改心しようが私の兄は私の息子にとってゴミはゴミ。希望は捨てて貴女が壁に
テレフォン人生相談 2024年11月14日 木曜日
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女62 夫は15年前に他界 結婚している長男36 独身で独立した次男33 母85 兄64
柴田理恵:
もしもしい?、テレフォン人生相談です。こんにちは。
相談者:
こんにちは。よろしくお願いいたしますう。
柴田理恵:
はい。今日はどんなご相談ですか?
相談者:
えっと、わたくしの兄と、わたくしの子供たちの、確執があるんですね?
柴田理恵:
はい、はい、はい。(吸って)
相談者:
で、どうしたら仲良くできるのか・・ちょっと困ってるんですけど。
柴田理恵:
ああ、はい。あなた、今、おいくつですか?
相談者:
62歳です。
柴田理恵:
はい。ご結婚なさってるんですか?
相談者:
あの、主人は、15年前に他界しました。
柴田理恵:
あー、そうですかあ。
相談者:
はい
柴田理恵:
それでえ、お子さんは、おいくつなんですか?
相談者:
36と33の、男の子2人です。
柴田理恵:
ん、で・・あなたのお兄さんというのは、おいくつなんですか?
相談者:
わたくしの兄は、64です。
柴田理恵:
お兄さんと、あなたのお子さんが、ちょっと色々あるっていうのは、どういったことなんでしょうかねえ。
相談者:
実は18年前に、
柴田理恵:
はい
相談者:
兄が借金でえ、実家が競売にかけられて取られてしまったんですね。
柴田理恵:
はい、はい、はい。
相談者:
で、その一部始終を、
柴田理恵:
うん
相談者:
長男が、高校3年生で、
柴田理恵:
うん
相談者:
次男が、高1の 時に、見てたんですよ。
柴田理恵:
はい、はい、はい。
相談者:
でえ・・せき立て、られる、ようにい、
柴田理恵:
うん・・
相談者:
お引越しも、お手伝いに行って。
柴田理恵:
うん
相談者:
で、住むところ、が、ないので、わたくしの家に?
柴田理恵:
うん
相談者:
当時、主人も、健在でしたので。
柴田理恵:
うん
相談者:
「おふくろさん、かわいそうだから、呼んであげな」って言っていただいて。
柴田理恵:
うん
相談者:
で、一緒に住むことになったんですよ。
柴田理恵:
つまり、そのお、あなたのお母様と、お兄様も一緒に・・ってことですか?
相談者:
いえ。兄は、
柴田理恵:
うん
相談者:
そのまま、(含み笑い)行方知れずに、なったんですね。アッハッハ(苦笑)
柴田理恵:
ああ、ああ、ああ、はい。じゃあ、お母様がだからその・・
相談者:
ッハハ(苦笑)・・
柴田理恵:
おうち(家)がもう、なくなってしまったからあ、
相談者:
そうです。
柴田理恵:
はい
相談者:
で、その、お引っ越しのお手伝いとか?、母、わたくし、おばあちゃんですよね?
柴田理恵:
え、はい
相談者:
子供たちにしてみれば。
柴田理恵:
はい
相談者:
おばあちゃんが泣いてる姿とか、全部、見てたんですね。
柴田理恵:
あーあー、はいはい。
相談者:
それでえ、 自分のお・・借金ですよね?
柴田理恵:
うんうん。
相談者:
友達い・・の、貸したりとか、多分・・本人が言うには、本当か嘘かわかんないんですけど。
柴田理恵:
うん、うん・・
相談者:
保証人になったとか?
柴田理恵:
うん
相談者:
それがもう、払えなくなってえ、
柴田理恵:
うん
相談者:
競売になっちゃったんですけど。
柴田理恵:
はいはい。
相談者:
そしたら、「そんなことを親にするなんて」
長男と次男は、
柴田理恵:
うん・・
相談者:
わたくしの兄のことを、
柴田理恵:
うん
相談者:
(含み笑い)「ゴミ」って呼んでんですよ。
柴田理恵:
うん、ふん、ふん、ふん、ふん、ふん・・
相談者:
で、「そんなことするなんて、ゴミだ」って。
柴田理恵:
うんうん
相談者:
「人間の資格がない」とか、
柴田理恵:
うんうん
相談者:
そんなことばっかりい、言う、もん、ですからあ。
ただ、15年前に、
柴田理恵:
うん
相談者:
母が、82の時ですね。今、85なんですけど。
柴田理恵:
はい、あ、お母さん、まだ、
相談者:
ええ、ええ。
柴田理恵:
ご健在なんですね?
相談者:
あ、健在です。
柴田理恵:
ああ、はあ、はあ。
相談者:
はい
柴田理恵:
お母様、85。はいはい。
相談者:
「長男と会いたい」ってことになってえ。
柴田理恵:
うん、うん・・
相談者:
それで、3年前に、
柴田理恵:
うん・・
相談者:
大体、住んでるところは、別れた嫁 ・・伝えてたみたいなんですね?
