3世代家族で育った娘が仕事で参って父親にSOS。話は相談者自身の親子関係へ
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、どうもよろしくお願いします。
大原敬子:
あのお・・開口一番、こんなこと言ってしまったら・・あなた結構短気ですからあ。
相談者:
いや(苦笑)
大原敬子:
短気なんですよ。おー、そうでしょ?
相談者:
はい。そうだと思います。
大原敬子:
短気なんですよね。凄く。だから・・一見見るとお嬢さんが、あの、
「お父さんどうしたらいい?」って、「お父さん会いたい」とか来てるのでね。言葉の流れから見ると、凄く包容力のあるお父さんと思うんで・・見えるんですけども。
相談者:
はい
大原敬子:
言葉の端々に、物凄い短気なものが出てるんですね。今日、今からわたしが話しても、きっとあなたはね、
「こうして僕を責めるんだよ」「どこを責めるんだい?」ていうんでね。その、責められる、意識で・・聞かれると思うんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
・・責めてはいないので、
相談者:
・・いえいえそれは、構いませんよ。お願いします。
大原敬子:
じゃ・・
相談者:
ええー
大原敬子:
いいですかあ?
相談者:
はい
大原敬子:
あのまずね、今あなたがどんな状況かって、これお嬢さんではないんです、実は。
相談者:
ええ自分のことだと・・薄々は思ってます、はい
大原敬子:
わたしは今日は、あなたと、73歳のお母さんの問題だと思ってるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
この問題が・・今日(こんにち)まで来てしまって、あなたがどう・・お母さんっていう大きな力に、
相談者:
はい
大原敬子:
乗り越えられない、結果がどうなったかというと、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の、孤独感。
相談者:
はい
大原敬子:
子育ての行き詰まり。
相談者:
はい
大原敬子:
つまり何かっていうと。
「お父さんは君たちの味方だから」と・・僕は言っていたんだけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
子どもからすると・・お父さんは守ってらしたと思ってないんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
ですから、非常にお父さん自身が、寂しい。
相談者:
はい
大原敬子:
非常に・・子どもとの、関係が希薄になってるはずなんです。
相談者:
・・はい、そうです、はい
大原敬子:
だけど、僕としては、この両親から守られた環境の中での価値観では・・精一杯、僕が・・されて嫌なことを、子どもにはさせまいとして頑張ったってのが、も、ひしひしと分かるのは・・娘さんも話して来なかったと思うんですよ。
でも、「家を出なさい」と。
相談者:
はい
大原敬子:
あの時に僕が家を出ていたら・・もっと楽だったのに。僕は出れなかったのね。
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん出さなかったから。あなたのお母さんが。
相談者:
いや、まあ、あの・・確かにあの・・自分ではどこかそのお・・もう突き放すまで、できないー・・てのは・・
大原敬子:
お母さんそれ知ってますから。
相談者:
ええ
大原敬子:
この息子はあ・・
相談者:
あーなるほど。
大原敬子:
とことんになるとしないと・・だってあなた優しいですもの・・短気だけど。
相談者:
そうなんですかね(苦笑)
大原敬子:
短気だけど優しんです。で、お父さんすると、お父さんも・・どちらかというとあなたにそっくりなんですよ、きっと。
相談者:
・・うーん
大原敬子:
似てるんです、物凄く。
相談者:
はい
大原敬子:
だ、訳分からない。短気だしね。
相談者:
はい
大原敬子:
で、お母さまが面白くないところを・・面白くないでしょ?、お顔、お母さまが何となくね。
相談者:
・・はい
大原敬子:
そうすると、お父さん焚き付けるんですよ。
相談者:
・・はい
大原敬子:
・・本来、あなたがDVって言うんならば、
相談者:
はい
大原敬子:
警察呼ぶぐらいに、お父さんやるのはね、
相談者:
はい
大原敬子:
お父さまは凄く問題です。でも・・そこまで・・育ててしまったのは、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんです。だってお母さん、げん、今も結構元気で生きてるじゃないですか。
相談者:
・・元気ですね。
大原敬子:
この、強さは何だろう?ってことなんです。
相談者:
