亡くなった弟の嫁に親の介護を拒否された60歳女の次なる要求

(再びパーソナリティ)

今井通子:
もしもし?

相談者:
頑張ります、私(わたくし)。

今井通子:
アハハ、そうですか(笑)

相談者:
エヘヘ(笑)

今井通子:
お分かりいただけましたか?

相談者:
はい、分かりました。

今井通子:
あのお、そもそもお嫁さんはだって、「独りになっちゃってどうしよう」っていう、風に思ってらっしゃると思うんですよ。
お子さんもいなければねえ?

相談者:
・・

今井通子:
今後、自分の老後も考えなきゃいけないわけだから、あちらにはあちらの悩みもあるっていう、その、相手のこともちょっと考えると、そう無理は言えないかなーって思いますね。

相談者:
ああ、悲しいです、でも。

今井通子:
どうしてえ?

相談者:
折角、いや、縁があってね、弟と(涙)

今井通子:
ん・・

相談者:
まあねえ、結婚・・

今井通子:
でもほら、それは弟さんの、家族の話だから。

相談者:
多分・・

今井通子:
あなたの、あなたの家族じゃないから。

相談者:
うん、多分、彼女はそうですね。

今井通子:
うん

相談者:
弟という肉体が無くなれば、もう、関係ないん、だろうなとは思います。

今井通子:
そうそうそう、そうなのよ。

相談者:
ねえ?

今井通子:
うん

相談者:
うーん

今井通子:
ということで、

相談者:
はい

今井通子:
ご主人も大変でしょうし、

相談者:
そうです(笑)

今井通子:
あなたも大変だと思いますが(笑)、

相談者:
みんなね、それぞれが(笑)

今井通子:
うん、うん

相談者:
もう、やっぱり、もう、この歳になるとこういうのがね、

今井通子:
うん

相談者:
出てきますね。

今井通子:
そう。
で、そういうの大変だろうと思うけど。

相談者:
はい、分かりました。

今井通子:
うん。
頑張ってください。

相談者:
はい、ありがとうございましたー。

今井通子:
はあい、どうも失礼致しまーす。

相談者:
すみませーん。
はい、失礼いたしまーす。

(内容ここまで)

弟の嫁、義妹。
フム。

長男の嫁。
こう呼ぶと話の印象が大分変わるかな。
呼称に役割の意味があるからだ。

親の世話は誰の役割か?
長男の嫁か?、嫁いだ娘か?

これ、つい最近までは愚問だった。

もっとも、戦後これは、大迫さんが言うところの観念でしかない。
この観念に強制力を持たせる法律なんてもんはない。

でも、最近まで観念が幅を利かせてたのは、家制度の名残りがまだ随所で残ってたからだ。
「長男と結婚したら大変」なんて言うしね。

義妹にとっては「なにが?」ってなもんだ。
「アタシ、出来ない」で済ませられるメンタリティの嫁と、それにかしずく弟。

姉さん、恨むんなら、この情けない長男を恨め。

 

姉さんが貧乏クジを引かされているのは間違いない。
だって、自分の親と夫の親、両方の介護が降りかかってきてるんだもんね。
それだけの理由で別居なんて悲し過ぎる。

 

逆に当たりクジを引いたのが義妹。

・金融資産7千万
・持ち家
・生命保険
・退職金
・遺族年金

夫が早世したおかげで、一気にこれだけのものを手にしたわけだ。
涙を拭いた後は笑いが止まるまい。
一番上以外はあくまで可能性としてだけどね。

で、なに?、親の受け取りが880万?
少な過ぎ(笑)

まともに法定相続分に拠ったら、金融資産だけでも両親への配分は優に2千万を超える。
(配偶者三分の二、両親三分の一)

おそらく、義妹側が作成した遺産分割協議書に、90歳を超える両親は依頼されるがまま判子をついたって流れだろうよ。
880万なんて丸く収めるための絶妙な金額だ。

もっと言うと、遺産総額すら怪しいもんだ。

 

だからってねえ、みっともないマネしないで。

「あたしが何回も連絡を取っても、返してこなくなっちゃった」
こんなこと。
もうね、見透かされて、ネタにされるだけだよ。

介護のピンチヒッターを頼んだのなんて、引き受けてくれるなんて思ってもないクセに。

第一、「一切やったことがない」人間が出来るわけないでしょ。
モノがどこに在るのかすら分らないっつうの。

そう、あんたは義妹に親の介護なんてして欲しくない。
単に次の要求をするために頼んだの。
次の要求ってお金ね。

その要求はね、弟にしないといけなかったのよ。

でも仕方ないじゃない。
弟の預金額なんて知らないし、早死にするなんて思ってもみなかったんだから。

要介護2×2と暮らす、これだけで尊敬する。
家族思いで、本当は常識的なあんたが、7千万ごときで(あえて言う)、自分を見失ってるのを見てられない。

自分が一体何を言っているか?
今日の放送、聴いてみるがいい。

 


亡くなった弟の嫁に親の介護を拒否された60歳女の次なる要求」への3件のフィードバック

  1. 「弟」の財産は「弟一人」で築いた物ではなく、「弟夫婦」で築いた財産なのでしょう? 老親が880万も受け取れるのはそれほど悪くないような・・・弟一家(子は無かったが)の財産は相談者とは何の関係も無いのでは? 
    「お嫁さん」という言葉の使いかたも、「弟」の付随物のようで不快でした。
    相談者は「介護」を金科玉条とし、「この介護の紋所が目に入らぬか~」と言っているよう。一生懸命介護して、老親の遺産を受け取れば良いのです。

  2. 嫁は他人です。そもそも長男のお嫁さんだから介護をしなければならないとするのは、家族のエゴではないでしょうか?法的にも親の介護は実子だと言う事になっていますし。

    それを、長男の嫁だからあんたがやりなさいって言う義務付けされている風潮自体がおかしい話で・・・
    今回のお話は、弟さんが亡くなられたケースですが、逆に親が亡くなった場合、どんなに介護に尽くした長男のお嫁さんであっても、お嫁さんに財産の権利はありませんから、逆に言えば実子に財産を持っていかれてしまうケースの方が多いですし・・・嫁ってそういう立場は本当に悲しい立場では無いですか?夫の財産は、妻や子供に行きますが、舅・姑の財産は実子に行くわけですし嫁には入りませんよね?
    なのに・・長男の嫁が全てを面倒見なさいっていうのも本来理不尽な話です。日本の家族の歴史はこの理不尽な事をず~っと続けてきてしまって、「親の介護は長男の嫁がやる」と言うのが定着してしまった事がそもそも間違いであるとも思えます。

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