60過ぎた4人兄弟姉妹の不信。半年で母の貯金1500万を下ろした姉
テレフォン人生相談 2020年1月31日 金曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女63歳 8ヶ月前に他界した父95歳 母92歳 兄70歳 姉67歳 弟61歳
今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いいたします。
今井通子:
はい
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
あのですね、8ヶ月前に・・
今井通子:
はい
相談者:
わたくしが実の父が亡くなり、まだ母は健在なんですけれども、
今井通子:
はい、お父さまおいくつだったの?
相談者:
えっと95歳
今井通子:
9、おーすごいですね。
相談者:
はい。で母は今、92で・・
今井通子:
はあ
相談者:
健在なんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
あの、わたくしきょうだい4人おりまして、
今井通子:
はい
相談者:
あのお、その、ま、近くに、住んでおります姉が・・
今井通子:
はい
相談者:
あの、ま、母の生活の手助けをしてるんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
このお、あの、初盆、とかそういう、お、の時に法事とかで帰った折にですね・・
今井通子:
はい
相談者:
あの、お金のこととか、どうなってるかって話し合いも、ま、なんにもしてない・・段階で、で、あの「通帳とか、ちょっと見せて」ということで、
今井通子:
はい
相談者:
あの、弟があれしました。かなりのお、額を、し、あの、出してるんですね。もう、とてもじゃないんですけど、母が・・一人に使うようなもう、あれではないんですね。
今井通子:
・・なるほど。
相談者:
あのお、3日空けずに、あの、50万、一度にカードで下ろす・・それを利用してなんかもう・・かなりの額を下ろしてまして。
半年の間に、つう、あの、定期にまで手を出してるってことが分かりましてですね。
今井通子:
はい
相談者:
ま、きょうだいですからどうやって、対処して、いけばいいかと思いまして。
今井通子:
ほお
まず、あなたおいくつ?
相談者:
あ、63歳です。
今井通子:
63歳
相談者:
はい
今井通子:
お姉さまおいくつ?
相談者:
えっと60、7ですね。
今井通子:
7歳
弟さんは?
相談者:
えー、61歳です。
今井通子:
61歳
相談者:
はい
今井通子:
で、ごきょうだいは、3人さん?
相談者:
いや、あの、兄がいまして。
あたくしと、ちょっと遠方にいまして、兄はもうすぐ70です。
今井通子:
あ、お兄さんが一番上?
相談者:
はい
今井通子:
はい
まずは・・
相談者:
はい
今井通子:
8ヶ月前にお父さま亡くなりました。
相談者:
はい
今井通子:
その亡くなる前までは・・
相談者:
はい
今井通子:
お父さまとお母さまとで、生活してらしたの?
相談者:
あ、はい
でもちょっと母が、あの、台所のこととかおぼつかないんで、
今井通子:
うん
相談者:
あの、近くに住んでおります姉が・・あの、ま・・
今井通子:
あ、そうするともうその時・・
相談者:
時々手伝いには来てまして。
今井通子:
はい。それが63、7歳のお姉さん?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
はい
一緒に住んではいらっしゃらない?
相談者:
あ、今は、半分一緒に住んでますね、母が一人になりまして、半分というのは・・あの、ちょっとリハビリのステイを・・出来るところに半分ステイをさしてまして・・
今井通子:
うん、うん
相談者:
半分、っていう感じです。
今井通子:
お子さん達はいらっしゃんない?
相談者:
もう・・独立してます。子どもがいますけれども。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
も、孫もいて、はい
今井通子:
はい
お姉さまは、その、お父さまがまだ、あの、ご存命の頃から、
相談者:
はい
今井通子:
時々手伝いにはいらしてわけね?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
はい
それで、亡くなって、
相談者:
はい
今井通子:
8ヶ月経ちました。
相談者:
はい
今井通子:
法事の時ってのは1ヶ月ぐらい前ですか?それとも、何週間か前?
