20日間もの無銭宿泊が犯罪ではない?警察が被害届を受理しないワケ

テレフォン人生相談 2016年3月26日 土曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 女57歳 夫61歳 夫婦で民宿を営む 子ども24歳

今日の一言: なし

加藤諦三:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、よろしくお願いします

加藤諦三:
はい、最初に年齢を教えてください

相談者:
はい、57歳です

加藤諦三:
57歳
結婚してます?

相談者:
はい、しております

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
61歳です。

加藤諦三:
61歳
お子さんは?

相談者:
24歳です

加藤諦三:
はい、分りました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
あのお、わたくし民宿をしておりましてえ

加藤諦三:
はい

相談者:
昨年、二十日間、(客の)家族3人で泊まったんだですね。

加藤諦三:
家族3人で二十日間、はい

相談者:
はい
そのお、後お、荷物を置いたまま、お金を払わずにい、いなくなっちゃったんです。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
それで、交番に、被害届を出しに行ったらあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたら交番の方から、相手方の方に、電話したら繋がったんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
そしてえ、相手の叔母さんという人があ、出てきて、「わたしが責任を」、「持って払いますから」ということで、主人の携帯にですね、「今日払うから」、「今日払うから」って、一日3回(笑)、掛かってくるんですね。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
それで色々あったんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
それをやってても埒が明かないのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
行政書士の方に頼んで、

加藤諦三:
はい

相談者:
内容証明を作ってもらってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
警察の方に持っていったんですね。
そしたら警察の方が、

加藤諦三:
はい

相談者:
「その書類を持って、行って、交番の方に行ってください」って言ったんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
そして交番の方に主人と持って行ったらあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
項番の方があ、「うちはそれは受理できない」と

加藤諦三:
はい

相談者:
ほんで、帰り際に、「サラ金の集金はしない」って・・おっしゃ・・言ったんですね、おまわりさんが。

加藤諦三:
うーん、「サラ金の集金はあ」、「うちはしませんね」って、言葉だけとれば、警察の言うとおりですよね?
警察はそういうことしないって、だけど、ちょっと

相談者:
はい、わたしも、だから、そのぐらい分かっててえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
行政書士の、人に、頼んだ時点で、その時で、うちが一軒目で、その行政書士のときに、頼んだときには、3軒目ぐらいだったんですね。
で、要は無銭宿泊して、その次に、旅館に泊まって、ホテルに泊まってるときに、わたしたちはその書類を・・それを、それを何で知ってるか?っていうと、も、一生懸命、あの手この手で一生懸命調べたんですね。
あの、警察に聞いても、個人保護法だからって何も教えてくれないのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その民宿の中で二十日間いたときの話を、全部、こう、一生懸命思い出して、この手あの手で、一生懸命調べてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたら、向こうの、親の所が分かったんですね。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
親御さんの所が

加藤諦三:
はい

相談者:
で、そのときにもう、書類をまとめてえ、出そうというときに、向こうの親の人が「お金を払います」っていうことだったんですね。

加藤諦三:
その向こうの親があ、

相談者:
はい

加藤諦三:
「お金を払います」って言ったのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
どのぐらいの時点ですか?
要するに、もうホテルにその人たちが居る・・

相談者:
そうなんです、そこでも同じことをしていてえ、でもホテルは、うちみたいに甘くないのでえ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
「もう警察に連れていく」って言ったそうです。
そしたらあ、親御さんが慌てて、ホテルにお金を払ったそうです。

加藤諦三:
結局ホテルとはトラブルにはならなかったということですね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
そうすと、あなたの所には二十日間として、旅館にはどのくらい泊まってたんですか?

相談者:
旅館も2週間ぐらいだったと思います

加藤諦三:
旅館が2週間ぐらいね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そいでホテルで

相談者:
ホテルは、あの、金額的に、そのお母さんが言うには、10万って言ってましたから、やっぱ2、3日だったのかな?と思います、ホテルですから。

加藤諦三:
ああはあはあ
その後、そのお、親子はどうしたんですか?

相談者:
その後も、4軒目、5軒目で捕まってるんですね。

加藤諦三:
と、4軒目もホテルかどっか?

相談者:
4軒目はあ、民宿です。

加藤諦三:
あ、4軒目が民宿で、そいで5軒目のホテルで、

相談者:
5軒目も民宿で、

加藤諦三:
あ、民宿?

相談者:
で、そこのマスターが、警察に被害届けを出したらあ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
すぐに受理をして、次の日には捕まってるんですね。

加藤諦三:
捕まったってのはどういうこと?
その警察がその民宿に来て、その人を捕まえて、ということ?

相談者:
はい、そうなんです

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、わたしはその、うちがあった、以降にその・・もう諦めてたんです。
わたしが悪いんだと思って、騙されたと思って、騙されたわたしが悪いんだと思ってたんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
その捕まったのが新聞に、出たもんですからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、その新聞を読んでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
んで、もう一回警察にい、その担当の刑事さんに、

加藤諦三:
はい

相談者:
「うちは受理してもらえなかったんですけど、どうしてうちの場合は受理しなかったんですか?」
って言ったら、
「お宅は債務不履行ですから」
って言われたんですね。
結局、警察は無銭宿泊も、受理はしないのかな?って思ってたんですけど、その、場所によっては、受け付けて・・わたしの、じゃ、何がいけなくって、受理しなかったのな?って、そういうとこお聞きしたいな思ったんです。

加藤諦三:
ああ、なるほど
分かりました、要するに、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、他のお、民宿の場合には

相談者:
はい

加藤諦三:
ちゃんと被害届を、受理されたで、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの場合には

相談者:
はい

加藤諦三:
まったく同じこと、出遭って、

相談者:
はい

加藤諦三:
被害届を受理されなかったと。
で、何ででしょうか?ってことですね?

相談者:
はい、そうです

加藤諦三:
はい、はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はあのお、スタジオに弁護士の塩谷崇之先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います

相談者:
はい

(回答者に交代)

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