被害者意識が強まる独女43歳。8年避けたDV父に絡み、感情の矛先は妹にも
テレフォン人生相談 2019年7月19日 金曜日
10年前に母が亡くなり、父親と二人暮らしになるもDVを避けて8年前からひとり暮らし。
家庭を持つ妹には機嫌よく接する父。
大学まで進学させてくれたことには感謝はしている。
複雑な感情を手紙にしたためて父に出すも無視。
派遣切り後に見つかった仕事先で身元保証人が必要だったので父に頼んだら仕送りしてくれたものの、アドバイスには「ふざけるな」という思い。
思い起こせば、妹ら家族は誰も父から守ってくれなかった。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女43歳独身 一人暮らし 父73歳 母は10年前に他界 家庭持ちの妹37歳 妹の子ども小学生2人
今日の一言: 人は同時に同一の対象に対して矛盾した感情を持ちます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもしい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いしますう。
加藤諦三:
はい・・最初に年齢教えて下さい。
相談者:
43歳ですう。
加藤諦三:
43歳、結婚してます?
相談者:
いえ、独身です。
加藤諦三:
独身ですか?
あの、離婚して今一人じゃなくてずうっと独身です、か?
相談者:
はい、そうです。あの、結婚したことはないです。
加藤諦三:
はい、それで、今はお一人で暮らしてんの?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい分かりました、それでどんな相談ですか?
相談者:
わたしには・・あの、離れて住んでいますが父と妹がおりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、父と妹と、これからどう・・付き合っていいか?というか、自分がどう向き合って行ったらいいか?・・ご相談したくてお電話しました。
加藤諦三:
ん、はい、お父さん何歳?
相談者:
・・えっと、73です。
加藤諦三:
73歳、妹さんは?
相談者:
37です。
加藤諦三:
37歳、妹さんは結婚してんの?独身?
相談者:
結婚しておりましてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
小学生の子どもが二人おります。
加藤諦三:
あー、そうですか。あのお・・今離れて、住んで、いるということですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
「これからどう向き合ったらいいか?」って・・なんか今、当面、問題が出ているわけではないんですね?
相談者:
あ、そうです。特に・・何かその、事実としてトラブルを抱えてるということではないです。
大雑把に言うとですね・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
父が・・ま、昔から・・妹と、わたしに対しては、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、態度が全く違うようなところがありまして、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
で、あの、母が・・10年ぐらい前に亡くなったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
その後2年ほど父と、二人で暮らしてた時期があるのですが、
加藤諦三:
あ、あなたがお父さんと二人で、二人でね?
相談者:
あ・・そうなのです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、その時も、あの、ま・・何を言っても怒鳴って会話にならないような状況で、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、段々とこう暴力も始まってですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、そういう時でもその、妹お・・家族が来ると、ま、全く別人のような・・
加藤諦三:
あーあ、はい、はい、はい、はい
相談者:
お父さんに、ま、あの、ホントに・・横で見てても信じられないぐらい・・
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
突然変わるような・・
加藤諦三:
うん
相談者:
・・感じい(涙声)・・
加藤諦三:
うん
相談者:
なんですね(涙声)。
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・ま、そのような・・状況で(涙声)・・わたしもちょっともう二人で、暮らすっっていうのは無、無理なのだなと思って、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、今のアパートに越して来・・たのですけれども、
加藤諦三:
うん、今のあな、アパートに越してから何年ぐらい経つの?
相談者:
えー、8年ぐらいですね。
加藤諦三:
あ、そうですか、はい
ほいで・・8年間、の間で、
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さんの、か、あの、態度は変わりました?
相談者:
あ、それがですね・・
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、最近急に変化を見せましたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしもそれが、どういうその・・意図なのか?・・よく分からないところもありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・と、そうですね、あの、わたしが・・去年・・思い切って父に、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・ま、子どもの時から・・こう、自分が思っていたことですとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
あと、ま、母が亡くなって、自分に対して、ま、「あなたは・・暴力を振るって、来ましたよね?」っていう事実ですとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、ま、それに対する自分の気持ち・・ですとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
あとは、あのお・・ま、「高い学費を出してくれて、大学まで行かせてくれて」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「そういったことに対しては感謝もしているのだ」っていうことを、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、少し長い手紙を書いて出し、たのです。
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・全く返事はなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、無視という、感じだったんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
前にしてた、派遣の仕事がちょっと会社の都合で契約が切られまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
