亡くなった弟の嫁に親の介護を拒否された60歳女の次なる要求
テレフォン人生相談 2016年3月9日 水曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女60歳 女の実家で両親の世話
夫64歳 夫の実家で母親の介護
2人の子どもは家庭持ち(息子38歳、娘36歳)
急死した弟 弟夫婦に子どもはいない
今井通子:
もしもしい?
テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願い致しますう。
今井通子:
はい。
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
私(わたくし)の実弟が、8か月前に、亡くなりました。
急死でした。
今井通子:
はい
相談者:
それで、両親が、いるんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
高齢、なんです。
今井通子:
はい
相談者:
で、ずっと私が、週1回、親の面倒看てて、
今井通子:
はい
相談者:
「それは姉貴、助かるわ」っていう話だったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
で、「なんかあったら、ま、お金は俺が出すから」っていうような話しだったんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
結局弟が急死しまして。
今井通子:
ええ
相談者:
で、遺産相続、
今井通子:
うーん
相談者:
約う、7千万近く、貯金とか、国債とか、あったうちの、まあ、あのお、ま、お嫁さんが、「私、法定相続人だから」という言い形をして、その中の、880万ぐらい、親の方に、きたんですね?
今井通子:
はい
相談者:
うん。
で、残りは全部、お嫁さんが、持って、行ったんです。
それはもう、あたしが、出る幕じゃないので、それは、両親とお嫁さんの間で、話し合って、やったから、そ、それに関してはあたしはもう、うん、何も言えないんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
で、えっとお、ちょっとあたしがこないだ体調崩しまして、「何日か、親の面倒看てくれない?」って言ったら、はっきり、断ってきたんですね。
今井通子:
うーん
相談者:
うーん。
で、その後あたしが何回も、連絡を取っても、今度は、連絡を返してこなくなっちゃったんです(笑)
今井通子:
はい
相談者:
で、まあ、両親も、90越えなんですが、
今井通子:
はい
相談者:
介護にもお金掛かりますし、
今井通子:
はい
相談者:
うん、そういう時ってえ、彼女からそのお・・介護の費用とかいうのは、もらえる、ものなのかどうか?
今井通子:
ああ
相談者:
うーん
今井通子:
あなたはおいくつですか?
相談者:
私(わたくし)、60歳です。
今井通子:
60歳。
相談者:
はい
今井通子:
ご主人いらっしゃる?
相談者:
はい
今井通子:
ご主人おいくつ?
相談者:
64歳です。
今井通子:
64歳。
相談者:
はい
今井通子:
お子さんいらっしゃいますか?
相談者:
2人いまして、長男が、38、
今井通子:
はい
相談者:
長女が、36、
今井通子:
はい
相談者:
です。
今井通子:
で、弟さんも、お子さんいらっしゃいますか?
相談者:
いや、いないです。
今井通子:
でえ、お父さんとお母さんは、
相談者:
はい
今井通子:
お2人共その、介護は必要なんですか?
相談者:
はい、一応、要介護2です。
今井通子:
お2人共?
相談者:
はい
今井通子:
で、あの、お父様とお母様、は、
相談者:
はい
今井通子:
元々はじゃあ、弟さんと一緒に住まわれてた?
そうじゃなくて・・
相談者:
いや、別です。
今井通子:
お2人だけで住んでらした?
相談者:
す、住んでて、週1回、私が、介護してました。
今井通子:
で、弟さんの方は、介護にお嫁さんを出したりしないで、
相談者:
一切ないです。
今井通子:
うん。
それで、お、お金だけは出しましょうという話になっていたのね?
相談者:
はい
今井通子:
それで、あなたの、お家の方なんですが、
相談者:
はい
今井通子:
あのお、息子さん、とかお嬢さんはもう、独立してらっしゃるの?
相談者:
はい。
それぞれ家庭持ってます。
今井通子:
ああ、そうですか。
相談者:
はい
今井通子:
そすうすると、お2人で、やっぱり生活してらっしゃるわけですね?
相談者:
主人は、
今井通子:
うん
相談者:
主人で、主人の母親が、あの、高齢なので、
今井通子:
ええ
相談者:
主人は、自分の親の方の介護をしてるんです。
今、だから、別々なんです。
今井通子:
あのお・・
相談者:
主人は、お母さんの方に、今、付き添いで行っちゃって、あたしは、私の両親の方の付き添いで、来てるんです。
今井通子:
ああ、なるほど。
でえ、お父さんとお母さんは、
相談者:
はい
今井通子:
老後を、ある程度のお金って持ってらっしゃるの?
