パンを万引きした74歳に求める成長。無意識の意識化。非合理な行動にもワケがある

(回答者に交代)

塩谷崇之:
はいこんにちは

相談者:
はい、お願いいたします。

塩谷崇之:
はい
実はね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
今ね?高齢の、方の、特に女性の・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
万引きが・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
すごく増えてるんですよ。

相談者:
あーあ

塩谷崇之:
うん。65歳以上のね・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
女性の万引きっていうが・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
捕まった件数でね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
20年前、と比べると・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
3倍にもなってるんですよ。

相談者:
あー

塩谷崇之:
でね、男性の・・万引きの件数っていうのは、

相談者:
あーあ

塩谷崇之:
増えてはいるんだけれども女性ほどは増えてない。

相談者:
あー

塩谷崇之:
でね?、その原因を・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
政府の研究機関とかが・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
いろいろ分析をして、

相談者:
はい

塩谷崇之:
原因はね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
男性の場合には、

相談者:
はい

塩谷崇之:
経済的な要因が大きいと。
ま、お金がないとかね?仕事がなくて。

相談者:
はい

塩谷崇之:
女性の場合は。そういう原因・・

相談者:

塩谷崇之:
ではなくて、
身体的な・・

相談者:

塩谷崇之:
或いは精神的な・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
要因。ストレスが原因になってるような場合が多いと。

相談者:
はあ

塩谷崇之:
でそのストレスの・・中身を探っていくと・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
大きく分けて2つ。

相談者:
はい

塩谷崇之:
高齢女性の場合には・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
1つは、介護のストレス。

相談者:
はい

塩谷崇之:
もう1つが・・配偶者との死別。

相談者:
あーそうですか。

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい

塩谷崇之:
でもそういうふうなね?、分析結果が出てるということは・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
もう、ご主人亡くしたのは15年前。

相談者:
はい

塩谷崇之:
15年間に渡るね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
孤独な生活というのが、たぶんじわりじわりとあなたのストレスに・・

相談者:
あ・・

塩谷崇之:
なって来て、いるのかなと・・

相談者:
あー

塩谷崇之:
思います。
で、先ほどね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
20年前から3倍に増えてるって、申し上げたけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
20年前だってね?、旦那さんと死別して、1人身になった女性とかっていうのは、同じようにいたはずなのに。

相談者:
はい

塩谷崇之:
なんで、こんなに増えてるのか?って考えるとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
20年前と今とでは、やっぱりね?

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
世の中が・・だいぶ違うんですよ。

相談者:
あー

塩谷崇之:
あなたが・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
お嬢さんぐらいの年だった・・頃と、

相談者:
はい

塩谷崇之:
今とで・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
高齢の女性の、なんていうのかな?孤独っていうのが・・たぶん増えてるんじゃないかなと思うんですよね。

相談者:
あ・・ああ

塩谷崇之:
1つはやっぱり情報化社会っていうのがあって、
昔みたいにね?、ちょくちょくその、電話で連絡をするっていうんじゃなくて、なんかこう・・周りの人とのコミュニケーションがね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
メールとかそういうのになったりして、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうするとね?やっぱり高齢の女性っていうのはなんとなくそういう情報化社会から・・孤立化してしまって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
娘がいたり息子がいたりして、そういう家族はいるんだけれども、

相談者:

塩谷崇之:
なんとなく孤立してる・・ような感覚に、なる人がたぶん多いんだと思うんですね。あなた自身がどうかっていうのは分かりませんよ?

相談者:
あ・・はい

塩谷崇之:
うん、でも・・そういうね?、やっぱりその、周りの人と、の、コミュニケーションが・・こ、途絶えてしまって、
人との触れ合いがね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
少なくなって来るっていうのが・・ま、特に女性にとっては、ストレスになるのかな?と、思ってるんですよ。

相談者:
あー

塩谷崇之:
でね?・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
今回万引きをしてしまったっていうのはあなたにとっては・・自分自身でもショックなことで、

相談者:
はい

塩谷崇之:
落ち込んでいる。

相談者:
はい

塩谷崇之:
そして、お嬢さんとの関係でもね?、顔向けができないっていうのかな?

