「妻が悲しみの中で僕が代わりに全部サポートしてやってきて」←それがムカつく

テレフォン人生相談 2018年3月19日 月曜日

妻の母が亡くなり、妻をサポートしてきたつもりだったが、夫婦関係がこじれることが多くなった。妻とどう関わっていけばいいか?

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 男42歳 妻42歳 長女中学3年生 長男小学5年生

今日の一言: 同じ刺激が、違った状況では違った感情を生み出します。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願い致します。

加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
はい。42歳です。

加藤諦三:
42歳、結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?

相談者:
は(わ)、えー、同い年の42歳です。

加藤諦三:
42歳、お子さんは?

相談者:
は(わ)、えー、2人居まして、

加藤諦三:
はい

相談者:
中学3年生、で、えー、女の子。

加藤諦三:
はい

相談者:
小学校5年生で、男のです。

加藤諦三:
はい、分かりました、それでどんな相談ですか?

相談者:
あ、えとお、ま、わたし・・と、あの、妻の、関係がちょっと、あの、こじれていて、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、そこで、これからの、ま・・嫁との関係って、どうしたらいいのか?ってところ、ちょっと悩んで、おります。

加藤諦三:
はい、分かりました。
その「こじれた」っていうのは、具体的にいうと、どういう、どういう・・

相談者:
10ヵ月、前にですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、妻の母親が突然亡くなりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
その時に、色々、こう、補助というか、あの、助けて、夫婦で、頑張って乗り切って行こうという事で・・

加藤諦三:
はい

相談者:
やって来て、

加藤諦三:
あなたが、お母さんを、が亡くなった奥さんの事をサポートしたと?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
そんな感じ?、はい

相談者:
そういう意味ですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。
で、妻の方の、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あの家庭え、がですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
お父さん、が、えー、居て、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、えー、その、お婆ちゃんですね、えー、94歳・・

加藤諦三:
はい

相談者:
で、要介護3・・で、

加藤諦三:
はい

相談者:
デイサービスとか、行ってる感じ、でですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
も、お母さんが全部、切り盛りをしてたんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
そこでもう、あの、お母さんが亡くなって、突然亡くなってしまって、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、そこで、あの、お父さんも、ま、おろおろしたりとか。

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、妻もおろおろしてて。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、ま、わたしもずっとこう・・フォローをしてですね、ま・・

加藤諦三:
はい

相談者:
葬式とか・・全部、ま・・あの、遺産の話とかですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういう物も全部、えー、やって、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、お父さんも1人に、なってしまうので、

加藤諦三:
はい

相談者:
家に一緒に住んで、も、いんじゃないか、とかいう事も、ま、勧めたりとか、

加藤諦三:
ふうん、うん

相談者:
で、ま・・それからあの・・何ていうか、その、ん、何か、わたしに突っかかる感じにこうなって来たんですよね。
なんか、わたしがこう、やる事なす事・・こなんか・・

加藤諦三:
あーあ

相談者:
嫌になって来るというか。

加藤諦三:
はいはい・・

相談者:
例えば、言われたのが、ま、わたしとしては、お母さんが亡くなって、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、わたしがしっかりしていないと、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま・・支えないといけないなと思ってですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
色んな事をこう、淡々とこう、進めて来て、心情としては凄く悲しかったんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
それを、ま、見て、
「何であなたは、泣かないの?」とか。

加藤諦三:
あー

相談者:
わたしも・・妻の前で泣くっていうのは、逆に悲しませる事かなと思ってですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、泣かなかったりとか・・

加藤諦三:
はい

相談者:
したりとかですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、あと、ま、残された物とかの整理とかっていうところとかも、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、色々こう、一緒に、た、助けてやったりとか、したんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
そこも、「何でそんなに、早くやるの?」とか。

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、そんな事がこう、ずーっと、つ、積み重なって来て、あの、すれ違いというかですね、

加藤諦三:
うん

相談者:
なんか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
こちらが・・妻の事を思って、こう・・

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
やっているっていう事が、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、逆にホントに裏目裏目にこう・・

加藤諦三:
うん

相談者:
出ていってですね、

加藤諦三:
うん、ん、ん、ん

相談者:
でもう、なんか、無視されたりとか、

加藤諦三:
うん

相談者:
もう返事も・・あんまりしてくれなかったりとか、

加藤諦三:
うん

相談者:
ていう感じに・・

加藤諦三:
うん

相談者:
なって来てですね・・

加藤諦三:
うん

相談者:
で、まあ、わたしもあの、両親いるんですけど、ま、亡くな・・

加藤諦三:
うん

相談者:
まだ健在で、妻の、そのショックっていうのはわたしは、ま、経験はないんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
そういう事、ま、支えようっていう事は、あの、考えてはいるんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
なんかこう、自分がやる事が全部・・逆撫でするっていうような感じ・・になって・・

加藤諦三:
うん

相談者:
たりとかしたらですね、

加藤諦三:
うん

相談者:
なんと虚しいなーっていうのが・・凄く・・

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
あって・・

加藤諦三:
つか・・

相談者:
ま、承認欲求ではないんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・ま、誰かのためにやってるっていう事ではないんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま・・ある意味こう、なんか・・無駄な事をしているんじゃないかっていうところが、こう・・感じ、てですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
そこを、ま、どうしたらいいのか・・

加藤諦三:
うんー

相談者:
っていうところ、を、ご相談したいなって・・

加藤諦三:
うん、今あの、奥さんのお母さんが亡くなられてからの話はよく分かったんですけれども、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
その前は、こういうその、す・・あなたの気持ちからすると、妻・・のためにやった事が・・

相談者:
はい

加藤諦三:
裏面に出る、という事っていうのは・・今までにはなかった?

