淡い思い出を交際経験に入れるもアプローチが分らない53歳の気になる相手は24歳

テレフォン人生相談 2020年7月20日 月曜日

女性に対するアプローチのし方が分らない53歳男性。
原因を母親との確執に求め、希望を見出して終わる加藤諦三。
男も刺さったのか母親に対するDVを問わず語り。

気になる存在といってもそれほどの思い入れは男にはない。
大原女史の質問がスベりぎみなのは、性的欲求の程度で気持ちを計ろうとしているから。
さっき町ですれ違った女も抱ければ抱きたいんですが、何か?

マジな対象は他で探すとして、憧れの君はアプローチの練習台と割り切ればいいの。
ただしゴールはスタッフと利用者との距離を保った良い関係。

てか、練習台なら年齢問わず労せず近づける女性すべてに対象を広げるべきだ。

幸いなことに大原女史の唯一の具体策は優れて汎用性が高い。
曰く、爽やかおじさんを目指して挨拶から始める。
ホカ弁の店員さんだって無駄にしてはいけない。

 

女性とつき合った経験は高校生のときに告白されたときの一度だけ。
聞けばありがちな甘酸っぱい思い出で、これを交際経験と言うあたり‥

もちろん、本人にとって宝石のような思い出に違いない。
断じて彼女いない歴=年齢の輩とは違うのだ。

加藤本の受け売りだが、シャイの本質はナルシストと認識するがいい。
女性が少しでも違ったリアクションをとれば、アンタはそこで傷ついて(傷つく前にか)引いてしまう。

ここは加藤氏の言う幼児期における「相互性の欠如」の後遺症という見立てがもっともらしく聞こえる。

 

大原女史とのやりとりで明らかになるのが、両親とは音信不通で健在か否かすら分らないこと。

そして冒頭で言ったとおり、現在男には気になる女性がいる。
大原女史もそんなにビックリせんでも。
ビックリするならその次だ。

てか、してた。
ビックリの程度が分かりやすい。
少しビックリ 大原「いるのぉ!?」
凄くビックリ 大原「・・」

相談者は施設(*)の利用者。
女性はそこのスタッフで30歳差の24歳。

奇跡でも起こすしかない。

(*)施設: 利用者かつ働いているってところから就労困難者に対する支援施設のようなものかと。

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 男53歳独身

今日の一言: 人間の唯一の義務は自分自身になること。(デヴィッド・シーベリー)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい

加藤諦三:
最初に年齢教えてください。

相談者:
53歳です。

加藤諦三:
53歳・・

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
いえ、して、お、いません。

加藤諦三:
ずっと1人ですか?それとも離婚して・・今1人で暮らしてんの?

相談者:
あの、ずっと1人です。

加藤諦三:
はい、わかりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
あのお、女性とお、ですね?

加藤諦三:
はい

相談者:
もう、30、数年、付き合ったことがないんで、のですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい、あのお、どうやって女性にアプローチしてですね、あの・・

加藤諦三:
はい

相談者:
付き合うまでに、至ればいいのか?という、方法が、(息を吸って)まったく分からなくて・・

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
母親との関係どう?

相談者:
・・あのお・・どうでしょう?・・アンビバレント(*)な関係といいますか。

(*)アンビバレント: ambivalent、相反する感情
男はきっと欅坂46ファン。

加藤諦三:
ああ、はあ

相談者:
母に対しては、気持ちはあるんですけども、その反面・・

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、憎たらしいというような・・

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
ことがあって。

加藤諦三:
うん

相談者:
家庭内暴力と言いますか。それで母に暴力を振るってしまうこともありました。

加藤諦三:
あー、ということは、お母さんとの関係でえ・・
「お母さーん」って言って、お母さんに抱いてもらいたいっていう気持ちがあって、
お母さんに抱きつこうとしたとき、あなたが心の中でね?

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんはあ・・わたしのことを抱きたがってるんだっていう、そういう確信が・・あって、母と、息子との、関係があった・・ということではないんですね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
そうですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ちょっと難しい、言葉で言うと相互性の欠如っていうんですけどね。

相談者:
あはい

加藤諦三:
自我の確立で、もう絶対重要なのはこの相互性でえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分がお母さん、に抱かれたぁいと思って「お母さーん」って言ったときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
その子の中にい・・お母さんは自分を抱きたがってるんだあっていう・・それえ、が、ベースになって、人間関係、例えば、あな、あなたの場合でいうと女性・・との関係も、いろいろと上手く行き出すんだけど、
最初っからその、母親との関係で最初、つまずいてんのかな?

相談者:
あー、そうかもしれません。

加藤諦三:
うーん
そうすっとあれですか?、女性え・・に対して、

相談者:
はい

加藤諦三:
やっぱり常に同じ、アンビバレント?、その、女性が好きだけれども女性が嫌い、ていうか・・女性に近づきにくいというか。

相談者:
そうですね、女性に近づきにくくて、

加藤諦三:
うん

相談者:
(息を吸って)あのお・・ちょっと気になっているというところを悟られると、その女性からは何かしら、もう嫌われてるような、感じを受けます。

加藤諦三:
女性に対してえ、は、あの、常に・・何かを女性え・・に対してあなたは隠してるっていう感じがあって、

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
女性と近づくと・・隠してるものを・・バレちゃうんじゃないか?っていう怖さがあるの?

相談者:
あはい

加藤諦三:
だよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だから・・確かに・・女性に近づき、にくい、近づくのが難しい、
そういう意味では恥ずかしがり屋なんですよね。

相談者:
は、はい(苦笑)、その通りです。

加藤諦三:
ん、ん、ねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
だから、隣り同士で・・座ったと。

相談者:
はい

加藤諦三:
好きな女性のね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ところがそのチャンスを生かせないんだよね?

相談者:
そうなんです。何を話(はなし)していいのかも、分からなくなって・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
も・・

加藤諦三:
でえ、な、何を話して・・

相談者:
はい

加藤諦三:
いいか分からないし・・目合ったらどうしていいか分かないから。

相談者:
ドギマギしますよね

加藤諦三:
ドギマギしちゃうんだよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
うーん
まあ、そういう意味じゃあ・・その根底の最初の感覚がね?

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんとの関係で、出て来ちゃってんだよね?

相談者:
あー、はい

加藤諦三:
心の中にね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そいで今日のあなたの相談っていうのはあ・・そういうような形でですね、

相談者:
はい

加藤諦三:
今53歳までにな、ってしまった。

相談者:
はい

加藤諦三:
アプローチの仕方、が、まったく分からないので、

相談者:
はい

加藤諦三:
教えてほしいという相談ですよね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
はい
今日はあのお、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

(回答者に交代)


「淡い思い出を交際経験に入れるもアプローチが分らない53歳の気になる相手は24歳」への4件のフィードバック

  1. たとえ憧れるだけでも、好きな人が出来て良かった。

    下手すると、気持ちの悪い利用者と思われて担当を男性に変えられるといけないので、気持ちを押さえて欲しい。

    遠くから応援してますよ。

  2. 爽やかなおじさん。
    これに徹する。

    しかし逆に利用者に言い寄られて困っていると言う指導員の立場の人から相談がもしあったらどんな回答が出るんだろう。

  3. 相談者さん芸能人ではないのですからいきなり24歳の女性だなんて言わないで欲しいです❗

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