（回答者に交代）

大迫恵美子：
ま、大変ですねえ。

相談者：
はい

大迫恵美子：
親御さんのねえ、介護でも大変なのにい、

相談者：
はい

大迫恵美子：
まあ、ご兄弟だと、益々・・気持ちの負担が大変ですよね。

相談者：
そうです・・わたしもあの、同居してたので、

大迫恵美子：
ええ

相談者：
順番にい、主人の方のお父さんも、お母さんも見てきたんですけど、やっと、終わったと思ったらあ、兄弟で、こんなことになるって（泣）、思ってなくってですね、

大迫恵美子：
そうですねえ・・

相談者：
ええ、ええ

大迫恵美子：
あのお、まあ、確かにね、親族には、それぞれ、扶養とかね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
それから、相互扶助だとか、

相談者：
はい

大迫恵美子：
そういう、あのお、ま、抽象的にですけど、法律上の、あの、義務がありますから、

相談者：
はい

大迫恵美子：
まあ、ご長男だって当然にね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
看なくちゃいけないと。
いうことですねよね。

相談者：
ええ

大迫恵美子：
もちろんね、それぞれの、ご家庭の、それぞれの、ま、収入だとか、

相談者：
はい

大迫恵美子：
それから、もちろん、係り、がありますので、

相談者：
はい

大迫恵美子：
どこまで出来るかっていう問題が、つきまとう話にはなっちゃうんですけど。

相談者：
はい

大迫恵美子：
おそらくね、今、そのお、あなたから見て、歯がゆい、お兄さん、ご夫婦のね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
対応振りっていうのは、

相談者：
はい

大迫恵美子：
やっぱり、近くで、見ていないのでね、

相談者：
そうですねえ・・

大迫恵美子：
気づかないっていう・・

相談者：
ええ、ええ

大迫恵美子：
で、まあ、薄々はね、
「どうなんだろう？、なんかしなくちゃいけないかもしれないな」
と思っていても、

相談者：
はい

大迫恵美子：
ま、具体的に、自分の方から、「やるわ」、って言っちゃうと、

相談者：
はい

大迫恵美子：
「じゃ、やって」、って、

相談者：
んー

大迫恵美子：
話になってしまうので、

相談者：
うーん・・

大迫恵美子：
まだあ、まだ、大丈夫かな？、まだ大丈夫かな？、と思って様子見てると。

相談者：
そうですね・・はい

大迫恵美子：
いう、ぐらいの感じ、なんじゃないかと思いますよ。

相談者：
はい

大迫恵美子：
だから、まあ、ある点、ではね、はっきりと、そのお、ドライに、数字を出した方がね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
そこは、あのお、わだかまりがなくなるってこともあるかもしれませんよね？

相談者：
あー、はい。
それであの、数字といえば、

大迫恵美子：
はい

相談者：
真ん中の・・兄は、あの、家を持っておりまして、

大迫恵美子：
はい

相談者：
その、処分するときにですね、

大迫恵美子：
ええ

相談者：
ローンの方が大きかったもんですから、

大迫恵美子：
はい

相談者：
１００万、兄に借りてしまったんですね。

大迫恵美子：
はい

相談者：
でえ、それを返せ、返せと、今でも言うんですねえ。
それぐらいは、あのお、わたしが何回も、駆けつけてえ、泊り掛けで、色んなことやってきたのでえ、その辺許してもらえないか？、とか、思ったりもするんですけど、未だに、返さないの？っていうふうに、言ってくるんでえ・・そんなんでも、

