全身不随の姉を看る80代の両親。迫り来る3人の介護にお荷物の同居の姪2人

(回答者に交代)

野島梨恵:
もしもしい?

相談者:
もしもし、よろしくお願いいたします。

野島梨恵:
はい、よろしくお願いします。
お姉さんが脳梗塞で要介護ということですけど、要介護、何級ですか?

相談者:
えーと一番重いやつ、だと思います。

野島梨恵:
ふうーん・・車椅子に乗って動いたりできる?

相談者:
はい。あー、自分ではできないです。

野島梨恵:
自分ではできない?

相談者:
はい

野島梨恵:
自分で何ができます?

相談者:
自分では、たぶん、何もできずに

野島梨恵:
何もできない。

相談者:
食事も・・

野島梨恵:
食事もできない。

相談者:
今は、父が、与えていると、いう状況、のようです。

野島梨恵:
お姉さんが、要介護の認定受けたのは、

相談者:
はい

野島梨恵:
何ヶ月ぐらい前ですか?

相談者:
もう、3年・・

野島梨恵:
おお!

相談者:
前ぐらいですね。

野島梨恵:
じゃ3年間この状態が続いてらっしゃるんだ?、ふうん・・

相談者:
そうです。まあ、介助があれば・・車椅子に、なんとか乗れるという状況、のようです。

野島梨恵:
車椅子に乗っても、自分で顔を洗ったり歯を磨いたりはできない?

相談者:
できない。

野島梨恵:
じゃそれは全部、今、お父さまとお母さまがやっておられる?

相談者:
あとはヘルパー、日中は、

野島梨恵:
あ、ヘルパーさん

相談者:
何かこう、福祉的な物は使っているようです。

野島梨恵:
お姉さんのお子さん達というのは、

相談者:
はい

野島梨恵:
何歳なんですか?

相談者:
1人、が、20代半ば、と、

野島梨恵:
うん

相談者:
20代前半ですね。

野島梨恵:
うーん。それぞれ働いておられる?

相談者:
働いています。

野島梨恵:
お姉さんの旦那さんはあ?

相談者:
は(わ)、まったく連絡がないですし、ま、

野島梨恵:
うん

相談者:
当てにはできないかな?という感じですね。

野島梨恵:
今は、お父さま、お母さま、

相談者:
はい

野島梨恵:
それからお姉さま・・

相談者:
はい

野島梨恵:
お姉さまの子ども達が・・

相談者:
はい

野島梨恵:
1つ屋根の下に住んでいる?

相談者:
そうです。

野島梨恵:
で、あなたとしてはあ、

相談者:
はい

野島梨恵:
お姉さまの介護のことも、

相談者:
はい

野島梨恵:
お父さまお母さまの、

相談者:
はい

野島梨恵:
これから来るべき介護といいますかね?

相談者:
そうですね。はい

野島梨恵:
のことも・・お子さん達と話をしたいと思っていると。

相談者:
そうですね。
協力するためにコミュケーションを、取る必要があるけれども。

野島梨恵:
うん

相談者:
(吸って)もう少し感謝してえ、今の状況を、ありがたいと思ってもらえないか?なとい、う・・その上でえ、姉の介護・・と・・今後の?、努力をしてくれないかなという、話をしたいんですね。

野島梨恵:
そ、「そういう努力」っていうのはどういう努力ですか?

相談者:
祖父母、に対して、もう少し、気を使ってあげるだったりとかあ・・

野島梨恵:
うん、うん、「気を使う」っていうのは、例えばどんなところで?

相談者:
(吸って)例えば、素材からスープを作ったりとか、そういうのに手間をかけて、いいもん、を、食べさせてあげようと、

野島梨恵:
うん

相談者:
している、お祖母ちゃんに対してえ、「そんなこと、即席で、時間かかんないんだからやってよ」みたいな、んだったりとかあ。
お祖父ちゃんが、積極的に?、子ども、達の、洗濯だったりとか、洗いもんだったりとかをやってるに、関わらず、そこに対してあまり感謝がない、というか?