ええ、あのお・・実際それは考えたことはあるんです。
大原敬子:
そうでしょ。
相談者:
あのお・・前一度言われたことがあるんですよ。父親がいなくなってから・・死んでから、あの
「わたしはすんごい幸せだよ、今は」って言ったことがあったんですね。
大原敬子:
ええ
相談者:
ろくでもなかったんだな、っていうのは・・
大原敬子:
・・いや・・
相談者:
分かってるつもりではいるんです。
大原敬子:
どうして「ろくでもなかった」って言葉・・あなたねえ、
相談者:
ええ
大原敬子:
自分が今、こど、孤立感で来てるんですよぉ。
相談者:
ええ、そうです。
大原敬子:
そうでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
・・なんで、お、親に対して「ろくでもない」とかってのを、第三者のわたしに向かって言うの。
相談者:
・・
大原敬子:
ろくでもない子どもから(*)あなた生まれたんですよ。
(*)「ろくでもない親から」と言いたいんだと思う。
相談者:
・・ま、その通りです。
大原敬子:
それは言っちゃいけなーい。あなたは堂々とお母さんに対しての、自分でけじめがあったんなら、
相談者:
はい
大原敬子:
第三者のわたしに対して、自分が一番愛してるお母さんの、ことを、
「いやあ、あの母親ろくでもないですよ」って、言う事自体が、あなたが孤独を招いちゃうんですよ。
相談者:
・・
大原敬子:
わたしが「ろくでもない」って言った時にね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが逆に、「ちょっと先生、話変えますけどね?」
相談者:
はい
大原敬子:
おとば、
「お言葉返しますけども。いくら相談者であっても」
「僕の母親に、あなたから『ろくでもない』って言われる筋合いはない」
って気持ちの、精神を持って欲しいんですよ。分かりますか?
相談者:
・・ええ、あのお・・
大原敬子:
分かる?
相談者:
意味としては分かりますけど、
大原敬子:
うん
相談者:
ちょっと実感はできないです。
大原敬子:
・・ていうことは、やっぱり母親に対してはすんごい怒りがあるから。
相談者:
ええ、それはあります。
大原敬子:
ね?、で、でも、怒りがあっても、もうあなたが優しいっていうことは・・分かってますよね?
で、次の段階行ってるのは、あなたがこの孤立感とか云々の最終的な目標は、目的は、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの中に罪悪感があったってことなんです、実は。
相談者:
・・
大原敬子:
それがこの孤独になっちゃったんです。
寂しさの。
やったことは間違えてないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
これしかできなかったの、人間では。
でもあなたの優しさが、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の自分の首を絞めてると、あなたは気付いて欲しいってことなんです、わたし言ってるのは。
相談者:
・・ええ、それはあの、薄々、思ってます。・・そうなんだろうなっていう風に、今、あの、ハッキリおっしゃっていただいてえ・・分かりましたけれども。
大原敬子:
ね?
そしたら・・
相談者:
薄々そうなんだろうなってのは思ってます。
大原敬子:
先行きますよお。
相談者:
はい
大原敬子:
そしたらね、僕は・・お母さんとは二度と話さないっていう強さが大事なんです。
相談者:
・・
大原敬子:
分かりますかしらね?
今日のあなたの相談は、自分の優しさの中で、自分の過去のやった行動の中にですね、何としても自分で割り切れない・・複雑さは何だろうか?ってことが・・相談・・という風に、わたしは、思いましたけれども。
相談して・・こう、わたしとあなたとやり合ってましたね?、話したけど、どうでしたか?
相談者:
・・いやあのお・・明確になった部分は、多かったんですけども・・
大原敬子:
ありがとう
相談者:
まだ釈然としない、ところも、多々あります。
大原敬子:
それはもう加藤先生の、伺いますけど、釈然としないの当然ですし、
相談者:
ええ
大原敬子:
あなたの言葉凄く素直に感じて・・わたしは嬉しいですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
とにかく幸せになってください。
相談者:
はい、ありがとうございます。
大原敬子:
先生、お願いします。
(再びパーソナリティ)
いつも拝見してます。文にしてまとめて
くださって感謝です。
この頃ですが、大原先生の言いたいことが
わかりそうでわからないというか、
解釈の違い以前に
要領を得ない感じで、歯がゆい気持ちに
なります。