大迫恵美子：
え、それは、誰に返さないの？って言ってくるんですか？

相談者：
返せ、って、あのお、兄の方にですね。

大迫恵美子：
次男の方にですか？

相談者：
長男が、貸してあるので、次男から、も、返せって言ってくるんですね、わたしの方に。

大迫恵美子：
それは、あのお、次男の方・・には財産があると思ってるっていうことですか？

相談者：
財産は無いって説明してるんですけど、

大迫恵美子：
はい

相談者：
ま、そんな障害年金とか、その中から返せって言ってくるんです。

大迫恵美子：
ふーん

相談者：
それでも、あのお、色んな、お金、要るんですけど、引越し代とか、部屋代とか、オムツ代とか、要るんですけど、その中から、でも、今でも言ってきますねえ。

大迫恵美子：
うん、あのお、

相談者：
で、こっちのお、負担してる面、たくさんあるんだよ、って説明するんですけどお、

大迫恵美子：
ええ

相談者：
ええ。

大迫恵美子：
あの、その辺りね、少し、そのお、まあ、あなたの方も面倒でしょうけど、

相談者：
はい

大迫恵美子：
家計の収支みたいなものをつけてね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
次男の方にこれだけお金が必要で、でえ、まあ、年金で入ってくるものはこれだけで、みたいなね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
そういうのが、客観的な数字があると、理解してもらえるってことはないんですかあ？

相談者：
あー、そうですね、口では、説明するんですけどお、

大迫恵美子：
うん、だから、あれも、こういうのが一杯掛かるのよ、みたいな話ではね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
納得してないんじゃないですか？

相談者：
ええ、ええ、ええ

大迫恵美子：
それと、その、たぶん、家を売ったお金がね、あったんだと思っていて、
でえ、それが、まあ、要するに、あなたの方で、次男の方のために使ったと、思って、いてね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
その辺りは、まあ、うまく、こう、お金が按配されて、自分の借金だけは、未清算になってるんじゃないかとかね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
そんなような誤解があってね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
例えば、返せって言えば、返してもらえるものだと思っている、つまり、たくさん年金もらってんじゃないかとかね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
そんな、誤解があるんじゃないですかね？

相談者：
あー、そうですねえ。

大迫恵美子：
その家を始末したときに、その、お兄さんから借りて払ったのは、失敗しましたね。

相談者：
あー、はい

大迫恵美子：
返しきれないんだったら、破産とかをするべきでしたね。

相談者：
あー・・そうですか、はい

大迫恵美子：
ええ。
金融機関であれば、それはね、あの、例えば破産とか、すれば、税金で償却するとかっていう、

相談者：
あー

大迫恵美子：
その、会計上の処理の、方法があったわけですけど、

相談者：
そうですか、はい

大迫恵美子：
お兄さんの方だと、そらあ、１００万円返してもらいたいと。

相談者：
はい

大迫恵美子：
ずうっと、思ってるっていうことは、あり得ますよね？

相談者：
はい

大迫恵美子：
だから、ちょっと、そのお、処理は、失敗したなあ、と思いますけど、

相談者：
はい

大迫恵美子：
でも、まあ、お兄さんには、もうね、その入ってくるお金の中から返していくことなんか出来ないと、いうことが、

相談者：
ええ、ええ

大迫恵美子：
分かるように、

相談者：
はい

大迫恵美子：
それは、やっぱり、家計の状況のようなものをキチンとつけてね、

相談者：
目に見えるものを、つけて・・

大迫恵美子：
はい。
で、これだけ持ち出しになってるよ、っていうことをね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
あの、言わないと、

相談者：
はい

大迫恵美子：
うん、要するに、その、次男の方と、あなたとが一体になって、なんか、お金を、こう、ウヤムヤにしてるっていうふうに誤解してるんじゃないですかね。

相談者：
あー、はい。

大迫恵美子：
あの、一応ね、そのお、苦労掛けてるとかって、言ってくれたりね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
その、様々な何かが、ある・・ん、ま、態度、からしてね、自分は面倒看なくちゃいけないんだけど、まあ、お願いしてるよ、っていうような、感じ、でえ、接してくださるんならばあ、

