自己破産は地方と都会で違う。130万が返せない60歳
テレフォン人生相談
2015年5月9日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 男60歳 妻57歳 長男29歳 長女25歳 妻と長女と実父と4人暮らし
今日の一言: 逆境は最高の学校です。
(年齢、家族構成のやり取りは省略)
加藤諦三:
で、どんな相談ですか?
相談者:
自分の借金の問題でですね、
加藤諦三:
あ、あなた自身の借金ね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい。
どのくらいあるんですか?
相談者:
全部で130くらいですね。
加藤諦三:
130万。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その借金を、奥さんは、あなたが借金してることを知ってるわけ?
相談者:
薄々は、感じてますかね。
加藤諦三:
はっきりは言ってない・・薄々、感じてるということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは、なんか、その、家族で、お金が要って、借金したというんではなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
家族、のこととは関係なく、奥さんのこととは関係なく、あなたが借金をしたということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、それ、どれくらい前の話ですか?
相談者:
◆△%&■◎@#借りたのが、3年くらい前ですかね。
加藤諦三:
3年前に、一番最初借りたのが、いくらですか?
相談者:
50を借りたんですよね。
加藤諦三:
50。
その50万、何に使ったんですか?
相談者:
まあ、色々とですね、遊びとかですねえ、もお、仕事がなくて、家に居てもムシャクシャしてもう、パチンコに行ったりい、するのにですね、◆△%&■◎@#×。
加藤諦三:
パチンコに行っても、思うように儲からない。
相談者:
はあい
加藤諦三:
損することばっかり
相談者:
◆△%&積み重ねにですねえ、
加藤諦三:
うーん。
だけど、面白くないからってパチンコ行ってえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
だからといって、ギャンブル依存症になったわけでは無いんですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
やらないときには、やらないでいられるわけね?
相談者:
ですね。
借りるとこあれば、やる・・かも、しれんですよね。
加藤諦三:
あ、もう、要するに、130万までいって、も、それ以上借りるとこがなくなったっていうこと?
相談者:
そんな感じですよね、もう。
加藤諦三:
そうすると、この130万・・どんどん増えていくの?
相談者:
いや、それがですねえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
金融機関は・・もう、2年半前なんですけどもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
あとの個人の方は、まだ半年くらい前なんですよね。
加藤諦三:
そうすると、何?、金融機関から借りたのと、個人の・・例えば友だちなら友だちからも借りたのと、
相談者:
はい
加藤諦三:
合わせて130万ということね?
相談者:
はいです。
加藤諦三:
で、個人というのは、どういう人ですか?、親戚とか、友だちとか。
相談者:
友だち・・友だち・・一人は、もう、老人なんですよね、70・・5かな。
加藤諦三:
うーん・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、その人たち・・からは、借金返してくれ、って言われてんの?
相談者:
いや、一応、もう、3ヵ月くらい前に、返す予定で借りたんですけど、借用書、書いて。
加藤諦三:
もう、あの、
相談者:
はい
加藤諦三:
借用書、書いて返す予定で、って、返せる当てはあったんですか?
相談者:
自分の持ってるもの、ちょっとお、売ろうと思ったんですけどもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
それも、途中で、もう、パーになってですよ。
加藤諦三:
売れない・・
いや、例えば、売ろうと思ったの・・どんなもの売ろうと思ったの?
相談者:
えっと、一応、船ですよね。
加藤諦三:
船?
相談者:
船外機があったもんですから、それを、売ろうと思ってえ、
加藤諦三:
船ということは、あなた・・あれですか?
相談者:
趣味
加藤諦三:
遊びの船じゃなくて、仕事の船ですね?
相談者:
いや、趣味の、やつが、あったんですが、
加藤諦三:
あ、趣味の船?
