遺産は貰えず月払いで家計もチェック。しっかり者の兄の干渉に参る統失男
(回答者に交代)
塩谷崇之:
はい、こんにちは
相談者:
はい、こんにちは
塩谷崇之:
はい。えーと2年前にお父さんが亡くなられて・・で、えー、その、お、相続に関して・・え、ま、色々と、揉めたと・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
いうことなんですが、
相談者:
はい
塩谷崇之:
最終的に・・何かその、おー、先ほどあなた、なんか、「押した」という風におっしゃったんですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
え・・
相談者:
実印であの、そ・・あの、財産分けの時に、
塩谷崇之:
はい
相談者:
家族がみんなでその・・4人かな?、母親と、僕と、兄貴と、その・・養子縁組した息子と。
塩谷崇之:
うん
相談者:
4つ印鑑つきますよね?
塩谷崇之:
はい
相談者:
それを、母親も「押しとけ」っていうから、もう仕方なし押したんですわ。
塩谷崇之:
うーん、なるほど。そこにはどんな事が書かれてたんですか?
相談者:
・・そこにはね?、だから・・土地がどうのこうのとか、色々ありましたけどね。
塩谷崇之:
うん
相談者:
兄貴は、自分らがもらう分のやつ、はちゃんともらって・・土地が、どこ、住所だとか全部・・書いてたけどね。
&#△%もう、そんな無いから、そな無しのやつもらったんですけどね。
塩谷崇之:
えーと、あなたが、受け取る財産については何ん、にも書かれてなかったんですか?
相談者:
僕はないですよ。
塩谷崇之:
で、えーと、結局あなたが受け取る物は何もないと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
うん
で、えー、ただ、ま、はあー、お兄さんの方から毎月生活費として10万を・・えー、送ってくれるようになった・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
それは、その遺産分割の、おー、書類に判を押した後の話ですか?
相談者:
そうです。
塩谷崇之:
うん。それまでは、お兄さんの方からはお金はもらあ、てはいなかった?
相談者:
もらってないんです。はい
塩谷崇之:
ああ、なるほどね。その、10万を渡すという事について、その、おー、あなたが判を押した・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
協議書?
相談者:
はい
塩谷崇之:
あ、あなたが判を押した協議書には何か書いてあったんですか?
相談者:
・・いや、そういうのは一切ないです、兄貴はね?
塩谷崇之:
うん
相談者:
だから・・「公に出来んから内緒」お、「で渡してるから」ていう話ですわ。
だから・・その名称とかも何もないもんで。
塩谷崇之:
うん
相談者:
それを打ち切られたら僕も生活・・どうもならんからね。
塩谷崇之:
だからそこであなたがね?、ま、色々と不満はあるかもしれないですよ?、相続の事とかも、色々と不満はあるかもしれないし・・あなたには、ま、不、不満は・・あると思いますけれども・・ま、でも・・ま、兄、としての、最低、限の責任は、ま、果たそうという・・決意がそこには見られる、と思うんですよね?
相談者:
・・あ、そう言われるとそういう感じはありますけどね。
塩谷崇之:
うーん
相談者:
うん
塩谷崇之:
だから、あなたがすべき事は、お兄さんが折角そういう決意をしてるんだから・・その決意をね?、揺るがすような・・
相談者:
うん
塩谷崇之:
ことは・・しない方がいいと思いますよ?