相談者:
1ヶ月、2ヶ月ぐらい前ですね。
今井通子:
あ、2ヶ月前?
相談者:
はい、はい
今井通子:
2ヶ月前に集まった時に、
相談者:
はい
今井通子:
通帳を見たところ、
相談者:
はい
今井通子:
ま・・相当額を・・
相談者:
そうです。
今井通子:
それは・・お母さま用じゃなくって使ってるらしいということ?
相談者:
そうなんです、明らかに。
今井通子:
その、そのお金っていうのは、
相談者:
はい
今井通子:
そもそもはどなたの物?
相談者:
あの、全部すべて、遺言で母があれしてますから、すべて母の物なんです。
今井通子:
はい
相談者:
それを、ま、一応自分では、「わたしは管理してる」「管理してる」とは言うんです。でも、別にわたし、と、ま、「管理してちょうだい」って頼んだあれはないんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
あの・・ま、管理してるってことで、それで・・それ・・
今井通子:
これあの・・お父さまが亡くなったあとの、遺産相続っていうのはなかったわけね?
相談者:
あの、遺言がありまして、
今井通子:
うん
相談者:
「すべて母に」と書いてありまして。
今井通子:
うんいや、それで・・
相談者:
はい
今井通子:
その遺言通りに・・
相談者:
はい
今井通子:
すべてお母さまに、みなさんで決めて、なすったわけね?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい
大体・・どれぐらいの金額あったんですか?
相談者:
あ・・結局ですね、も、1500万ぐらいですかね?
今井通子:
1500、ぐらい?
相談者:
1500、はい
今井通子:
はい・・あったと。
相談者:
を、出金してます。
今井通子:
あ、出金が?
相談者:
出金額です。
今井通子:
6ヶ月間で・・
相談者:
そうです。
今井通子:
1500万ん、ぐらいを・・
相談者:
はい
今井通子:
えー、出金してると。
相談者:
そうです。
今井通子:
え、そうすると・・お父さまからお母さまが、あの、譲りを受けたっていうか・・
相談者:
ああ、はあ、は
今井通子:
もらったお金っていうのはいくらぐらいあるわけ?
相談者:
4千万・・
今井通子:
4せ・・
相談者:
ま、現金、現金だけですね。
今井通子:
はい
相談者:
定期とかそれも、いめ、入れまして、不動産は別にしまして。
今井通子:
はい、4千万ぐらい?
相談者:
はい
今井通子:
はい
で、その4千万ぐらいのうちの、1500万、ぐらいを・・
相談者:
はい
今井通子:
ま、えーっと、6ヶ月で使っちゃったと?
相談者:
で、ま、この2ヶ月も経ってますんで。
今井通子:
はい
相談者:
またどれだけ、減ってるか・・
今井通子:
なるほど。
これはあの、お母さまには・・何に使ったかを、訊かれたの?
相談者:
全然母も、疎く、あのちょっと、ぼんやりしてるとこありまして。
今井通子:
はい
相談者:
も、ま、まるでもう・・「知らない」、「もう任せてある」と・・言うんですね。
今井通子:
なるほど。そうすると、じゃ、お姉さまからは使用途は、聞かれました?
相談者:
いや、言っても・・もう、「さあ、分からない。これは」あの「ちょっとあれ法事に、お寺に」・・どうのこうのとか・・上手に「知らない」、もうとにかく、「知らない」
今井通子:
これはあの、形態としては通帳か何かに入ってる・・普通預金なの?
相談者:
普通預金です。
今井通子:
なるほど。
相談者:
とにかく、も分からないように、見せない・・隠してるんですね。
今井通子:
そうすると今日のご質問としてはなんなんでしょ?
相談者:
あの、姉に対してこれから・・
今井通子:
はい
相談者:
そのお金の、ことも・・どうやって・・説明させるように、持って行くか、ちゅって、開示わたし達にするようにするには、どうしたら・・よろしい・・でしょうか?
