離婚協議書の効力。「あのときはメンタルが壊れていた」は通用するか?

テレフォン人生相談 2018年10月30日 火曜日

弁護士を立てて離婚協議書を公正証書にして離婚が成立したものの、夫の独身時代の年金分が支払われていない。
(というより実際はそんな同意は文書化されていない)
当時は精神的に病んでいた。
夫に怒鳴られずに請求するにはどうすれば?

無理スジな要求、
諭す娘、
明け方の動悸、
今も女を苛(さいな)む怒鳴り声、
離婚に踏み切った理由の希薄感、
自宅には夫と娘、
突然の大笑い、
素直

病んでたメンタルが振り切ったのでは?

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女74歳2年半前に離婚 一人暮らし 元夫79歳 出戻りで元夫と住んでいる長女49歳 次女48歳と三女45歳は結婚している

今井通子:
もしもしい?、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いいたします。

今井通子:
今日は、どういったご相談ですか?

相談者:
2年半前に、離婚しました。わたし74歳です。

今井通子:
74歳。

相談者:
7年間くらい、精神安定剤とか、あの、睡眠薬なんかも飲んでましてね。今から、半年くらい前、まで、飲んでたんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
薬は飲まなくて済むようになったんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
毎朝、3時から、4時くらいの間に、動悸がして、目が覚めるんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
血圧もこの頃は200ぐらいまで上がって、内科の先生に、あの、ご相談に行ったら・・
「あんたは何があるの?」って、「血液的には」・・「何も問題はないけど」っていう風に言われて・・
「あ、ちょっとストレスがあります」って言ったら、「あーそれじゃそのストレスを治さないと、どうしようもないわね」っていう風に言われた・・くらいでして、ちょっとあの、精神的にも今、ちょっとま、まだ、あの後遺症みたいなものが・・あります。

今井通子:
はい

相談者:
とにかく、怒鳴あ、る、人だ・・ったんですね。怒鳴り声が怖くて、ま・・離婚した・・大きな原因としてはそういう事なんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
離婚する時の理由には、

今井通子:
はい

相談者:
性格の不一致だという事で、

今井通子:
はい

相談者:
穏やかに、あの、別れたんですが。

今井通子:
はい

相談者:
ホントはその・・言葉の暴力と言いますか。

今井通子:
はい

相談者:
あの、無視したりとか・・

今井通子:
はい

相談者:
そういう事があったもんですから・・別れました。

今井通子:
なるほど。
あなたはあ、お子さんいらっしゃいます?

相談者:
はい、3人おります、女の子がおります。

今井通子:
おいくつぐらい?皆さん。お・・

相談者:
49

今井通子:
はい

相談者:
48、45ですかしら?

今井通子:
皆さんもう結婚されてる?

相談者:
はい、してますう。

今井通子:
これ、離婚なさってえ・・あなたは・・出られたわけ?、あのお家を。

相談者:
そうです。

今井通子:
はい。
そうすると今はお一人暮らし?

相談者:
そうです。

今井通子:
で、ご主人の方は、おいくつでしたっけ?

相談者:
5つ上なので。

今井通子:
えっと79歳?

相談者:
そうです。

今井通子:
はい。
それでご主人もそうすると今、お一人?

相談者:
・・えっと、長女と住んでます。

今井通子:
ご長女結婚されてんですよね?

相談者:
長女は、離婚して帰って来てます。

今井通子:
はあ、はあ、はあ、なるほど。ご結婚はあ・・恋愛ですか?お見合いですか?

相談者:
見合いです。

今井通子:
ん何年前だか覚えてらっしゃいます?

相談者:
50年前になりますかね?

今井通子:
50年前ね。

相談者:
ええ

今井通子:
で、そのお・・怒鳴る人になったのはいつ頃から?

相談者:
あの、娘たちが、中学の時には「もう別れた方がいいって」ん、「思った」って言ってましたから。
そうですね、子どもが・・産まれて、子どもにわたしが手が掛かるようになってからでしょうかね?、なんか・・面白くなくなったのは。

今井通子:
それで、もうすっかり・・皆さん、一応、ご結婚されて外へ出られて、

相談者:
ええ

今井通子:
一時はそうすっとお二人でいらした事もあるわけでしょ?

相談者:
はい

今井通子:
で・・

相談者:
その時はとっても嫌でした。

今井通子:
うん。お聞きしたいのは・・何故、今なの?・・今、出られたわけ?

相談者:
わたしがもし・・前の旦那がね?

今井通子:
うん

相談者:
まさかの時に、「大病とか」・・「何かなった時に」、

今井通子:
うん

相談者:
「どうして欲しい?」という事をね?

今井通子:
うん

相談者:
わたし聞いたんですよ。
そしたら、「お前に心配してもらわなくてもいい」って言うんですよ。

今井通子:
え?それいつの事?

相談者:
離婚する、1年、か2年くらい前ですね。

今井通子:
あ、だから2年半前に離婚されたわけだから、さ・・

相談者:
ええ

今井通子:
4年ぐらい前?

