パワハラに苦しむ新卒息子を見かねて匿名通報。オヤジ乗り出すのはアリか?
テレフォン人生相談 2020年4月16日 木曜日
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 男49歳 妻49歳 遠方で働く長男23歳 次男18歳
柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
柴田理恵:
はい。今日はどんなご相談ですか?
相談者:
息子の、
柴田理恵:
はい
相談者:
会社のこと、で、ちょっと・・
柴田理恵:
はい
あの、あなたおいくつですか?
相談者:
えー、49です。
柴田理恵:
奥さんはおいくつでしょうか?
相談者:
49です。
柴田理恵:
お子さんは息子さん・・と、あとほかにいらっしゃいますか?
相談者:
長男23歳
柴田理恵:
はい
相談者:
次男18歳・・はい
柴田理恵:
じゃあ、長男さんの、会社のことでってことでしょうか?
相談者:
そうですね。
柴田理恵:
はい
え、どうなさいました?
相談者:
大学卒業して・・
柴田理恵:
はい
相談者:
就職したんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
ま、入・・ってすぐから、
柴田理恵:
うん
相談者:
朝、早出、
柴田理恵:
うん
相談者:
夜、遅いっていうのがあって。
それは、ま、いいんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
「キツいな」って話しながらやってたんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
2ヶ月ぐらい後にですね、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、なんか上の方が・・変わったらしくて、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの・・その上の方ですね、なんか、あのお・・パワハラっていうんですか。そのうちの息子にだけ・・キツい、当たりをするというか・・
柴田理恵:
新しい、上司の方がですね?
相談者:
ええ
柴田理恵:
ふん
相談者:
そうですね。
柴田理恵:
うん
どういったパワハラなんですか?
相談者:
例えばですね、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの・・うちの息子は入ったばっかりだから・・
柴田理恵:
はい
相談者:
その、会社でいろいろ、決め事のやってることって・・なんでそうなったか?なんて知らないじゃないですか。
柴田理恵:
あーあ、はい、はい
相談者:
それが新しく来た人は、「なんでここの支店はこんなことやってるんだ?」って・・息子に怒るらしいんですよね。
柴田理恵:
その、上司の人も新しくここに・・
相談者:
あー、そうです。
柴田理恵:
来た方・・はい・・ふうーん
相談者:
で、そんなこと、言われても、(ため息)・・いや分かん・・
柴田理恵:
いや「分かりません」って話ですよね?
相談者:
「分かりません」って話しなんですよね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
まあ、そういう感じのが、ずうっと・・続いてたらしくて、
朝の早出も・・
柴田理恵:
うん
相談者:
ホントは、会社は9時からなんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
朝7時前には行かなきゃなんないらしいんですよね。
それも息子だけ行かされるらしいんですよ。
柴田理恵:
ん、なぜ?
相談者:
9時から・・営業、みんなでこう回るやつの、
柴田理恵:
はい
相談者:
準備を、するのに、
柴田理恵:
はい
相談者:
「それは新人の仕事だ」つってやらされるらしいんですよね。
で、たぶんみんな来ればそんなの・・
柴田理恵:
そうですね。
相談者:
30分で、ええ、終わると思うんですけど、
柴田理恵:
はい
相談者:
なんか、そういう・・習わしがあんのか、そこの会社は。
柴田理恵:
上司の人は・・そのシステム知らないはずでしょ?
相談者:
いや、あのお・・知ってるみたいです。
柴田理恵:
あの、他所から変わって来ても・・
相談者:
ええ
柴田理恵:
それは、息子さんにやらせるわけですか?
