【日曜に読む傑作選】許せない!セカンドバージンを捧げた紳士的マメ男はヤリ目
テレフォン人生相談 2009年7月27日 月曜日
夫を亡くしてから、成人した子どもたちと友だちのように出掛けたりしてきたものの、それぞれつき合う人が出来てみたいで、寂しい思いをしていたところ、出会い系で知り合った人とつき合うように。
相談者にとって夫以外では初めての男性。
休憩のために入ったモーテルでも文字通り手を出してこない紳士的な振る舞いに心を許して行くのだが・・
タイトルの ”ヤリ目” の読みは ”やりもく”。”やるのが目的” の略。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 女58歳 夫は10年前に他界 娘31歳 息子29歳
今日の一言: 親しい人を失うと、初めは憎しみになりやがて悲しみになり最後に回復する人と抑うつになる人といます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい。最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい、あの、現在58歳です。
加藤諦三:
58歳、結婚してます?
相談者:
・・あの、結婚してて、子どもが2人い、いますけども、主人は・・10年前に、亡くなっています。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、で、お子さんは、今、何歳ですか?
相談者:
31歳と29歳です。
加藤諦三:
はい、男の子女の子は?
相談者:
上が娘で、下が息子です。
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
はい。実はあの・・主人が亡くなったあと、
加藤諦三:
うん
相談者:
子ども達も、まだあの、お付き合いしてる人もいなかったし、
加藤諦三:
はい
相談者:
国民年金だったために、あの、遺族年金もなくて。
加藤諦三:
はい
相談者:
あのわ、わたしも・・すぐに働きに出て。
加藤諦三:
はい
相談者:
子ども達と休みの日が一緒だったものですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
親子というよりは、子ども、あの、友だち同士のような関係で。
加藤諦三:
はい
相談者:
休みの日には、色々出掛けて、泊りがけで出掛けたりとか・・
加藤諦三:
常に旅行なんか行ってたっていう事ですね?・・
相談者:
そうですね。はい
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
それで・・全くこう、寂しさっていうものも・・あまり感じない・・状態で、過ごして、来たんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
一昨年(おととし)の暮れあたりから、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、子ども達、年頃になって。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、お付き合いする人が出来たんですね。
加藤諦三:
あ、お二人共、お嬢さんが・・
相談者:
あ、そうです。
加藤諦三:
あー、そうですか。はい
相談者:
はい。そいで、一緒に出歩こ、くことも一度も・・なくなりましたし。
加藤諦三:
うん
相談者:
とても・・寂しいなって思い始めたんですね。
加藤諦三:
寂しいんですね。
うん、うん、うん
相談者:
もちろん、あの、お付き合いする・・方が出来た事は、
加藤諦三:
はい
相談者:
親離れしたっていう事なんで・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
親としては、喜んであげなきゃならない・・
加藤諦三:
はい
相談者:
こと・・ですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
ただ反面、わたしは・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
急に、こ、突き放されたような・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
気がして。
とても寂しくなりました。
加藤諦三:
お子さん2人が・・
相談者:
はい
加藤諦三:
頼りだった?
相談者:
そうですね。そいであの・・1人に、なって。
加藤諦三:
はい
相談者:
とてもあの・・寂しくて。
加藤諦三:
はい
相談者:
そんな時たまたま、あの、出会い系サイト、っていうんですか?
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
そういうのにアクセスして。
加藤諦三:
はい
相談者:
ある方と・・
加藤諦三:
はい
相談者:
お知り合いになりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
その方、あの、高速う、で、来れば、1時間くらいで、来るし。わたしい、よりも、あの・・6歳上の方なんですけどもね。
加藤諦三:
64歳?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
離婚されてて。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、自分の、お母さんと、アパート暮らしをされてるっていう話でした。
加藤諦三:
それホントですか?
相談者:
・・うんーと、わたし、あの、「一度お母さんに」・・「会ってみたい」って言った時に、「そのうちに会わせるよ」っていう、ふうに、言われた事もありますけど。
加藤諦三:
ああー
相談者:
会った事はありません。
ただ、世間知らずな、ものですから・・
加藤諦三:
はい
相談者:
物腰の柔らかい、言い方でもありましたし。
加藤諦三:
はい、はいはい、そうですね。
相談者:
とても、あの、はい、好感ん、が、持てて。
加藤諦三:
持てた?、うん
相談者:
はい。また相手の方も、初めから、そういう、大人の関係っていうよりも、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、「自分も寂しいんで」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「1人が長くて」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「寂しいんで」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「お話、友だちで」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「いいから」っていう、ことだったので、
加藤諦三:
うん
相談者:
悩みましたけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
何度も何度も逆に今度、その方のほうから・・連絡・・して来るようになって。
加藤諦三:
はい
相談者:
「それでは一度、会ってみましょう」っていう事になったんですね。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
はい。実際会ってみましたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
電話で・・話した時と、変わらずホントに紳士的な方で、
加藤諦三:
はい
相談者:
毎週のように、会いに来て・・くれて。
加藤諦三:
はい
相談者:
電話があって、
加藤諦三:
はい
相談者:
2ヶ月くらいは、ホントに食事をしたり、
加藤諦三:
はい
相談者:
カラ、オケを、に行ったりとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう感じ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ホントにわたしは安心した気持ちで・・
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、お付き合いさせてもらっていたんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
・・ある時、突然、
「ちょっと、休憩していこうか?」みたいな・・
加藤諦三:
はい
相談者:
感じになって。
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしあの初めて・・だったんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、モーテルっていうんですか?
