【日曜に読む傑作選】かつての職場に言いたかったことを手紙で伝えたい女
テレフォン人生相談 2013年9月13日 金曜日
【2018年01月07日(日)記事アップ】
発達障害の女性。
職場の先輩から怒鳴られて、言い返せなかったことが心残り。
すでに退職しているが、言いたかったことを手紙に書いて渡そうと思っている。
シリーズものに加えたくてピックアップ。
以下は24歳になった4年後の彼女。
お相手は、ドリ助 & 塩谷弁護士
アタシが落語家に恋してから益々酷くなった学校スタッフのバッシング
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女20歳 祖父87歳 祖母79歳 単身赴任の父55歳 母53歳 4人暮らし
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
あのお、先月末に、あのお、勤めていた・・あの、クリーニングの、工場を、あのお、退職しまして、
今井通子:
はい
相談者:
やり残したことが、
今井通子:
はい
相談者:
あの多くて、今も悔しい気持ちでいっぱいです、なんです。
今井通子:
はい
相談者:
で、今でもその悔しい気持ちを、ズルズル引きずっているんですよ。
今井通子:
はい。これは何?・・えーと、ご自身の意思で退職されたの?
相談者:
あ・・先輩方のスピードが・・
今井通子:
うん
相談者:
合わなくて、
今井通子:
ええ
相談者:
それに付いて行けないのと、
今井通子:
うん
相談者:
あとお、話を聞くあまり、
今井通子:
ええ
相談者:
とお・・ちょっと、頭が混乱しちゃって、
今井通子:
はい
相談者:
その理由で、工場長さんとも話して、
今井通子:
はい
相談者:
あのお・・辞めることになって・・
今井通子:
はい
相談者:
・・で・・
今井通子:
これ、だから、ご自身ん、の、意思で辞めたのね?
相談者:
あ、はい
今井通子:
あ、分かりました。
あなたおいくつ?
相談者:
あのお、二十歳なんです。
今井通子:
二十歳ですう、か。はい
相談者:
はい
今井通子:
で・・まず、じゃあ・・高校を卒業するか、短大?、までいらしたの?
相談者:
あ・・
今井通子:
あ・・
相談者:
高校を卒業して、
今井通子:
はい
相談者:
あの、そのあと・・工場の方へ・・働いて、
今井通子:
高校を卒業してすぐう、
相談者:
はい
今井通子:
クリーニング工場に、働きに、いらした?
相談者:
そうです。
今井通子:
ていうことね?
相談者:
はい
今井通子:
そうすると・・ん、2、2年ぐらいは、は、働いていたわけ?
相談者:
はい
今井通子:
2年間働いていましたが・・で、その先輩たちって、いくつぐらいの人?、もしくは何年ぐらいそこでやってる人たち?
相談者:
えっとお、長くて、50年から、
今井通子:
おお
相談者:
あのお・・10年ぐらいま、で・・
今井通子:
はい
相談者:
10年ぐらい、
今井通子:
はい
相談者:
勤めている・・
今井通子:
人たち?
相談者:
人たちが、いるんですよ。
今井通子:
うん。それで、ずっと、10年も、50年もやって来た人たち・・とはペースが合わなかった?
相談者:
・・はい
今井通子:
ということ?
相談者:
あ、はい
今井通子:
はい
相談者:
あ、あとお、ですね、
今井通子:
うん
相談者:
とお・・やり残したことがまだありまして、
今井通子:
うん
相談者:
・・わたしあの・・言い訳が結構多くて、
今井通子:
ええ
相談者:
結構先輩たちからも、あのお・・
「どうして言い訳が治らないの?」って・・
今井通子:
はい
相談者:
・・毎日言われたんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
それからですね・・と・・営業の方が、あのお、全員男性なんですね。
今井通子:
はい
相談者:
で、そのうちのお・・一人にあのお・・結構怒鳴られちゃって、
今井通子:
はい
相談者:
それで・・困ってたことがあって、
今井通子:
はい
相談者:
・・怒鳴り方が凄く酷かったので、
今井通子:
ええ
相談者:
・・思わず、泣き出しそうになっちゃ・・ったり、
今井通子:
はい
相談者:
・・あと・・自分からも、どうしても・・言い返したかったことがあるんですよ。
今井通子:
はい。それ何?
相談者:
えっと、「黙っててちょうだい」と。
今井通子:
ああ
相談者:
そうゆ・・そう言い返したかったんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
・・結局、言えないまま・・辞めちゃって。
今井通子:
うーん
相談者:
・・はい
今井通子:
「悔しいです」と。
相談者:
はあ・・
今井通子:
そして、その悔しさについて、
相談者:
はい
今井通子:
えー、こちらに対するご質問・・ていうか、ご相談は何?
