定年近い夫の「辞めたい」を流していたらコロナ禍でメンタル壊れ私を責める

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
あ、こんにちは

大原敬子:
このご主人さまの、こういうタイプの方ってえのは、

相談者:
はい

大原敬子:
よく、あの、フランスの哲学者アラン(*)がね?

(*)エミール=オーギュスト・シャルティエ
アランはペンネーム。幸福論で有名 1951没

相談者:
はい

大原敬子:
悲観主義・・

相談者:
はい

大原敬子:
pessimistですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
アランは・・どんな人がなるか?っていうと、

相談者:
はい

大原敬子:
感情で物事を考えるっていうんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
そして・・楽観主義者は・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分の意思。

相談者:
はい

大原敬子:
今日あれをしよう。あれをしようって、意思を持ってる人が・・楽観的に人生は生きられるっていうんですね。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
で、この方はぜえんぶ(全部)、自分の中に、在る、感情で・・

相談者:
はい

大原敬子:
事を騒いでるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
まずこれが1点なんです。
じゃ・・

相談者:
はい

大原敬子:
なぜ、わたくしがそういうこと言うかというと、

相談者:
はい

大原敬子:
「であったら・・こうにはならなかった」って言い方なんです。すべてが。
そして、「君があのときに」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「アドバイスをしてくれたならば」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「こうはならなかったんだよ」って。責任を相手に?

相談者:
はい

大原敬子:
被、せることによって・・自分の感情を抑えられるんです、この方は。

相談者:
・・あー

大原敬子:
なぜかっていうと、

相談者:
はい

大原敬子:
1つも具体的なものがないんですよ。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
まったく。
しかも問題はですね?

相談者:
はい

大原敬子:
自分の実の母親と同居してますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
・・仲いいですか?親子関係。

相談者:
いや、いいほうではないです(苦笑)。

大原敬子:
そうでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
ホントはね?
この方が・・

相談者:
はい

大原敬子:
「お母さんね」?

相談者:
はい

大原敬子:
「僕、ホントはね?お母さんのこの行動嫌いなんだよ」とかね?

相談者:
はい

大原敬子:
「ホント、毎日ウンザリするんだよ」ってことが、ほんの欠片(かけら)、一欠片でも・・話すことができたら・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼はこうにはならなっかったんですよ。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
で、こう思ったら定年とか云々ないんです。

相談者:
・・

大原敬子:
毎日がホントに嫌なの。

相談者:
はい

大原敬子:
何が嫌かというと・・

相談者:
はい

大原敬子:
怒りです。

相談者:
はい

大原敬子:
怒りと・・

相談者:
はい

大原敬子:
不安と・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分が目的、するものが1つもないってことです。

相談者:
はい

大原敬子:
彼は定年まで待つも何もないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そういうタイプだとわたしは思ってるんです。

相談者:
そうです、そのま(含み笑い)、その通りのことを言っております。

大原敬子:
そうですか

相談者:
はい

大原敬子:
なぜかっていうと・・
「なぜ、辞めさせなかったのか」とか。

相談者:
はい

大原敬子:
もう1回言いますよ?

相談者:
はい

大原敬子:
「何々であったらば」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めようかな」と言ってたって。

相談者:
はい

大原敬子:
よく、人でもこういう方いらっしゃるんですね。
「わたし、こういうことしたいと、思うんですけれども」って言うの。

相談者:
あ、はい、はい

大原敬子:
そして・・相手の言葉?・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分の言った言葉に?

相談者:
はい

大原敬子:
相手がどう、対応するかを・・

相談者:
はい

大原敬子:
求めて。

相談者:
はい

大原敬子:
「あ、あなたが言うならば、わたしは辞めるわ」ってふうに持って行けるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
悲観主義者の人は・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分が辞めたいってときに、自分が思った感情に、合ってないと・・どんなに立派なことを話したとしても・・

相談者:
あー、はい

大原敬子:
フィットしないと・・ふてくされちゃう。

相談者:
はい

大原敬子:
彼は、幼児期に、親子関係に非常に歪んだものがあるんです。

相談者:
はい、ヒヒヒ(苦笑)。

大原敬子:
はっきり言って。

相談者:
あの、おっしゃる通りだと思います(苦笑)。

大原敬子:
あ、ありました?

相談者:
「自分は」もうとにかく、やっぱり「子どものときの」は、「いい思い出は、一切、ない」ので。

大原敬子:
うん

相談者:
ていうのはもう、よく聞いてますので。

大原敬子:
うん
この、夫はですね?

相談者:
はい

大原敬子:
定年間近な夫とは思わないで、

相談者:
はい

大原敬子:
5歳まで行ってるかしらね・・

相談者:
はい

大原敬子:
もっと深く言うと、

相談者:
はい

大原敬子:
3歳ぐらい、の関係の親子関係で・・満たされてない物があるんです。

相談者:
あ、はい

大原敬子:
でも・・

相談者:
はい

大原敬子:
一応・・立派な社会人ですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
社会人として振る舞うことはできるんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
心は置いてきたんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
つまりあなたがですね?

相談者:
はい

大原敬子:
楽観的に生きるには、意思を持つことです。
この人を、

相談者:
はい

大原敬子:
社会人として見るんではなくって。

相談者:
はい

大原敬子:
そうか・・5歳児以下と言ったなと(含み笑い)。

相談者:
はい

大原敬子:
もしかしたら3歳児までって言ったわよね?あの人が、って。

相談者:
ええ、ええ

大原敬子:
思い出してください、必ず。

相談者:
はい

大原敬子:
で、じゃ・・

相談者:
はい

大原敬子:
で、どう対応するかです。

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めようかな」っていうのと、「辞めたい」は違うんです。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
ですからこれからね?・・ご主人さまは、よくお母さまと一緒に同居なさいましたね?
無理はしてるんです、これ。

相談者:
はい

大原敬子:
そして、せめてもが、あなたに・・

相談者:
はい

大原敬子:
母なるものを求めていたんです。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
だから、辞めようかなってときは無視。

相談者:
はい

大原敬子:
食事をね?

