“Are you happy?” “Umm‥” 留学生の会話を聞いて焦る人見知りホストファミリー
テレフォン人生相談 2023年7月3日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女41歳 夫47歳 長女9歳 長男1歳 留学生(女子高校生)
今日の一言: 高すぎる基準はあなたの能力を破壊します。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもしい。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢を教えてください。
相談者:
41歳です。
加藤諦三:
41歳。結婚してます?
相談者:
してます。
加藤諦三:
はい。御主人、何歳ですか?
相談者:
47歳です。
加藤諦三:
47歳。お子さんは?
相談者:
長女が、9歳です。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あと、長男が、1歳です。
加藤諦三:
1歳。はい、わかりました。それで、どんな、相談ですか?
相談者:
私の、
加藤諦三:
うん
相談者:
人見知りが、激しくてえ、
加藤諦三:
ああああ。
相談者:
あのうう、仲良くなりたいと、思えば、思うほど、
加藤諦三:
あい
相談者:
逆にい、緊張してしまって。
加藤諦三:
あん
相談者:
あのうう、私の顔が、
加藤諦三:
うん
相談者:
こわばってしまって・・あのう・・
加藤諦三:
うん、引きつっちゃうというようなことなん・・
相談者:
あ、そうなんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、相手もお、顔がこわばったのが感染ってしまって。
加藤諦三:
あい
相談者:
さらにい、悪循環って、すか、何て言いますか・・悪くなってしまってえ。
加藤諦三:
ええ
相談者:
でえ、・・あの、今、一番、困っているのがあ、
加藤諦三:
あい
相談者:
ホームステイで、外国から、あのう、留学生が、あのう、来てるんです。
加藤諦三:
は、
相談者:
一緒に、生活を始めたんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
早く、あの、馴染んでえ、あの、家族の、一員として、毎日、生活・・を、したいんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
私が、すごく人見知り、なのでえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ああの、その子も、緊張して、気を遣ってしまっていてえ、
加藤諦三:
あい
相談者:
でえ、留学生は、女の子です。
加藤諦三:
女の子。(子供の声)
相談者:
高校生です。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、緊張という言葉を、使いましたけど、対人、恐怖症という、ほど、では、ないんですね?
相談者:
あ、そうだと思いま、す。
加藤諦三:
それで、普通の子供は、
相談者:
はい
加藤諦三:
人見知りって、言われる、程度の、人見知りじゃなくて、小さい頃、誰か、家に、来ると、
相談者:
はい
加藤諦三:
押入れの中に入って、逃げちゃうとか、そういうようなこと?
相談者:
そうですね。あのうう、夫おお、が、経営してる会社、が、あのう、玄関が、一緒、なのでえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
夫のお、会社のお、
加藤諦三:
うん
相談者:
従業員の、人が、
加藤諦三:
うん
相談者:
来る、と。
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、来ないときに、行く、という・・感じで、人、多分・・会うのが、怖くなってますね。
加藤諦三:
怖くなってる・・◆#で、それは、小さい頃から、人見知りだったの?
相談者:
小さい頃は、あのうう、すぐに、誰とでも、仲良くなれる子供でした。
加藤諦三:
仲良くなれるっていうことは、
相談者:
はい
加藤諦三:
逆に言うと・・好きな人ってのは、いなかったんじゃない?
相談者:
(吸って)仲、いい、お友達は、いました。
加藤諦三:
仲のいい友達って、いたの?
相談者:
はい。親友のような子は、いま、した。
加藤諦三:
◆#人見知りの激しい人とか、対人恐怖症の人っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
仲のよい友達っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
あまり、いないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
少人数の、仲の良い友達がいるっていうのが、人間関係を非常に上手くいってる子供の特徴なんですけどね?
相談者:
ああ・・そうなんですか。はい。
加藤諦三:
はい。だから、誰とでも仲良くしちゃうっていうことは、
相談者:
はい
加藤諦三:
本当に好きな人がいないってことなんですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
それは、違うね?
相談者:
(吸って)違う、と・・思います。
加藤諦三:
「あの人と、親しくなれれば、別に他の人に嫌われても、別にいいわ」っていう・・
相談者:
「嫌われたくない」って・・すごく、強く、思ってます。あと、「人に、迷惑かけちゃいけない」ですとかあ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あと、人からよく、思われたくなくてえ、仲良くしなきゃいけない・・人とか、親戚ですとかあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
会社の従業員ですとか・・あと、留学生も早く、仲良くしたい・・のに、できない、のはあ、何か・・「人によく思われたいって、(子供の声)思ってるから、そうなってるんじゃないかな?」とは、思います。
加藤諦三:
(吸って)ということは、やっぱり、今言ったように、本当に好きな人がいないんじゃない?