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
そういうところ、で休憩しようっていう事になったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、それでその時も・・お風呂も別々に入りましたし、
加藤諦三:
はい
相談者:
ベッドにも入る事もなく、ただ座ってテレビを見て、
加藤諦三:
はい
相談者:
ホントに、休憩っていう感じで、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、その後もこう、ドライブに行ったりとか休みの日にとか・・
加藤諦三:
はい
相談者:
行ったりとかしてたんですけども。
加藤諦三:
そうするとその時にはなんの肉体的な関係もなかったって事ですね、はい
相談者:
はい、その時はなかったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、ただあの・・うん、やっぱりあの、
「休憩、して行こう」とかって・・言って、そういうモーテル、ですか?
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうところに入った時に、やっぱりこう、
「ちょっと、手繋ぐくらいなら、いいだろう?」
加藤諦三:
はい
相談者:
「肩を、抱くくらいならいいだろう?」
加藤諦三:
はい
相談者:
段々こう、エスカレートして行きますよね?
加藤諦三:
はいはい
相談者:
うん、最終的には、やはりあの・・わたしもすっかり、信頼してましたし、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、大人の関係・・になりました。
加藤諦三:
・・あなた自身もお、まあ、求めていたっていう事はあるんでしょうね?
相談者:
・・たぶん、そうなんだと思い、ます。自分ではあの、自覚はしてなかったと思うんですけどもね?
加藤諦三:
ええ、ええ
相談者:
わたしあの主人が初めての、男性でしたし、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・主人以外の・・男性と、そういう関係になったのは初めてだったので。
加藤諦三:
はい
相談者:
それと・・そういう生活ももう、10年以上も、その闘病生活も含めるともう・・15年近くも、
加藤諦三:
はい
相談者:
なかったものですから。
加藤諦三:
はい
相談者:
正直ちょっと、怖いっていう・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
気持ちの方が強かったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
うん、でもあの・・強引な・・
加藤諦三:
はい
相談者:
やり方でもなかったし、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう関係が、4回ほどありました。
加藤諦三:
はい
相談者:
・・その後、連絡が、取れなくなったんです。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
メールも通じませんし、
加藤諦三:
はい
相談者:
固定電話から・・電話を入れても、
加藤諦三:
はい
相談者:
出ない、状態で。
加藤諦三:
はい・・はい
相談者:
折に触れ、こう、毎日ではないんですけど、月に2、3回くらいは、
加藤諦三:
は
相談者:
で、電話を入れてるんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
今もって、なんの連絡もないんです。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
はい・・そうなって段々落ち着いて考えてみたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか・・段々腹が立って来て。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
ただ、弄(もてあそ)ばれて・・世間知らずなわたし・・が、悪いんでしょうけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
騙されたんだなって・・
加藤諦三:
はい
相談者:
気付いたんですね。
加藤諦三:
そうですね、あのお・・
相談者:
はい
加藤諦三:
人が一番、騙されやすい、ってのはどういう状態の時か?っていうと寂しい時ですよね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
やっぱり、世間知らずう、という事で、ご自身も分かってんでしょうけども、出会い系サイトっていうのはそういうもんだっていう・・認識は、あるのはあったわけ?
相談者:
いえ、ありませんでした。
加藤諦三:
あっ・・
相談者:
初めて、あの、それを、使いましたし。
加藤諦三:
ええ
相談者:
まあ、普段、自然に出会いがあれば・・って、望んではいましたけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
なんせあの、女性え、が多い職場でしたので。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、職場内で、あの、不倫ん、関係にある方も、何人か、いらっしゃいましたけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしは、それは望んではいなかったんですよね。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
あくまでも、まあ、離婚された方でもいいし、
加藤諦三:
はい
相談者:
奥様、がお亡くなりになった方でもいいし、
加藤諦三:
はい
相談者:
同じような・・寂しい思いをした者同士が、
加藤諦三:
はい
相談者:
話をしたりする事によってね?