相談者：
はい

大迫恵美子：
実態がちゃんと分かれば、そんな無茶なことは言わないんじゃないかなあ、というふうに、

相談者：
ええ

大迫恵美子：
思うんですけどね。
で、遠くに離れて見ていないということもあるので、

相談者：
ええ

大迫恵美子：
あなたがどれだけえ、実際には大変なのかっていうことが、ちゃんと伝わってないんだと思いますよね。

相談者：
ええ、ええ

大迫恵美子：
むしろ、あなたの方がね、あの、実際に、現場が分かってるわけですからあ、

相談者：
はい

大迫恵美子：
こういうことで、お金がこれだけ掛かるから、お兄さんが半分とかね、あるいは、まあ、

相談者：
はい

大迫恵美子：
あなたが労働力も提供してるので、

相談者：
はい

大迫恵美子：
お兄さんが６割とか７割とか、もう、勝手に割り付けてね、

相談者：
そうですねえ。

大迫恵美子：
それで、あの、これで払ってちょうだいと。

相談者：
はい

大迫恵美子：
で、その、段階で、こんなに払えないとか、これは多いじゃないかとかっていうね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
あの、議論に、なるわけでえ、

相談者：
はい

大迫恵美子：
ちょっとね、そこでこじれそうだと思ったらね、

相談者：
ええ

大迫恵美子：
調停っていう方法が、ありますのでえ、

相談者：
はい

大迫恵美子：
家庭裁判所の調停でね、その次男の方の扶養について、ま、親族関係の調整っていう、ような名前の調停がありますので、

相談者：
ああ、そうですか。

大迫恵美子：
ええ、この次男の方の、扶養についてね、話し合いたいと。

相談者：
はい

大迫恵美子：
で、その感情的なこと、言う、のは、まったく、意味が無いのでね、

相談者：
ええ、ええ

大迫恵美子：
だってえ、それ、ご兄弟の間で、ご兄弟を面倒看る話ですから、どう考えても、そのお、負担を半分づつ、っていうのがね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
もう、最初から、分かりきったことでしょう？

相談者：
あ、そうですか、あるんですよね？

大迫恵美子：
もちろんあります。
兄弟ですからね。

相談者：
そうですね。

大迫恵美子：
だから、もう一人いれば三分の一づつになるし、

相談者：
あ、そおなんですね。

大迫恵美子：
もっといれば四分の一づつになるし、

相談者：
あ、はい

大迫恵美子：
単純には、そういうものですから、

相談者：
ええ

大迫恵美子：
ただ、その中で、その、それぞれの家庭の事情があってね、

相談者：
はい

大迫恵美子：
こちらの、お家はお金に余裕があるし、こちらは、もう、大変だしっていうようなことがあるとね、

相談者：
ええ

大迫恵美子：
譲り合って、じゃあ、こちら、が多めに払うとか、ね、

相談者：
あ、はい

大迫恵美子：
こちらは、労働力、近い、くにいるから、提供するとか、

相談者：
はい

大迫恵美子：
そういうふうに調整するものですけどお、

相談者：
あ、そうなんですか、はい。

大迫恵美子：
もう、この関係ではね、

相談者：
ええ

大迫恵美子：
お兄さんにお金出してもらって、あなたが直接の面倒看るっていうふうにするしかないでしょ？

相談者：
そうですね、わたしもそれが、いいと、も、考えてるんですけどお、

大迫恵美子：
ええ

相談者：
ええ

大迫恵美子：
だから、そういう、あの、基本的な、枠の中で、じゃあ、いくらお金出すんだっていう話をね、調停で、するだけですから、

相談者：
はい

大迫恵美子：
で、そのお、いくら出すのが正しいかは、いくら掛かるかっていうことと関係があるのでね、

相談者：
ええ、ええ

大迫恵美子：
そこは、あの、あなたの資料出すしかないですよ。

相談者：
ああ、はい

大迫恵美子：
で、なるだけ、そのお、ああ言ったとかね、昔、こうだったとかっていう話は抜いてしまってえ、

相談者：
はい

大迫恵美子：
取り決めだけ、ささっと、事務的に、終えてしまうのが、

相談者：
ああ

大迫恵美子：
一番こじらせない原因だと思いますよ。

相談者：
ああ、はい、分かりました。

（再びパーソナリティ）