発達障害?騒音に敏感な3浪息子が家族から孤立
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
始めまして、高橋です。
相談者:
こんにちは、お願いします。
高橋龍太郎:
はいぃ
割と、「うるさい」っていう言葉をよく、使われてるようだけれど、
相談者:
そおですねえ
高橋龍太郎:
その、例えばお家の中のお、色んな音についても割りと、うるさがる方です?
相談者:
あ、うるさがる方です。
例えばこう、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ま、夜になるとちょっと静かになるじゃないですか、
高橋龍太郎:
うんうん
相談者:
周りが。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そうすると、2階なんですね、子どもの部屋が。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
で、えと、一階のお、テレビの音とかあ、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
話し声とかがうるさいと。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
特にパパの笑い声がうるさいと。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
いうふうにして、「静かにしてくれないか」、って言われたことは何度かあります。
高橋龍太郎:
そおなんだねえ・・
あのね、なかなか、そのお、引きこもってる人の気持ちを類推するのは難しいんだけれどお、現実のお、世界、現実の社会から相当痛手を被って、かろうじて、引きこもることで、防衛してるっていうような、人がほとんどなんだよ。
相談者:
あ
高橋龍太郎:
なんか、強気でそんなポジションを、自分でやってるわけではないわけ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう中でも、とにかく食事に顔出してるっていうことはね、すごく、だから立派なことなの。
変な言い方だけど、立派っていうのがね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
でも口も利かなくても、とりあえず5分ででも、顔出してくれるっていうことはものすごく、引きこもりじゃない、大きな印なんだけどね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、もちろん話し合いもすごく大事で、話し合いによく応じてくれてたなあ、と思うんだけれど、その話し合いのときにい、やっぱり、ちょっとね、結論を、少し急ぎ過ぎたんだと思う。
相談者:
あー
高橋龍太郎:
まあ、要するに、場を、共有するということが一番重要なことなの。
お説教するってことではなくて。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だからあ、あんまりね、二人揃うと、なんか、ものすごく圧迫感が強いでしょう?、引きこもりの次男坊にとっては。
二人も、押しかけられると。
相談者:
あー
高橋龍太郎:
それでえ、そんな、あの、まとまった話で、ああしたらいい、こうしたらいいって話じゃなくてえ、世間話をして、一時間、出てくるみたいな。
相談者:
世間話はあ、嫌がるんですね。
も、こちらも、あれはなんて言うのかな・・眉間に縦しわ寄せて、寄せ付けないようなムードを漂わせてるとお、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
例えばこう、今日天気いいね?の一言も言えないような・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そんな、オーラが、彼には出てるんですね。で、
高橋龍太郎:
出てる。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
出てもずうっと居るのよ、それは。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ずうっと居続けてえ、で、結論を急がないでえ、ずうっと居続けているうちにい、向こうも、警戒している人があ、ずうっと側に居るっていうことでだんだん慣れてくるみたいな感じになってくるの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
人間どうしだからね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
たぶん、今は、もお、ピリピリピリピリしてるだろうと思うけれどお、それを繰り返しているとお、人間っておんなじ刺激には、緊張やなんかも失ってくるから、だんだん、ゆるうくなってくるので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そうなったときに、世間話でもいいし、なんでもいいから、それこそ一年掛かってえ、例えば人生の提案をするうみたいな、ことで全然構わないの。
相談者:
んん・・
高橋龍太郎:
で、最初は世間話じゃなくって、例えば、お父さんの若いときの話とかあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お母さんの若いときの話とか、ね?
相談者:
うん、うん、はい
高橋龍太郎:
それから、次男が生まれたときはこうだったんだよ、っていうのは、昔の振り返りの話でもいいしい、あのときは、辛かったね、とか、あんときは面白かったね、っていう、問わず語りみたいな、そんなことでいいのよ。
それを延々と繰り返してるうちにい、人間どうしだからあ、なんとなく通じてくるものが出てくるもんなの。
相談者:
うん・・
高橋龍太郎:
そういうことをやりながら、少しづつお互いがあ、近づいていくっていうことがあ、もお、ここまで頑なになってくる人の、ほぐすとすれば、ほんとに時間掛けないとしょうがなあい・・
相談者:
ああ、分かりました。
高橋龍太郎:
うん・・
あと、もう一つちょっと気になるのは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もしかするとお、ご次男はあ、何らかの形で少し、コミュニケーション能力とかあ、イマジネーションみたいなことがあ、発達が、少し悪いかもしれない。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
今、よく発達障害っていう言葉が、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あったりするでしょ?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ものすごく聴覚がだいたい過敏で、周りに関して許容度が低いっていう応答をするもんだから、自分の方でどんどんどんどん、周りを切っていくんだけれど、周りからも切られてくってことがよくあるの。
相談者:
うーん、うんうん
高橋龍太郎:
だから、そういう側面ももしかしたらあるかもしれないけれどお、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それを、問題視して、じゃ、精神科医のとこに行こうと言ったら、もう益々(笑)、双方は決定的にアレになっちゃうからあ、頭の中に入れといてください。
もしかすると、そういう気配があるのかもしれない。
それでえ、余計頑なになってるんじゃないかな?って僕はさっきから類推してるんだけど、ちょっと緩やかさが足りないな、っていうことがあるので、
相談者:
そうなんです・・
高橋龍太郎:
余計に、もっと、ゆるうく、ご両親が接していかないと、結論を急ぎ過ぎると、益々、引きこもっちゃう可能性があるかもしれない。
相談者:
で、えっと、あの子の場合は、自分がこうして欲しいっていうことを、こう、伝えない・・
「言葉にして、伝えないと分からないからね」
高橋龍太郎:
うん
相談者:
「何かして欲しいことがあったら伝えてね」
っていうことは、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
こちらはメッセージ出してるんですけども、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
何にも言わない、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
で、随分経ってから、「あのときはこうだった」っていう返し方・・
例えば高校のとき、
高橋龍太郎:
それは、だから、今までの、そういうコミュニケーションが上手くいってなかったっていうネガティブな気持ちがすごく強いからあ、誘いに乗って、こうだって言ってみても、それが上手くいかないっていう思いがずうっと強かったんだと思うよ、彼の中で。
相談者:
ああ、そうかもしれないです。
高橋龍太郎:
うん、それが、だからあ、えー、上手くずうっといって、こなかったんだっていうことが強く彼の中に刻みつけられちゃってるんじゃないのかな?
相談者:
ふうん・・
高橋龍太郎:
うん・・
とりあえず時間を掛けてえ、丁寧に気持ちを、ほぐしてく前にい、それだったらば、聞くんではなくて、こっちが、色んなことを、まず、聞かれないけど、お話をしながら、1時間過ごして、週一回っていうのを、3ケ月くらいやると、少し局面が変わってくると思うよ。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)