マザコン夫の暴言。離婚の準備の進め方
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい、すいません、お願いします。
大迫恵美子:
はい、こんにちは
相談者:
はい
大迫恵美子:
このね、3年前のご実家のお母さんが亡くなる前。
相談者:
はい
大迫恵美子:
その前に何か、そのお、ご主人の方からね、やっぱり暴言みたいなものはあったんですか?
相談者:
割と、暴言は吐く、人でえ、言葉の暴力っていうんですか、威圧感は、毎日ってわけではないんですけれども、喧嘩すると、威圧感を与えられるような、ことはいつも言われてはいました。
大迫恵美子:
うーん、それは、例えばどんな言葉ですか?
相談者:
例えば、お爺ちゃんが亡くなったとき、
「お前が来たからお爺ちゃんが死んだんだ」
とかあ、
大迫恵美子:
ああ
相談者:
妹さんが離婚したとき、
「お前が居るから帰ってこれないんだ」
とか、
「出てけ」
とかは、よく言われますね、なんか。
大迫恵美子:
うーん、それは、その、喧嘩したときに言うってことなんですか?
相談者:
ええ、そうですね。
大迫恵美子:
まあ、喧嘩をして、その後、まあ、気持ちが治まるとしますよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうときの態度はどんな感じなんですか?
相談者:
普通の状態ですね。
大迫恵美子:
あのお、謝るとかね、
相談者:
あ、謝ることはしないです。
大迫恵美子:
ああ
相談者:
仲直りするってわけではなくて、お互い、もう諦めの気持ちで、それで普通になっていくって感じですね。いつも
大迫恵美子:
例えば、過去にね、そのお、あなたの何か失敗とかが、ま、割合、大きな失敗があってね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そのことで、ずうっとその、まあ、恨んでるとか、嫌ってるとか、思い当たるような原因とかあるんですか?
相談者:
どうなんでしょう?
大迫恵美子:
特に無い。
大迫恵美子:
結婚してからは、そんな、こともないんですけど
大迫恵美子:
ああ
相談者:
本人が思ってるかもしれないですけど、わたしは何をやったって記憶もないんですけれども
大迫恵美子:
あの、特に、ご主人が繰り返し繰り返しあなたを非難するような、エピソードっていうのは、ないんですか?
相談者:
そうですねえ
大迫恵美子:
ああ
そうすると、ただ機嫌が悪いと、いうぐらいしか思い当たることはないってことですかね?
相談者:
そうですえ
大迫恵美子:
ああ
あの、お金のね、話が、揉め事になってるみたいですけど
相談者:
ええ
大迫恵美子:
今の、ご主人のお仕事ってのは、何か、自営かなんかなんですか?
相談者:
あ、会社員です。
大迫恵美子:
ああ、そうですか
ま、ご両親と一緒にお住いのようですけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ご両親・・の資産をね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ま、例えばお家だとか、そういうことを、受け継いで、住んでるってことはあるんですか?
相談者:
いや、ただ、同居をしてるという状態ですけど
大迫恵美子:
あの、元々、ご主人が建てたお家なんですか?
相談者:
いや、親が建てた家です。
大迫恵美子:
ああ
ま、そうするとお家はご両親の資産、なんですね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ふうん
あのお、それ以外にそのご両親から、何か受け継いでね、ほんとだったら夫婦だけで作らなきゃいけないものを、ご両親と一緒だから、恩恵があるみたいなものってあるんですか?
相談者:
別にないです。
大迫恵美子:
じゃ、逆にね、そのご両親といるために、ま、掛かる経済的な負担についてね、
相談者:
ええ、ええ
大迫恵美子:
あの、非常に苦しんでるとか、辛いとかってことはあるんですか?
相談者:
生活費は少しは入れてもらいますけど、あとはわたしたちが、なんとかやってる状態ですね。
大迫恵美子:
なんか、そのことで、例えばあなたが、ついね、ご両親と一緒だから生活が苦しいわ、とかね、
相談者:
あー
大迫恵美子:
なんか、そういうことつい、言っちゃうとか、そういうことはありますか?
相談者:
ちょっと愚痴めいたことは親に対しての愚痴は、言ったりはして、いますね、そう言われれば。
大迫恵美子:
ご主人の言葉の暴力っていう言い方はね、この頃、非常に多い、離婚の原因ですよね。
相談者:
そうなんですか・・
大迫恵美子:
ええ
で、まあ、あの、大昔はね、ま、あなたや、わたしの母とか、祖母、ぐらいの年代は、そういうのはみんなきっと我慢してきたんでしょうけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
今は、そういうことは、我慢しなくてもいいというふうにみんなが思ってますので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
やっぱり、離婚事件に発展していくことが多いですよねえ
相談者:
はい
大迫恵美子:
でえ、ま、あのお、ただ、現実問題としては、離婚するかどうかはね、ま、苦しいお立場で、分かりますけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
やっぱし、損得勘定の働くものなのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなた自身の今後の、生活ってことを考えながら、決断しなきゃいけないことですよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、サラリーマンだそうですから、ご主人がね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたと結婚してから作った財産は、これは、まあ、潜在的には共有だというふうに考えられるのでえ、
相談者:
はい
大迫恵美子:
離婚のときに半分貰えると
相談者:
はい
大迫恵美子:
これは、まあ、大雑把な話ですけどね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、だいたい半分半分だと
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうのが、考え方なんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ですから、あなたがそのお、離婚して、家を出るときにね、何を貰えるのか?っていうことは、半分半分の目当てになるものをね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
相手がどのくらい持ってるのか?っていうことなんですけど
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そこはちゃんとあなたの方で見据えてますか?
