自殺未遂の妻が意識不明の中で提示しているもの
(再びパーソナリティ)
勝野洋:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい。
勝野洋:
私も一言よろしいですか?
相談者:
はい。
勝野洋:
奥さんは、意識が無いって、戻らないって言われたかもしれないけど、聞こえてますからね、声が。
相談者:
はい。
勝野洋:
僕も実は経験があるんですが、父親が意識なくなって、ほんとにあの、マイナーな言葉を全部やめてもらったんですよ、集中治療室で。
相談者:
ああ。
勝野洋:
一切、あ、もうだめとか、泣くことを一切やめてもらって、
相談者:
ええ。
勝野洋:
明るい話とか、好きな音楽とか、
相談者:
はい。
勝野洋:
そういうのをかけたんですよ、ずうと、
相談者:
ああ。
勝野洋:
そしたら、意識戻りましたからね。
相談者:
あ、
勝野洋:
諦めたときに、その、すべてが終わります。
相談者:
あ、分かりました。
勝野洋:
絶対、その気持がね、お子さんたちにも伝わっていきますから。
お父さん、中心になって。
相談者:
はい。
勝野洋:
お母さんと娘さんたちを守ってくださいよ。
相談者:
はい。
分かりました。
勝野洋:
ね、自信持ってください。
相談者:
はい、どうもありがとうございました。
(内容ここまで)
自殺。
ウツ病が行き着く最悪のケースですね。
真面目で責任感の強い人がかかりやすいといいますが、この人の妻もそういうタイプでしょうか。
ずるがしこい人間もいますので一概には言えないのですが、十分に責任を自覚している人をさらに糾弾することは良しとしません。
人の過ちに寛容でありたいものです。