幼い目に焼き付く半世紀前の後姿。見向きもしない男に今さら感情は恨みか恋慕か
テレフォン人生相談 2021年7月1日 木曜日
揉めたときは言うまでもなく、そうじゃないときでも裁判所を通しておくと(公証役場でもいい)、履行されない場合に直ちに差し押さえ手続きに進めるというのがある。
不動産を始めとする現物の差し押さえは換金までに面倒が多くて嫌になるけど、給与の差し押さえは書面の送達だけで完結。
てか、誰しも所属先に不払いを知られたくはない。
相手が公務員やエスタブリッシュメントな企業に勤めていると、匂わせるだけでヤミ金の取り立て並みの効力がある。
離婚当時、妹なんかほとんど乳飲み子。
2人の総額たるや優に1千万円を超えたハズなんだけどねえ。
フム。
葬式には呼ばれまい。
事後連絡は代理人からの書留郵便。
内容は、配偶者または子が全てを相続する遺産分割協議書への署名依頼。
応じるか、法定相続分を主張するかはアンタの自由。
であれば、まだいい方で、この父親なら遺言を残すかもしれん。
言うまでもなく全てを妻とその子に譲る内容。
この場合は連絡すらないかも。
もっともこの場合、アンタと妹の取り分は本来の半分の12分の一に減ってしまうものの、それは遺留分といって遺言書よりも強い権利。
請求の期限は亡くなったことを知ってから一年、または亡くなってから10年だから覚えておくといい。
もっとも、遺産を名目上ゼロに見せることだってできなくはない。
今アンタが目立つことはその動機になるだけ。
相談者: 女53歳 夫53歳 娘26歳 両親は4歳のときに離婚 4年前に母は他界 父は 80歳ぐらい 妹がいる
柴田理恵:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、◆#$
柴田理恵:
こんにちはあ
相談者:
あ、こんにちはあ
柴田理恵:
はい、今日はどんなご相談ですか?
相談者:
えっと、わたしの、
柴田理恵:
はい
相談者:
実家の、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、別れた両親のことについて、ご相談がありまして・・
柴田理恵:
はい
相談者:
え
柴田理恵:
えと、あなた、今おいくつですか?
相談者:
53歳です。
柴田理恵:
はい
えっと、ご結婚なさってますか?
相談者:
あ、はい、しております。
柴田理恵:
ご主人おいくつですか?
相談者:
53歳です。
柴田理恵:
はい
お子さんいらっしゃるんですか?
相談者:
おります。26歳の・・女の子です。
柴田理恵:
はい、分かりました。
相談者:
はい
柴田理恵:
えっと・・
相談者:
はい
柴田理恵:
てことはあなたの、ご両親が離婚なさったってことなんですか?
相談者:
はい
あ・・そうです、わたしがあ、
柴田理恵:
はい
相談者:
4歳ぐらいのときに、
柴田理恵:
はい
相談者:
母親が、
柴田理恵:
うん
相談者:
離婚しまして、
柴田理恵:
はい
相談者:
母親のほうに、
柴田理恵:
はい
相談者:
わたしと、
柴田理恵:
うん
相談者:
妹が、
柴田理恵:
ふん
相談者:
引き取られたんですね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
ええ
それでですね。
柴田理恵:
うん
相談者:
家裁のほうに掛けて、あの、養育費をいくらっていうことで、
柴田理恵:
はい
相談者:
話し合いが持たれ、たんですけれども、
柴田理恵:
はい・・はい
相談者:
あのお、振り込まれたことが、なかったんですね。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
ええ
それで、母親が、
柴田理恵:
うん
相談者:
亡くなってから、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、一度・・父親の・・顔を、
柴田理恵:
はい
相談者:
見てみたいな、と思って、
柴田理恵:
はい
相談者:
うん、そこから、いろいろ考え・・たり、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
思い出して来たら・・
柴田理恵:
うん
相談者:
今度だんだん・・怒りがあ・・
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
込み上げて来まして、
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
ええ、それで、あのお、父親のほう、に対して、
柴田理恵:
うん
相談者:
財産分与とか、
柴田理恵:
うん
相談者:
なんか請求は、
柴田理恵:
うん
相談者:
できないものかどうか?
