不自由なようで好き勝手の40年。本で見つけた神経症に全て求めようとする男

(回答者に交代)

塩谷崇之:
はい、こんにちは

相談者:
あ、こんにちは、あ、先生よろしくお願いいたします。どうも。

塩谷崇之:
はい・・はい
え、お話を聞かしていただいたんですけどね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
一番の問題は・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
今のあなたのお話ね?、ま、いろいろ

相談者:
はい

塩谷崇之:
自分なりに考えてえ、おられるようなんですけれども。

相談者:
はい

塩谷崇之:
・・奥さんの・・意見っていうのがまったく見えないんですよね?

相談者:
・・

塩谷崇之:
奥さんは、どう考えてんですかね?

相談者:
・・でえ、一応あのお、離婚の調停を、おー、したことがあるんですが。

塩谷崇之:
あ、したことがある?

相談者:
はい

塩谷崇之:
あ、それはどちらが申し立てたの?

相談者:
わたしが申し立てて、

塩谷崇之:

相談者:
離婚も申し立てをしました。

塩谷崇之:
・・はあ・・

相談者:
あの、わたしの欠点が、も、これどうしようもないだろうと思って、あの、申し立てをしました。

塩谷崇之:
はあ

相談者:
そしたら、妻も、調停員からいろいろ、わたしの、あの、言い分を聞きまして、

塩谷崇之:
うん

相談者:
調停員さんから、

塩谷崇之:
うん

相談者:
「あなたはどうして離婚しないんですか?」って妻が言われたそうなんです。

塩谷崇之:
うん

相談者:
「『あなたのほうが、離婚申し立てするんじゃないんですか?』ということを、言われた」と言いました。

塩谷崇之:
はあ

相談者:
で、それでも・・妻は、「自分の」その、「人生観」・・「それと、祖先のことを考えると、子どものことを考えると、離婚できません」ちゅう話をしたらしいんです。

塩谷崇之:
奥さんのほうが「離婚をしたくない」というふうにおっしゃったわけね?

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
それはその人生観とか宗教観とか、その辺りの問題なんですか?

相談者:
・・はい・・うがあると思います。

塩谷崇之:
そうすると、奥さんは・・あなたに対する、なんていうのかな?、えーと夫婦としての・・愛情があるかどうか分からないけれども。

相談者:
あ、それは、あの、ないでしょ、たぶん

塩谷崇之:
ない。ないけれども。

相談者:
はい

塩谷崇之:
家を壊したくないので・・離婚はしませんと。

相談者:
と思います。

塩谷崇之:
ということなのね?

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
あなたの奥さんは、何かその、あれですか?、家の跡継ぎか何かになってるんですか?

相談者:
あ、跡継ぎです。はい

塩谷崇之:
跡継ぎ?、あなたはじゃ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
所謂、婿のような形で、家に入・・

相談者:
はい、そうです。養子縁組しました。

塩谷崇之:
あ、養子縁組?

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、まあ、そういう形で、じゃあ、その、奥さんのほうのご実家を・・継ぐ、うー、ような立場で・・入ったけれども。
あなたとしては、そのお、ま、お店の?、奥さんのご実家の、こ、商売、には・・なじめ・・ずに、そちらのほうにはまったく、入って行かないで・・ずっと今まで生きて来たということですね?

相談者:
はい、はい・・はい

塩谷崇之:
んー、で、今更・・そちらの、なんかこう明るい雰囲気に・・なかなか馴染めない・・だろうということですか?

相談者:
そうですねえ、風習がありますからね。

塩谷崇之:
うんん、なるほどね。

相談者:
それと今までの人望がありますし。

塩谷崇之:
うーん

相談者:
あの、周りの人と、その、考え方が違って来ると思うんですね?一言言っても。

塩谷崇之:
あなたはその、周りに合わせようという気持ちはないわけ?

相談者:
・・今、初めて分かったんですが。非常に人嫌いで、人と、交わって話したということがないんです。

塩谷崇之:
うーん・・まあ、神経症でね?、自分を特別視して、人を見下すところがあって、すぐカッとなって、不平不満を言って・・精神的に不安定で、暴力まで振るうと。
そこまで自分を・・

相談者:
ところがあの、会社じゃあ、そういうことないんですよ?

