孫を持てた嬉しさ半減。頼る娘たちに我がままな母、夫の疲労と自分の体の不調
テレフォン人生相談 2022年7月4日 月曜日
あのさあ、ノーと言う相手は娘たちもだからな、加藤&マド愛。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女64歳 夫69歳 娘3人 施設に入所中の母94歳
今日の一言: 「わたしにはできません」それは人生最大の武器です。なぜならば、自分がすることが分かって来るからです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし・・こんにちは
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に年齢教えてください。
相談者:
64歳です。
加藤諦三:
64歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
結婚してます。
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
69歳です。
加藤諦三:
69歳、お子さんは?
相談者:
娘が3人おります。
加藤諦三:
それで今は、ご主人とお2人で暮らしてんですか?
相談者:
はい・・2人で暮らしてます。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでどんな相談ですか?
相談者:
わたしの、94になる母のことで・・
加藤諦三:
はい
相談者:
相談があります。
加藤諦三:
94歳のお母さんは今、一緒に住んでんではないんですね?
相談者:
はい。施設で暮らしております。
加藤諦三:
はい。どういうことですか?
相談者:
自分ではしっかりしてるつもりなんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
だいぶ、ちょっと、あの、認知がかってまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
いろいろな問題が出て来てるんですけども。
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
わたしも体調があんまり良くなくて。
加藤諦三:
はい
相談者:
あっちこっちちょっと病気が出て来たんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
首のヘルニアとか。
加藤諦三:
はい
相談者:
肝臓お、に、ちょっと今、腫瘍が出来てて調べてる最中です。
加藤諦三:
ということはあなた今64歳でえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
日常生活に、は、差し障りは、出てるわけですね?
相談者:
そうですね。
今は仕事もしないで、家事だけやってます。
加藤諦三:
あ、家事は、続けてられるわけですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで?
相談者:
94の母親なんですが。
加藤諦三:
はい
相談者:
今まではあのお、病院行くでも、なんでも、主人が仕事を休んで、連れてったりしてたんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
こっちの言うことを全然聞いてくれないもんですから、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
主人も・・怒っちゃって(ため息)。
加藤諦三:
ああー
相談者:
今、車でも・・30分以上かかるところにいるんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
なるべく、車で10分ぐらいのところに・・来て欲しいと。
加藤諦三:
引越して来て欲しいていうことね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
施設を変えて欲しいということなんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうふうに、話、してるんですけど、全然一向に話が進まなくて。
加藤諦三:
ええ
相談者:
自分の・・主張だけ言うんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしも、調子悪くなったせいか、なんか、もう爆発しそうなんですよね。
加藤諦三:
こっちはもう精一杯なって来てるっていうことね。
相談者:
そうなんです。自分の子どもも、
加藤諦三:
うん
相談者:
次女と三女が、3年前ほど前に急に結婚しちゃって。
加藤諦三:
んええ
相談者:
子どもを、産むことになったもんですから、今度、そっちのほうも、お願いができちゃって、
加藤諦三:
あーあ、両方来るわけですね。
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
子育てのサポートと、親の介護と。
相談者:
はい。それで、これから先、ま・・94という年からいったら、
加藤諦三:
ああ
相談者:
あと何年間なんだろうなあ、ては思うんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうやって・・母親と付き合っていけばいいの、かな?と、思っているとこなんですよね。
加藤諦三:
大変な苦労ですよね。
相談者:
それで、他所の人はこうだとか、ああだとかって言われて、
加藤諦三:
ああ
相談者:
わたしはそれはできないよって、そんな高い年金もらってるわけじゃないし、生活ギリギリですから。
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうのはできないって母に言うと、
加藤諦三:
うん
相談者:
「あなたは冷たい人間なんだね」って言われちゃうんですよね(苦笑)。
加藤諦三:
それで「冷たい人間なんですね」って言われたときに、あなたはどういう反応するわけ?
相談者:
なんにも返事しないで黙ってます。
一々返すのも疲れちゃって。
加藤諦三:
うんうん、なるほどね。
相談者:
うん・・うん
加藤諦三:
もう、94なると、人によって違うでしょうけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
話をしても分からないということをあなたのほうが分かる以外ないんじゃないのかなあ。
相談者:
そうですか・・
加藤諦三:
まだあなた64でしょう?
