（内容ここまで。次は管理人コメント）

生活保護の不正受給をたくらむ相談者

 

相談者はなにか？
遺産金を手にして、生活保護を停止しようとでも考えてんのか？

んなわけはない。

「トンビに油揚げさらわれたみたいな気持ちになってるんですよね」

こんなこと言うぐらいだもん。
そんな殊勝なことを考えてるわけがない。

 

生活保護費は今のまま、プラス遺産金が欲しい。

これが相談者の考えていることだ。

兄嫁から今さら遺産金を分けてもらうなんて１００％無理だとは思うけど、それは置いといて。
相談者は生活保護の不正受給をたくらんでいることになる。

 

生活保護の受給者には、収入が有ろうと無かろうと、毎月、収入申告書の提出が義務付けられている。

アルバイトや、臨時収入があれば、その分、生活保護費の調整がなされるわけだ。

これが、生活保護の受給者に「働いたら損」と思わせることになり、抜け出せなくなる要因にもなっている。

 

もし、１００万単位の遺産金が入れば、当然、生活保護はストップだ。

つまり、、相談者は、遺産金を手にすることで収入が減り、結局、懐具合は変わらないことになる。

 

もちろん、この仕組みは、善良な生活保護受給者が前提となっている。

善良でない生活保護受給者は、収入があっても、それを正直に申告しない。
この相談者もその気満々だ。

犯罪っていう意識はどこにもない。

 

臨時の収入があったにも関わらず、変わらぬ生活保護費を受給し続けるためには、提出する収入申告書に、はっきりと、「無し」にマークしなければならない。

これは、申告を忘れたとかいう消極的なものではなく、明らかに悪意のある積極的な虚偽報告なわけ。

言い訳の効かない不正受給。

見つかった場合は受給した生活保護費の返還を求められるのはもちろん、金額や悪質性によっては、詐欺罪で告訴される犯罪行為だ。

 

坂井眞
「市役所に言うぞって、相続の放棄するかしないかで、市役所は関係ないから、言われても困らない、心配しなくていいです」

そこまで言うか？

市役所と相続が関係ないって、そりゃ一般人の話だろ。
役所は生活保護を管轄してんだっつうの。

兄嫁は、相談者が生活保護を受給していることも、その仕組みも、よく知っているわけだよ。

兄嫁の意図は、相談者を黙らせるためなんだけど、不正の通報や密告は行政も奨励する、市民としては真っ当な行為なわけ。

てか、相談者が、「脅される」、と思うってことは、自分がイケナイことをしようとしてる自覚があるってことじゃん。

 

今さら、兄嫁に１５年前の遺産相続を蒸し返したりしてみ？
また、同じことを言われて、惨めになるだけだ。

１分で希望を叩きのめして終わってた相談なのに、変な期待を抱かせちまって罪作りな番組だ。

 

生活保護受給者の義務

収入や支出など、生計の状況に変動があったとき、あるいは居住地または世帯構成に変更があったときは、速やかに実施機関等へ届け出なければならない。
（生活保護法　第61条）