相談者:
ちょっと見据えてないですね
大迫恵美子:
どのくらいむこうの名義で、預貯金あるかとかも知らないんですか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
全然教えてもらえないの?
相談者:
わたしもパートをやってるもんですから、足りない分はわたしが出して生活してるって感じで、生活費として、いくらか貰ってるって感じですね。
大迫恵美子:
お給料いくらもらってるか知らないんですか?
相談者:
はっきりは、ちょっと分からない・・
大迫恵美子:
あの、振込みの口座とか見たことないの?
相談者:
ないですね。
大迫恵美子:
そらそういうの、お前なんか見せないぞって、そういう態度だから怖くて見られないってことですか?
相談者:
そうですね。
俺のお金は俺のもんだって、いうタイプの人なので、
大迫恵美子:
ああ
相談者:
人のお金っていう感覚がありますね。
大迫恵美子:
ま、ほんとに離婚考えてるんだとしたらね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そのあたりの調査は、ある程度シビアにした方がいいですよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
例えば、まあ、預金通帳しっかり肌身離さず持っていて、見せてくれないにしてもね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
どこの銀行から通知が来てるとかね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
郵便物なんかを見ながら、
相談者:
はい、分かりました。
大迫恵美子:
で、中身いくらもってるのか?、まで正確に分からなくても、
相談者:
はい
大迫恵美子:
とにかくあそことあそこにあるはずだっていうところだけはきちっと押さえておきたいですよね。
相談者:
はい、分かりました。
大迫恵美子:
それから、そのお、例えば、あのお、証券会社でね、何か運用してないか?とか、あるいは、何かその、趣味でね、結構価値のあるものを買い集めてないか?とか、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうそのお、目ぼしい(笑)感じをね、見つけておかないといけないですよねえ。
そして、ざあっとあなたの方でね、まあ、あそこと、あそこと、あそこのものを押さえるとだいたいこの人の資産は全部分かるんじゃないかな、というようなことぐらいを考えた上で、いくらぐらい貰えるのか?っていうこと・・
ま、当てにしてた程無かったとかっていうようなこともあるのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
なんとも言えませんけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
何か貰うものがあるとしたら、そういうものがあるんだということが分かった上で、弁護士に相談するなりなんなりしないとね。
相談者:
分かりました。
大迫恵美子:
はい
あの、逆にあなたの名前の預金も半分取られちゃうんですよ。
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
だから、そこは考えておかないといけないのと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あと、財産分与のほかにね、その、暴言によって、ま、離婚に至っちゃうってことだとね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、慰謝料、少し上乗せしてもらえるのかどうか?、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そのあたりはあんまり過大に考えてもね、ダメですけどね。
相談者:
分かりました。
大迫恵美子:
あとお、年金分割ですよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、そういうふうに考え付くようなことをね、あの、持ってる財産半分もらうという方向で考えて、
相談者:
はい
大原敬子:
それから、ま、慰謝料、がもらえるのか?、上乗せしてもらえるのか?、とかね。
それは、ま、どんな暴言をね、どんな頻度で、どのくらい繰り返しされてるのか?とかね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうことによりますので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうことを例えばきちんと、その、うろ覚えじゃなくて、今日も言われましたみたなことをね、ま、家計簿の隅っこに書いておくとか、
相談者:
あ、分かりました。
大迫恵美子:
そういうことでね、準備して、弁護士に相談して、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そして、嫌だって言われれば、調停ですよね。
その嫌だって言う中には、離婚はいいけど、一銭もやらないっていうのも、嫌だっていう意味ですから、
相談者:
たぶんそうですね。
大迫恵美子:
それは、ま、調停で、財産分与のことも話し合わなきゃいけないのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そうすると、ま、裁判所で、調停をするときに、あそことあそことあそこに預金があるはずだと言うと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それ出しなさいって裁判所に言ってもらえますので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そうすると、あ、いくら持ってるってことが分かりますのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、そういうことじゃないかと思いますよ
相談者:
はい、分かりました。
大迫恵美子:
手続きとしては。
相談者:
はい
大迫恵美子:
でも、ま、何度も言いますけど、非常にね、あの、あたしの祖母や、母の代には我慢してたことも、
相談者:
はい
大迫恵美子:
今は我慢しないと、いう時代なのでね、あなたが我慢しなきゃいけないということはないんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そうはいっても離婚することはね、女の人にとってはとても大変なことです。
離婚しちゃうと、ご主人の扶養家族だった人がね、自分で食べていく方法考えないといけないですよね。
相談者:
はい、分かりました。
大迫恵美子:
だからご自分で、今後何が出来るのか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、そういう、ま、たぶん、苦しい、大変な将来も考えながらね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それでも自分の人生をどうするのが一番幸せか?と、いうことなんだと思うんです。
相談者:
はい、分かりました
大迫恵美子:
ほんとに弁護士の立場としてね、申し上げたいことは、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、離婚はそう簡単なことじゃないです。
離婚してからの生活は簡単なことじゃないです。
だから、そこはほんとにご自分の人生ですから真剣に考え抜いてね、それから決断してくださいね。
相談者:
分かりました。
大迫恵美子:
はい
(再びパーソナリティ)