おしゃれ代が奨学金を侵食している大学院生4人姉弟の長女
テレフォン人生相談 2019年3月22日 金曜日
奨学金を貰いながら大学院に通う娘の金遣いが荒い。
バッグ等の購入費がバイト代を優に超えて奨学金を侵食しているもよう。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 女49歳 夫45歳 長女25歳大学院生 長男23歳 次男21歳 三男19歳
今日の一言: 己自らを知れ。人類普遍の課題です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、お世話になります、よろしくお願い致しまあす。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい、わたくし49歳。
加藤諦三:
49歳。
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えーご主人何歳ですか?
相談者:
45歳です。
加藤諦三:
45歳、お子さんは?
相談者:
えー子どもが4人おりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと上から・・長女が25歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
長男が23歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
次男が21歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
三男が、19歳です。
加藤諦三:
分かりました。はい・・
相談者:
はい
加藤諦三:
それで・・どんな相談ですか?
相談者:
・・えーと、ちょっとお恥ずかしいんですけど長女がですね?
加藤諦三:
はい
25歳のこの長女さんですね?はい
相談者:
はい
ま、今大学院の方に・・
加藤諦三:
はい
相談者:
行っておりまして。
この子がま・・ちょっとお金え・・の、ま、奨学金云々もちょっと使い込んでおりまし、て、
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、ま、バイトお、とかもしてるんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうのも・・ちょっと金銭ん、の、ちょっと・・使い込みっていうか、ま、その働いた分なんでしょうけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
それがちょっとあまりにも・・あのお、ちょっとアレだったので、それが・・正直「ん?」と思ったのが、3年前ぐらい前に、最初分かったんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それでえ・・ま、その時、全部、洗いざらい・・ちょっとわたしがチェックをして、
加藤諦三:
うん
相談者:
でま・・自分が・・アニメっぽいのが好きい、らしくてですね?
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう、系統の物を・・結構買っておりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、いっぱい、あの・・部屋の方に隠しておったのが出て来たんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
んでえ・・
「ちょっとこれはどういう事なの?」って言ってみたら・・ま、その時も、結構な金額う・・にはなってた・・借金をしてるってわけじゃないんですけど。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
・・でえ、そういう事がありまして。でえ・・その時は、ま、大学う・・の4年生の大学に行ってる途中だったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、まあ・・当然、ま、これは改善しなきゃいけないという事と、本人が、ま、反省してましたんで。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、時折チェックを入れながらですね、
わたしもあのお・・してたんですよね。
そしたらあ・・まあ・・最近になって、ちょこちょこ、また、あの、目に見えて、物を・・買ってるう、ふ、ふうがちょっとありましたんで、
加藤諦三:
・・あ・・
相談者:
それで・・
加藤諦三:
物を色々・・
相談者:
はい
加藤諦三:
買ってるっていうのは、要するにアルバイトしてえ、る、お金で買ってるという事?
相談者:
て言うんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
実際ちょっと、えっと先週見ましたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーっと、払ってる金額はその倍ぐらいはありました。
加藤諦三:
・・アルバイト料よりも多いと。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、そ・・
相談者:
そ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。当然、ま・・奨学金の事を、こ、融通してるっていうのが分かりましたんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
あ、これは、と思ってですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
んま・・んー、元の木阿弥(もとのもくあみ)というか、こ・・「あー」ていうのになってしまって・・
加藤諦三:
で、「物を」先ほど「買ってる」って言いましたけど、そこの物っていうのは、ど・・
相談者:
えーと今回はですね、あのお、バッグっていうか、カバンっていうんですかね?
加藤諦三:
あーはあ、は
相談者:
はい、そういうのとか。ま、学校で使う教科書等は、ま、別としてもですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお・・見た感じ、こう、ポーチとか云々とか、こ、お揃いでカバンとかも集めてたり、洋服もですね?
加藤諦三:
うん、あのお、いくらぐらいの物を買ってるんですか?
相談者:
・・えっと・・う、あの、物としてはその、ま、1万とか、ま、2、3万とかで、そ、何十万とかではないんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
・・それがやっぱちょっと積み重ね、てですね?・・&#△%
加藤諦三:
それでこの・・「バッグとかカバンとか」ってえ、言ってましたけど1万2万っていうの。
で、これはあの、使ってるんですか?、それは。
使ってないで、ただ買うだけですか?