で、その管轄の、
柴田理恵:
うん
相談者:
警察署の、生活安全課に行きまして。
柴田理恵:
うん
相談者:
探していただいたら、その日の夜に電話が来て。
柴田理恵:
はい
相談者:
「悪かったな」って。「 迷惑かけちゃって」って、言ったんですよ。
柴田理恵:
あっ・・
相談者:
で、
柴田理恵:
じゃあ、その・・警察の方が探してくださって、もう、すぐに・・
相談者:
あ、くださったんです。
柴田理恵:
お兄さんに、
相談者:
あ、そうですそうです。
柴田理恵:
繋がって。
相談者:
ええ、ええ。
柴田理恵:
お兄さんから、電話がもうあったってことなんですか?
相談者:
あ、そうです、そう。
柴田理恵:
はい
相談者:
それから付き合いが始まって、3年になるんですけどお。
柴田理恵:
はいはい。ん・・
相談者:
母の日に い・・「まあ、少ないけど、1万円で、なんか好きなの買って」とかあ。
柴田理恵:
うんうん・・
相談者:
あの、だいぶ、改心して。昔とはまるっきり変わってしまってえ。
柴田理恵:
うん
相談者:
改心した兄を見てるもんですから、
柴田理恵:
うん
相談者:
その当時の兄は、嫌いでしたけど。
柴田理恵:
うん、うん・・
相談者:
うん、やっぱり子供たちと仲良くしてほしい、1つの、あのう、理由としてはあ、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、お彼岸とお・・お盆の時に、お墓参り行くじゃないですか。
柴田理恵:
うん、うん、うん。
相談者:
その時に、兄とバッティングしそうになった 時に、
柴田理恵:
うん
相談者:
次男が車乗ってたんですね?
柴田理恵:
うん
相談者:
で、わたくし運転してて。
柴田理恵:
うん
相談者:
あのう、「ゴミが来るんなら俺帰るから、もうここで止めて」って。そういう風に言うんですよ。
柴田理恵:
うん・・
相談者:
だから、 長男ももう、所帯持って、
柴田理恵:
うんん。
相談者:
独立して、次男も独立してんですけど。
柴田理恵:
うん、うん。
相談者:
まだ、結婚はしてないですけど。
柴田理恵:
うん、うん・・
相談者:
でも、お盆とかあ、
柴田理恵:
うん
相談者:
お彼岸とか、
柴田理恵:
うん
相談者:
あとは、あのう
柴田理恵:
ウウンッ(咳払い)
相談者:
年末年始は帰ってくるんですね?
柴田理恵:
はいはい。
相談者:
で、兄もバツイチで1人もんですからあ。
柴田理恵:
うん
相談者:
やっぱり、1人で・・ 過ごすのは寂しいじゃないですかあ。
柴田理恵:
うんうん。
相談者:
で、そんな大層なものはなくても、
柴田理恵:
うん
相談者:
一緒に、あの、テーブル囲んで、とは思っているんですけどお。
柴田理恵:
うん
相談者:
それもできないですし。どーしたら・・
柴田理恵:
つまり、お兄さんがいらっしゃったら、嫌だなあっていうことなんですね?
相談者:
そうです。
柴田理恵:
うん、う、う・・
相談者:
で、「じゃ、どうしたらあ」、
柴田理恵:
うん
相談者:
「許してあげられるの?」って言ったらあ、
柴田理恵:
おん・・
相談者:
「全く同じ 敷地面積で」、
柴田理恵:
うん
相談者:
で、「同じ建物」?
柴田理恵:
うん
相談者:
「建坪の」、
柴田理恵:
うん
相談者:
「家を、おばあちゃんに買ってあげたら」、
柴田理恵:
うん・・
相談者:
「俺ら、許してあげられる」みたいな。
柴田理恵:
あー・・
相談者:
「そんなの、無理でしょ?」って言ったら、
柴田理恵:
うーんん・・
相談者:
「でも、そういうことをしたんだから」って・・
柴田理恵:
うーん・・
相談者:
どーうやったら、でも、仲良くできるのかなあって・・
柴田理恵:
やっぱり、あなたが、説得しても・・ダメですかね?
相談者:
例えば、子供たちが帰ってきてる時にい、
柴田理恵:
うん
相談者:
兄からの電話は、取らなくなったんですよ。
なぜならば、
柴田理恵:
うん
相談者:
機嫌が悪くなるんです。
柴田理恵:
あーあー・・なるほど。
相談者:
「なんで、ゴミと、話すの?」って。
柴田理恵:
うん・・
相談者:
「もう、ゴミじゃないでしょ」ったら、「ゴミだよ」って言うんですよね。
柴田理恵:
うーん・・つまり、(吸って)あなたと、
相談者:
ええ
柴田理恵:
あなたのお母さんにとっては、
相談者:
ええ
柴田理恵:
まあ、いろんなことがあったとしても・・
相談者:
ええ
柴田理恵:
やっぱり、自分の息子だったり、お兄さんだったりする、けれども。
相談者:
そうなんですよ。ええ。
柴田理恵:
その、あなたのお子さん・・に、とっては、
相談者:
ええ
相談者:
ひどいことした人っていう、そういう、こう・・とても、悪い、イメージがあるってことですよね?
