農家の息子が悩む父の浪費と長年の精神疾患。相談者にも感染ったもよう
テレフォン人生相談 2018年8月24日 金曜日
代々続く農家を両親と営む。
父は若いときにウツを患い、統合失調症の診断を受けたこともあり、現在も通院中。
浪費癖に困っている。
どうしていいか分からず、涙ぐむ相談者。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 男34歳自営 妻31歳 子どもはいない 実家に両親がいる
今日の一言: 不幸を受け入れると、する事が見えて来る。デヴィッド シーベリー
加藤諦三:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、すいません、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
えーと、34歳です。
加藤諦三:
34歳。結婚してます?
相談者:
はい、結婚してます。
加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?
相談者:
えーと31歳です。
加藤諦三:
31歳、お子さんは?
相談者:
は、まだいないです。
加藤諦三:
じゃ、2人で暮らしてるわけですね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
(咳)
加藤諦三:
はい、分かりました、で、どんな相談ですか?
相談者:
えーとですね、自分の父親あ、がですね・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと精神的なあ、病を持っておりましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
最近ちょっとお、浪費い、が、凄い・・多くてですね・・
加藤諦三:
はい
相談者:
家が自営なんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
今後、あの、家を・・守って行くう、のにですね、自分ん、が、どうしたらいいか、分かんなく、なってえ・・来てしまった部分が、ありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっとご相談、させていただきたいんですけど。
加藤諦三:
はい・・大変な心配ですね、その・・「浪費」っておし、おっしゃいましたけど、具体的に言うと、どの程度の、どういうような、状態ですか?
相談者:
主に、えーと、タバコとお酒え、だと思うんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
家ではそんなお酒飲まないんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
外でえ、やっぱこう、多分仲間内があ、居ると思うんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうので・・お金使ってると思うんですけども、
加藤諦三:
はい。浪費って言って、なんか凄い、こう・・高級な服買ったり、車買ったりとかっていうんではないんですね?
相談者:
あ、えーと、でも、自分の収入をかんーがえないで、
加藤諦三:
あはい
相談者:
車をお・・実際・・家のお金でえ、買・・ったり、ですね。
加藤諦三:
あーあ
相談者:
あとお・・そのお、後に・・また「自分の車を、買いたい」って言って、あの、契約う・・寸前まで行ったり、ですね。
加藤諦三:
あーはあ、はあ、はあ
相談者:
あと、去年なんですけども。
加藤諦三:
はい
相談者:
借金・・を、
加藤諦三:
はい
相談者:
えと、カードで、しまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
それが、支払えないもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
銀行さんの方に、
加藤諦三:
はい
相談者:
カードの、ローンを、払うための、
加藤諦三:
はい
相談者:
借金を・・したんですよ。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
だからって、その、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、買い物依存症と言うほどではないんですね?
相談者:
・・そうですね、頻繁には買ったりはしないー、と思うんですけどもお・・
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
「自営業」って言、言いましたよね?あなた。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今、あの、34歳であなたは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そのお父さんの跡を継いで、その自営業を・・手伝ってんの?、それとも今、まだ手伝ってないの?
相談者:
そうですね、7、8年前からあ、自分が・・あの・・家業をやるようになったんですけども。
加藤諦三:
あ、もう・・
相談者:
はい
加藤諦三:
実際はあなたが、やってるわけ?
相談者:
はい
加藤諦三:
差し支えなければ、自営って・・何ですか?
相談者:
農業ですね。
加藤諦三:
あ、農業ですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
健康状態どうなんですか?
相談者:
えーと、健康状、態は・・はい・・
加藤諦三:
さっき、その最初にあの・・「精神的な」って、心の病って事をさび、最初に言いましたよね?
相談者:
はい。父はですね、えーと・・
加藤諦三:
はい
相談者:
若い、頃からですね・・その精神的な病院に掛かってましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、最初は、鬱っていう、診断を受けてたみたいなんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
30代い、くらいで、あの、統合失調症・・
加藤諦三:
はい
相談者:
という事で、病院の方に、診断、されたみたいで、
加藤諦三:
はい
相談者:
酷い時は、あのお、入院・・を・・させられ、たあ、みたいなんですよ。
加藤諦三:
その後、通院してたの?、通ってたの?、病院に。
相談者:
えと、今も、そうなんですけども。
加藤諦三:
あ、今も・・
相談者:
はい
加藤諦三:
病院に行ってんですか?
相談者:
月1回、はい、通院してますね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと今あ・・その、病名が統合失調症とか、うつ病とかってそういうー・・病名が付いてるような物ではないん、ですか?