今井通子:
ああー、なるほどね。
相談者:
それと・・ケアマネージャーって方が、いらしてですね、家に。
今井通子:
はい
相談者:
あの・・その方も家のことも、ご存知なので、ちょっと・・どこにも相談することがなかったもんですからちょっと電話で聞いてみたんですね。
今井通子:
はい
相談者:
そしたらもう、そういうあれでしたら・・「すぐに」あの「老人ホームを」・・
今井通子:
はい
相談者:
「探して予約をしてください」と。
そして「お金に管理に関しては」、あの「法的な任意後見人」・・とかいう「頼んで」ていうアドバイスを受けたんですけれども。
今井通子:
これはあれですかね?成年後見?
相談者:
そうです。それを・・第三者なりに、「いいんじゃないですか?」と、言われたんです。
今井通子:
なるほど。
今日はですね・・
相談者:
はい
今井通子:
弁護士の坂井眞先生がいらしますので・・
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみようと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
相談者:
あ・・よろし、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
こういうお金が絡んだ家族間の問題解決は感情を排して、粛々と手順を踏んで行くのが良いのではないでしょうか。
しかしながら皆さん長生きですね。
結構なお金があると、もめるんですね。兄妹の中で、一人だけ地元に残ったお姉さん。普通なら、健気にひとりで見守るというパターンで、外に出た何もしない他の兄妹とお金で揉める、、。でも、このお姉さんは、勝手にお金を下ろしていたんですね。そりゃ他の兄妹は、気になると思います。1対3に分かれて争うことになるけれど、このお姉さんは、お母さんのそばにいるし、なかなか手強いですね。
結局近くにいる人の勝ちだよな。
財産(主に現金)が有れば勝ち、無ければ負け・・ですかね。
世知辛いね。
親の世話一切みてない人たちが何好き勝手言ってることか。
今でも、母親に会いにいってないだろうが、母親に聞けばはっきりすることを、母親の心配より金かい!
父親がなぜ母親だけに遺産を遺したか?
お金を持ってれば不自由しないだろう、って言うのもあるけれど、そのときの母親の年齢からみれば、お金を持ってれば誰かが面倒見てくれる・愛想良くしてくれる、と思ったんじゃないだろうか。
親が高齢になってから子供たちが皆親を大事に遠く離れていてもいろいろ面倒(孫とテレビ電話で話すとか、美味しい物送ってくれるとか)みてくれていたなら、母親のその後の生活も不安が無いので、子供にも遺産を残したんじゃないかな。(結局盆正月の付き合いだけだったんじゃないかな)
だからたくさんお金貰おうとも近くにいる子供が面倒見てくれてるんだから、それでいいんじゃないの。
そういう事を考えたうえでお姉さんに話すとよい。
亡くなってもいないお母さんの通帳普通見るかなぁ?
何の心配なのかわからない。
お母さんが認知症になったりしても、相談者さんって何かしてくれるのかしら?
結局お姉さんが何かと面倒みてくれるのではないですか、そんな姉妹がいるのに感謝しましょうよ。
知り合いで、母親の通帳からこっそりとお金を数千万円抜いたあと、介護が面倒になって、妹に丸投げした人もいましたけどね。
結局、妹が最期まで母親を介護して、相続でもらったお金ははした金だった、という結末。
一方、姉は都会でマンションを買った、って。
追記
姉が母親の面倒を見たのは、1、2年。食事を作ってあげるくらいで、母親はトイレも自分で行けた。
妹が母親の面倒を見たのは、その後の10年近く。最期は寝たきり。完全に介護。
個人的意見だが、母親と言えども他人。他人の金をこっそりくすねる人が、最期まで真摯に介護をしてくれるのか、私は疑問なんですが、どうなんでしょうね…
こちらの意見とてもしっくりきました。
そうですね、可能性否定できませんね
弁護士さんに聞いてみればわかると思う。
これくらいの金額(数億)以上の遺産の方がもめない。
(ただ昔からの金持ちではなく、成金の方の遺族は例外だけど)