自殺未遂の妻が意識不明の中で提示しているもの
テレフォン人生相談 2014年11月18日 火曜日
相談者: 男52歳 妻46歳 長女21歳 次女20歳 長男10歳
パーソナリティ: 勝野洋
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者:
私の・・今後の生き方についてアドバイスを頂けたらなあと思います。
勝野洋:
今後の生き方・・
相談者:
はい。
勝野洋:
お仕事は会社員か何かですか?
相談者:
ええ、会社員やっております。
勝野洋:
それで、あの、ご相談が・・今後の生き方といいますと?
相談者:
妻がですね、2年ほど前に、自殺しまして、それで、まあ、あのお、一命は取り止めたんですけど。
勝野洋:
はい。
相談者:
心臓が止まった時間が、数分間ありまして、意識が戻らないまま、2年間、ま、病院で今、入院中です。
勝野洋:
はい。
相談者:
それで、まあ、子供たちも、ショックを受けたままで、
勝野洋:
はい。
相談者:
寂しい思いをしてですね、ま、過ごしてまして、まあ、あのお、私自身も・・心が相当寂しい・・あるいは、悲しいんですけど、
勝野洋:
はい。
相談者:
ま、あのお、入院費とか、子供の学費とかですね、ま、そういった面があるんで、この2年間、がむしゃらにやってきたんですけど、
勝野洋:
はい。
相談者:
ま、今後もこの状態が・・こう、続くとなると、どっかで心が折れちゃうんじゃないかと思ってですね。
勝野洋:
なるほど。
あのお、奥様の、自殺をしようとしたきっかけとか、お聞きしてよろしいですか?
相談者:
はい。
ええと、次女が、あのお、ま、妻が、結構いい高校を勧めてですね、あのお、私が、たぶん入れても、一番下の方で、きついからということで、止めたんですけど、
勝野洋:
はい。
相談者:
妻が強引に、ま、入学させまして、で、ま、案の定、1年くらいで、学校に行くのが嫌だとなってきてですね、
勝野洋:
はい。
相談者:
でもう、妻が、どうしようかって、私に相談したんですけど、私はちょっと・・あれほど言ったじゃない、っていうことでですね、
勝野洋:
はい。
相談者:
ちょっと冷戦状態が半年ほど続いて仕事に熱中しちゃったもんで・・ま、妻が、そこで、ちょっとウツ病状態が始まっちゃったんですね。
勝野洋:
はい。
相談者:
で、まあ、次女は、もっと自由な高校に転入したんですけど、
勝野洋:
はい。
相談者:
結局の所ですね、妻が自分の主張することに、自信が持てなくなってきて、それで、まあ、色んなことが、なかなか、自分の主張が、出来なくなって、ウツが続いてたってことですね。
勝野洋:
その結果っていうことですね。
相談者:
はい。
勝野洋:
それで、あのお、今日のご相談の内容としたら、こういう状況の中で、奥様の看病と、子育てと、
相談者:
はい。
勝野洋:
この中で自分が、折れそうになっていくということですね?
相談者:
このまま、こう、頑張り続ければ、いいんでしょうけど、
勝野洋:
はい。
相談者:
ま、私もちょっと・・この・・将来的に、何も明るい見通しがないまま、あのお、おそらく、定年退職になったら、あの、入院費が払えないんで、在宅介護になると思うんですけど。
勝野洋:
はい。
相談者:
ま、そういった場合の自信も余り無いですし、そういった面を見ると、将来も・・ま、医者が言うには、意識が戻る可能性は、ほぼゼロだっていうことを、言ってますんで、将来的に明るい未来がないのに、このまま頑張り続けるかな、っていうのが、いつも悲観的に考えちゃって。
勝野洋:
はい。
相談者:
どういう心のあり方で、っていいますか、どういう、過ごし方っていいますか、どういう考え方で、将来に向かって、生きていけばいいのかっていうアドバイス頂ければな、と思うんですけど。
勝野洋:
分かりました。
(回答者に交代)