塩谷崇之:
うーん・・

相談者:
友だちもいますし、あの、マージャンもやってますし。

塩谷崇之:
それは外向けの顔ということでしょ?

相談者:
・・そうです(苦笑)。

塩谷崇之:
うん

相談者:

塩谷崇之:
で、あなたはそこまで自分の、自己分析はできてるけれども、

相談者:
うん

塩谷崇之:
それを、ま、神経症という3文字で、片付けちゃって、
そこを、改め、ようとか・・いうことはまったく考えないわけ?

相談者:
・・それを改めるのに、その本には・・どっかリラックスした人と、共同の仕事をしなさいって書いてましたので。

塩谷崇之:
うん

相談者:
どこかでアパートを借りて・・そこの、ことに、従って、自分が、共同生活に参加して行きたいなと。今度は、自分を捨てて、共同の生活を・・味わってみ、あのお、それを目的として生きていきたいなと思って。

塩谷崇之:
・・うん、あ、あの(苦笑)・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
あなたは、なんというのかな、ん、あ、お話を、伺ってるとね?

相談者:
うん

塩谷崇之:
「自分は神経症なんだから」と、「自分はこういう性格なんだから」、て言って、こう開き直ってるように聞こえるんですよね?

相談者:
・・

塩谷崇之:
で、開き直って「自分はこういう生き方だから、これでいいんだ」というふうに、おっしゃるのかな?と思うと、そうでもなくて、「自分を変えて行きたい」
その、1人・・そういう、なんか「どっかの、集団に入って、自分を鍛えて行きたい」というようなこともおっしゃるし。
どっちなんだろ?

相談者:
あー、・・自分で自分が掴めないですね・・

塩谷崇之:
自分で自分が掴めない?

相談者:
あ、&#

塩谷崇之:
うん、それともう1つは・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
奥さんの意見というのがまったく、見えて来ない。ていうか奥さんの意見を聞こう、としてるのかな?
先ほど、冒頭にあなたがおっしゃった・・今の、お、住んでる家は?、息子に譲って。
で、へ、奥さんの、お店のほうに移り住むというようなことを、ま、あなたは1つの・・案としてね?、おっしゃってたけども。

相談者:
はい

塩谷崇之:
それについては奥さんはなんと言ってるんですか?

相談者:
あ、それはもう賛成です。

塩谷崇之:
それは奥さんが1人でそっちの店舗のほうに行くんじゃなくて、あなたも一緒にっていうこと?

相談者:
・・そこはまだ、これからです。

塩谷崇之:
だから、え、奥さん、のほうからね?
「わたしはあっちの、お店のほうに行くけども、あなたは来ないで」とか言われたことはないんでしょう?

相談者:
それはない。

塩谷崇之:
でも奥さんは、「向こうの家に引っ越そうかな」っていうことは言ってるわけですよね?

相談者:
そうですね、あのもう、そういうことに、あの、息子たちと、みんなで話してますので。

塩谷崇之:
うん。で、そこにあなたも一緒についてくっていう、ことについて・・賛成とか反対とかはしてないわけ?奥さんは。

相談者:
・・YES or NOがないんですね、妻は。
わたしの言ったことを、え、黙って聞くだけです。

塩谷崇之:
・・なんかね?、その・・あなたが自分であれやこれや考えて決めたことがね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
いい方向に行くとは思えないんですよね。

相談者:
あー

塩谷崇之:
・・ま、自分なりにね?、いろいろま、本で勉強をして・・いろんな分析をして、いろいろ考えておられるようだけども。

相談者:
はい

塩谷崇之:
・・たぶん、あなたが自分自身で考えてることと・・ほかの人から見たあなたの姿っていうのが・・やっぱりちょっと食い違ってんじゃないかなって感じするんですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
この家をどうして行きたいかっていうことについては・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
奥さんの意見を・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
最大限尊重してあげたらどうなんでしょうかね?

