息子の成長機会を搾取してきた母のムリな相談。魔法の杖を探す女69歳
テレフォン人生相談 2018年1月24日 水曜日
息子が多額の借金をする度に助けてきたが、今だに返済が残っている。もう助ける余裕はないが、どう対応すれば?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 女69歳 夫78歳 息子45歳 3人暮らし
今日の一言: 「これが最後」「これが最後」と言って何回もお金を貸すのは、縁を切られるのが寂しいからです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
最初に、年齢を、教えてください。
相談者:
えーと69歳です。
加藤諦三:
69歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えーご主人何歳ですか?
相談者:
78です。
加藤諦三:
78歳・・で、今は、お二人で暮らしてんの?
相談者:
えーと、3人です。
加藤諦三:
3人?
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんが1人いるんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
何歳ですか?
相談者:
・・45です。
加藤諦三:
45さ、男の子女の子?
相談者:
男です。
加藤諦三:
男の子、はい、分かりました、それでどんな相談ですか?
相談者:
息子がちょっと借金をしてまして、
加藤諦三:
息子ってこの45歳の?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
息子、しゃ、借金どのぐらいしてんの?
相談者:
・・200万ぐらいじゃないでしょう・・
加藤諦三:
200万ぐらい?
相談者:
2、300万ぐらいで、あと・・
加藤諦三:
2、300万、はい
相談者:
あと税金が、未払いのが、結構あると思います。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・どのぐらいの期間で、2、300万円借金なったの?
相談者:
そうですね、借金はですね、今まで何回もしてまして、
加藤諦三:
あ、ていうのは、借金をして、誰かが精算してあげて・・でまた借金をしてって、そういう事ですか・・
相談者:
あーそうですね、そういう事です。ま・・
加藤諦三:
あ・・と、何回ぐらい、そういうのを、周りが・・精算してあげたの?
相談者:
そうですねえ・・5、6回ぐらいありますかね?
加藤諦三:
かなりだね、何歳ぐらいから、その、借金始めたんですか?
相談者:
・・(息を吸い込んで)10う、10年以上になりますかしら。
加藤諦三:
な、で、も、そうすと30、歳ぐらいから借金を始めた。
相談者:
はい
加藤諦三:
この借金のあれは何ですか?、その生活のためとか、ギャンブルのためとか、仕事を始めちゃったとか。
相談者:
ギャンブルはやってない・・と思います。
加藤諦三:
あー・・
相談者:
はい
加藤諦三:
となんで、5、6回も、みんなは、精算した?
相談者:
あー、そーうですね、ハッキリは分からないですけれども・・ここ、一緒に住んでからは3年ぐらいになるんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
その前はあ、一人暮らししてましたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー高いマンションん、の家賃住んだりとか、あとは生活でなんだかんだって無くなっちゃうんでしょうね、きっと。
加藤諦三:
そうすると、まあ働くのは働いて、給料はもらうけれども、そのお、給料に見合う生活をしてないと。
相談者:
あ、そういう事ですね。はい
加藤諦三:
高級な、服を着てみたり・・高級なレストラン行っちゃったり。
相談者:
えーそれが憧れでしょうね。
加藤諦三:
「それが憧れ」ねえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、だけど、多す、多いね、5、6回っていうのは。
相談者:
はい
加藤諦三:
普通、5、6回なる前にもう・・親も、愛想つかすって事は・・
相談者:
んーそこはちょっと(苦笑)・・親あ、としてこう、心理的にい、どうですかねえ。ま、心配してしまってえ・・
加藤諦三:
これはあれですか?、大体親が払ったの?・・それとも・・
相談者:
そうです。
加藤諦三:
あー
相談者:
そうです、はい。ま、主人があのお、働いてました時は、ま、ある程度収入がありましたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
いんですけれど、ま、これから、もうホントの年金生活で、
加藤諦三:
うん
相談者:
経済的にも、もうホントに・・ごく普通の、あのお・・年金生活になってしまったので(苦笑)。おー、なんです・・
加藤諦三:
うん、で一応その、2、300万円っていうのはどういうところから借りてんですか?
相談者:
あの、カードローンですね、ほとんどね。
加藤諦三:
あー
相談者:
ええ
加藤諦三:
働くのはきちんと働いてん・・ですか?