野島梨恵:
ま、そういうお嬢さん達が・・

周防灘
はい

野島梨恵:
叔母さんに言われたからって、お祖父ちゃんお祖母ちゃんに感謝する、ていうのは・・

相談者:
難しいですね。

野島梨恵:
なかなか、非現実的ですよね?実際。

相談者:
なるほどね。

野島梨恵:
「感謝しよう」って言われて感謝するような人だったら最初っから感謝してますよね?

相談者:
なるほどで、すね

野島梨恵:
一方、お祖父ちゃま、お祖母ちゃん達は・・

相談者:
はい

野島梨恵:
自分たちが、長女のことも面倒を看、孫たちのこと、の、家事のこともやりっていうことには不満は持ってない?

相談者:
ストレスは感じてると思います。

野島梨恵:
あなたとしては、ご自身がどういう協力をしたいと思ってらっしゃる?

相談者:
例えば、まあ、「お祖父ちゃんお祖母ちゃんがボケたら、どうすんの?」みたいな、こう、会話になったらしいんですけども。

野島梨恵:
うん

相談者:
そしたらあ・・「わたし(叔母さん)のところ、に、送りつける」みたいなことを言ってたらしいので。
&#△%なってて、それはなくない?っていう気持ちがわたしは、あって、なので早く話をしに行かなきゃなと・・思ってはいたん・・なので、

野島梨恵:
感謝しろって言っても感謝しないと思うので。
具体的にあなたが何をしたいのか?っていうと、

相談者:
はい

野島梨恵:
お姉さんのために奔走してらっしゃる、

相談者:
はい

野島梨恵:
年老いた両親を見ていられない。

相談者:
見てられない、ので、まあ

野島梨恵:
となると、

相談者:
はい

野島梨恵:
お姉さんを、施設に入れるっていうのは、

相談者:
はい

野島梨恵:
率直に言うと、かなり、現実的な選択肢ですよね?

相談者:
まあ、そういう話も含め、てえ、

野島梨恵:
うん

相談者:
わたしも、的に、ま、ちょっと伝えようかなと思ってるのは、まあ、一応拠点は、離れたとこにありますが・・

野島梨恵:
うん

相談者:
様子を見れるように、三(?)拠点でえ、行き来しつつ?、手助けできることが、あれば・・また・・

野島梨恵:
手助けって、お姉さんのお世話ってこと?

相談者:
ま、それも含めですね。
お姉さんのお世話だったり。例えば、ま、施設に入れるなら、そういう、

野島梨恵:
うーん

相談者:
手続きだったりとか調べたりとか。

野島梨恵:
そ、うん・・

相談者:
そういったところですね

野島梨恵:
それはすごい現実的にあなたができることだし。

相談者:
なるほど。

野島梨恵:
あなたが適任なんだろうと思います。

相談者:
あー

野島梨恵:
で、姪御さんたち、もう、社会人で働いてらっしゃるんでしょう?

相談者:
はい、そうです。

野島梨恵:
遠からず、独立して家、出てかれるんじゃないですか?

相談者:
そこなんですよね。

野島梨恵:
そんなふうに思ってないんだ、あんまり

相談者:
そこを・・「お母さんがいるから出て行けない」と思っているのか?、その辺も訊かなきゃ、ない、と思ってはいるんですよね。

野島梨恵:
ま、ただそれを言うと、たぶん、姪御さん達の関係は悪化するってことを覚悟の上でやんなきゃいけないだろうと思いますよ?、うん

相談者:
なるほど。

野島梨恵:
「なんで、叔母さん、そんなこと、一々、言ってくんのよ」って話にはなるでしょうからね?

相談者:
今、現状その、ま、姉も含めての、居住の拠点?

野島梨恵:
うん

相談者:
ていうのが、わたし、達の両親に、掛かっているわけじゃないですか。

野島梨恵:
うん

相談者:
なのでえ、直接的な介護をしなかったとしても、

野島梨恵:
うん

相談者:
両親の今後の介護、の発生っていうのは、彼女たちにも関係、あるじゃないですか?

