熟年同棲15年。生命保険金の受取りの心配をし始めた女72歳。 一つ屋根の下で繰り広げられる心理戦
テレフォン人生相談 2015年2月3日 火曜日
相談者: 女72歳 77歳の男性と同居。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者:
15年くらい、あの、一緒に、なってるん、男性についてです。
今井通子:
結婚してらっしゃるの?
相談者:
いや、籍が入ってないんです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
ほんで、あのお・・先日、保険を作ったんですけど、
今井通子:
はい。
相談者:
お友達に相談したらね、
今井通子:
はい。
相談者:
籍が入ってないと、その、夫になった人の、
今井通子:
はい。
相談者:
保険とか、色んな、あの、銀行の、そういう・・ものも、あの、何も貰えないよ、言われて、
今井通子:
はい。
相談者:
あのお、今、ちょっと、夫は、具合が悪いもんですから、
今井通子:
はい。
相談者:
食事なんかは、あのお、朝昼晩と、作って部屋に運んでるんです。
今井通子:
はい。
相談者:
ほんで、もう、わたしもどっこも、行けないもんですからあ、
今井通子:
はい。
相談者:
別れた方がいいのか、それとも、そのお、何かね、書いていただいたらいいんじゃない?、って友達に言われて、
今井通子:
はい。
相談者:
お電話したんですけど。
今井通子:
なるほど。
あなたおいくつですか?
相談者:
わたしは72です。
今井通子:
72歳。
相談者:
はい。
今井通子:
お相手の方は?
相談者:
77歳。
今井通子:
77歳。
15年くらいご一緒にいらっしゃるって仰っいましたけど、
相談者:
一緒になったんですけどね。
今井通子:
その前は、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたは、
相談者:
はい。
今井通子:
どなたかと、結婚してらしたの?
相談者:
いや、いや、一人でした。
今井通子:
あ、じゃ、ずっと、独身でらした?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい。
相談者:
で、お相手の方は?
結婚か何かしてらっしゃいました?
相談者:
いや、あのお、一人です。
今井通子:
あ、両方とも独身でらした?
相談者:
そうです。
今井通子:
じゃあ、お子さんはいらっしゃらない?
相談者:
いないです。
今井通子:
なるほど。
じゃ、まず、家族暦なんですが、
相談者:
はい。
今井通子:
お相手の方は、お父さま、お母さまは、もう、いらっしゃいませんよね?
相談者:
もう、いないんです。
妹さんとか、が見えるんですけど。
今井通子:
妹さんがいらっしゃる?
相談者:
はい。
今井通子:
おいくつくらいですか?
相談者:
70・・ぐらいじゃないかと思うんですけど。
今井通子:
お一人ですか?
相談者:
2人です。
今井通子:
あ、お2人妹さん?
相談者:
はい。
今井通子:
で、あなたの方はどうなんですか?
相談者:
兄弟は、
今井通子:
はい。
相談者:
男があ・・2人と、女が一人です。
今井通子:
お兄さん、お兄さんで、妹さん?
相談者:
そうです。
今井通子:
なるほど。
で、お兄さんたちはお元気なの?
相談者:
ええ、元気です。
今井通子:
はい。
そうすると、
相談者:
はい。
今井通子:
その、15年間、
相談者:
はい。
今井通子:
一緒にいらして、しかも、お互いに独身でらしたのに、
相談者:
はい。
今井通子:
なぜ、結婚しなかったんですか?
相談者:
籍を入れなかった理由ですか?
今井通子:
うん、そう、そう。
相談者:
うーん、別に、もう、歳がいったし、子供もいないから、
今井通子:
ええ。
相談者:
まあ、籍・・ていう話は全然出なかったんです。
今井通子:
あ、出なかっただけなの?
相談者:
はい。
今井通子:
なるほど。
そうすうると、今、ご主人は、
相談者:
はい。
今井通子:
なんか、身体の調子がお悪いとかってことですが、
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
いわゆる、身体の病気?