相談者:
うん、そうですね、はい

大原敬子:
出された物はなんでも食べますか?

相談者:
あ、はい

大原敬子:
そうでしょうね

相談者:
はい

大原敬子:
てことはずうっと幼児期から緊張状態ですよ?

相談者:
あー

大原敬子:
子どもでも・・
「うちの子はなんでも食べますよ」って、2つあるんです。

相談者:
・・はい

大原敬子:
美味しくて何でも食べることと、

相談者:
ええ

大原敬子:
味が分からないから何でも食べるってあるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
で・・なんでも食べる人は、味覚音痴なんです。

相談者:
・・あー

大原敬子:
しょっぱいも辛いもないんです。
それはすごく緊張状態で・・生きてきたってことですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
ですから彼が・・

相談者:
あー

大原敬子:
「辞めたいな」とかね?

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めようかな」と思ったときに、いつものお料理の味付けをちょっと変えてみてください。1週間ぐらい。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
ほで、まったく気づかなかった場合には(笑)・・

相談者:
はい

大原敬子:
精神的に・・甘えたいって言うSOSです。

相談者:
あーあ、はい

大原敬子:
言葉で動いちゃダメなんですよ、彼は。

相談者:
・・あー、はい

大原敬子:
そして・・

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めたい」って言ったときには、あなたも・・「辞めたいの」繰り返すってことです。
「辞めたいの」って。

相談者:
はい

大原敬子:
「分かった」は言わないんですよ?絶対に。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
「辞めたいの」で止めるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
なぜ、それ言うかというと、

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めたいの」は、「あ、受け入れてくれた」んですね。

相談者:
はい

大原敬子:
そうすっと「辞めたいの」、「で?、これからどうすんの?」って言われると、

相談者:
はい

大原敬子:
責任をかぶってきちゃうんです。

相談者:
はい

大原敬子:
だから・・「辞めたあい」ってときは、「辞めたいの」で終わるんです。

相談者:
・・はい

大原敬子:
まあ、お父さん、その前に1杯、お、お酒飲みます?・・

相談者:
あい、飲みま、はい

大原敬子:
じゃあ、「1杯、お酒飲んで」・・

相談者:
はい

大原敬子:
そして・・「辞めたいなあっていうのが、どのぐらいあるのか」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「また話してね」って言うんです。
絶対彼はそのあと話(はなし)しませんよ?

相談者:

大原敬子:
お酒のほうに行ってしまって。
そういうとき、ああ、これが・・3歳、4歳児の幼児期とおんなしで・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼は・・

相談者:
はい

大原敬子:
今でもお母さんを見ています。
でも、この、お母さんから彼は・・

相談者:
はい

大原敬子:
愛をもらってないんですね。

相談者:
・・

大原敬子:
愛をもらうっていうことは・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼が求めてる愛ではなかったってことです。

相談者:
はい・・はい

大原敬子:
ただ言えることは・・
「辞めたい」とか「苦しい」とか・・「であったらこうにはならない」って。

相談者:
あーあ

大原敬子:
すべて・・

相談者:
はい

大原敬子:
現実の逃避ですから。

相談者:
・・はい

大原敬子:
現実逃避ってのは、自分から立ち上がって、向き合う能力はないです。

相談者:
はい

大原敬子:
で・・今日、あなたが相談来ましたけども、

相談者:
はい

大原敬子:
今回このコロナがあって、

相談者:
はい

大原敬子:
彼が1つ・・風穴が開いたような気がすんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
ぜひ、真剣に・・

相談者:
はい

大原敬子:
定年間近の・・

相談者:
はい

大原敬子:
男性と思わないで。

相談者:
はい

大原敬子:
こんなに親を看てあげてるこの彼・・

相談者:
はい

大原敬子:
最後までお母さんの愛を知らないのかなと、思っただけでも、変わりませんか?

相談者:
・・はい・・はい

大原敬子:
で、あなたも辛いと思いますけども。あなたが、歩み寄ることによって、このご主人さまにも・・こうすればいいのよってことは・・

相談者:
あー

大原敬子:
絶対に、しないで。

相談者:
はい

大原敬子:
「そうか、辞めたいの」で終わって・・

相談者:
はい

大原敬子:
口唇(こうしん)、く、口の口唇ね?口唇欲求。

相談者:
はい

大原敬子:
愛を求める欲求は食べ物ですから。

相談者:
はい

大原敬子:
それを、今夜でも・・出してあげてください。

相談者:
はい、ありがとうございます(涙声)。

(再びパーソナリティ)

「定年近い夫の「辞めたい」を流していたらコロナ禍でメンタル壊れ私を責める」への3件のフィードバック

  1. 加藤先生・大原先生すごいです。
    「仕事を辞めたいと言い続け、ついには妻に責任をなすりつける夫」という相談から、夫の未成熟さと対応と今後予想をズバズバと提示してくる。
    愚痴いって人のせいにするタイプをイヤというほど見てきたのか、誰にも多少はある「悪徳」のひとつなのか。
    悲観主義者は感情でものを考える、自戒しなければと思いました。

  2. 他人の育児の失敗のツケを、何でコッチが払わなければならないのか?

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