相談者:
あ、そうですね。
柴田理恵:
で、それが、その、変わってってない・・
相談者:
それが、頭から離れない。
柴田理恵:
うーん、なるほどお。
相談者:
ええ。
柴田理恵:
お子さんたちの、気持ちも・・ わかる、ような、気もするし。あなたがおっしゃるように、「兄も反省したんだし」っていう、兄弟とか、家族の情みたいなものも、
相談者:
そうなんですよお。
柴田理恵:
わかるような気もしますう。
相談者:
そうなんです、はい。
柴田理恵:
うーん・・じゃあ、今日のご相談は、あなたのお兄さんと、
相談者:
ええ
柴田理恵:
あなたのお子さんたちが、とても仲が悪い。
相談者:
そうです。
柴田理恵:
仲良くするには、どうしてったらいいだろうかってことですね?
相談者:
はい、そうです。
柴田理恵:
はい、わかりました。じゃあ、回答者の先生に聞いてみましょう。
相談者:
はい
柴田理恵:
今日の回答者の先生は、三石メソード主宰、作家で翻訳家の、三石由起子先生です。
相談者:
あ、
柴田理恵:
先生、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
三石先生、ナイスアドバイス✨の回でしたね。
相談者との最初の「こんにちは」も、いつもと違って穏やかでおや?と思ったし、その後も「たいへんでしたね」とねぎらいの言葉まで。
30過ぎの立派な成人になってる息子二人も、いつまでもおじさんをゴミ呼ばわりするなんて大人気ない。相談者さんはビシーっとここは怒っていいと思います。でもそれだけ思春期の体験が辛くて深い物だったのかと。
成人ばかりになった皆んなが、律儀に毎回盆正月、彼岸にまで勢揃いしてお膳を囲む必要なんて全く無し!
三石先生の的を得た回答と相談者さんの安堵の声に、清々しい気持ちで聴き終えることができました( ◠‿◠ )
私は回答者達のように優しい言葉はかけません。
30歳過ぎの大の大人2人が親戚のおじさんと仲良くする。なんて、フツーではありません。
縁遠くなっても当たり前です。
仲良くなる必要なんて全く無し!
不快感を持っているなら尚のことです。
相談者が自己中!なだけですよ。
回答どおり、全て兄と会うとき、息子と会うときを別にすれば良いだけです。
こういう自分は平和主義者なのに、周りは全然寛容じゃない。と他者を悪く言う人間に、まともな人は居ないと私は感じています。
そうそう。三石先生のおっしゃる通り。線引きと「親戚は仲良くすべき」という思い込みをなくすべきです。相談者さんとお母さんとお兄さんの関係性と、息子さんたちと伯父さんの関係性は違います。そして、各々の想いは尊重されるべきです。相談者さんの想いを息子さんたちに押し付けてはいけません。逆もまたしかり。
相談者さんとお母さんにはお兄さんと会う権利があると同時に、息子さんたちには伯父さんに会う義務はありません。
「友達の友達は皆友達」ではありません。
そんな酷い目に遭わされても息子には会いたいもんなんですね。母の愛ってすごいですね。
聴き始めから
『仲良くしなきゃダメ?!』
と、他人事ながら相談者目線の物言いに、少しイラッとした。
どんなに改心しようが、それが息子たちが見聞きしてきたすべての結果なんだもの、相談者の価値観を受け入れて皆で仲良く…
なんて、できるはずもなかろう。
三石先生が言う通り、相談者と息子たちでは関係性もつながりも全く違うわけで、
息子たちが
「俺たちの見えないところでも一切繋がるな」
とまでは言ってないなら、息子たちの気持ちも黙って受け入れてあげなよ。
ソーシャルディスタンスではありませんが、お兄さんとは距離を取りながらのお付き合いになるのか?
ご相談者さんは3年後は前期高齢者なので、お母さんの今後の介護のことを考えて欲しいと思います。
ソーシャルディスタンスではありませんが、お兄さんとは距離を取りながらのお付き合いになるのか?
息子さんにとっては伯父さんになりますが、ソーシャルディスタンスでの付き合いでもいいでしょう。
ご相談者さんは3年後は前期高齢者なので、お母さんの今後の介護のことを考えて欲しいと思います。
もちろん、ご相談者さんもご自身の介護のことを考えながら、しっかりと終活して行って欲しいです。