奨学金とは就学を奨励する資金。
金銭的に就学困難者に対して支給するお金のこと。

分類としては、大きく3つある。

まず、使用目的。
入学金、授業料等の使用を限定して支給するものと、使いみちには関知しないものとがある。

2つ目は支給母体で、就学先の学校、企業、国や自治体、その他公共団体など。

3つ目は、返済が必要な貸与型か、返済不要の給付型か。

返済不要のものは、学校や企業が母体となっていることが多いものの、人数としては少なく、選抜も厳しい。

学校が学生に提供する返済不要のものとしては、授業料免除などの形が多く、広い意味での給付型奨学金と言える。

番組に寄せられるもののほとんどは使いみちが限定されない貸与型。

固有名詞は出てこないが、独立行政法人 日本学生支援機構のものと思われる。

前身である日本育英会の方が馴染みがある人も多いだろう。

返済に行き詰まった相談や貸与者が亡くなってしまった相続人や連帯保証人からの相談もある。

また、相談の主旨ではないものの、多額の貸与奨学金が積み上がっていながら、惰性で学生を続けようとする相談なども含まれる。