野島梨恵:
うん

相談者:
なので、話をしたいなとは思ってたんですけど、やっぱり・・(吸って)そこはなかなかうまく、&#△%ねえ・・

野島梨恵:
あんまり今んとこ、うまく行く要素が見えないですよね?

相談者:
なるほど・・

野島梨恵:
あなたご自身が、姪御さん達に対して、若干イラッとしてるところがあるわけですよね?

相談者:
うーんー?、んー・・

野島梨恵:
なんで、そんな・・わたしの両親に迷惑かけて

相談者:
そうですね・・。は、ありますね?

野島梨恵:
わたしだってそうだろうと思いますよ?
も、自分の、

相談者:
うーん・・

野島梨恵:
年取った親父が・・洗濯させられてるとなったら・・「あんた達、社会人なんだから、それぐらい・・」

相談者:
そうですね、いい気持ちはしないですね
うーん

野島梨恵:
「自分でやんなさいよ」って、ま、わたしだったら、ズケズケ(苦笑)、言うと思うけど。
だって、関係、良くなりようがないと思うし。

相談者:
あ、そうなんですよ。

野島梨恵:
うん

相談者:
わたしもそもそもの、性格であれば言っちゃいそうなところを、ちょっとここで・・破壊してしまいそう・・

野島梨恵:
でも、それ言うのも1つ、叔母さんの、

相談者:
はい

野島梨恵:
役割なんで、それ言ってあげられる人だって、もう、誰もいないわけでしょう?

相談者:
そうなんですよ。

野島梨恵:
「それ、おかしいじゃない」って。
誰かが何も言わなかったら、この状況は変わらないでしょうしね?。うん

相談者:
あ、そうなんですよね。

野島梨恵:
だって、姪御さんたちにとっては、ま・・今はお祖父ちゃんお祖母ちゃんが、自分の母親の面倒も一応看てくれてて。

相談者:
はい

野島梨恵:
自分たちの洗濯もしてくれるって、これかなり心地いい状態ですよね?

相談者:
そうなんですよ。

野島梨恵:
最も。それは自分たちから変えようとは思わないので。

相談者:
なるほど。

野島梨恵:
誰かがなんかしなきゃ変わらず。

相談者:
はい

野島梨恵:
そのなんかっていうのは、彼らにとっては、心地よくない変化なわけですから。

相談者:
ですね。うーん

野島梨恵:
その心地よくない、変化をもたらす人間を、悪者にならざるを得ないので。

相談者:
なるほどです

野島梨恵:
そうすると、(苦笑)あなたはもう、その覚悟を決めて・・

相談者:
はい

野島梨恵:
行かれないと、うまくは行かない、だろうと思います。

相談者:
なるほどね。

野島梨恵:
うん・・で、その上でたぶん、現実的に言うと、

相談者:
はい

野島梨恵:
80すぎたお父さま、お母さまは、そこまで重い障害を持った、

相談者:
はい

野島梨恵:
長女の面倒をずっと看るっていうのは、も、3年間よくやられたと思うぐらいで。

相談者:
そうですね。

野島梨恵:
・・やっぱりちょっとお・・施設とかね?・・ちょっとそういうのを考えられて。

相談者:
はい

野島梨恵:
もちろん、姪御さん達も、お父さんお母さんも、罪悪感持つかもしれないけど。

相談者:
はい

野島梨恵:
ま、お姉さんを施設に入れたとしても、

相談者:
うーん

野島梨恵:
なるべくみんなでお見舞いに行くように、交代でね?、心がけて、ていうふうに・・

相談者:
はい・・はい

野島梨恵:
変えて行くのが現実的なんじゃないですかね?