新しい職場に変わりい、ましたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうしてもその、職場で、保証人として、あの、身内に名前を書いてもらわないといけないようなものがありまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、それを、機に、ま、父に、その記入をお願いしたりするようなことがあったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
そうしたらあの・・ま、お金を・・いくらか送って来てくれまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・で・・ま、そこには・・「職場でこういう風なことに気をつけるように」みたいなことが書いてあったんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・ま、私から見ると、ホントに・・「ふざけるな」という・・感情しか・・
相談者:
ああ、うん
相談者:
起こらなかったんですけれども、
加藤諦三:
う、うん
相談者:
あのお・・ま、お金はホントに自分が困っていたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・失業時に、こう・・カードで・・借金をしたりしたのが積み重なって、借金の返済もずっとしているので、
あの、お金は、ま、そのまま受け取ったんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・ま、父に・・あのお、そのお金送ってくれたことを、ま、お礼を言うっていうことで電話をしたのですが、
加藤諦三:
・・ふん
相談者:
ま「どれだけお前がおかしいか」みたいなことを、なんか、延々とと言い出したんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
んで、わたしも・・ちょっとそれにはびっくり、したんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、やはりこういう、人なのか、っていう気持ちも・・あったんですね。
加藤諦三:
・・はい
相談者:
んで・・あのお・・通話を終わったんですけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
・・自分はその・・父に対して恨みをずうっと持って来たこと自体は仕方がないと今は思って、いるんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、これから、その、父への・・恨みの気持ち・・の、中の、世界観の中でずっと生きて行きたくないっていう気持ちが強いので(震えた声)、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
だけれども、その、自分自身が・・その、消えない恨みの気持ち・・をどう、したらいいのか?、っていうことと・・
加藤諦三:
と、うん、はい
相談者:
はい・・で・・
加藤諦三:
あの・・はい
相談者:
はい
加藤諦三:
・・ん、どうぞ。
相談者:
あ、すいま・・
あ・・あと・・ま、妹に対しては、あのお、妹の子ども達、にわたしは・・時々会うのがすごく、自分にとって幸せなことなので、
加藤諦三:
んはい
相談者:
妹との関係は・・ま、良好な、状態を保ってはいるんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
妹も、その、わたし・・だけがその・・えっと、暴力受けていたりとか父からその・・ま、酷い扱いを受けていたっていうことに対して、何か止めようとか、助けようっていうことは一切なかったので・・
加藤諦三:
うん
相談者:
何もなくても、わたしを問題に・・することで済ませようとするような家族だったと思うので・・
加藤諦三:
うん
要するに、あの、あなたに甘えてたってことでしょ?
相談者:
うーん、そうなんですかね?、なんかあまり・・
加藤諦三:
ま、いろ・・そ、&#△
相談者:
親と子っていう感じじゃないかもしれないですね。
加藤諦三:
うん、だから・・お父さん、色んな、そ、外に対しては非常にいい顔をして、よそ、外面がよ・・
相談者:
あ、もう、ホントそうです。
加藤諦三:
うん
相談者:
「あんないい人はいない」という感じです。
加藤諦三:
うん・・外面(そとヅラ)が非常に良い・・
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど外面がいいのは本当に、外の人に対する愛情が、からではなくて、
相談者:
あ、すごい無責任です。
加藤諦三:
外の人から、よ、あの、良い人と思われたい・・ということで、外面が良かったんであって、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた自身に対しては・・内面(うちづら)を見せていただけ。
相談者:
あーそうですね。で・・あのお・・
加藤諦三:
で、あなたの今日の相談というのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そ、そうすっと、そういう父親に・・
相談者:
はい
加藤諦三:
どう接したらいいか?
相談者:
そうですね、あと、父に対しては・・その、自分が、この恨みを持った状態で・・ま、父が例えば病気になったり、ま、死んでしまう、ことも、そう遠くはないかもしれないので、
自分が後悔しないかどうか?がすごく不安っていうのはあります。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
30歳になりましたが今日は聴いていて自分の未来かと思いました。何かを好きになれば定位家族に対しての葛藤感情は小さくなる。外で出会う何かを好きになるためには成長を。勉強になりました。
「今までなにひとつ愛してこなかった結果」マドモアゼル愛先生の名回答に納得いたしました。
今がうまくいっていない理由を、何かほかに探しているように思いました。
「家族の矛盾をあなたが一身に背負ってきた結果・・・家族があなたを踏み台にした結果・・」とか言って欲しかったのか?
妹だけが愛されて かわいがられて・・って、それ想像力なさ過ぎじゃないですか。親子でも相性ってあるものなので、妹と父は おんなじ価値観で もしくは波長が合って、同類同士で仲良かっただけかもよ。それ故の葛藤も父と妹の間であるかもよ。
暴力をふるわれたというのは本当に辛かったと思うけど
嫌いで軽蔑している父に「ふざけんな!でもお金は受け取る」というのも なんだかなあ。
独身で自由な立場をフルに利用して、もっと視野を広めて下さい。まだ若い!もったいないです!
色々
文句は垂れてるけどちゃっかり
金銭援助だけはしてもらってる
被害者意識が異常に発達してて
こう言う人苦手だなー。
ウチの母と三つしか変わらない年齢なのに
思考が幼すぎる。
ロスジェネ世代、派遣雇い止め、機能不全家庭・・・現代社会の病理が役満の相談。相談者一人でどうにかできるものでもない。というか、もうどうにも出来ないのでは。人生の半分を自尊心を潰されて生きて、今更正社員に成ろうという気力も湧くのかどうか。40過ぎて身元保証人が老親だけ、というのはかなり深刻な事情だけど、どこまで気づいているのだろう。被害者意識を膨らませて生きてきた結果が「派遣独身40超え」という結果だし。この番組で時々でてきた「敵対的依存」がぴったりの相談。
でも、これはこれで相談者はある意味幸せなのでしょうね。
わたしの両親も内と外で態度が変わるタイプでしたので、相談者には同情する…。
家ではホントに意地悪、外ではニッコニコなんですもの。
最近では、夫か子供と一緒じゃなければ両親に会わないように心がけ、両親の「内づら」がでるのを防いでる。
相談者も第三者を連れていけたらいいけど。
そもそも会わないのもいいよね。