相談者:
・・そうです、あのお、それは・・働いてますけども、まあちょっとこう・・色々、転々と、してまして、
加藤諦三:
ああ、一つのところには・・ん、お、おおよそどのぐらい?
相談者:
ええ、なが、えー、長くて、5年ぐらいですかねえ。
加藤諦三:
うーん
相談者:
ええ。ま、働くのは、ちゃんと働、きます。
加藤諦三:
・・一応、5、6年は、働いてまた、次に行って、2、3年働いてっていう・・
相談者:
ええ・・そ、ええ、それで長い、こ、えーと30う、ぐらいまでですか、ちょっと・・留学してましたので、
加藤諦三:
あ、30ぐらいまで?
相談者:
はいはい
加藤諦三:
要するに・・学校、何、大学卒業して留学したの?
相談者:
いえ
加藤諦三:
ど・・
相談者:
向こうの、
えー大学に行ってました。
加藤諦三:
「向こうの大学」って、国はどこですか?
相談者:
はい、えー、アメリカですかね。
加藤諦三:
アメリカですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
アメリカに留学してるというと、ま、高等学校出てからアメリカに行ったっていう事ね?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
ええ、で、どのぐらいいたの?
相談者:
えーと、結構おー・・卒業するのを、までが・・結構年数掛かりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
7、8年は、い、い・・
加藤諦三:
7、8年?
相談者:
いましたかね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
それで日本に帰って来て、一応就職はしたけれども、その・・
相談者:
はい
加藤諦三:
・・だから留学も、ま、わ、ま、こういう言い方悪いけれども、カッコつけた留学・・なんか自分、自分ん・・
相談者:
いや、それはですね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
高校を卒業しまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
じゃあどうするか?っていう事になりまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
自然とそういう事が出て来たんですね。
えー、本人が、どうしてもしたいとかっていうわけじゃなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、そうしてみようかっていう、お互いの、あれですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
ええ。ちょっと田舎の方でしたので、アメリカも。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、それがとてもあのお、耐えられない、くて。
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、気候も寒いところでしたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分であのお・・手続きをして、全部、自分が、準備して、あの転校したんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、転校した先が、結構お金掛かったところなので(苦笑)ずっと援助を、してました。
加藤諦三:
で・・
相談者:
あの学費とか。
加藤諦三:
借金そのものは総額として、ま、5、6回その精算したって、今は2、300万残ってるっていう事ですけど・・総額で、どのぐらいー・・払ってあげたんですか?
相談者:
そーうですね、ま、1千万から2千万ぐらいですかね。
加藤諦三:
1千万から2千万ね。はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談というのはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、単純に言えば・・困ったもんだ、どうしましょう?っていう事ですか?
相談者:
その大きな借金は払えませんけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ、例えばですね、
加藤諦三:
あはい
相談者:
ここで、あのお、ま、最悪の場合ですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
仕事を辞めてしま、えば、また、無収入になるわけですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
そうしますと、あのお・・
「2万円貸してくれ」とか、
加藤諦三:
うん
相談者:
「5万円貸してくれないか」とか、
加藤諦三:
うん
相談者:
言われますよね?
加藤諦三:
あー
相談者:
そうしますと、
加藤諦三:
うん、そうか。
相談者:
あー
加藤諦三:
要するに2、300万円って額じゃなくて、
2、「2万」・・「貸してくれ」「3万貸してくれ」って言った時、どうしたらいいか?っていう・・
相談者:
ええ、そういう事ですね。ええ
加藤諦三:
そういう事ですね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
はい、分かりました。今日はあのスタジオに弁護士の、中川潤先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
ケンドー加藤の正気ですか?
アラ50が 親からもらった 小遣いで
この異常さを異常と思わないことが異常な相談者
以上
この相談者が更に年数重ねる(経済的にいよいよ赤信号)と、かの伝説「逆切れガチャ切り女教師」になるのかと思った。
「毒親は子供の幸せを8割願う」という格言がある。そこそこ出世はしてほしい(老後の保証、自分のマウント材料)けど、自分を越えては欲しく無いから。
この相談者は子供の幸せは2割だけ願っていたのかな。残りの8割に今押しつぶされそうになっている。