相談者:
ああ、そう、です、か・・
加藤諦三:
本当に人が、好き、に、なるとお、
相談者:
はい
加藤諦三:
「別に、みんなに、好かれなくたって、いいよ」って・・
相談者:
あああ・・
加藤諦三:
もっと楽に、
相談者:
はい
加藤諦三:
ありのままの自分で、いいんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、「人から嫌われるのが、怖い」っていうように。
相談者:
そうですねえ。
加藤諦三:
他人が、不当に、重要性、に、ならないっていうんですけどね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの場合、人が、不当に、重要に、今、なってるんじゃない?「よく思われたい、きゃ、いけない」とか。
相談者:
そうだと思います。
加藤諦三:
それで、(子供の声)今日の相談っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの、
相談者:
はい(子供の声)
加藤諦三:
人見知りが激しい、という、こと、を、どうしたら、直、すことが、できるか?っていうことなんですか?(子供の声)
相談者:
そうです。それと、あとお、今、すぐに、困ってるのは、その留学生の子と、(吸って)早くう、打ち解けてえ、緊張しないで、仲良くなりたいということです。
加藤諦三:
(吸って)わかりました。今日はあの、スタジオにですね、心についての、エッセイストとしておなじみの、マドモアゼル愛先生がいらしているので、ご意見を、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
思わず「人間の唯一の義務は自分自身になること。それ以外の義務はありません。デヴィッド・シーベリー」が出ると思ったが、そう来たかあ…。
とはいえ、ホームステイで留学生受け入れ、大変ですよねえ。ご相談者さんでなく、旦那さんかお子さんがホストファミリーに応募したのかなあ?
愛先生めちゃくちゃ厳しいけど…。
留学生がハッピーじゃないのは学校での事とかちょっとホームシックなだけかもしれない。気にしなくてヨシ。
赤ちゃん小さいのによく受け入れたね。
頑張って。
この相談者、めちゃくちゃ気にしすぎですね。
過剰に自分がどう思われているのか、相手がどう思ってるかを気にするから、留学生もそんな歪な空気感を察して居心地が悪くなるという悪循環なのではないでしょうか。
お子さんの声も電話口から聞こえましたが、親の不安はお子さんにも伝染します。
まだ小さな子供のためにもそんな心配あまりしない方がいいと思います。
多分、この相談者も親から周囲と比べられて来たんでしょうが、人は自分が思っているほど相手や周りのことを気にしてないですよ〜。
というか、まだ子供に手がかかる時期なのに、なぜ留学生受け入れたのだろう?そこだけ気になった。
普通、留学生受け入れるって、同世代の子供がいるとか、子供が巣立って部屋が余ってるとか、得てしてそんな状況が多いのだけど。
それも、頼まれて断れなかったのか、やっぱり周囲の評価を気にしちゃったのかな…
打ち解けたいならまずは自分が心を開かないとね。
自分の心は開かず相手に心を開いてほしいなんて無理なわがまま。
高すぎる基準で人生狂いました。統合失調症アラフィフです。遺伝もあったけど。今はだいぶ良くなりました。
高すぎる基準で人生狂いました。統合失調症。アラフィフ。遺伝もあったけど。遠回りしたこと交換してない。今は楽。いまが楽しいから。人と比べず生きていく。
人見知りなんですと公言するのは年齢制限があるように思う。
初対面の人はどんな人か分からないからドキドキするのはみんな同じ。そのドキドキは置いておいて、とりあえず和やかに挨拶だけはするくらいの嗜みは持っていたいものだと思いました。
愛先生の厳しいアドバイスは、関心を自分から相手に向けることで簡単にクリアできそうと思いました。私いま顔ひきつってない?ではなく、お相手の顔を読んで、今暑すぎるのかな?喉が渇いているのかな?急いでいるのかな?そんなふうに関心を向けることが優しさにつながる、と教えられたような気がしました。
山岸凉子先生の「天人唐草」を思い出しました。
主人公に対して同僚が言う言葉「あんたさあ、見栄っ張りなんだよ。他人の目を…他人の評価を気にしすぎるんだよ」
相手の反応にオドオドするだけの四十路のおじょーちゃんが、幼子抱えて、夫の都合なのか、ホームステイの未成年お世話までしてしまうとは。この話に大人は何人いるのでしょうか?
私の姑(80代)も人見知りです。私の友達に挨拶できない。他人を受け入れない性格なんだと思います。
加藤先生とマド愛先生の良いお話がきけて良かったです。
知人が初対面時に「人見知りするけど気にしないで」と宣言したものの、一番喋って楽しそうに飲み食いしていたのが不思議だった。その人は真面目で繊細、アルコール大好きで鬱病経験者だった。
加藤先生の「自分への欲求が高すぎる」にめちゃくちゃ納得した。