相談者:
分かりました。

野島梨恵:
うーん

相談者:
ありがとうございます。

野島梨恵:
はい、&#△

相談者:
すいません。

野島梨恵:
いえいえ、ちょっとお待ちくださいね。

相談者:
はい・・はい

野島梨恵:
今、加藤先生に代わりますので。

(再びパーソナリティ)


「全身不随の姉を看る80代の両親。迫り来る3人の介護にお荷物の同居の姪2人」への8件のフィードバック

  1. おじいちゃんおばあちゃんがが要介護になったらおばさんに送り付ければいい
    という発言に反応してしまったのだと思う。
    子供がいないから暇だろうと思われあてにされるのは確かに心外だ。
    でも正直にそういわないで
    祖父母に感謝しなさいとか遠回しに言っても
    若者だし自分の人生で手一杯だろうし(お互いに)
    まったく通じないと思いました。

    そして姉夫と姪が全く気が利かないといったって
    一つ屋根の下に住んでくれてるだけで
    なんだかんだ心丈夫だったり
    訪問販売や詐欺からのガードになってたりはするもんだと思う。

    むしろ一番何もやってないのは相談者さんかも・・・?

  2. お姉さんの年齢がよくわかりませんけど、40代だとすると、そのくらいの年齢の人が入れる介護施設って選択肢が少ないかもしれないですね?
    脳梗塞なら介護保険は使えるけど、施設によっては65歳以上とか条件があるところも多いと聞いたような。

    どちらかといえば、両親がいよいよしんどくなったら先に施設に入れて、残った姉のことは姪達の意向でどうにかしてもらえば良いんじゃないかな?と思いました。
    「祖父母がボケたら叔母さんに送り付けよう」って言い方は悪いけど、相談者にとっては自分の親なのだから、姉の処遇に口を出すより親の介護を引き受ける方が流れに無理が無い気がします。

  3. しかし家族の問題は本当に色々なケースがあるものですね。
    これは相談者さんが困ってしまうのも当然だと思います。
    加藤先生のお話では自分の生活を充実させないうちは正しい距離での関わり方が見えてこないという。
    相談者さんは今日までずっと煮詰まって来たと思うので、何か気持ちの突破口が見つかると良いですね。

  4. 相談者の気持ちは理解できます。自分の親と姉に対する愛があるんだから、皆に苦しんでほしくないですよね。

    ただ、姉の介護でご両親はホントに苦しんでるのだろうか。身体はツライと思いますが。
    苦労能力があれば、例えば子供の頃妹に掛かりっきりでお姉ちゃんをかわいがってあげられなかったから、今精一杯のお世話ができてることに感謝できるかもしれない。
    本来介護すべき姪っ子の貴重な20代を奪わずに済んでいることに、一定の満足をしているかもしれない。

    要介護のお姉さんも、ご両親との時間を素直に密かに楽しんでるかもしれないし、娘さんに負担をかけずに済んでいることをご両親に感謝してるかもしれない。

    だとすると、相談者がガミガミ言うのは、加藤先生の言うとおり、余計ですよね。

    もしご両親が限界なら、ご両親が姉の処遇を決めるべきこと。
    入居金が足りないなら、その時初めて支援すれば良い。姪っ子が出し渋っても気にせず、最後の親孝行&姉孝行だと思って、存分に支援すれば良い。

  5. 相談者で、なるほどが口癖の人には違和感を感じる。
    何もしてない奴が口だけ挟んでくるほど鬱陶しいものはない。口出すなら金も出せ。
    相談者は年老いた両親のことだけ考えて、姪っ子には説教など絶対にしないことだ。

  6. 管理人さんの言われるように、相談者の「(姉の状態は)◯◯だそうです」が気になりました。相談者はお姉さんに会いに行ってないの?
    そんなに心配ならまず実家に行って、お姉さんの介護をしてみては?
    姪達への話はそれからだと思いました。

  7. 管理人さんコメントの「どうせならもう少し遅れてたら…」
    これは書いちゃいけないでしょう…

  8. またまた加藤先生の名言が出たよ。この相談された方が家庭の問題(ご主人との関係)があるから
    余計な事を考えている云々
    若くて将来があるお姉さんの子供たちも親の面倒を全て見させるという事もよくはないけれど、全く何自分のお母さんの介護をせず、年老いた祖父母やおばさんに任せっきりにしているという事も考えものだ。難しいね。どこか施設でお世話になった方が良いって思うのに、加藤先生は…
    何でいつも相談者が他の不満があるからという方向に結論付ける言い方に持っていくのかなあ?
    納得いかない。

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