べきの暴君から逃げた息子、残された妻が選ぶ打算「あと20年我慢すれば‥」
テレフォン人生相談 2023年3月10日 金曜日
中川潤 「迷うっていうこと自体が私にはちょっとよくわからない」
いや、わかれよ。
相談者: 女55歳 夫61歳 長女24歳(別居)長男22歳(行方不明)
今日の一言: 悩みは昨日の出来事ではない、今までのツケです。ベランウルフ。
加藤諦三:
もしもし。
相談者:
あ、もしもし、よろしくお願いいたします。
加藤諦三:
はい、テレホン人生相談です。
相談者:
はい。えーと、
加藤諦三:
最初に、
相談者:
はい
加藤諦三:
年齢を教えてください。
相談者:
はい。えー、私は、55歳・・です。
加藤諦三:
55歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい。主人が・・います。はい
加藤諦三:
何歳ですか?ご主人は
相談者:
え、61歳です。
加藤諦三:
61歳。
相談者:
はい。
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
長男が22歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
この3人で、住んでおります。
加藤諦三:
はい
相談者:
長女は・・24歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
外で、1人で、暮らしております。
加藤諦三:
はい。で、どんな存在ですか?
相談者:
はい。長男の、ギャンブル依存症、ではないかということでのご相談です。
加藤諦三:
ギャンブル依存症ではない・・。はい。
相談者:
はい。
加藤諦三:
どんな状態なんですか?
相談者:
高校3年の秋ぐらいから、
加藤諦三:
はい
相談者:
ゲームセンター・・や、そういうところに入り浸りるようになっていたようで。
加藤諦三:
はい
相談者:
それは、高校卒業しまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
進学してからも、続いて、いた、ようです。
加藤諦三:
・・で、高校卒業してから、進学って◆#$%□&。
相談者:
専門学校です。
加藤諦三:
専門学校に。はい
相談者:
はい
加藤諦三:
それで専門学校に行ってから、もゲームセンターに通ってたということですね?
相談者:
そうですね。そこからなのか、わかりませんが、
加藤諦三:
はい
相談者:
パチンコなども、始まったようです。
加藤諦三:
はいはいはい。
相談者:
はい。そして学校の方・・はやはり、行けなくなってしまって。
加藤諦三:
はい
相談者:
学校の方はやめまして、実家に、戻しまして、就職が決まりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それが、春入社ということにしていただいたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
3ヶ月弱、間が空きましたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
アルバイトなど・・で、繋ごうと、思いました。
加藤諦三:
はい
相談者:
その間に、またパチンコをやってしまい、
加藤諦三:
・・この子が、
相談者:
ええ
加藤諦三:
ギャンブル依存症になる・・のは、あなたの目から見ると、
相談者:
はい
加藤諦三:
何か、問題が、成長の過程にあったわけですか?
相談者:
家庭環境なんですけれども。
加藤諦三:
はいはい。
相談者:
主人が、厳しい人でして。
加藤諦三:
はい
相談者:
といいますのも、主人の父が、やはり、ギャンブル、依存症・・のような、
加藤諦三:
はい
相談者:
もので。
加藤諦三:
はい
相談者:
それを反面教師にして、
加藤諦三:
はい
相談者:
すごく正義感の強い人なんです。
加藤諦三:
はあーー・・
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、自分・・でできなかったことを、子供に託したいという気持ちは、すごくわか、り、ますし、正しいことは正しい・・とは思うのですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
とても厳しい・・物言い、でして、
加藤諦三:
んはい
相談者:
それを・・家族全員に強要する、というか。そういう・・感、じの家族だったんですね。
加藤諦三:
あい
相談者:
そして・・私も、やはり、主人が怖かったので、
加藤諦三:
あはい
相談者:
あまり反抗、することができませんでした。
加藤諦三:
だから、父親の側としては、
相談者:
はい
加藤諦三:
そういう正義を盾にして、自分の小さい頃からの、
相談者:
はい
加藤諦三:
欲求不満を晴らしていた、ってことでしょ?
相談者:
そう思います。
加藤諦三:
だから、息子さんは、父親から逃れようとして、ゲームセンターに行ってたっていうことなんでしょうね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うん
相談者:
それで息子は、今、3週間ほど行、方不明なんですね。
加藤諦三:
・・はあ、あ
相談者:
それで、私はギャンブル依存症・・ではないかと思うので、
加藤諦三:
はい
相談者:
どうしたら、息子が立ち直、るのか、を知りたいんです。
加藤諦三:
だけどあなた自身はもうわかってるわけでしょう?今のあなたの、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人と作っ、家庭の、
相談者:
はい
加藤諦三:
家の雰囲気から、逃れたいわけですよね?
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
・・◆#$%
相談者:
私は、
加藤諦三:
はい
相談者:
この家庭に、居てもいいんでしょうか?(苦笑)
加藤諦三:
「この家庭にいていいでしょうか」ってのは、あなたももう、離婚したわけ?
相談者:
・・息子を何とかしたい、駄目だったら厭わない・・です。
加藤諦三:
・・正直な話、あなた、あのう、本当はご主人と別れたいわけでしょ?あなた。
相談者:
ていうか、怖か、ったんです。主人がすごく。
加藤諦三:
あー、そりゃそうですよ。
相談者:
主人、に、逆ら、う、と・・
加藤諦三:
それは、あのう、ご主人、が、まず、父親との関係で問題を抱えたわけですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでご主人がものすごい、いろんな、欲求不満を持ってるわけですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
そして、欲求不満を全部、あなたと子供に向かって、発散してるわけですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、ここであなたがもう1回、逃げてるわけですよ。
「私は離婚したいから離婚する」ってのはそりゃいいんですけど、そうじゃなくて、「息子がギャンブル依存症が治るんなら、私はご主人と離婚していい」というふうに、合理化してるわけですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
本当は、ご主人と別れたいわけでしょ?あなた。
相談者:
そうですね・・
加藤諦三:
ですから今日の相談というのは、「主人が、欲求不満で、正義感を振りかざして、他人を支配しようとしている」と、
相談者:
はい
加藤諦三:
「息子はギャンブル依存症になってしまった」と。
相談者:
はい
加藤諦三:
「私はどうしたらいいでしょう?」ってことですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
わかりました。今日はですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
弁護士の中川潤先生が、
相談者:
あ
加藤諦三:
いらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご意見を、伺ってみたいと思います。
相談者:
あっ。はい
(回答者に交代)
「べきの暴君」
これ、心のひきだしに留めておきたい良い単語。
居丈高な人物に、この人はべきの暴君だと心の中でののしって溜飲を下げたい。
息子のギャンブル問題のはずが、相談者夫婦の離婚問題にすり替わっちゃったよ
本当に悩んでたのは自分の身の振り方であって息子の心配ではないって本人も認めてたんだからよかったんじゃないの、聞きたいことが聞けて。
モラハラオヤジの問題でしたね。
我慢は20年で済むかな?100まで生きるかも。オヤジストレス無いんでしょ。長生きすると思うよ。先生方のお話、金言でした。
もしかしたら長男さんもお父さん、ご相談者さんの旦那さんにストレスを持っていたのではないかという感じもしてしまうのですが、どうなのか?
そのストレスがギャンブル依存症や借金、職を転々という極端な形で表に出たような感じも。ご相談者さんも、つい我慢という形で表に出たかも。
加藤先生の「怖いことないですよー」に私も安心感もらいました。
相談者さん、勇気を出して我が道を行きましょう!
管理人さんの冒頭のコメントに笑いました。
私もそこ「え?」って思いました。
中川先生面白いなぁ。