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
そういう状態に落ち、なってるのかもしれないけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
ちなみにお嬢さんは、どういうこと言ってんの?

相談者:
「なんでそんなことしたの?」っていう・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
そういう、言葉でしたね。

塩谷崇之:
ふうーん
お嬢さん怒ってる?

相談者:
怒ってると思いますよお。

塩谷崇之:
うん、「思いますよ」っていうのは、あなたに対して直接ぶつけて来ないのかな?

相談者:
あとはもう、呆れてるっていうか・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
見放してるというか(苦笑)、そういう・・ふうだと思います。

塩谷崇之:
ふうーん、やっぱりね、1つは、あなた自身のね?心の中にやっぱ孤独があって、

相談者:
・・はい

塩谷崇之:
その孤独が・・たぶん、何らかの形で、今回のね?、あなたが・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
やってしまったことに結びついてる、可能性が、あるんでね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
だから、お嬢さんに顔向けできないっていうのは、

相談者:
はい

塩谷崇之:
確かにあなたのね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そういう気持ちも分かるし、あなた自身の、母親としてのプライドもあるかもしれませんけれども、
お嬢さんとね?これを機会にきちんとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
本音で話し合えるようなね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そういう関係をきちんと作っておいたほうが、いいんじゃないかと思いますよ。

相談者:
わたしもそうしたいです。

塩谷崇之:
うん
万引きをして捕まってね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
それによってね、余計にこう、社会から隔絶されてしまうとかね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
だってまず、その万引きをして捕まったお店にはなかなか今度行けなくなりますよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、それを誰かに知られるとその人とも会いたくなくなりますよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうやって、周りの人との間で壁が、を作って行くと、どんどんその孤独う、が、増して来て、

相談者:
はい

塩谷崇之:
元々、そういう孤独感がね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
原因になってたのに・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
益々悪いとほうに行ってしまって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
また、繰り返すなんていうことになるとね?大変ですから。

相談者:
はい

塩谷崇之:
もうお嬢さんはね?、状況も分かってるわけですから、

相談者:
はい

塩谷崇之:
きちんと認めて、「あなたにも迷惑かけたし、お店にも迷惑かけたし」

相談者:
ええ、はい

塩谷崇之:
「またこんなことすると」ね?「いろんな人に迷惑かけるから」

相談者:
はい、あー

塩谷崇之:
「こういうことしないようにするからね」って。
「でもなんかこう・・自分が」ね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
「危なそうになったら、ちゃんと注意してね」っていうふうに・・お嬢さんに・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
話をするなりしてね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
きちんとコミュニケーションを・・取って、

相談者:
はい

塩谷崇之:
あなた自身のね?、孤独感をね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
少しでも・・減らしていくように、お嬢さんにも、甘えるところは甘えて。

相談者:
いやあ、わたしも性格がキツいほうなので、娘もよく見てて・・い、お、今後うまくやって行かれるかどうかっていうのは、ま、今は、そのようにするつもりですけども、なかなか・・こちらも甘えることもできないし、娘も甘えるタイプではないので・・そこのところがちょっと、やってけるかしらね?と思います。

塩谷崇之:
うん。甘えるというのはね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
経済的に、おんぶするっていうことじゃなくて、

相談者:
はい、はい、はい

塩谷崇之:
心を開いて・・

相談者:
ええ

塩谷崇之:
悩みを打ち明けるってことですよ。

相談者:
はい

塩谷崇之:
あなた自身が失敗したことによって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
いろいろな、思いがあるでしょ?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そういう思いを・・お嬢さんに共有してもらうっていうのが・・甘えてもいいんじゃない?ていうことですよ。

相談者:
あ、分かりました。

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい

塩谷崇之:
経済的な面はいろいろあるかもしれないけども、幸いにして、

相談者:
はい

塩谷崇之:
今、生活にそんなに困って万引きしたわけじゃないんだもんね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん

相談者:
ま、なんとか年金で暮らしてます。

塩谷崇之:
なんとかなってるでしょ?