相談者:
えっと、やり残した気持、ちとか、あと、伝えたい気持ちを、あのお・・あの今度・・
今井通子:
はい
相談者:
あの、お、お礼に言いに行く時に、
今井通子:
うん
相談者:
あの・・その手紙を渡したいんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
・・え・・営業の、人に。
今井通子:
はい
相談者:
・・自分はこう、あ、自分はこういう気持ちでやってた、とか。
今井通子:
うん
相談者:
どうしても言いたかったことがあるんですが、それを言えずに・・え、ん、言えずに退職します(大きく息を吸って)・・はい・・どうしよう(ため息)・・
ちょっとごめんなさい。言葉があまり浮かばないんです。
今井通子:
分かりました。
まずねえ、ちょっと違うこと聞こうかな。
相談者:
はい
今井通子:
あのお・・えーと、あなたはあ・・
相談者:
はい
今井通子:
ご家族は?、お父さんお母さんいらっしゃる?
相談者:
あ、えーと・・(息を吸って)2所帯で、あのお、祖父と祖母と
今井通子:
うん
相談者:
母と、
今井通子:
はい
相談者:
4人で・・暮らしてます。
今井通子:
すと、お爺さまおいくつ?
相談者:
・・あの、87になるんですけど。
今井通子:
おっ・・でお婆さんは?
相談者:
と今・・79
今井通子:
はい。じゃお父さんは?おいくつ?
相談者:
えっとお・・50う、5に・・
今井通子:
55歳?
相談者:
はい
今井通子:
お父さんお仕事何?、会社員?
相談者:
あ・・あ、そうです。あの、単身赴任・・
今井通子:
お父さんは、お、あ、じゃ、単身赴任と。
相談者:
はい
今井通子:
そして、お母さまは?
相談者:
会社員ん、です、普通の。
今井通子:
はい、おいくつ?
相談者:
53歳。
今井通子:
53歳
相談者:
はい
今井通子:
で、あなたご兄弟は?
相談者:
あ、あのお、わたし一人なんです。
今井通子:
あ、一人っ子なのね。
相談者:
・・
今井通子:
まずね、
相談者:
はい
今井通子:
あのお、学校では、
相談者:
はい
今井通子:
どんな子だった?
相談者:
・・あの、ちょっと一ついいですか?
今井通子:
うん
相談者:
えっと、わたしあのお・・発達なんですね。
今井通子:
うん
相談者:
それで、個別級(*)だと、小中学校含めて、
(*)個別支援学級:
教育上、特に支援を必要とする児童、生徒のために設置されたクラス
今井通子:
はい
相談者:
あの個別級にいたんです。
今井通子:
あ、なるほど
相談者:
はい
今井通子:
分かりました。それで、「やり残したことがある」と言っているのは、
相談者:
言い訳を、直せなかったことと、
今井通子:
うん
相談者:
・・あとお、
今井通子:
その営業の男の人?
相談者:
・・に、
今井通子:
に
相談者:
ちょっとお、文句を言いたくて、
今井通子:
そうだねえ
相談者:
た、例えば、
今井通子:
うん
相談者:
「ふざけんな!」とか。
今井通子:
うん
相談者:
・・あー、「黙って」ん、「黙っていて欲しかった」と。
今井通子:
うん
相談者:
そういう、内容ですね。
今井通子:
うん。分かりましたあ・・あ、そのあ、前に、ちょっとちなみに、そうすと、次の就職先はまだ決まってないの?
相談者:
あ・・えっとお、今、
今井通子:
うん
相談者:
それを、控えておりまして、
今井通子:
ええ
相談者:
あの、二日前に、
今井通子:
ええ
相談者:
紹介状も、ハローワークさんからの紹介状を、
今井通子:
うん
相談者:
もらって、
今井通子:
うん
相談者:
でえ・・面接を控えていて、
今井通子:
うん
相談者:
それが来るのを、
今井通子:
うん
相談者:
今・・
今井通子:
待ってるところ?
相談者:
そうです。
今井通子:
うん。分かりました。もうその・・こともやってるわけね?
相談者:
はい
今井通子:
なかなかやるじゃないですか。
相談者:
あっ
今井通子:
うふふ(笑)
相談者:
ありがとうございます。
今井通子:
うん・・ということで、さあ・・どういうお返事が出るでしょうねえ。
えー今日はですね、三石メソード主宰で、作家で翻訳家の三石由起子先生が、えーお答え下さいますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみます。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願いします。
(回答者に交代)
管理人さんのコメント,今日も
面白くて爆笑してしまいました(^.^)
今年も 為になり愉快なコメントを
楽しみにしております♪
お体に気を付けて下さいね★
今年もどうぞよろしくお願いします。
この相談者さんは割と記憶に残っている人ですね。
管理人さんのコメントで、あの時のあの人と同一人物だったのかぁ、と妙に感動することがあります。
シリーズ物これからもピックアップしてくれたら嬉しいです。