依存性2人前に債務整理に自己破産、知的障害も付くフルコースに「ムリ」

テレフォン人生相談 2019年3月15日 金曜日

30代の子ども二人ともスロットにハマる。
生活費は入れてくれず生計は相談者の給料と年金とで切り詰めている。
蓄えを崩してカネを与えていたところ、それも底を突いてしまった。
金銭感覚に乏しく月初に使い果たしてしまうらしく、こっちにもお金は無いと言っても分かってもらえない。
息子は債務整理で返済中。
娘は知的障害の診断を受けて障害年金をもらいながら働いていて、自己破産歴があり、ワケの分からない男の影もある。

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 野島梨恵(弁護士)

相談者: 女64歳 19年前に離婚 息子35歳 娘30歳 3人暮らし

今日の一言: 子どもを捨てる。それが子どもへの愛という事があります。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、こんにちは・・

加藤諦三:
こんにちは

相談者:
よろしくお願い致します。

加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
はい、64歳の・・

加藤諦三:
64歳

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
離婚しました。

加藤諦三:
り、あ、何年前ですか?

相談者:
えー、もう10う、9年ぐらいになります。

加藤諦三:
あーそうですか・・

相談者:
はい

加藤諦三:
20年ぐらい前ですね?・・

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、そいで今はそうすっとお一人で暮らしてんですか?

相談者:
えっと、息子と、娘え、の3人暮らしです。

加藤諦三:
あ、そうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
息子さん何歳ですか?

相談者:
えー35歳です。

加藤諦三:
35歳、お嬢さんは?

相談者:
30歳です。

加藤諦三:
30歳・・

相談者:
はい

加藤諦三:
3人で暮らしてるということ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました・・

相談者:
はい

加藤諦三:
それでどんな相談ですか?

相談者:
はい、えっと、息子も娘も、あの、スロットの・・ギャンブル依存がありまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい、それで、娘には、なんか分からない彼氏が居たりとか・・で、ちょっとあのお、お金の使い方が激しくて。

加藤諦三:
はい

相談者:
知的障害もあって、それで、ま、年金が出たり色々してるんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
お給料とか、そういう年金の手当が入って、

加藤諦三:
はい

相談者:
数日でもうお金が無くなって、わたしに
「お金が無いからどうしよう?」っていう事で・・

加藤諦三:
はい

相談者:
えー言って来まして、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、今までは何とか、ま、それでも、援助はしたんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
もうわたしも、底を突いて来まして、

加藤諦三:
はい

相談者:
自分の生活も、厳しい状況に入りまして(苦笑)、

加藤諦三:
はい

相談者:
も、これ以上援助出来ないんで、

加藤諦三:
はい

相談者:
それで・・言っても分かってくれなくて、何回も
「もうお金無いよ」とか色々言うんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
中々理解してもらえなくて、

加藤諦三:
そうですね。

相談者:
もう、縁を切っていいのか?
これから、もう、援助しなくていいのか?、もうどうしていいか?先生、分からなくなって・・

加藤諦三:
分からない、はい

相談者:
悩みまして、それで・・相談っていう事で、はい

加藤諦三:
はい、ありがとうございます。
どこら辺ですか?ギャンブル依存性の程度って。

相談者:
えっとお・・わたしには「もう止めた」・・「行かない」っていう事で言うんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
でもお金が入ると・・行っちゃって、それで、お金が無くなるんです。

加藤諦三:
あ、あ・・そうするとお金が無くなると止め・・あのギャンブルに行かないんですか?

相談者:
はい。それでもう、あのお、最近、自己破産しちゃって。

加藤諦三:
ええ

相談者:
いう事もあったんで。はい

加藤諦三:
ああー

相談者:
もう、借りられるところが恐らく無いんだと思うんですけど。はい

加藤諦三:
うん

相談者:
元々お金に対する、感覚が無い、薄いんで。

加藤諦三:
うーん

相談者:
お金の、はい

加藤諦三:
という事は働いていたんですか?

相談者:
はい、今も働きには行って。あの、パートなんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
お金は・・10数万円は入るんですね。&#・・

加藤諦三:
・・あ、10数万円入るんですか?

相談者:
お給料で。はい

加藤諦三:
はい

相談者:
そんなにパートなので多くないんですけど、はい

加藤諦三:
で、10数万使っ、入って、その10数万を全部、ギャンブルに使ってしまうと?