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん、だからそこはね?、大丈夫なんであればね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうじゃなくて、社会との、なんていうかな?接点の、1つとしての、お嬢さんをね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
との関係をきちんと、保ち続けて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
「お母さんのこと見守ってね」・・ていうような・・そういう意味でね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
甘えられるような関係を作っておいたほうがいいのかなと思います。

相談者:
はい。ありがとうございます。

塩谷崇之:
はい
じゃもう一度加藤先生に代わりますね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
はい

(再びパーソナリティ)


「パンを万引きした74歳に求める成長。無意識の意識化。非合理な行動にもワケがある」への5件のフィードバック

  1. 相談者「えーっと…、私、娘に謝りたいだけなんだけど…、なんだろ?、何言ってんだろこの人…、【アンコシャ】?。【むいしきりょー】?。認めるって誰が?。弁護士さんの話だけで良いんだけど…」

  2. そもそも孤独感が原因と決めていい話なのか?「何でこんなことしたんだろう」というのは罪の意識のニュアンスであればいいが、本当に何でこんなことをしてしまったか理解できてない様子。痴呆とか物忘れのひどいやつとか、そういうのを疑わなくてよいのだろうか。
    娘さんに対してはとにかく罪の意識を持って償いと謝罪と感謝の気持ちが大事。自分の本当の気持ちがわかってよかったねー、これからは甘えようねー、なんて甘いこと言ってる場合じゃないだろ。

  3. 最近はこの「万引き」急増している社会ですが…
    今日は加藤先生でしたけど、心理的には衝動にかられたって表面上映るけどね
    無意識下に相談者(お婆ちゃん)はかなり感情やら欲求を無意識下に抑圧して来たんだな
    満杯になって万引き行為をしたとの事…
    気の毒だよ
    決して万引き理由を正当化するつもりは無いですが
    本当に!心理的な衝動で万引きが多いんだよな
    まだ幼い子供の万引き行為も実は心理的な理由が多いんです
    どうしても大人は観点だけで見るから
    「なんで!盗んだの~!」怒るやら責めるけど心理的な理由があるのよ
    心の声で「親から関心が欲しかった」とかね…
    このお婆ちゃんも説明出来ないのも当然なんだよな~無意識下だから自覚できないのさぁ
    加藤先生も冒頭にも述べているけど
    無意識の領域あるけど一般的には「心」って言わてます
    警察で調書取っても具体的な説明も大変だよ刑事も困ると思うよ…
    だって動機がなんもん「金が無い腹減った」とかじゃないからね
    初犯だから寛大な処分かな?
    相談者も「娘さんと仲良くしたい」これ本心言えたから大丈夫でしょ😅
    娘さんも相談者の心理的な視点で理解して下さいと思う相談内容でした

  4. 加藤先生が使う無意識下って言葉は無敵のワードだよね。
    相談者が「違う」「わからない」って反論しても無意識下って言えばどんな考察でも正しいと言い張れちゃうもんね。でも本当はその考察が正しいことを立証できないということなんだけど。
    おばあちゃんが本当に孤独感を抱えてるかはよくわからない話。塩谷先生のお話はよかったけど、原因がそこじゃなかったとしたや的外れな指摘になってしまう。表面上いい話に見せかけて何とも宙ぶらりんな回だった。

  5. シンプルに「今後の自分の生活、とりわけ娘との関係に前科がどう影響するか」が尋ねたかっただけかな。そして考えられる一番の原因は認知症の始まり。本編で触れられることは無かったのが痛い。娘さんが認知症の可能性に気づいて病院へ連れていってあげてほしい。
    しかし加藤先生の無意識とかも分からんこともない。そういう知人が居た。職場で失敗なんかして煮詰まると失敗の原因を隠そうとして余計に「火に油」してしまう奴。よくよく探ると親が揚げ足を取るタイプだったらしい。だから失敗を隠すことに固執する。脳内毒親をカウンセリングでケアすべきだったのだが、カウンセラーと相性悪かったらしく、やがて職場の悪口をネットに巻き散らかして消えた。

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