相談者:
はい
加藤諦三:
64歳っていうのは、まだいろんなこと、柔軟性があるから・・人と話してるときに・・
相談者:
はい
加藤諦三:
もう言うことが分からなくなった、けしからんという、そういうふうになってないんだよねえ?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
それで孫の世話もできてるわけでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、見方を変えてみればあ・・孤独でもってえ・・もう・・人生・・生きる希望を失っている人がいる中でえ、
相談者:
ええ
加藤諦三:
お孫さんもいればあ・・ご主人もいればあ・・今、孤独じゃないわけでしょう?
相談者:
そうですね。
次女と三女が、結婚して孫まで作ってくれると思わなかったので。
加藤諦三:
うん
相談者:
とっても、幸せな・・あれだなって、思います。
加藤諦三:
視点を変えればあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
とっても幸せの人生なんですよねえ。
相談者:
そうです・・&#△
加藤諦三:
だからあなたの場合はあ・・調子が悪いと言いながらも・・一応、孫の世話も出来てるわけでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
え
相談者:
だから・・はっきり・・娘たちにも、「具合悪いから今日はダメです」って、はっきり言えたらわたしも、いんですけども。
あの・・
加藤諦三:
今、あなた、物凄い大切なこと言った。
相談者:
そうですか・・
加藤諦三:
どういうことかっていうと、「今わたし、出来ないんだよ」っていう、言葉なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
この一言が言えないで無理をして・・やろうとしてみんな・・自分の人生が破滅してく、人が多いんですよ。
相談者:
ああ
加藤諦三:
人生最大の武器の1つはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
「わたしにはできません」っていうことなの。
相談者:
あ、そっかあ・・
加藤諦三:
あなたその人生最大の武器を捨てようとしてんだよ。
相談者:
母親に、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしが子どもを産んだときに、
加藤諦三:
うん
相談者:
手伝ってくれみたいに、頼んだときがあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのときに、「あなたは1時間なんぼを出してくれますか?」って言われたんですよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
すごくそれがもうわたしのもう、心の中にあって、親に頼めない、
自分でやらないといけないと思って。自分で3人育てて来たんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
そやってやってたから、自分の子どもにはそんなことは言いたくない、
加藤諦三:
うん
相談者:
できる限りのことはしてあげたいと思って、
加藤諦三:
うん
相談者:
それがもう、そやってやってしまう羽目になっちゃったんですよね、きっとね。
加藤諦三:
うん
そうすると結局ね・・
相談者:
うん・・はい
加藤諦三:
「できません」って言わないで、
相談者:
はい
加藤諦三:
無理してやって来た・・
相談者:
うん、うん
加藤諦三:
その無理が・・体の調子をはじめとして、いろんなところに出て来てんじゃないですか?
相談者:
分かります。その通りだと思います。
加藤諦三:
そいで、今日の相談というのは、94歳の、母親、
相談者:
はい
加藤諦三:
との関係で、苦労してはいる。わたしはどうしたらいいんでしょうっていうことですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのスタジオにですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
聞いていて、この母親に対して腹が立ってしまった。
自分は手伝いの対価を娘に求めたくせに、
娘にはいろいろ要求するのか…。
どうせ明日にでも眠るかもしれないのだから、
言いたいだけ言わせて、「できません」って仰ったら宜しいかと。
相談者さん、無理して頼まれたことやってしまうのでしょう。
自分、大切にする事も、自分自身です。
皆から頼りにされ面倒をみてしまう方だと思いますが、どんどん甘えを助長してしまう。
結果、身体を壊してしまっては、ご主人が夫婦の健康が脅かされてしまいます。
皆が健康で居ることが一番良いし、幸せです。
私も、どうか 腫瘍が軽いことを祈ってます。
高齢の女性の内、息子がいる人より娘が居る人の方が圧倒的にボケる率が高い。
その理由は娘が母親を甘やかすからである。
高齢の親を健全に保つには親に厳しく対応して突き放す事である。
過保護にしてはいけない。