相談者:
・・

塩谷崇之:
で、そこで奥さんに・・あなたのほうからね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
「わたしはどうしたらいいと思う?」と・・

相談者:
はあ

塩谷崇之:
いうことを・・訊いてみたらいかがですか?

相談者:
・・

塩谷崇之:
あなたのほうからそういう質問投げかけないと、奥さんはきっと・・自分が意見を言えば・・
「ふざけるな」って言ってこう、逆上されるんじゃないかとかね?

相談者:
ありますね、はい

塩谷崇之:
うん
だから奥さんのほうからは・・意見言いにくいんだと思うんですよ。

相談者:
はい

塩谷崇之:
でも、今のこのシチュエーション考えると・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
奥さんの・・意見を尊重して・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
進めたほうが・・多分、いい方向に行くんじゃないのかな。

相談者:
あー

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい

塩谷崇之:
そういう、投げかけ、そういう対話の中でね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
きちんとあなた、自分自身の、問題点というのを把握して行かないとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
あの、本を読んで、そっから、いろんな自己分析をして把握するっていうのも、それはそれで結構なことなんだけれども。

相談者:
はい

塩谷崇之:
でも、本当の自分自身を見つけるのは・・本からではなくて、やっぱり人との対話、人との繋がりの中で・・見つけられる物なんでね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、一番、あなたのことを近くで見ている奥さんが・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
きっとあなたのこと一番よく分かってるわけですよ。

相談者:
・・

塩谷崇之:
「あなた、もっとこうすればいいのに」っていうことを、きっと思ってるはずなんですよ。

相談者:
・・あ、はい

塩谷崇之:
思ってるけど、それを言うと・・ま、過去に・・ま、殴られたり怒鳴られたりしたっていう、のがあるから、やっぱり言えないんだと思うんですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
だ、そこは・・ね?奥さんに・・・・「自分はどうしたらいいか?」・・ていうことを・・素直な気持ちで訊いてみたらどうですか?

相談者:
あー・・はい、分かりました。

塩谷崇之:
はい

(再びパーソナリティ)


「不自由なようで好き勝手の40年。本で見つけた神経症に全て求めようとする男」への6件のフィードバック

  1. 商売繁盛してるお家に養子縁組してもらって且つ商売も手伝わなくて良くて住居の心配もない。
    自他ともに認める偏屈な性格なのに離婚しなくていいと奥さんが言ってくれてるなんて…
    恵まれ過ぎてて貴族みたいで羨ましい。
    奥さんにしたら今更商売の手伝いや近所付き合いも求めていないと思うので、朝からマージャンに行って夜だけ帰ってみてはどうか。

  2. 本のお導きに従ってアパートを借りて誰かと共同の仕事をしたいと思ったところで相手は見つからないでしょう。
    このひとは所詮奥様の手のひらで転がされていることに気づいていない!
    大人しくどうぞ。

  3. 面倒くさい夫(笑)

    奥さんを「頑固」と言うけど、芯が太くぶれないだけなのでは?と聞きながら思った。

    奥さんも、よくもまぁこんな面倒くさい夫と40年も一緒に…と思ったけど、もしかして懐深すぎて、小判鮫みたいな感じなのかな??

    自分の利己主義の塊がどここで溶けることはあるのか…と言ってるけど、自ら省みて能動的に変えていこうとは思わないんだー?

  4. 神経症、私も、持ってたと本で分かった。その本に書かれた事も1つの見識で、
    人は其々の育ち、性格、体験、これまで生きてきた経過でみんな違う。
    それだけでなくいろいろ持ち合わせてるので決めつけはあまり、、
    より良く生きるためにはどうしたらいいか?其に思いが至ればいい。綺麗事でなくそれが真理。宗教でもなく道徳心。
    自分を愛して、その自分を思うとき他に対して、傷つけたり、自分がされたくないことがどうしてできますか。
    せっかく生まれてきたのは、やはり人のためだったんだと。世の中のためだったんだと。
    子供の心のまま大人になった人は、
    自分を改めて、他のために生きましょう。其が巡り巡り自分に福として還ってくる。
    ホントにこれ凄いですから。

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