亡き父の評価が180°反転、認知の母の心変わりに娘が悩む本当のワケ
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
は、初めまして高橋です。
相談者:
あ、初めまして、お願い致します。
高橋龍太郎:
えー、その、お、「お墓一緒に入っていいよ」っていう時と、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その「お父さんは今」・・「どこで何してるんだろ?」っていう時は・・どんな風に・・会話がこう・・2つの会話が・・違う時に、そんな話になるんですか?
相談者:
そうなんです。あの、母の方から・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
「今、お父さんどうしてるの?」って・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
「病院?」とか。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
聞いてくるわけですけれども。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そういう話の時は、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
父は、生きているのかもしれないと思ってる部分もあるんですね。
高橋龍太郎:
うん・・うん
相談者:
で、も、亡くなってるっていう事を伝えて、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
母は、「あ、そうなんだね」、「死んだんだねえ」って・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
言った後に・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あの、わたしが・・一度・・たった一度しか聞いてないんですけれども、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
「お墓は、一緒に入るの?」って・・聞いたんですね。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そうすると・・「入るよ」って、「いい人だったもの」って言うんです。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
それっきりわたしは聞いてないんですよね、その後は。
高橋龍太郎:
その後はどして聞かないの?(苦笑)
相談者:
あのおー・・父が、亡くな・・ったあ、こと、を、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
言うたびに、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
とても悲しむんですね。
高橋龍太郎:
ふうーん・・
相談者:
あのお、その・・悲しみい、が・・新たに、何度も繰り返しているわけなんですよね。
高橋龍太郎:
うん、なるほどね。
相談者:
で・・それに少しわたしも(苦笑)・・
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
悲しくなるんですけれども。
高橋龍太郎:
悲しくなるので、あんまり触れないように今はしちゃってるって事ですね?
相談者:
そうなんです。
高橋龍太郎:
あなたの方でね?
相談者:
はい・・あの、それで・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あのお・・今日の、ご相談ん・・の中の1つ・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
1つに、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
その、母の方の、実家あ、の、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
お墓あ、の、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
方達と、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
話をし・・てみる事も必要なのかな?と思ったりもするんですけれども。
高橋龍太郎:
うーん、もし本当に?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
お母さんの判断がそっち側にあるとすればね?
相談者:
ええー
高橋龍太郎:
うーん、でも中々あ・・「元々のお家の方のお墓に」・・
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
「入れて下さい」っていうのは・・あなた方のご両親のご夫婦を、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
親戚一同に、そうやって見られちゃうっていう・・
相談者:
ああー
高橋龍太郎:
凄く悲しい・・広がり方をしちゃうよね。
相談者:
うーん、ま、あの、父い、はですね・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あのお、ま、生前・・身内の集まるような、ま、法事とか?
高橋龍太郎:
うん
相談者:
結婚式とか、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ま、葬儀とか、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そういうところで、かなりの、悪態をつく、ところがありまして、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
それで、あのも、身内い、側にはもう・・まあ・・
高橋龍太郎:
嫌われちゃってるのか。
相談者:
あーいう人なんだっていう風に?
高橋龍太郎:
あ、うん、うん(苦笑)
相談者:
ま、レッテルを貼られていたわけなんですよね。
高橋龍太郎:
貼られてるんだ。うーん
相談者:
でえ、よくあの、母の事を、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ま、「よく我慢してるね」っていう部分はあったんですけどもお。
高橋龍太郎:
なるほどね。
で、そんな、ことをお考えになっているあなた自身は、
相談者:
ええー
高橋龍太郎:
あなたの本音はもしかしたら・・お母さんは・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
認知症だからそう言ってるだけで、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
その認知症の以前の・・お母さまの、言葉を・・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
大事にして、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
一緒の・・お墓に入れない方に実のところ傾いてるの?