相談者:
ま、ちょっとお・・父親とあんまり仲、良くないもんでえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・ま、そういう・・話はしてないんですけども、
加藤諦三:
うん・・つまりい、完治してないとすればね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、あなたが言ってえ、いた・・ような事よりも、ここは非常に・・重要な事ですよね?、この病の状態はどうなんですか?
相談者:
・・
加藤諦三:
要するに日常生活には差し障りないの?
相談者:
えーとお・・1回、9ヵ月ぐらい前に、
加藤諦三:
うん
相談者:
病院でえ・・処方された、薬を、
加藤諦三:
うん
相談者:
えと・・何日か分ぐらいを、
加藤諦三:
うん
相談者:
一気にこう、飲ん・・じゃった時があるんですよ。
加藤諦三:
ん、うん、うん
相談者:
で・・「俺はもう」・・「死んだ方がいいんだ」なんて、も、こっちは何も言ってないんですけども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
・・で・・昼まで起きて来なかったんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、もう、昼う・・見に行ったらもう・・意識朦朧(もうろう)としてて、
加藤諦三:
うん
相談者:
えーと、もう全身・・力が入んない状態で、
加藤諦三:
うん
相談者:
えーと、いたもんで、救急車呼ぶっていう・・事態に・・なって、
加藤諦三:
うん
相談者:
病院の先生には、
加藤諦三:
うん
相談者:
「今夜が」・・「もう」・・「峠かもしれません」みたいなとこまで・・言われ、て・・たんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
奇跡的に回復して、
加藤諦三:
うん
相談者:
また・・何ももう、障害も残らなく・・普段の生活は、送れるようになったんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか・・そおですね、そういう、こともあるもんで、
加藤諦三:
・・うーん
相談者:
うん、まあ・・#$%◆
加藤諦三:
で、今、「障害もなく」と言っても、
相談者:
はい
加藤諦三:
先程言った・・
相談者:
はい
加藤諦三:
時々情緒不安定になるという事を・・
相談者:
はい
加藤諦三:
除いて、
相談者:
はい
加藤諦三:
日常生活は・・
相談者:
はい
加藤諦三:
月1回の病院に行ってれば・・差し障りはないという風に考えていいんですか?
相談者:
そーう、ですね、はい
加藤諦三:
・・それでそういうような状態、ですとね?
相談者:
はい
加藤諦三:
先程あなたが言ってた「酒とタバコが」・・どーのこーのとか、
相談者:
はい
加藤諦三:
そんーな、問題ではない・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ですよね?
相談者:
#$%◆
加藤諦三:
もうちょっと、あの、事態は深刻ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・すると今日のあなたの相談っていうのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
こういう状態の中で、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分は・・どうしたらいいかという事ですね?
相談者:
は、はい
加藤諦三:
それで奥さんとの関係は、今、冷え込んでいると。
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さんは・・このお・・お父さんの事を責任を持って・・
相談者:
はい
加藤諦三:
この状態を・・保護して行く・・状態にはないという事ですよね?
相談者:
・・そうですね、い、今までえ・・かなりあのお・・献身的に・・うちの、母親は・・尽くして来た、みたいなんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
ここお、最近・・もう・・ほとんど、嫌に、なって来ちゃった#$%、なんですよ・・はい
加藤諦三:
んま、そりゃそうでしょ、だってあなたの話見ると・・も、若い頃から20代の頃からって事でしょ?・・そりゃ疲れるの当たり前ですよ。
相談者:
ですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
父親には・・ちょっと可哀想だとは思うんですけども。
加藤諦三:
うん
相談者:
自分は出くる、出来る限り、ですね・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
・・え・・農業を・・やってきたいと思うんですけども(涙声)
加藤諦三:
うんー
相談者:
自分でも・・ちょっと・・分からなくなって来たもんで(泣き)
加藤諦三:
分かんなくなっちゃったって事ですよね?
相談者:
(泣き)はい
加藤諦三:
・・はい、分かりました。あのお・・大変、あの難しい・・質問で、人間如何に生きるかというような、根源的な問題ですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
ま、そういう問題につい、ての・・相談に乗っていただく弁護士の、塩谷崇之先生です。
(回答者に交代)
個人的に本年度ランク入りするような必聴回でした
この若者の困難さ、更にはどう回答するのか?
どちらの立場も我が事だと考え、
己の糧とできる相談はいくつありましょう?
惜しむらくは、愛先生の助言が聞きたかったです
愛なのか、欲なのか
愛ゆえに人は苦しみ。愛ゆえに人は悲しむ
欲ゆえに人は苦しみ。欲ゆえに人は悲しむ
欲ばかり極まったテレ人相談で
愛あればこその相談には回答不要