兄と暮らす。

勝野洋：
今日は、どんなご相談ですか？

相談者：
実家あ・・のことで、ちょっと相談なんですけどもお。

勝野洋：
実家のこと？

相談者：
はい

勝野洋：
あなた、おいくつですか？

相談者：
４５歳です。

勝野洋：
４５歳。
ご結婚は？

相談者：
はい、してます。

勝野洋：
奥さんはおいくつですか？

相談者：
４７歳です。

勝野洋：
お子さんは？

相談者：
娘が３人おりましてえ、

勝野洋：
はい

相談者：
上からあ、２２、二十歳（はたち）、１８です。

勝野洋：
５人家族ですね？

相談者：
そうです。

勝野洋：
それで実家といいますと？

相談者：
実家あ・・にはですね、双子の兄がおりましてえ、

勝野洋：
はい

相談者：
あとお、自分の母親ですね。
２人暮らししております。

勝野洋：
お母さんは？
おいくつですか？

相談者：
７３歳です。

勝野洋：
お父さんは？

相談者：
は（わ）、おりません。

勝野洋：
で、お母さんとお兄さんが暮らしてるわけですね？

相談者：
はい、２人で暮らしております。

勝野洋：
それで？、どういうご相談ですか？

相談者：
母親がそろそろ、年い、なもんですからあ、

勝野洋：
はい

相談者：
自分があ、面倒看ようかなと、思っておるんですがあ、

勝野洋：
はい

相談者：
双子の兄が無職で家におりますものでえ、

勝野洋：
はい

相談者：
母親だけを、呼び寄せてしまうことがあ、できないんですよ。

勝野洋：
はい

相談者：
というのは、兄が、無職なものですからあ、

勝野洋：
はい

相談者：
当然、持ち家じゃないものですから、（兄は）家賃も払いませんしい、

勝野洋：
はい

相談者：
でえ、ちょっと困っている・・というところなんですよね。

勝野洋：
お兄さん、まったく働いてないんですか？

相談者：
まったく働いてないです。

勝野洋：
家賃はどうされてるんですか？

相談者：
母親の、年金・・

勝野洋：
年金で。

相談者：
で、払ってるんだと思います。

勝野洋：
それで、お母さんを面倒看たいんだけど、お兄さんがいるから？
ということですか？

相談者：
ええっとお、母だけを、呼び寄せることができないわけですよね。
双子の兄が住む所が無くなってしまうんですよ。

勝野洋：
これはどうして、働いてないんですか？、お兄さん。

相談者：
たぶん、働く気がないんでしょうか・・

勝野洋：
働く気がない・・

相談者：
はい

勝野洋：
お兄さんとは話してみました？

相談者：
兄は、ちょっと変わってるう、人間でしてえ、そういう話をすると、すぐにい、喧嘩腰な態度をとってしまって、話にならないわけですよ。

勝野洋：
はい

相談者：
で、今後どうするんだ？とと聞いても、
「お前には関係ないだろ」
という言い方をされるんで、

勝野洋：
はい

相談者：
こちらとしても困っておりましてえ・・

勝野洋：
まったく、その気が無いということですか？

相談者：
そうです、はい、今後も働く気が一切無いと思います。

勝野洋：
どこかに、アルバイトするとか、ちょっとしたこともやらないんですか？、お兄さんは。

相談者：
はい、一切何も、してない・・

勝野洋：
で、何をしてるんですか？

相談者：
ただあ、家にゴロゴロと、居るだけだと思います。

勝野洋：
ゴロゴロと、家に居るだけ？

相談者：
はい、それ、だけだと・・一歩も家からも出ないのでえ・・

勝野洋：
家から一歩も出ない？

相談者：
はい

勝野洋：
それで、あの、ご相談内容としたら？

相談者：
その兄を、どうしたらいいか？っていうことなんですよお。

勝野洋：
お兄さんをどうしたらいいか？

相談者：
はい、あのお、母親を引き取りたいんですけども、

勝野洋：
はい

相談者：
兄は住む所が無くなってしまうのでえ、

勝野洋：
はい

相談者：
兄、に対してどう対応したらいいか？、そういうことなんですよね・・出来ることなら、兄とはもう、縁を切りたいとは思っているんですよ。

勝野洋：
はい

相談者：
そういうことが可能なのか？

勝野洋：
お兄さんの健康状態はどうなんですか？

相談者：
健康状態は・・たぶん、どこも悪いところは無いと思います。

勝野洋：
精神的にも？

相談者：
精神的にい、変な言い方ですけど、怠け病・・という病気なだけだと思います。

勝野洋：
怠け病・・

相談者：
はい、働く気が一切無いのでえ。

勝野洋：
いつから？、その怠け病っていうのは。

相談者：
たぶん、７、８年くらい前からだと思います。