加藤諦三:
うん
相談者:
はい。あの、生きて行く上の活力っていうか・・
加藤諦三:
ま、それはそうですよね。
相談者:
そういうものになればっていう・・
加藤諦三:
それは・・
相談者:
(涙声)気持ちから、
加藤諦三:
ええ
相談者:
のことで・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
かなり、り、あの、相手の方も・・時間を掛けて・・
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう最終的、な、あの、深い、関係、に・・行ったものですから・・
加藤諦三:
はい。で、今日の、相談というのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あれですか?出会い系サイトで、
相談者:
はい
加藤諦三:
知り合った64歳のお、
相談者:
はい
加藤諦三:
男性が許せないと。
相談者:
そうです。
何か・・しらの、ん、わたしは、どうしていいか?分からないんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
何かしらの・・騙した、ことに対して、のね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
なんていうんですか?罰っていうんですか?許せないんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・
相談者:
気が収まらない状態になってしま・・って。
加藤諦三:
はい、はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあのスタジオに弁護士の中川潤先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
相談してみて下さい。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
いい大人になって純粋であるということは、傍から見てると滑稽でもありますね
同年代として出会い系サイトを利用するのは理解できないが、若かろうが歳いっていようが何も言わずに相手の前から音信不通になるって人としてどうかと思う。
中川先生の言う通りもっと酷い奴なんて沢山いるだろうけど、どんな理由にしろ音信不通にする奴って相手に対する思いやりのかけらもないよ。自分の保身しか考えてない。
出会い系サイトに登録してる60代の男なんて、その時点で信用できないけど。
寂しさを男で埋めないようにできるといいですね。
純粋なのか、アホなのか(失礼承知)
世間知らずすぎる。
本人は真剣に悩んでるけど、
聞いてる方からしたら、滑稽そのもの。
まだ、お金を根こそぎとられたり、もっとひどいことにならなかっただけでも、良かったと思わなきゃ。
無知は怖い。
少しは、人生勉強になっただろうか。
うーん、でも相談者、根本的に世間知らずのように思えるから、あんまり納得できてないんじゃないように思える。
その後、音信不通になった男から久々に連絡があり、次のステージに誘導され丸裸にされたりしませんように。
オレオレ詐欺、振り込め詐欺、特殊詐欺にも気をつけて~。
<<若かろうが歳いっていようが何も言わずに
<<相手の前から音信不通になるって人
それがまさしく 出会い系サイト なのではないか。
お互い素性を隠して、最終目的は、アレしかないのでは?
思いやりがない心配より
感染病に感染していないかが
心配なんですけどお母さん・・・。
夫としか付き合ったことが無い人ってたくさんいると思うけど、相談者のような世間一般の男性の感覚がどういうものか知らない人って、結構いるんだろうか。
中川先生のおっしゃるように、男性はよく2か月も我慢したなと思いました。
いい人じゃんと思いましたが。
もしかして、他にも彼女がいっぱいいて、日替わりデートしてたから相談者にもあせることはなかったとか。
あるいは、関係をもつまでのプロセスに興奮するタイプとか。
さよならの一言がほしいですが、この相談者の性格をみて危険なことになると察知して、音信普通の手段をとったのではないでしょうか。
それか、男性が事故で重体とかで連絡ができない状態なのかも。
ちょっと面倒だけど可愛いお母さんだと思った。
相手の人も特別悪いとは思えないし。
今頃孫を相手に幸せにしていてほしい。
中川先生の言い方がキツいからチョット可哀想かも。
坂井先生か大迫先生なら言い方を考えてくれたかも
けど、現実は中川先生の言う通りです。
自分の都合のいい事ばかり、求めてる。
ホント、中川先生の言う通り。
いい歳して、何言っての?
野暮な女。
無知で大人の色気のない女。
この年齢で、この知性。
よく4回も抱けたなと思いました。
自分も寝たかったから、寝たんだろ?
抱いてもらえただけでも、良かったと思ったら?
今後、金も取られず抱いてもらえる事なんか、なかなかないと思いますよ。
何か、浜口京子のイメージがしました。
こんだけ世間知らず通せたんだから亡くなった旦那さんに感謝だわな。 おそらく年齢よりは若く見えるけど鮪だったとか。
まさか食事代とかホテル代とか貢いでたりして。
ここ1 〜2年で、女性に対する男性の発言もずいぶん変わってきたが、ほんの3年前のコメントであっても男尊女卑の気持ちは男性の中に残っていると感じる。
特にこれぐらいの年齢の女性に対しては、
「もうおばあちゃんなんだから自分の老後と孫の心配でもしてな」的な。
なのでこの相談者に対してのコメントが
「抱いてもらっただけでもありがたいと思え。」みたいな発言になるのだと思う。
今の時代だったら炎上になるだろうなぁ。「どこから目線?」とか(笑)(2022年)
そのくせ他の相談に対しては
「まだまだ若いんだから。これから先人生長いし頑張って!」ってどっちだよ。
それも踏まえて、この相談所はあまりにも考えがおめでたいというか無知だと思う。
他のコメントの方がおっしゃるように病気や何かの事件に巻き込まれる危険性がないとも限らない。
心配はそこに絞るものであって、音信不通になった事に怒っていると言う気持ちがズレているんだと思う。
結婚詐欺とかではなさそうなので
普通の失恋ですね。
お金や命やその他生きる上で大切なものを毟り取られたりしなくて良かったじゃないですか。
何らかのペナルティって…発想がぶっ飛んでるなぁと思いました。
そんな事もあるさと開き直った方が生きやすいと思います。