相談者:
・・何に・・

加藤諦三:
ほで・・

相談者:
使ったか?言わないんで(苦笑)はい

加藤諦三:
あ、分かんないわけですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ほいで本人は・・

相談者:
はい

加藤諦三:
当然自分で治療に行こうとはしないわけですね?

相談者:
えー、一応紹介状はいただいたんですが、

加藤諦三:
紹介状どっからもらった?

相談者:
えっと、メンタルクリニックで、あの、知的障害の・・診断、していただいた先生がいまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
でそこで、書いていただいたんですが・・本人は、行かないんですね。

加藤諦三:
あ、あの、紹介状書いていただいたのは、そのギャンブル依存性の治療をしている病院に・・

相談者:
はい、紹介、はい

加藤諦三:
紹介状を書いてくれたと。

相談者:
はい

加藤諦三:
で・・あなた自身の生計はどうなってんですか?

相談者:
もう自分です、先生。はい

加藤諦三:
ん?

相談者:
わたしが、パートで働いて、

加藤諦三:
うん

相談者:
それでえ、あのお、年金が少し下りるので、

加藤諦三:
うん

相談者:
それと合わせて・・今・・全部このマンションのローンの返済とか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、生活とか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、光熱費も全部わたしが、やってます。

加藤諦三:
ていうことは、あなたはパートで働いて、

相談者:
はい

加藤諦三:
年金を・・でロ、あの、ま、ローンが払・・っている最中でしょうけど、

相談者:
はい

加藤諦三:
生計は・・立ってるわけですね?

相談者:
一応何とか立ってるんですが、今後、あの、も、蓄えが先生無いんです、貯金が。

加藤諦三:
結局今までその、「お金貸してくれ」「お金貸してくれ」って息子さんと娘さんが言って来たのは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
その・・蓄えの部分からどんどん、貸、貸してたわけですね?

相談者:
そうですそうですそうです。こんな・・

加藤諦三:
それでもう蓄えの部分が今無くなったという事ね?

相談者:
はい。もう病気したらどうしようと思って(苦笑)。

加藤諦三:
あーそりゃ心配だよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
64歳で・・

相談者:
はい

加藤諦三:
ほんとはねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
息子さんが・・面倒看てくれるという・・

相談者:
いや・・

加藤諦三:
立場でしょうからね。

相談者:
はい

加藤諦三:
ところが・・

相談者:
ダメなんです。

加藤諦三:
うん、そりゃダメですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすっと、あなた・・今日の相談というのは、そこ・・あ、息子と娘はこういう形であると。

相談者:
はい

加藤諦三:
で・・

相談者:
はい

加藤諦三:
今、自分だけの生活は・・一応維持されていると。

相談者:
ま、何とか切り詰めて。

加藤諦三:
切り詰めてね?

相談者:
はい

加藤諦三:
何とか・・だからって・・このパートがいつ終わるか分からないですからね。

相談者:
そ、そうです、はい。なんとか、あの身体に、言う事聞かせて行ってるんで(苦笑)・・

加藤諦三:
うん

相談者:
はい、はい、やっぱり辛いです。

加藤諦三:
それで・・

相談者:
はい

加藤諦三:
3人の生活っていうのは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
おっしゃってましたけど3人で一緒に食事するなんて事あるんですか?

相談者:
あのお・・作っては、出します。

加藤諦三:
あ、あなたが作っては出すの?

相談者:
全部、はい・・

加藤諦三:
そうすっと・・

相談者:
洗濯も掃除も全部先生すべてわたしですね。

加藤諦三:
あせ、あ、洗濯も掃除も全部あなた?

相談者:
はい

加藤諦三:
そいで、その、その食事代っていうのは、さっき・・

相談者:
あ、もうみんなわたしです。
誰もお金が、余裕がある時は、

加藤諦三:
ええ

相談者:
入れますが。ほとんど・・無いって考えた方が、いいんです。

加藤諦三:
ちょっと待って、「余裕がある時、入れる」っていうのはどういう事ですか?

相談者:
例えば息子に・・

加藤諦三:
うん

相談者:
それこそギャンブルでちょっと勝った時に、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの1万円、2万円等入れて、

加藤諦三:
うん

相談者:
でその、それがもう、ハッキリ毎月々お金入れるっていう・・約束はするんですけど、それはもう果たせなくて。

加藤諦三:
うん、それは果たせないですね。

相談者:
はい、はい、そういう状況です。はい、だからもう無いと思ってます。

加藤諦三:
ああ、そっか・・

相談者:
はい

加藤諦三:
3人で生活してるって言ってるけれども・・

相談者:
はい

加藤諦三:
その、あなたの収入・・

相談者:
そうです。

加藤諦三:
その年金とパートの・・

相談者:
はい

加藤諦三:
お金で・・

相談者:
はい

加藤諦三:
食べているという事ですね?