相談者:
あ、そうです。やらせる&#△%
柴田理恵:
新人だから。
相談者:
ええ。ええ
柴田理恵:
はい
相談者:
で、朝、7時前に行って、夜帰って来んのは11時っていうのが・・
柴田理恵:
あーあ
相談者:
もう毎日続いてて。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
大変だなあと思ってたんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
ま、わたしも、昔、ま、そういうのいろいろ経験してるから、ま・・
柴田理恵:
うーん
相談者:
踏ん張りどこかなと思って・・
柴田理恵:
はい
相談者:
うん、「頑張れ」っていろいろ言ってたんですけども。
柴田理恵:
はい
相談者:
あんまり・・いろいろひどい話聞いたもんだから、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、わたしが、ちょっと会社のほうに、
柴田理恵:
はい
相談者:
匿名でメールしたんですよね。
柴田理恵:
はい
相談者:
で「こういう状況みたいなんだけど分かってるんですか?」みたいな感じで。
柴田理恵:
はい
相談者:
ちょっと、親が出んのどうかな?と思ったから、
柴田理恵:
うーん
相談者:
ちょっと匿名で言ったんですけども(苦笑)。
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
・・だ、誰?っていう分からないようにして言ったんですけども。
柴田理恵:
はい
相談者:
たら、「いやそれはちょっと重大なことなので」・・「こっちのほうでも、対応しますので」・・いう、話・・へ、返事は返って来たんですけども。
柴田理恵:
か、会社は・・どの部署に、言ったんですか?
相談者:
かなりおっきい会社で、
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
もう、全国にあるんですよ。
柴田理恵:
はい、はい、はい
相談者:
で、そこの本社の、なんかホームページみたいなとこ・・から・・
柴田理恵:
あー
相談者:
問い合わせみたいのがあって。
柴田理恵:
はい
本社のほうに直接おっしゃったわけですね?
相談者:
ええ、え、そうです。
柴田理恵:
はい、はい、はい
相談者:
したら人事部の方から、連絡来て、
柴田理恵:
あーなるほど。
相談者:
で・・ま、なんかしてくれるのかな?と思いながら・・
柴田理恵:
はい
相談者:
ちょっと心配で・・そのメールしたちょっと後に・・
柴田理恵:
うん
相談者:
・・と、親元離れて遠いとこにいるんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
・・わたしちょっと・・行きまして。
柴田理恵:
はい
相談者:
2泊ぐらいして。
柴田理恵:
はい
相談者:
なんか行ったらもう・・結構清潔な奴だったんですけど、
柴田理恵:
ほ?
相談者:
なんか髪もボサボサになってて、
柴田理恵:
あーあ
相談者:
なんかちょっとね、身だしなみも悪くて、
柴田理恵:
はあーあ
相談者:
で部屋も、すごい汚かったし。
柴田理恵:
はい
相談者:
そして、掃除したりして。
柴田理恵:
はい
相談者:
で、そうしてるうちに、
柴田理恵:
うん
相談者:
今度、その1ヶ月ぐらい後ですかね?
柴田理恵:
はい
相談者:
あん・・
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、息子にこう、キツく当たる・・上司の方が、
柴田理恵:
あ、はい、はい
相談者:
なんか大変なミスを犯したらしくて、
柴田理恵:
うん
相談者:
営業先の・・とこ、出入り禁止になってしまったんですよね。
柴田理恵:
ほお
相談者:
上の方がおっきい、取り引きのところを持つらしいんですよ。習わしでは、そこの会社は。
柴田理恵:
あはい
相談者:
新人は・・小っちゃいところを何個も回って。
柴田理恵:
あー、はあ、はい、はい
相談者:
ええ・・で、新人がそんなおっきいとこ持つこ、持つ、ことはないらしいんですけども、
柴田理恵:
うん
相談者:
その、支店長がもう、そこの・・出禁になったもんだから・・
柴田理恵:
うん
相談者:
も、息子しか、行ける奴がいないっていうことになって、
柴田理恵:
はい
相談者:
息子が行くことになったらしいんですよね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
だけども、まあ・・「ちょっと考え方変えれば、チャンスだべや」っていう話をして、
柴田理恵:
うーん
相談者:
そこでちゃんとやれば・・
柴田理恵:
うん
相談者:
ね?いろいろ認められるし、みたいな
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
「大変だろうけども」って言ってて。
柴田理恵:
はい
相談者:
「そうだね」って言ってやってたんですけども、
柴田理恵:
はい
相談者:
やっぱり、すごい、キツいらしくてえ。
柴田理恵:
はい
相談者:
今まで以上の残業もあるらしくて。
柴田理恵:
うん
相談者:
で残業もその・・「残業付けると支店長の評価が悪くなるから付けるな」ちゅ言われて、残業なしでやってるんですよね。
柴田理恵:
はあーあー
相談者:
そしたら昨日、昼ぐらいに、
柴田理恵:
うん
相談者:
「もう無理だわ」って電話来たんですよね。
柴田理恵:
はい
相談者:
「なした?」って言ったら・・
柴田理恵:
うん
相談者:
この上司の・・伝票とかは・・
柴田理恵:
うん
相談者:
新人は、やれないらしいんですよね。
柴田理恵:
はい
相談者:
そこのおっきい、取引先に、
柴田理恵:
うん
相談者:
行くのは息子なんですけども、
柴田理恵:
うーん
相談者:
請求書とかそういう書類関係は、
柴田理恵:
うん
相談者:
その上司の方が・・やらなきゃならないらしいんですよ。
柴田理恵:
あー、ミスった上司が?
