離婚相談を棚上げされて、話し方教室にされるオバさん

(再びパーソナリティ)

今井通子:
おわかりいただけましたか?

相談者:
もうしわけないです。ありがとうございました。すいません。

今井通子:
あのね、あなた今、離婚できない。

相談者:
あ、やっぱり、そっか
うーん

今井通子:
うん

相談者:
そうですね

今井通子:
うん、あとはあ、相手が、

相談者:
はい

今井通子:
何かをしゃべったり、

相談者:
はい

今井通子:
動作をしたとき、何がしたいんだろう?なって。

相談者:
何がしたいか・・

今井通子:
自分に何求めてるんだろうなあ?って。

相談者:
ああ、はあー

今井通子:
そっちの方を考えるように、してください。

相談者:
はい、分かりました。

今井通子:
分かったあ?

相談者:
はい
うん、分かりました、ありがとうございます、はい

今井通子:
分かってないな

相談者:
え?
相手が何求めてるんだろう?・・

今井通子:
うん
相手が自分に求めているのはなんだろう?
何してほしいのかな?って。

相談者:
あ、何をしてほしいのか・・ああ、親友にそう言われたことあります。

今井通子:
そう
そうじゃないと、あなた自身が、

相談者:
はい

今井通子:
社会の中で、どこに行っても生きていけないと思う。

相談者:
はい

今井通子:
息子さんが敬語を、使うようになったっておっしゃったけど、要は、お母さんとは付き合えないから離れたんですよ。

相談者:
あ、やっぱり、うーん

今井通子:
うん
それはどうしてかっていうと、あなたが、

相談者:
はい

今井通子:
相手のことまったく考えないから。

相談者:
あー
そおですね・・はい

今井通子:
分かった?

相談者:
はい

今井通子:
・・

相談者:
思いやりっていうんですかね・・相手を思う気持ち・・

今井通子:
そう

相談者:
相手を思う気持か・・

今井通子:
うん

相談者:
ああ、忘れてましたね、はい

今井通子:
そう
で、それをする前に、

相談者:
うん

今井通子:
自分の、あの、頭の中、色々、離婚、離婚したら、どうしてこうして、考えちゃったこと、

相談者:
はい

今井通子:
ちょっと忘れるために、今、あなたは家事だけしかしてないですか?

相談者:
そうですね、はい

今井通子:
何か、ちょっと趣味持ちなさいよ。

相談者:
趣味?

今井通子:
うん
読書でも、いいし、

相談者:
◆#$%、使ってなんか、運動したいなと思ってるんですけど・・

今井通子:
うん、運動でもいいし
自然をゆっくり見ながら、「あの色キレイだなあ」とか

相談者:
あー

今井通子:
風が来たら、「あら、あ、葉っぱが揺れてるう」とか、「鳥の声聞こえるう」とか、って、そういうことだけをずうっと考えながら自然みてごらん。

相談者:
あ、ちょうどいい場所あります、はい

今井通子:
考え直して。

相談者:
はい、ありがとうございました。

今井通子:
はあい

(内容ここまで)

栗田善成(*)  「旦那が悪い」

(*)KBCラジオ放送「栗田善成の土曜娯楽版」のパーソナリティ 御年79歳
テレフォン人生相談の後で考えを述べるのが常。
回答者に異を唱えることも少なくない。

 

アタシもそんな感じ。
いじめられる側が悪いと言われたような後味の悪さ。

アタシが変わっているのか、全然不快ではないし、「キレそう」(塩谷)になんてならない。

弁護士の、あー、うー、おー、にはイラついてもね。

 

ところどころに入る、相談者の「すみません」「話が飛んで」「分かりにくくて」が痛々しい。

きっと今以上に言葉を発することに臆病になるに違いない。

 

まあ、アスペなんでしょう。
番組的には夫のアスペに苦しむカサンドラ妻が大半だから、今日のは珍しいかも。
妻、ていうか両方。
しゃべリ出すと止まらなくなるほどなのに、話しかけると怒リ出すこのDV夫もアスペ。

 

女が話すエピソードで、アタシが反応したのは、

女 「夜遅い時間に掃除機を掛けたら、息子が『静かにしてください』」

これね、アスペに見られる分かり易いエピソードの一つ。

アスペは、ふと何かに気づくと、それに心を奪われてしまう傾向がある。
ホコリが溜まってるのを見つけたが最後、夜遅くだろうが、受験生の息子が勉強していようが、今、掃除機をかけないと気がすまない。

人は「明日やれば?」って思うけど、それまで待てないのがアスペ。
待てないっていうより、TPOをわきまえない。

アタシもそうだからよく分かる。
料理している最中、ふとガス台の汚れが気になって、料理を中断して掃除し始める。

 

アスペがスムーズに社会生活を送るのに必要なのが自分を上から見る第三の目。

料理の最中にいきなりガス台を磨き始めるのは誰が見たっておかしい。
どう見たって順番が変。
ガス台の掃除は料理が終わった後でしょ、フツー。

だから、一人のときにしかやらない。(やるんかい!)