相談者:
はい。
父は厚生年金、
今井通子:
はい
相談者:
母は、国民年金、あります。
今井通子:
あ、年金はあるのね?
相談者:
はい
今井通子:
年金だけではとてもやっていけないっていう状態なの?
相談者:
えーと、今は大丈夫です。
今井通子:
ああ、大丈夫なんですか。
相談者:
でも、あの、母の痴呆が今、かなり、きてるので、
今井通子:
うん
相談者:
もしかしたらその、あたしの手に負えなくなれば、施設、に、
今井通子:
なるほど。
相談者:
お世話にならなきゃいけないかもっていう、感じなんですね。
今井通子:
うーん。
まあ、あなたも何(なん)か、ご病気されたみたいなんですが、
相談者:
はい
今井通子:
調子が悪かったのは、何(なん)か、慢性的なものですか?
そうじゃなくって、
相談者:
いや、違います。
今井通子:
たまたま風邪引いたみたいな?
相談者:
ええ、あのお、ま、介護と、
今井通子:
ええ
相談者:
その、アルバイトがちょっと忙しいっていうか・・
今井通子:
アッハハ、なるほどね(笑)
相談者:
ええ。
それで、
今井通子:
うーん
相談者:
「ちょっと助けて」って、「あたしの体調が治るまで、助けて」って言ったら、
今井通子:
うん
相談者:
「はっきり言ってお断りします」っていう風な、実は、声きたので。
今井通子:
うーん
相談者:
ん、それであたしは今、ちょっと、「ん?」っと思って、今ご相談差し上げてるんです(笑)
今井通子:
で、その時のご相談ていうのは、
相談者:
はい
今井通子:
弟さんのお嫁さんに、
相談者:
はい
今井通子:
助けてという、なんか、法的な手段があるか?っていうことですか?
相談者:
あの、「助けて」と言った時に、
今井通子:
ええ
相談者:
その、結局、こういう時に気持ちがない、のならば、
今井通子:
うん
相談者:
せめて、
今井通子:
うん
相談者:
お金を、出すって、法律っていうのかな?
今井通子:
うん。
そういう・・
相談者:
ま、多分、気持ちも、出す気はないんだろうけれども、
今井通子:
うん
相談者:
うん、そういう手段は、
今井通子:
そういう手段は、ないでしょうか?
相談者:
あるのかな?と思って。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね、弁護士の大迫恵美子先生がいらしてますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生、よろしくお願い致します。
相談者:
はい、よろしくお願い致します。
(回答者に交代)
「弟」の財産は「弟一人」で築いた物ではなく、「弟夫婦」で築いた財産なのでしょう? 老親が880万も受け取れるのはそれほど悪くないような・・・弟一家(子は無かったが)の財産は相談者とは何の関係も無いのでは?
「お嫁さん」という言葉の使いかたも、「弟」の付随物のようで不快でした。
相談者は「介護」を金科玉条とし、「この介護の紋所が目に入らぬか~」と言っているよう。一生懸命介護して、老親の遺産を受け取れば良いのです。
嫁は他人です。そもそも長男のお嫁さんだから介護をしなければならないとするのは、家族のエゴではないでしょうか?法的にも親の介護は実子だと言う事になっていますし。
それを、長男の嫁だからあんたがやりなさいって言う義務付けされている風潮自体がおかしい話で・・・
今回のお話は、弟さんが亡くなられたケースですが、逆に親が亡くなった場合、どんなに介護に尽くした長男のお嫁さんであっても、お嫁さんに財産の権利はありませんから、逆に言えば実子に財産を持っていかれてしまうケースの方が多いですし・・・嫁ってそういう立場は本当に悲しい立場では無いですか?夫の財産は、妻や子供に行きますが、舅・姑の財産は実子に行くわけですし嫁には入りませんよね?
なのに・・長男の嫁が全てを面倒見なさいっていうのも本来理不尽な話です。日本の家族の歴史はこの理不尽な事をず~っと続けてきてしまって、「親の介護は長男の嫁がやる」と言うのが定着してしまった事がそもそも間違いであるとも思えます。
子供いないなら共働きで嫁名義で金融資産作ってるのかもね