相談者:
そういう事です。はい
だからもう悲しいです、先生。はい

加藤諦三:
はい
そいでここも、もう今までは・・蓄えで、援助して来たけれども、

相談者:
はい、もう出せない・・

加藤諦三:
もう出せないと。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どうしましょうか?っていう・・

相談者:
そうです、言っても分かってくれないし。

加藤諦三:
そりゃ分かんない、いと、分かんないというよりも・・

相談者:
はい

加藤諦三:
言ってる事は分かってんですよ。

相談者:
分かってんですか?

加藤諦三:
うん、あのね?・・依存症の恐ろしいとこってのはそこなんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
周りの人が言う事は分かってんの。

相談者:
はい

加藤諦三:
本人が・・

相談者:
はい

加藤諦三:
止めようと思っても止められないっていうのが依存症なんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
で本人も・・それが良くないという事は分かってんです。

相談者:
はああー

加藤諦三:
本人が「良くない」とは、思っている。

相談者:
はい

加藤諦三:
で本人は、面白くない。

相談者:
はい

加藤諦三:
だって勝ったって面、面白くないギャンブル依存性。

相談者:
うん、はい

加藤諦三:
勝、負けても勝っても面白くないの。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、あなたが言うのは、そ・・それなんだけれども、今ずうっと自分の・・

相談者:
はい

加藤諦三:
パートと年金で何とか3人の生活続いて来たけれども・・

相談者:
はい

加藤諦三:
これが底を突いたと。

相談者:
はい

加藤諦三:
蓄え無くなったと。

相談者:
はい

加藤諦三:
どうしましょうか?・・

相談者:
はい

加藤諦三:
ていう事ですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、大変難しい、あのお・・相談だと思います。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はあの・・弁護士の・・野島梨恵先生が・・

相談者:
はい

加藤諦三:
スタジオにいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、ありがとうございます。

(回答者に交代)

依存性2人前に債務整理に自己破産、知的障害も付くフルコースに「ムリ」」への10件のフィードバック

  1. 昨日も今日も同居のいい歳をした困った子供の相談ですか。今日の場合はローンが残ってるから相談者も家を出て行けないですもんねー。どうして蓄え使ってまでも援助しちゃったのかなー?きっとそんな2人なら追い出したくても出て行ってくれないですよ。

    1. 家族間でも窃盗や障害の罪は成立しますからね。
      お金与えずにいれば、どうせ盗むに走るだろうから、それをビデオにでもとって警察につき出せば良いです。障害の理由で無罪になったら精神病院の閉鎖病棟に一生閉じ込めておけば良いと思います。

      1. まず、家族間の窃盗について調べ直したほうがいいですよ。
        「精神病院の〜」に至っては暴論の極み。
        考え直したほうがいいですよ。

  2. これは相談者がしっかり自分の生活を守っていくしかない。我が子可愛さに突き放せず援助してきたんだろうけどこのままでは共倒れ。今回も母親が助けてくれると子供は思ってるだろうからさ。

  3. 相談者さん、別れた夫もヒドイ人だったんでは?
    子どもを育てるというよりは、死なせないようにするだけで精一杯。
    そんな家庭で妹は知的障害もあって、お兄ちゃんは寂しい想いをしたんじゃないかな。
    お母さんが家庭環境について子どもに負い目を感じて、10代の頃から言われるがままにお金渡してきたんだったら、こうなるのかもね。。

  4. でもさ、今後、相談者さん、どうするんだろ。
    「子どもたちから金を無心されても毅然としなくちゃ」と、電話を切った直後は思ったとしても、結局またずるずる小銭を渡すのでは?
    大人の知的障害者が家族にいる人のケアって、行政サービスは何もないんですかね。

  5. ピエール瀧のファンです。ここ数日はショックから立ち直れず、テレビもネットもニュースを見ないようにしていたのですが、まさかこのサイトで管理人さんから解説があるとは笑
    それにしても、依存症とは恐ろしいものです…

  6. 管理人さんのコメント読んだら、ゾッとしました。
    副業持ちの社労士が借金で首が回らなくなり、交通事故にあったーーっていう回でもゾッとしたけど、クリーンに真っ当に生きていられることが奇跡に思えてきました。

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