相談者:
・・わたしはやはり・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
・・んー、認知症前に、わたしに伝えた「忘れないでおいてね」って・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
言われた言葉は・・本音ではないかなと・・思ってるんです。
高橋龍太郎:
うーん、なるほどね。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ホントにこれはね?・・どう、どう言ったらいんだろ?信仰まで絡むっていうと大げさになっちゃうけど、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
認知症になると・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人間は・・今までの、そのお・・なんだろ、因果応報とか・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
えー、自分の抱えて来た問題がずーっと薄くなって・・純粋なものだけ、残るっていう考え方もあるの。
相談者:
・・ああ・・そうですか。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
お母さまあ、は、その・・酷いお父さまの本質的な、純粋な部分を・・もしかしたら・・どっかで、ホントに許して愛していたかもしれない、だから今・・そんな言葉になってるかもしれない。
相談者:
うーんーん
高橋龍太郎:
で、これはね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
やっぱり人間観みたいなものだから・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
いいようにいいように解釈して、
相談者:
えええ
高橋龍太郎:
例えばお母さまが・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
最後の最後になって・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もし、認知症であっても・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そういう言葉を・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
言っているんだったらば・・一緒にお墓を・・入れてあげるっていうのも・1つの・・僕は見識だと思うし・・
相談者:
うーん
高橋龍太郎:
もう1つは・・かっての・・もう、悪行に満ちた(苦笑)・・ね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
酷い振る舞いを・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もう、絶対許さないぞと思って、それに対して仕打ちをするっていうのも・・1つの・・別に悪くない生き方だと思うけれど、
相談者:
えーえー
高橋龍太郎:
僕は死を前にしている人間に・・過去の悪し様な状態を・・
相談者:
うん
高橋龍太郎:
あげつらって、分け隔てをするっていうよりは、ここまで・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
認知症になって、最後に「一緒になってもいいよ」って、「いい人だったね」って、信じられない言葉を吐く・・お母さまの思いを・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
僕は大切にしてあげた方が・・
相談者:
はあー
高橋龍太郎:
後々・・あなた方も、
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
気持ちが、最終的には安らぐんじゃないかな?
相談者:
うん、うん、うん、うん
高橋龍太郎:
あのお、よく宗教で・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
善人はもちろん・・天国に行くか、お・・往生するわけだけど、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
悪人は、もっと・・いい往生をするっていう言い方を・・よくしたりするんだけど、
相談者:
ああー・・ええ、ええ
高橋龍太郎:
酷い人間ほど最終的にはね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そういう人間の純粋さあ、の中に・・包(くる)まれて行くよっていう事がさ、
相談者:
うんうんうん
高橋龍太郎:
後(のち)の、あとの世代が、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
救いを求める時に、
相談者:
あーあ
高橋龍太郎:
救いになって行くと思うんですね。
相談者:
はあー、そうですか。
高橋龍太郎:
うん・・
相談者:
うんー
高橋龍太郎:
子ども達が生きて行ったら・・寂しいじゃないの?
相談者:
あー
高橋龍太郎:
じ、実の両親を眺める時。
相談者:
・・うん
高橋龍太郎:
酷いお父さんだったけど、
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
お母さんは、その酷いお父さんの、いいところを見て・・
相談者:
あー
高橋龍太郎:
最後は一緒にお墓に入ったんだねっていう・・ストーリーの方が、
相談者:
あー、そうですね。
高橋龍太郎:
あなた方が、これから生きてく時に、
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
救われない?
相談者:
・・そうですねえ・・
高橋龍太郎:
お墓に入るって事はさ・・
相談者:
うんー
高橋龍太郎:
結局救いを求めるって事だから。
相談者:
はあー
高橋龍太郎:
自分たちが生きて来た。
相談者:
ええ、そうですか。
高橋龍太郎:
そうすると・・
相談者:
うーん
高橋龍太郎:
どっちが救われるかな?と思うと・・
相談者:
うんー
高橋龍太郎:
ご両親が一緒のお墓に居るって事の方が、
相談者:
うん
高橋龍太郎:
僕はあなた方が最終的には救われると思うし、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もちろん、お母さまも・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
僕はそっちの方が救われると思うよ。
相談者:
ま、わたしい、と、父との関係もちょっと良くなかったんですよね。
高橋龍太郎:柴田理恵:
うん
相談者:
で、その事と、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
それから、ま、母が・・わたし、との電話のやり取りの中で、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ま、父の・・ま、不満とか・・悪口とかを、聞かされて来たわけなんですけれども、
高橋龍太郎:
うんだから・・お母さまの、悪口は・・
相談者:
ええ・・ええ
高橋龍太郎:
あなたの悪口なんだよ。
相談者:
あーアハハ(苦笑)
高橋龍太郎:
あなたが感じてる悪口だから一致してるわけ。
相談者:
あーそう・・
高橋龍太郎:
でも・・
相談者:
うんー
高橋龍太郎:
実のお父さまを・・思い返すたびに・・
相談者:
ええー
高橋龍太郎:
悪い事しか思い返せないっていう、あなたのこれからの・・
相談者:
あー、あーあ
高橋龍太郎:
人生よりも・・
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
父親の、あんな酷い父親だったけど・・こんないい思い出も残してくれたなっていうように・・
相談者:
あー
高橋龍太郎:
お父さまを・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
振りかえるような・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
生き方をあなたがして行った方が・・
相談者:
あーあ、そうですね。
高橋龍太郎:
多分あなたが幸せになってくと思う。
相談者:
あーそうですね。
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
分かります。
(再びパーソナリティ)
まず、坊さんに相談せえ