相談者:
・・いや、事実ずーっとやってますやん。
塩谷崇之:
うん、そうですね。
相談者:
うん
塩谷崇之:
だからそれは・・あ、今までもそうして来たかも、とは思いますけれども、今後も、そこはね?・・あなた、に、ま、不満があるのは分かりますよ、色々相続の事とかね?、確かに不公平なのかもしえないけども、ま、でもそこはあなたも、えー、一応判を押しちゃってるわけですから。
相談者:
ええ
塩谷崇之:
そこ、を、は、ま、動かせないと。そうすると今の・・
相談者:
うん、法律、法律的には無理ですけどね。
塩谷崇之:
うん
相談者:
うん
塩谷崇之:
そうすると今の現状を考えた時には・・ま、お兄さんは、色々その感情的なしこりはあるにせよ・・何とかして、その、ま、自分の・・兄弟としての、親族としての責任は果たそうと・・してるわけですから。
相談者:
はい
塩谷崇之:
だけどもそれは、お兄さんは、え、それをしなければいけない・・えー、ま、契約書があるわけでもなんでもなく・・そういう、うー、それをしなければいけないような・・法律上の義務が、あるわけじゃないんですよね。
相談者:
や、分かってます・・
塩谷崇之:
うん
相談者:
だから、今日ね・・もう、だから、もう、30年、以上前からそれは分かってて、
塩谷崇之:
うん
相談者:
そやったら、も、縁切った方がええんちゃうかな?と思って、やっ、縁切って欲しいなと思うたりしてた事があるんですよ。
塩谷崇之:
うん
相談者:
うん、その方がもう、気楽で事やっていけますやん。
塩谷崇之:
うん
だからね?、ま、今までも、おー、そういう気持ちでやって来たんであれば・・その決意をね?揺るがすような・・ことはしない方が・・いい、と、思います。
相談者:
ええ、それは
塩谷崇之:
ただその、お兄さんが亡くなられたあと・・それを・・兄嫁とか・・お兄さんの息子が・・そのお兄さんの気持ちをそのまま受け継いでくれるとは限りませんから。
相談者:
そうです。
塩谷崇之:
うん、そういう、将来的にはそういう事になる、かもしれないんだから、
相談者:
はい
塩谷崇之:
その時に備えて、ま、あなたの方もまず、その自分の病気をきちんと、お、治すという事。
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、あなたは・・「病気じゃない」とおっしゃるかもしれないけどね。
相談者:
はい
塩谷崇之:
きちんとそれは、あのお・・おー、お医者さんの治療、ま、アドバイスを受けて・・きちんと、おー、体調整えるという事。
それから自分できちんと、おー、仕事が出来て・・ま、最低限の収入は得られるようにする事。
相談者:
・・うん、まあ、そらしょうがないけどね。
塩谷崇之:
うん。そこに専念をするという事ですね。
相談者:
うん
塩谷崇之:
それと・・もう一つ、冒頭であなたが、おっしゃっていた、お兄さん、が、は、「家計簿を見せろ」とか「家の様子を見せろ」と。
相談者:
うん
塩谷崇之:
ね?、これは、
相談者:
うん
塩谷崇之:
ま、お兄さんとすればね?・・え、自分が、ま10万円を渡している。ま、お母さん経由、うー、かもしれないけれども、毎月10万円を渡している。
それが・・え、ちゃんと、おー・・きちんとあなたに、が管理出来てるかどうか?っていう事を、一応確認したいという事なんだと思うんですよね。
相談者:
・・うん、それはそうですよ。
塩谷崇之:
うん。だから、ま、どうしても見せたくない物は見せなくてもいいけれども・・
相談者:
うん
塩谷崇之:
一応・・あのお、そうやってね?、生活の支援をしてくれてるんだから・・ちゃんと支援をしてくれてるその、10万円についてはね?、え、ちゃんと、あー、
「管理してますよ」と、「使ってますよ」という事をね?・・
相談者:
うん、それは・・
塩谷崇之:
お兄さん・・
相談者:
はいはい
塩谷崇之:
お兄さんに知らせてあげるのが・・ま、それが、ま・・あー、義務じゃないけども、礼儀なんじゃないかな?・・という風には、思いますね。
相談者:
うん、それは分かりますけどね。
塩谷崇之:
うん
相談者:
うん
塩谷崇之:
だからそこら辺ね?、あのおー・・権利とか義務の問題、じゃないんですよ。
相談者:
・・
塩谷崇之:
ま、あのお、だからその、ね?兄弟仲良くっていうわけにも中々いかないとは思いますけれども、だからといって・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
全くの他人じゃないっていう、その・・そのなんか、微妙な、んー、関係じゃないですか?、多分お兄さんとの関係というのは。
相談者:
ん、ええ、ええ、そうですわ。
塩谷崇之:
うん。その微妙な関係を・・維持する事が、あなたにとっては・・多分・・
相談者:
ああ、ま、いい事でなんでしょうけどね。
塩谷崇之:
いい事なんじゃないかなと思いますんで。
相談者:
はい、はい、はい・・はい
塩谷崇之:
うん、どうやったら・・え、その関係を壊さず・・いい方向に持ってけるのか?っていう事をね?・・よく考えてみて下さい。
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
66歳で仕事もあり、障害者年金と月10万受け取れる環境。
いい人生だと思うが。
たしかに気の毒ではある。でも、病気を自分の人生の一部として真正面から取り組む覚悟がある人ならともかく、「自分は病気じゃない、もう大丈夫なんだ」と慢心して目を背けたがるタイプの自己管理能力なんか信用できないという兄貴の気持ちもよく分かる。
目を離してる間に病気が再発、誰も異変に気づかず放置して悪化なんてことになれば、下手すりゃ破滅まで一直線。統失や躁鬱の身内を伴侶も無しに自立させるのは、相当覚悟がいると思う。
こんなヤツが身内にいたら厄介だな。まさしく厄介叔父。
兄貴がかしこいやり手でよかった。