 

この、頭に浮かんだことが優先順位に割り込んで来るという傾向が、話の分かり難さにもつながる。

だけど、話し方なんかスポーツと同じ。
練習すれば上手くなる。
アスペもね。

アタシはNHKの話し方教室と、朗読教室に1年半通った。

オバさんにも教えてあげたい。
性格なんかではない。
脳の回路が余計に繋がっているだけで、無頓着な一方、人の気づかないことに気づいたりもする。

 

アスペには積極型と消極型の二つのタイプがあって、
積極型は自分本意が周りに牙を向くタイプ。
旦那がこのタイプで、オバさんは後者。
だから夫婦関係が続いた。

消極型のアスペは周りからいいようにされやすい。
実際、このオバさんの夫、息子、実母、妹がソレ。

 

最近だと、
日大のタックル問題がアスペに起因しているような気がしてならない。

会見を行った二十歳の若者の生真面目さ、正直さ。
選手は指示というよりも言葉に忠実に従った。

監督、コーチからの指示が有ったのか?無かったのか?
マスゴミは指示があったことにさせたがる白黒はっきりさせたがる。
監督、コーチの説明は選手の告白と矛盾していて、責任逃れだと糾弾する。

でもね、監督もコーチも、もちろん選手も、誰も嘘なんてついちゃいない。

矛盾なんてしていない。
監督、コーチは相手QBにダメージを与えることへの期待はあった。
だけど、あれほど露骨にやるなんて思いもしなかった。

監督とコーチは永久追放、
チームはシーズンを棒に振り、
学名に付いてしまったダーティなイメージ、
スポンサー契約解除、就活、志願者数への影響・・

アスペの破壊力は凄(すさ)まじい。
件(くだん)の選手は今自覚しないと、将来、違うシチュエーションで、違う人間関係で、同じような騒動を起こす。

「潰せ」と言われて死ぬほど悩んだアメフト選手は、
お婆ちゃんの何気ない言葉を真に受ける青年と同類だ。

彼女と別れたこじらせ男に重くのしかかる大好きなお婆ちゃんの最期の願い

 

離婚相談を棚上げされて、話し方教室にされるオバさん」への14件のフィードバック

  1. みんなしてこのおばさん責めるのはかわいそうじゃないかな??
    このおばさんがこんなに話し方ヘタなのもDV旦那や毒親の影響もあるかもしれないし。
    日常的にカタラーの話に黙って頷くだけなら話し方ヘタになるのも仕方ないんじゃない?

    毒親母やカタラーDV旦那やDV旦那を見て育った息子達を正当化するのは違うと思うけど。

  2. 不満があって離婚したいのなら、とりあえず仕事して欲しいよな。ていうか専業主婦て昼間は何してるの?

  3. 日大の件は、本当にそう思います。
    最近自分がアスペ(消極型)と気付いたばかりなのか、この相談者が他人事ではありませんでした。
    そんなに否定されるものなのか、かなりもやもやしていた気持ちがちょっとすっきりしました。
    ありがとうございました。
    話し方教室探してみます!

  4. 誰もが理路整然と話せるわけではない。
    一つ一つを整理しながら聞いてあげるのが、パーソナリティーや相談者でしょうが
    何が「私もきれそうになりました」ですか、クライエントにそんな言葉言いますか?弁護士さん

  5. 私もイライラして読んでました
    まず働けよ〜
    話しヘタクソー
    息子イラつくのわかる〜
    人間関係うまく行かないの当然って

    管理人さんのコメント読んでほーって思った
    アメフト全く興味なくて記事スルーしてたけど読んでみようかな

  6. 素朴でぼくとつ、で誤魔化した欲深さが裏にある人
    大人の純粋と未成熟は紙一重
    幼児教育、大原先生ならば”おじゃべり”よりも、この方の根本にある
    非常識と冷徹感を突くのでは?
    万引きしてそうなおばさんに聞こえてしまう

  7. 自分はどうしたいのか。そして、自身や旦那の近所やPTAなど第三者からの評判はどうなのか。加藤&大原コンビなら、この二つを尋ねたかも。離婚したいのは分かったけれど、その為に何ができるのか、働けるのか。この相談者から見えてこない(旦那の退職金を当てにしているから労働に関して消極的か)。そして、近所やPTAからの、この相談者に対する評判すらも芳しくない気がする。子供から疎遠気味なのが物語っている。子供が友人や学校絡みのトラブルに巻き込まれても、横暴な旦那に流されるばかりで、子供から見れば相談者も旦那と同レベルに見えたのではなかろうか。
    本件の相談の流れは「動物園で長い間飼育されていた動物を『他の動物のイジメターゲットになるから』と野生に帰すことを決定した挙句に、自力で狩りが出来ないのを自己責任とする」ような、どうしようもなさと後味の悪さがある。ネットコミュニティなど「自分の意見を気軽に言える場」を示唆するだけでも改善するんじゃなかろうか。

  8. ふと何かに気がつくと、周りのことを考えずにやり始めるってアスペではなく衝動が抑えられないADHDのような気がするが。
    注意散漫、脳内が多動で落ち着きがなく考えがまとめられないってのは。

  9. 話し方が変な人、たくさんいます。それでも気にせず喋り倒してる人もたくさんいます。
    この人は、この後、もう私はこの先、例え誰かに話しかけられても、なるべく喋らないようにしよう、と思ってしまったのでは。
    黙ってると喋れと言われ、喋ると変な喋り方、と好き放題言ってくる人もいるから、この人も、言いたい事だけ先に簡潔に言って、後は聞く側に接するか、もう無視して好きな事に徹するか、したらいいんじゃないかな?

  10. 公務員の定年は60歳なので、「定年を2年後に控えた公務員の夫52歳」というのはおかしくないですか?

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