それとも、
相談者:
ええとね、糖尿とか、大腸癌・・手術したりしてますから、
今井通子:
あ、身体の病気ね。
相談者:
そうです。
今井通子:
はい。
あのお、いわゆる、
相談者:
はい。
今井通子:
認知症とか、
相談者:
はい。
今井通子:
そういうものではないですね?
相談者:
ないです。
今井通子:
なるほど。
そして、かなり、ずっと寝たきりなの?
相談者:
いや、そんなこともないんですけど、だいたい、一日のうち、半分は寝てます。
今井通子:
ああん。
で、お食事は、あなたが、
相談者:
はい。
今井通子:
作ってらっしゃる?
相談者:
そうです。
今井通子:
身の回りの世話もされてる?
相談者:
そうです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
でもう、朝昼晩作ってると、わたしもどっこも行けないもんですからあ、
今井通子:
はい。
相談者:
ほんだし、こんな状態で、
今井通子:
はい。
相談者:
籍が、入ってないから、何も貰えない、いう風だと。
今井通子:
ええ。
相談者:
みんなが、つまらないんじゃなあい?、別れたら?、って友達が言うんですけどね。
今井通子:
ふうん。
保険のことを最初に仰ったんですが、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたとしては、今、お食事の支度だとか、手が掛かっちゃうんで、
相談者:
はい。
今井通子:
ご自身が、どこへも行けなくて、
相談者:
はい。
今井通子:
これじゃあ、いてもしょうがないかなあ、っていう、自分の道を行きたいと、思ってらっしゃるのかあ、
相談者:
はい。
今井通子:
それとも、このまま、将来、
相談者:
はい。
今井通子:
ご主人の方が、亡くなるかもしれない。
相談者:
はい。
今井通子:
そのときに、
相談者:
はい。
今井通子:
その保険だとか、遺産相続だとかが、
相談者:
いや、本人はね、
今井通子:
うん。
相談者:
そんな籍が入ってなくても、
今井通子:
うん。
相談者:
書類とかあ、あのお、判とかは、渡すから、
今井通子:
ふん。
相談者:
なんにも、書いてなくても、
今井通子:
ええ。
相談者:
貰ってくれやあ、いいって言ってるんですけど。
今井通子:
うん。
相談者:
そんなこと、
今井通子:
それは、ご本人が、
相談者:
はい。
今井通子:
遺産相続についての遺言を残されてんの?
相談者:
いや、何にもないです。
今井通子:
で、ご主人に、ま、たとえば遺言とか、を書いていただくにしても、
相談者:
はい。
今井通子:
えーと、法律的には、
相談者:
はい。
今井通子:
今から、あの、弁護士の先生にお話していただきますけれども、
相談者:
はい。
今井通子:
伺っておきたいのは、
相談者:
はい。
今井通子:
籍は入れるつもりはないけれど、
相談者:
はい。
今井通子:
別れるつもりがないのか、
相談者:
はい。
今井通子:
それとも、あなたが仰るように、
相談者:
はい。
今井通子:
その、保険とか、
相談者:
はい。
今井通子:
銀行の云々とかが、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたの所に来ないんなら、
相談者:
はい。
今井通子:
自分で、もう、外に出て遊んだり、したいし、別れちゃおうかなって思ってるのか、
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
あ、そっちの方なのね。
相談者:
はい。
今井通子:
で、それじゃあ、そのときに、あなた自身は、
相談者:
はい。
今井通子:
えー、例えば、経済的には、別れても、大丈夫なの?
相談者:
大丈夫です。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい。
今井通子:
えー、あなた自身が、
相談者:
はい。
今井通子:
ていうことは、社会的に、結構、活躍されてたわけでしょ?
要するに、
相談者:
いや、別に、活躍ゆって・・親があのお、残してくれたものがありますから、
今井通子:
ああ、なるほど。
相談者:
年金も入ってきますから。
今井通子:
うん。
あなたの年金ですね?
相談者:
そうでしす。
今井通子:
ふうん。
相談者:
ほんで、旦那の年金と、
今井通子:
うん。
相談者:
で生活はしてます。
今井通子:
なるほどねえ。
わかりました。
(回答者に交代)