相談者:
今まで、ま、結婚して・・じゅ、5、6年経つんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
ここまで・・揉める、ちょこちょこ揉めるとか、

加藤諦三:
ええ

相談者:
もう、あの「出て行く」とか、

加藤諦三:
はい、あ・・

相談者:
そういう・・

加藤諦三:
そういう言い方してんの?「出て行く」というような。

相談者:
いや、あの、ある意味、わ、わたしがもう家に、居たくないというか。
もう、なんか・・家に居ても・・

加藤諦三:
あ、あなた自身がもう家に居たくないという事ね?

相談者:
う、そうです、そうです、そうです。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
ま、で、ま・・逆に言うと、も、どっちか、こう、距離を、は、あの、空けた方がいんじゃないかとか。

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、妻が言うのは、なんか、ま・・けど、ま
「朝早く」・・

加藤諦三:
うん

相談者:
「あの、起きて」・・「わたしはやってるのに」・・

加藤諦三:
うん

相談者:
「あなたはなんで寝てるの?」とか。

加藤諦三:
うんー

相談者:
ま、でも、そんな事、今まで無かったんですよ(苦笑)
そんな事言うのが。

加藤諦三:
うん、うん
あの、今あ・・この「お母さまが、10ヵ月に亡くなる前はどうだったの?」って聞いたのはね?

相談者:
はい

加藤諦三:
15、6年の間に奥さんの側からするとお、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、色々不満があったけど、それがずーっと、じーっと我慢をしてたっていう事お、は無いのかな?

相談者:
あ・・それは、あの、本人も言ってます・・そこは、はい

加藤諦三:
我慢してて、表には出さなかったんですよね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
あの、怒りをね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だから相当その、15、6年の間に怒りはあったんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
それがだから・・あのお、奥さんが・・その、あなたを直接責められないから・・

相談者:
はい

加藤諦三:
「なんで一緒に泣かないの?」・・「なんで?」という質問の形式を取りながら、あなたを責めてんですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
で恐らくね、奥さんはあ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
具体的な・・サポートはもちろん嬉しいのは当たり前なんですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
奥さんが求めていたのは、具体的なサポート・・というよりも情緒的なサポートなん・・たんじゃないのかな?

相談者:
うん・・はい、そう・・

加藤諦三:
で、今日、あなた、こういうような状態の中でえ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
・・どういう、気持ちの持ち方で、の、これを乗り越えて行ったらいいかっていう事ですね?

相談者:
そうです、はい

加藤諦三:
はい、分かりました、今日はあのスタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

相談者:
あ、はい

(回答者に交代)


「妻が悲しみの中で僕が代わりに全部サポートしてやってきて」←それがムカつく」への2件のフィードバック

  1. 正に仕事。
    葬祭館の従業員が段取りで進めて行くのを、ちょっと待ってやれよ!
    と思う事がありますけど、それを身内にやられたら悲しいね。

    でもま、夫婦なんて所詮他人、同じように泣けって言われても出来ないけどねw神妙な顔して何か頼まれた事だけやっとけばいいのよ、よそ者なんだからw

  2. アスペチックな夫と結婚20年を過ぎました
    自分がして欲しい事は相手もして欲しい
    自分が好きな事は相手も好き
    これはどうにも揺るがないようですね
    今でも私が好きかどうか考えて買ってこいって言ってもケーキぐらいですかねちゃんと買えるのは

    うちの夫はこの相談者のようになんで?って思わないタイプです
    そのまま突き進む感じ

    なんでこんなにわかんないのって涙したり怒ったりしたのは5、6年ぐらいまでですかね
    8年目には深い諦めの境地にいました

    あきらめるっていうのは明らかに見極めたという事だと五木寛之先生が言っておられます
    今はパチンコ、女遊び、借金とはもちろん無縁、健康で私が専業主婦できるほどに(ここ最大のポイント)稼いでくるのであきらめてもお釣りがくるしありがたいと感謝してます
    なるべく2人で出かけないようにしてます!(家族一緒の時は仕方ないですが)
    イライラはガンの元

    稼ぎよくてお金に大らかなアスペ君なら結婚しても大丈夫⁈20年すればこの域に達する事ができますよー

    もし私の母の葬儀後こんな事されても私はきっと
    思った通りだあなぁと眺めるだけと思います
    うちのアスペ夫は片ずけダメタイプですので
    ありえませんが

    この奥さんの気持ちが懐かしく思い出されて年をとったとシミジミしました
    管理人さんのコメント本当に楽しみです
    ありがとうございます

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