相談者:
ええ、ええ
柴田理恵:
うん
相談者:
で、それをもって、き・・昨日行ったら・・
柴田理恵:
うん
相談者:
なんか間違え、ばかりで、
柴田理恵:
うーん
相談者:
息子が・・物凄い怒られて来たらしいんですよね。
柴田理恵:
はあーあー
相談者:
で、たぶんその、怒られてすぐ電話掛けて来たのかなあと思うんですけど。
柴田理恵:
ん
相談者:
だ、息子も、ま、自分、が、のミスで怒られるのは仕方ないと思うけど、
柴田理恵:
うーん、うん
相談者:
自分がやってないのに、
柴田理恵:
息子さんはそれ・・その支店の・・とか本社の人事とかに言えないもんなんですか?
相談者:
だからわたしも・・「言えばいいんじゃないか?」って言ってたんですけど。
柴田理恵:
うーん
相談者:
・・ま、わたしも内情、よく分かんないで。
柴田理恵:
うーん
相談者:
「うーん」とは言うんですけども。
柴田理恵:
なるほどねえ。
相談者:
じゃ「もう辞めればいいべや」って言ってたんですけど。
柴田理恵:
うーん
相談者:
「来月ぐらいには辞めようかな」みたいな話は・・
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
してたんですよね。
柴田理恵:
はい
相談者:
わたしもその、息子から電話来た後にすぐ・・
柴田理恵:
うん
相談者:
また・・ここの会社に・・直接電話しようかなってちょっと悩んだんですけども、
柴田理恵:
うーん
相談者:
・・いや、でもやっぱ親がそこまで介入する、ことじゃないのかな?と思って。
柴田理恵:
はい
相談者:
と、やめたんですけども。
柴田理恵:
はい
相談者:
ま、相談したかったのは・・やっぱりそこは親が・・立ち入るところではないですかね?っていう・・
柴田理恵:
あーあ
相談者:
ちょっと・・
柴田理恵:
そういう、あの、親として・・
相談者:
ええ
柴田理恵:
何をしてあげたらいいだろうか?っていうアドバイス・・
相談者:
ええ
柴田理恵:
が・・
相談者:
はい
柴田理恵:
欲しいってことでしょうかね?
相談者:
そうですね。
柴田理恵:
やっぱり心配ですもんね?
相談者:
そうです、ね。
柴田理恵:
今ね?そういう・・そういうことで過労死みたいになられる方も・・
相談者:
ええ
柴田理恵:
いらっしゃいますからね。
相談者:
いますからねえ。
柴田理恵:
はあい
相談者:
はい
柴田理恵:
じゃちょっとあの・・回答者の先生に聞いてみましょうかね?
相談者:
はい、はい
柴田理恵:
はい
今日の回答者の先生は、弁護士の大迫恵美子先生です。
相談者:
あ
柴田理恵:
先生お願いします。
(回答者に交代)
心療内科を受診して診断書を貰う。
息子がコミュニケーションとれない状態なら、親が代理人として動く。
会社の規模と、人事のマネジメント力や会社内の風通しの良さは別物だと思う。
残業隠しが横行している会社なんてとっとと辞めた方がいいと思うけど、折からのコロナ不況。不況が収まるまで我慢するか、就職難が本格化する前に転職するかの二択だと思います。会社への改善要求とか訴訟とかは時間がもったいないので、おすすめしません。
大切なことは上司と部下との仲介を行える人物に悩みを相談することだと思う。この人の場合会社の上司に相談をするべきであり、一人で抱え込むのは絶対ダメだと思う。