あ、そうですか。
相談者:
あ、もう、4年ぐらい寝かしてるやつがあったんですよ。
加藤諦三:
だけど、この船を買えるってことは、
相談者:
はい
加藤諦三:
仕事じゃなくて、趣味でね、
相談者:
はい
加藤諦三:
お金、かなり、自由になってたんでしょ?、あなた。
相談者:
それは、もう、自分で金出して買ったやつじゃないんですよ。
加藤諦三:
なに、買ったんじゃなくてもね、
相談者:
はい
加藤諦三:
船を持ってれば維持費かかりますでしょ?
相談者:
いいや、それは、もう、維持費がほとんどゼロで、自分とこへ持って帰るからですよ。
加藤諦三:
分かりました。
そうすると、船を持ってたっていうのを聞いて、
相談者:
はい
加藤諦三:
結構、そのお、借金する前は、お金周りが良かったと、思ったんですけど、そういうわけではないのね?
相談者:
はい
加藤諦三:
分かりました。
それで、その130万で、
相談者:
はい
加藤諦三:
ま、友だちから、借りた・・のは、別として、
相談者:
はい
加藤諦三:
金融機関から借りたって、やっぱり、利子が付くでしょ?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
で、どんどん増えていかないの?、この借金は。
相談者:
増えていきますよね。
え、でも、今、約2ヶ月前から、払うしかないんですよね。
加藤諦三:
2ヶ月前から払ってないと。
それでえ、今日の相談っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
その、奥さんには言っていないと。
相談者:
んん、まあ、言ってないんですけども、1回だけ、あの、督促状見たんですよね。
加藤諦三:
あ、奥さんが?
相談者:
うん、去年・・だったですかね。
加藤諦三:
じゃ、薄々知ってんじゃなくて、ちゃんと知ってんじゃないですか。
相談者:
だから、一箇所は、もう知ってるっちゅう感じですよね。
加藤諦三:
うん、ま、一箇所あれば、なんか色んなとこに借金してるくらいは、思うだろうね。
相談者:
他にもしてるんじゃないかなあ、と思ってるでしょうね。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、今は、60歳で働いてんの?
相談者:
自営業で、今・・ですね。
加藤諦三:
自営業だったらね、
相談者:
はい
加藤諦三:
頑張ってえ、
相談者:
うん
加藤諦三:
仕事の時間を長くしたり、色んな工夫で、収入を増やすことは出来るんですか?
相談者:
なかなかですね、それがですね、もう、難しいですよね。
加藤諦三:
分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、あなたの今日の相談っていうのは、その130万、借金して、仕事・・は、してるけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
そんな、儲かるわけではないと、自営が。
相談者:
はい。
自分でもお、去年までは、バイトに行ってたんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
自営業が昼間だから、夜は、バイトに行きよった・・
加藤諦三:
あ、夜も。
相談者:
行ってたもんですから。
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、それが、ちょっと、もう、バイトも無くなったもんですから。
今年なんかもう、月に1回言ってくるか、2ヶ月に1回・・ここ2ヶ月くらい、言ってきてないんですよね。
加藤諦三:
うーん・・
相談者:
あるときは、去年までは、もう、週に2、3回行きよったんですよ。
加藤諦三:
ということは、
相談者:
はい
加藤諦三:
結構、大変だね。
昼は昼で働いて、夜は夜で働いているわけだ。
相談者:
はい
加藤諦三:
ま、毎日じゃないけどね。
相談者:
なんとか自分で頑張って返そうと思って、やってきたんですけどね。
加藤諦三:
はい。
それで、今日のあなたの相談というのは、そうすると、どういうことになるかな・・そういう形で、
相談者:
はい
加藤諦三:
今130万返す当てのない、
相談者:
はい、もう、
加藤諦三:
借金があると。
相談者:
はい
加藤諦三:
返さなければならない借金で、あなたも返さなければならないということを知っていると。
相談者:
はい
加藤諦三:
ほいで、返そうと思うけど、返せないと。
相談者:
はい
加藤諦三:
どうしましょう?ってことね?
相談者:
はい
(回答者に交代)