離婚した38歳が迷う。住宅ローン滞納親との同居と夫姓か旧姓か
(内容ここまで)
こりゃ迷うね、相談者じゃなくても。
いや、もちろん姓の変更じゃなく、同居。
同居することでローン完済の可能性は高まる。
戸建にも住めるし、ローンを完済出来れば遺産も残る。
もし、完済出来なくたって、その時点でアパートに移ればいいだけ。
なんのリスクもない。
滞納と身内への借金さえ無ければね。
親父って、何年か前からは、年金収入も得てるじゃん。
これ無しでも、やってこれたわけだから、相当楽になってるはずなんだけど。
あと10万そこいらのローン(*)を捻出すればいいだけのに、それすら残せない商売なんだな。
夫婦2人で。
(*): 滞納5ヶ月で数十万とか言ってたので。
高校生のバイトに負けてるっつうの。
滞納5ヶ月ねえ・・
通常、ていうか、都銀なんかの場合だと、もう、とっくに代位弁済と言って、保険会社がローンの清算を済ましてしまってる時期だ。
こうなると、契約者が選べるのは一括返済か、競売。
当然、競売を選ぶしかない。
親父さんも、この一歩手前のはず。
明日の銀行との話し合いは、きっと、その最後通告だ。
しかし、競売されようが、借金は残る。
だって、住宅ローンの前半なんて、利息分を払ってるようなもんだから。
しかも、物件的にも、売り難い店舗付きの特別仕様だし。
ということで、手続きの最後は、自己破産。
これでローンばかりか、身内からの借金も踏み倒すことになる。(*)
(*)身内からの借金も踏み倒す:
破産処理では全ての債権者を平等に扱わないといけない。
ローンが免除されるのに身内には返済する、なんてことは許されない。
身内に恨まれ、
2人の娘にすら愛想尽かされ、
終の棲家(ついのすみか)は、安アパートだ。
これが、
見栄っ張りで、
身の程知らずの独立志向の男が、
45歳で35年ローン(*)を組んだ結末。
ま、どこにでも転がってる話だけど。
(*)45歳で35年ローン:
相談者がバブル時に建てたとか言ってたので。
現在2015年 + ローン残12年 - 35年 = 1992年
もうバブル崩壊は始まってたんだけど、まだギリでバブルの余韻が残ってたとき。
不動産を取得するタイミングとしては最悪だった。