キャッシング に関連する悩み相談
キャッシングは、融資の一種であり、借り手から言えば借金の一種。
キャッシングの原語はcashingであり、和製英語ではなく、「現金化」と和訳されるれっきとした英単語ではあるものの、日本語でキャッシングと言った場合は限定された意味を持つ。
ほとんどの場合、それは、クレジット会社が提供する個人向けの無担保・少額融資という意味である。
クレジット会社がクレジットカードに融資機能を付加したサービスを提供するあたり、キャッシングという名前を使ったのが始まり。
クレジットカードの入会時、あるいはクレジットカードにキャッシングサービスを付加する時にショッピング枠と同様、個人の属性や利用実績に応じて、キャッシング枠が設定される。
あとは、その枠内であれば、ATMを使っていつでも簡単に、銀行預金を下ろす感覚で借金ができ、傍目からも、預金を下ろすのと区別はつかない。
返済方法はショッピングと同様、翌月一回払い、分割払い、あるいはリボ払い等が選べ、銀行から引き落とされる。
金利は融資金額に応じて、利息制限法上限の15%~20%未満で設定される。
キャッシングは貸金業法における総量規制の対象であり、全社含めて、年収の三分の一を超える融資を受けることができない。
このため、キャッシング・サービスの利用開始にあたっては、収入証明書の提出が必須である。
つまり、収入のない人はキャッシングを利用できないのだが、主婦や学生に対しては、夫、あるいは父親の収入による家族カードを発行し、利用できるようにしている。
また、総量規制は1社単独の規制ではないため、キャッシングの利用状況については貸金業者間で共有できるようになっている。
キャッシングは手軽に利用できるが、そもそも現金が必要な場合は銀行に残高があればキャッシングする必要はない。
クレジットカードのショッピング機能については現金代わりという大きなメリットがあるが、キャッシングにはそのようなメリットはない。
つまりキャッシングは、手持ち資金のない人が、給与、賞与、バイト代など、将来の現金収入を当てにして利用するの大半である。
このため、安易に利用を重ねると、返してから、またすぐにキャッシングするという自転車操業に陥る。