綺麗な茶碗にスッキリ廊下。テキトー親父との男ヤモメで気づく母の当たり前
テレフォン人生相談 2021年2月22日 月曜日
親と子に生前の面影が絡めば涙腺が緩む大原女史。
でもなぜか自身の母には触れたことがない。
決まって祖母。
リアルで拝見したときはこんなこと言ってた。
大原敬子 「私は息子です」
(垣花正アナに大切なものをひとしきり質問したあと、逆質問されて)
<2019年6月 開局65周年記念「65歳からの素敵な生き方トークショー テレフォン人生相談presents」>
涙を見せる回答者はパーソナリティ含めて大原先生だけ。
加藤芳郎(*)と森田浩一郎を失って番組からワイ談が消えてしまったように、貴重な存在ではある。
(*)加藤芳郎: 故人。テレフォン人生相談のパーソナリティ。漫画家。連想ゲーム(NHK)の男性チームキャプテン。
夫婦の相談では夜の生活を訊くのがお約束。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男39歳独身 父78歳と二人暮らし 母は他界
今日の一言: なし
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もし・・はい、お願いします。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
最初に、年齢教えてください。
相談者:
39歳です。
加藤諦三:
39歳。結婚してます?
相談者:
いや、結婚しておりません。
加藤諦三:
離婚して、1人?それともずうっと1人?
相談者:
ずっと1人です。
加藤諦三:
ずっと1人ですか、すと今あ、は、1人で住んでんですか?
相談者:
父親と、2人です。
加藤諦三:
ん、父親と2人。お父さん何歳?
相談者:
7じゅう、8
加藤諦三:
78歳、はい分かりました。
んでどんな相談ですか?
相談者:
自分が、今まであの、一人暮らしで、あの、暮らしてたんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
えっと同居する形になりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
それが、約5ヶ月前、頃、ですね、はい
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・自分、の、性格、と、父との性格がちょっと、物の考え方がちょっと合わないっていう形で結構、話したり・・
加藤諦三:
うん
相談者:
生活様式っていうんですかね?
加藤諦三:
うん
相談者:
何かあの、家事を、す、こなすにしても、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱりどうしても目についてしまう、点が・・
加藤諦三:
うん
相談者:
出てきてしまい・・
加藤諦三:
例えば、具体的に言うと・・物の考え方、家事1つについてもって、どんなことでもいいですけど・・
相談者:
そうですね。食器とか洗う際に・・
加藤諦三:
はい
相談者:
金たわ、し、とスポンジを、どっちを使ってもいいっていう考え方っていうんですかね?なんか雑な感じで・・
こ、ご飯粒が、茶碗についてても別に気にしないみたいな・・そんな感じです。
加藤諦三:
あーあ、ま、几帳面な、こ、人と、几帳面でない人っていうような感じね?まあ、はい
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
それが5ヶ月間続いてえ、どうも・・
相談者:
はい
加藤諦三:
一緒に暮らすのは、キツいなっていうこと?
相談者:
そうですね。過去に、そうですね、17年前に、あの、大学生で、卒業したあと、別な都市で働いてて、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのときまではあの、別に、気にしてなかった点だったと思うんですけど、
戻ってきてからすごくそれが・・嫌になってしまって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それで・・どうしてもなんか、嫌な点はちょっと・・口に出して言ってしまって・・
加藤諦三:
口に出して言ってしまったっていうことは、ご飯粒がついてるのが、気になったような、僕に話したようなことを、直接お父さんに言ったということ?
相談者:
そうですね。全般的にちょっと、雑談(雑だなあ?)、もうちょっと、綺麗にした、どうかな?っていう感じで、はい
加藤諦三:
ふうーん
それで、17年前は・・そういうことは気にならなかったから、そういうことを、直接話すこともなかったっていうことね?
相談者:
そお、ですね、はい
加藤諦三:
で、ま、17年前は、だから・・今、話(はなし)したような性格が違うとか、
相談者:
はい
加藤諦三:
考え方が違うとか、そういうようなことはなかったけれども、今それで・・5ヶ月経って、
相談者:
はい
加藤諦三:
どうしようか?と悩んでるっていうこと?
相談者:
そうですね。職場の近くに、引っ越すか?
このまま、父と譲り合う感じで、同居してくか?っていう・・
加藤諦三:
あーあ、なるほどね。
もう、具体的な相談の内容っていうのはあるわけですね?
職場の近くに引っ越しするか?、それとも・・今住んでるとこに、同居を続けて行くか?っていうことに悩んでるということですね?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
分かりました。
今日は・・スタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、話を伺っていただきたいと思います。
(回答者に交代)
母は偉大だな、
親が存命の内に孝行って、なかなか出来ないよね。亡くなってから後悔する事一杯あるけど、お母さんはそんな事なんとも思ってないよ、思い出してくれてありがとうって、笑ってるんじゃないかな?
相談者の親父さん。相談者目線では幾分家事が雑とのことだけど、不器用なりに自らやろうとしているので、やはり何か思うところあるのだろうな。
相談者の現年齢39歳とは、相談者が産まれた年の相談者父の年齢と同じ。そういうところで相談者も心境の変化があったのだろう。
空白の時間を埋めるには、二人で墓参してみたらどうだろうか。
心優しい息子さんですね。
「こんなちっちゃい相談で.,」と恐縮するところに彼の心やさしさが感じられました。
聴いていて目頭が熱くなりました。