相談者:
・・や、使ってますね。
加藤諦三:
使ってますか?・・
相談者:
はい
加藤諦三:
はいはい
相談者:
はい。今度は、収集の方ではないんですよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
前のその・・えーとアニメグッズみたいな時に3年前に発覚した時はもう、収集みたい、だったです。隠してあったからですね?
加藤諦三:
はい
相談者:
開けてなかったりで。
加藤諦三:
うん
相談者:
今回は・・ま「必要なもんだ」って彼女が言うみたいに、使ってはいるんですけど・・
加藤諦三:
使ってるんですよね?・・
相談者:
はい
加藤諦三:
はいはい
ちょっと、あなたの、こ、言葉を、き、伺ってると、先ほど「使い込み」っていう、こ、言葉をね?
相談者:
はい
加藤諦三:
使ってらっしゃったんですけども、お嬢さんについて。
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか、使い込みっていうと・・まるで会社のお金を使い込んじゃったっていうような・・
相談者:
あ(苦笑)
加藤諦三:
こ、印象を受けるんですけど、そういう事では全くないんですよね?
相談者:
ないんですけど、やっぱり残るべきして残って、か、最終的には返済しなきゃいけない奨学金にですね?
加藤諦三:
うん
相談者:
本来なら、残ってる分、金額を、そやって、自分の好きな物に買うっていうのは、わたしは間違いだと思ってるもんで。
加藤諦三:
うん
相談者:
(息を吸って)だからそれは返済しなきゃいけないし、いずれ・・あの、っていうところで、何かしら、ま・・今回も、ま・・今回もっていうか、こ、大学院行くとか、将来に・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
なんかアレする時に、自分の投資に・・
加藤諦三:
うん
相談者:
つ、使えるようにとか、もちろん返済にすぐに回してですね?
加藤諦三:
うん
相談者:
だからあの、アルバイト行ってる分の・・その分を超えてまで、
加藤諦三:
うん
相談者:
してるのが間違いだって。
だから主人が、あの、で・・「どうしてこれが分かるぅ・・分からない?」ってこういう風にして説明しててって、こうこう、なんか分かりやすくというか、説明、主人もするんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
「君のやってる事は世の中では通じないし、通らない」って言って。
加藤諦三:
うん
相談者:
で「ましてや自分の」・・「家(うち)に居て」、ま「食事から何から食べてて」この、「光熱費払ってるわけじゃない、状況で」、
加藤諦三:
はい
相談者:
「こんな事をしていいわけがない、学生の身分で」って、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、主人はズバっと言ったんですよね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、「これを、続けて、したいと言うなら、も、自分1人で何もかもやりくりしなきゃ」って。
加藤諦三:
うーん
で、このお嬢さんはあ、大学院の勉強そのものを怠けているわけではないんですよね?
相談者:
ないんですよね、これがまあ、そこそこやってってですね?
加藤諦三:
うんー、と・・ごく普通に、し、考えるとお、立派なお嬢さん・・
相談者:
ハア(苦笑)
よそ様の方にはそう言っていただけるみたいですねえ。
加藤諦三:
ま、お嬢さんだから25歳でね?・・ま、バッグの1つもお・・買いたい時期でもあるし、確かに・・大学院で勉強する・・ときに、も、他のね?・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、働いてる・・女性とおんなじ物を欲しがるのはおかしいっていう、うのは、分からないわけじゃないけれども・・なんか・・それほどなんかすごい事をしてるような感じはないんですけど、今日の相談というのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
この25歳のこのお嬢さんが、大学院生であるにも関わらず、奨学金をもらいながら・・今、話したような事をしている、この、お嬢さーんを、どう指導したらいいか?っていう、そういう事ですか?
相談者:
・・そうですね。もう・・言うべき事は言ってるんですけど、ま、伝わらないっていうか、ま・・理解はしてるけど・・ん、なんて言うんですかね?、な、そうですね、ホントに、主人はもう、「出て行って1人でやんなさい」、で・・もう答え出しちゃってしまったんで。
1人じゃ・・
加藤諦三:
あ・・ご主人はもう・・家え、出て行って自分で、「1人で、自活しろ」と・・言ってるわけですね?
相談者:
そうで・・もう「そうしないと君は分からないだろう」って言ってですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
本人も、半分は、以上は分かってると思うから黙るとは思うんですけど。
加藤諦三:
ええ
要するに、あなたの気持ちとしては・・わたしだって「わたし」ってのは、あな、あなたね?