相談者:
そうですね。

今井通子:
はい

相談者:
んで「わたしがもし何かあった時には」、

今井通子:
うん

相談者:
「面倒」・・「看てくれるのか?」って聞いたら、

今井通子:
うん

相談者:
「看ない事はない」・・

今井通子:
うん

相談者:
という風に言ったんですね。

今井通子:
うーん

相談者:
で、その、会話がとっても・・少ない人で、

今井通子:
うん

相談者:
まともな会話・・っていうのが中々出来ない人で、

今井通子:
うん

相談者:
わたしは「離婚する前に」、何度か、「娘たち3人と」、

今井通子:
はい

相談者:
5に、「5人で」ね?・・「話し合い持ちたい」と。

今井通子:
はい

相談者:
何度も言ったんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
「話す事はない」・・

今井通子:
うん

相談者:
て言われて、

今井通子:
はい

相談者:
為す術もなかったんですね、わたしとしては。

今井通子:
うん

相談者:
取り付く島がなくて・・ずーっとこのままでは、わたしも、怒鳴られて、怯えて、通るしかないって・・

今井通子:
うーん

相談者:
思ったもんだから・・離婚しました。

今井通子:
なるほど。
今日のご相談は何ですか?

相談者:
財産を、全部半分ずつにしようという事で、わたしが、年金と、土地、と、

今井通子:
はい

相談者:
預貯金ですね。それを半分にわたしがしました。

今井通子:
はい

相談者:
で分けました。

今井通子:
はい

相談者:
私としては・・結婚生活の中で、お金の苦労も随分・・させられましたので、

今井通子:
はい

相談者:
とにかく「年金も半分ずつにしよう」と・・

今井通子:
はい

相談者:
いう事で、合意していました。

今井通子:
はい

相談者:
ですが、相手の方の、その「独身時代に」・・「掛けていた年金部分について」・・「それも」、「含めて半分ずつにしよう」という話は、あったので。

今井通子:
はい

相談者:
それがまだ、されてないんですよ。

今井通子:
要は結婚してから後の分は、半分にしましたって事ね?

相談者:
そういう事です。

今井通子:
だけれども、

相談者:
うん

今井通子:
ご主人が、未婚の頃に・・

相談者:
うん

今井通子:
掛けた分に関しては、

相談者:
うん

今井通子:
あなたには、一銭も来てないと。

相談者:
そうそうそうそう

今井通子:
話し合いの時には・・それも、あなたと半分ずつするって約束をしたっていう話?

相談者:
そう。「年金」・・

今井通子:
はい

相談者:
「総額の半分ずつにしよう」という事を、

今井通子:
うん

相談者:
話(はなし)してありました。

今井通子:
なるほど。

相談者:
それで・・えー、わたしがまだ、あ離婚してから2年くらい、その睡眠薬とか、安定剤なんかをずっと飲んで、ましてね。

今井通子:
うん、ふん

相談者:
2年くらいで飲まなくなって・・漸(ようや)くなんかこう、自分が・・殻の中に閉じ込められていたのを、抜け出たなっていう思いが、しまして、

今井通子:
はい

相談者:
それから・・あ、そういえばそういう物があって・・まだもらってないよなっていう事・・

今井通子:
あ・・

相談者:
気が付き出して、

今井通子:
なるほど。

相談者:
色々考え出して、

今井通子:
うん、頭が、スッキリして来たのね?

相談者:
あ・・う、そうなんです。

今井通子:
はい

相談者:
でやっと・・

今井通子:
うん

相談者:
あの、そういう事を、したいっていう風に、思って来たんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
娘たちは・・
「それは、お父さんのもんだから」・・

今井通子:
はい

相談者:
「お母さん」、「が」、「請求できる分じゃないんじゃないか」・・って言うんですよ。

今井通子:
なるほど。

相談者:
でわたしも・・「離婚する前に、そういう話をしてあるから」・・

今井通子:
はい

相談者:
ていう事で・・言いたいんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
ただその・・何かの事につけ、怒鳴られるもんですからね、

今井通子:
はい

相談者:
「多分」・・「言えば」・・「怒鳴るよ」って娘たちは言うんです。
それも怖くて・・今もその動悸が・・治らないんですよ。

今井通子:
という事で、そうするとご相談は・・ご主人が独身の頃に入っていた年金の・・

相談者:
うん

今井通子:
折半を・・

相談者:
うん

今井通子:
求めるにはどうした方、ら、いいか?っていう事ですか?

相談者:
わたしも・・欲しい事は欲しいですよ。やっぱ生活、いっぱいだものですからね。

今井通子:
はい

相談者:
出来れば欲しいです。

今井通子:
それを・・

相談者:
で・・

今井通子:
どういうふにしたら・・切り出せるか?っていう話?

相談者:
そうですね・・怒鳴られないように、なんか上手く・・

今井通子:
ん(苦笑)・・なるほどね。

相談者:
え、ハハハハ(苦笑)

今井通子:
今日はですね(苦笑)はい

相談者:
ハハハハ(苦笑)

今井通子:
弁護士の、大迫恵美子先生がいらしてますので(含み笑い)・・

相談者:
ハハハハ(苦笑)

今井通子:
伺ってみたいと思います。先生よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)


「離婚協議書の効力。「あのときはメンタルが壊れていた」は通用するか?」への3件のフィードバック

  1. 奥さんにだけ怒鳴ってた?

    本当に酷い父親の所に長女は出戻らない。

    看ない事はないっつってんのに。精一杯の愛情w

    旦那は清清してる事だろう、どうぞ残りの人生一人で生きて下さい。

  2. あぁ成る程。相談者本人が「怒鳴る」方だった可能性もあるのか。むしろその方がしっくりくる。でないと、怒鳴られるのが怖いのに殊更財産分与求めるというのが矛盾してくるから。今井さんも薄々感づいたから、あのようなコメントに。

匿名 へ返信する コメントをキャンセル