勝野洋：
７、８年前・・

相談者：
はい。
以前、結婚してたんですけどもお、

勝野洋：
はい

相談者：
離婚して戻ってきたんですね。

勝野洋：
あ、以前結婚していた。

相談者：
はい

勝野洋：
ええ

相談者：
そのときは普通に、定職にも就いていたんですがあ、

勝野洋：
はい

相談者：
離婚して、実家に戻って来てからは、もう一切働いてないですね。

勝野洋：
離婚したのが７、８年前ということですか？、じゃあ。

相談者：
離婚したのは、１０年ぐらい前・・ですかねえ。

勝野洋：
あ、１０年くらい前

相談者：
はい

勝野洋：
１０年前に、離婚して、

相談者：
はい

勝野洋：
戻って来たわけですね？、実家にね。

相談者：
はい。
で、７、８年前ぐらいから、一切働いて無いと思います。

勝野洋：
７、８年前ってことは、その、戻って来て２年間くらいは働いてたんですか？

相談者：
そうですね、はい。
自分一人でえ、住んでたと思います。

勝野洋：
どんな仕事に就いてました？

相談者：
建設業ですね。

勝野洋：
建設業・・

相談者：
はい

勝野洋：
それでえ、７、８年前から、急にその、建設業、辞めたんですか？

相談者：
そうです。
ま、不景気なこともあったみたいなのでえ、

勝野洋：
はい

相談者：
仕事がだんだんと減ってきてえ、

勝野洋：
はい

相談者：
それでえ、徐々に働かなくなったんだと思います。

勝野洋：
そこは、あの、自分で辞めたんですか？

相談者：
自分で辞めたんだと思います。

勝野洋：
自分で辞めた？、解雇されたんじゃなくて。

相談者：
はい、もう、自分の意思で、行かなくなったんだと思いますよ、最後は。

勝野洋：
自分で行かなくなった。

相談者：
はい

勝野洋：
そっからですね？、その怠け病ってのは。

相談者：
はい、そうです。

勝野洋：
あなた、その、お兄さんに、よく会ってるんですか？

相談者：
１年に１回か、２回か・・

勝野洋：
１年に１回が、２回しか会ってない？

相談者：
会うと喧嘩になるものですから、なるべく会わないようにはしているんですよ。

勝野洋：
はい

相談者：
で、ちょっと遠くに住んでいるものですからあ・・
まあ、会いに行こうと思えば、すぐには会いには行ける距離なんですけどもお、

勝野洋：
はい

相談者：
仲が悪いものですから、会うと喧嘩になるので、なるべく会わないようにはしてます。

勝野洋：
それで、今日のご相談、として、お兄さんをどうしたらいいか？ということですか？

相談者：
そうです、兄い、を、どう、扱えばいい、というか・・

勝野洋：
どう扱えば・・まずは、やる気を起こさせることですよね？

相談者：
はい。

勝野洋：
働くということですよね？

相談者：
はい、まず働かないと、はい、どうしようもない・・はい

勝野洋：
働けば、お母さん引き取れるわけでしょ？

相談者：
はい

勝野洋：
どうしたらそういうふうに持って行けるか？ということが今日のご相談内容ですか？

相談者：
そおですねえ・・母親だけを、引き取って一緒に生活したいんですけどもお、

勝野洋：
はい

相談者：
兄を働かせるためにどうしたらいいか？というよりも、兄はどうしたらいいんですかね？、この先。
働かせることがあ、第一なんでしょうか？

勝野洋：
うーん・・

相談者：
ちょっと、もう分からないんですよね、自分でも、どうしたらいいか・・

勝野洋：
お兄さんをどう扱っていいか分からないということですね？

相談者：
ただ働いても住む所がなければいけないわけですしい。

勝野洋：
うん、でも働けば家賃が払えますよね？

相談者：
今住んでる所は、

勝野洋：
はい

相談者：
県営住宅、公団なものですからあ、

勝野洋：
はい

相談者：
あのお、世帯主が母親なものですから、母親が住んでないと・・兄弟は住めないわけですよ。

勝野洋：
はい

相談者：
ですからあ、当然、今住んでいる所は出て行かなければいけなくなるんですよね。

勝野洋：
はい

相談者：
そうすると、双子の兄弟は、すぐに、住める所がないわけじゃないですか。

勝野洋：
ないわけですねえ。
じゃあ、今日のご相談内容としたら、お兄さんをどういうふうに扱ったらいいのか、

相談者：
はい、どうしたら、

勝野洋：
どうしたらいいか

相談者：
はい

勝野洋：
分からないという

相談者：
はい

勝野洋：
ことですね？

相談者：
どうするべきかを教えて、はい、いただければ。

勝野洋：
分りました。

（回答者に交代）