相談者:
はい
加藤諦三:
「わたしは」、「わたし」い、で「達だってこんだけ苦労して」え・・「みんなを育てて来てるんだ」と。
「それなのにあなた、こんな」あ、「贅沢な物を、買ったりして」え・・「そんなに人生甘く考えるなよ」っていう・・そういう・・ことですか?
相談者:
今・・今ホントにちょっと、改善をしておかないととは・・思う・・なんか、すいません、板挟みとまではいきませんけど、わたしも考えがこう・・
加藤諦三:
ん
相談者:
すいません、それで、ちょっと・・
加藤諦三:
で・・
相談者:
ご意見をいただければと思ってですね。
加藤諦三:
はい・・はい、分かりました。
今日はあのスタジオに、弁護士の中川潤先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
よろしくお願い致します。
(回答者に交代)
その使い込んでいる奨学金が貸与型で連帯保証しているなら返し終わるまで他人事ではないわな、励ましてどないなるねん。
バイトってのが、高収入の親に言えないバイトをしてるんじゃない?って最初思ったけど。
25歳にもなって1、2万のバックやポーチで親に色々言われるなんて。
私が25歳の頃周りはみんな高級ブランドのバックとか持ってきたけどね。
勉強もちゃんとしてるなら、他の悩みと比べると全然問題ないように感じるね。
相談者さんのご主人は20才で初めてのお子さんが生まれ、2才違いで4人のお子さんがいる。相談者さんは4才年上で、若い時から世間に非難さなれないようにと、とても頑張って子育てしてきたのではないでしょうか。
相談者さんの「お恥ずかしいのですが」とまるで子育てを失敗したかのような言い方が気になりました。
4年前はアニオタを否定され、今はおしゃれを否定されて、お嬢さんも立つ瀬が無い。
加藤先生も「自分達たちは苦労してきたのに何だ」と思っているのでは、とおっしゃっていましたが、私もそう感じました。
「生活費も払わないなら独立しろ」なんて言う前に、「きみのやっていること」なんて非難する前に、まず普通に友だちのこと、おしゃれのことなどおしゃべりしてあげてほしいなと思いました。
相談者のいう事すごくわかるんです。
私はお金に関しては子供に対してこういう考えで接してきました。
奨学金も借金と思ってます。
まさか加藤先生の回答が「思いやりがない」とは
自分では正しいとおもってました。
人に話すことでもないし気付けなかったです。
この相談者の方の場合は下にまだ三人いるし
経済面でシビアになっても仕方ないと思うんだけどなあ
更に上を目指すのでしょ。
打ち出の小づちはないよ。
匿子さんと同じ思いでいました。
ご両親が25才の頃とは違うのかもしれませんが、勉学にも励んでいらっしゃるお嬢さんがふと同年代の友達をみたとき・・・
やっとオシャレに目覚めてくれたと喜ぶ母親もいると思いますが、相談者さんのように一生懸命子育てしてきた人とはまた違う思いがあるのでしょうね。
電話を切る前のお言葉が胸に残ります。
「申しわけありません・・・」
「こんなことで・・・」
こんなことぐらいとかおっしゃらないでください、相談者さんにとったら大変な相談事だったのですからね。
電話切られた後どんなお気持ちだったのでしょうか。
正しいとか間違いとか、子育てにはありません。
親は必死で子どもを育てているのですからね。
せっかくふた親揃ってるのに、揃って娘を叱責して。
院生って、社会人という認識で私はいるんですけどね。
1度も社会に出たことない院生、稼いだことがない人は子どもということなんですかね?
25歳なら、そんなに親が干渉することないと思うけど。
だいたい、そんなに心配ならなんで奨学金の振り込まれる口座の通帳、印鑑、カードを親が預からないのかしら。
世帯年収はいくらくらいある家なのかしら?
下にまだ3人もいるからピリピリしてるのか?
もっと深掘りすると、いろんな事が出てくる奥さんて気がする。
新しい物を次々買う娘に嫉妬もあるんじゃないの?
大学院いくくらいだから賢いお嬢さんなんでしょうが、きっとまだ自分でお金のやりくりした経験が少ないだけなんじゃないでしょうか。
サラ金から借りて買っているわけじゃなくって、無利子か低金利なら別にそれほど心配することないんじゃないの?
お金のやり繰りって、本を読んだり人から話を聞いてもなかなか理解するのが難しくって、自分でお腹が空くとかの体験がないと身につかないものだと思いますよ。
家から出してアルバイトかなんかで働いて得る収入と要らないバックを買って支出する感覚がわかれば自然と解決すると思いますよ。
勉強のしすぎで頭でっかちになっているんでしょう。