柴田理恵:
ああ
相談者:
それをちょっと相談したくて。
柴田理恵:
あー、なるほど、えっと、
相談者:
え
柴田理恵:
お父さんっていうのは全然・・
相談者:
はい
柴田理恵:
養育費も振り込まないまんま・・
相談者:
え・・はい、そうです。
柴田理恵:
になってい・・
相談者:
えっと、&#
柴田理恵:
お父さんとは、会われたことあるんですか?
相談者:
は(わ)、ないです。母親が頑として、
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
ええ、拒んでましたので・・
柴田理恵:
はい
相談者:
&#、母親が亡くなって、
柴田理恵:
うん
相談者:
今4年になるんですけれども、
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
ええ、それで、生きてるうちに、父親と、会ったほうがいいのかな?って思うところから、
柴田理恵:
うん
相談者:
始まって、
柴田理恵:
うん
相談者:
そのお、父親が、
柴田理恵:
うん
相談者:
家を出て行った、その瞬間ってすごく覚えてるんですね。
柴田理恵:
ふん、うん、うん
相談者:
ええ
柴田理恵:
うん
相談者:
で、そのときのこととか、あと、出て行ったあと、ずっと母親が泣いてたり、とか、
柴田理恵:
うーん
相談者:
うん、そういうのを覚えてまして、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
うん。で、あのお・・親戚とか・・
柴田理恵:
うん
相談者:
母親、は、あまり、その、別れた父親のことを、
柴田理恵:
うん
相談者:
ええ、あの、教えてはくれなかったんですね。
柴田理恵:
ふうーん。今、お父さんおいくつですか?
相談者:
たぶん、80う・・ぐらいだと思うんですけど、
柴田理恵:
うーん
相談者:
で、あの、職業が、
柴田理恵:
はい
相談者:
公務員だったので、
柴田理恵:
はい
相談者:
(苦笑)
柴田理恵:
はい
相談者:
ええ、なのに(苦笑)
柴田理恵:
うん
相談者:
なんで?・・ていう、
柴田理恵:
そうですね。
相談者:
母親、&#
柴田理恵:
あっと、公務員だったら、
相談者:
ええ(苦笑)
柴田理恵:
毎月ちゃんと、養育費・・
相談者:
ええ
柴田理恵:
振り込んでくれるはずですよね。
相談者:
ええ、ええ
柴田理恵:
ふうん
相談者:
それで・・最終的な、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、家庭、あの、裁判?
柴田理恵:
はい
相談者:
裁判ですか?
柴田理恵:
はい
相談者:
に、あの、母親は、掛けなかったのは、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、商売してたので、
柴田理恵:
うん
相談者:
後々、嫌がらせを、さ、れ、て、
柴田理恵:
うん
相談者:
商売ができなくなるのを、お、それて、
柴田理恵:
うん
相談者:
最終的な、手段は・・選ばなかったっていうのは聞いたことがあります。
柴田理恵:
え?最終的な手段ってはどうことなんですかね?
相談者:
あの、なんていうんですか?給料差し押さえですとか。
柴田理恵:
あーあー、なるほど。
相談者:
うん、ええ
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
ていうのは聞いたことがあります。
柴田理恵:
ああ、なるほど。
あの、お父さんとお母さんの、
相談者:
ええ
柴田理恵:
離婚の原因はなんだったんですかね?
相談者:
それは、
柴田理恵:
うん
相談者:
誰も教えてくれなかったんです、けど・・
柴田理恵:
はあ、はい
相談者:
で、あの、近い、祖父母とかもみんな亡くなってしまって、
柴田理恵:
うん
相談者:
分からない・・ただ、お婿さんだったのでえ、
柴田理恵:
うーん
相談者:
ええ
で、そのときにい、祖父母も、一緒に生活してたのでえ、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
それが、嫌でえ、
柴田理恵:
うん
相談者:
出て行ったのかもしれないですね。
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
ええ
柴田理恵:
なるほど。
じゃ、そ・・
相談者:
え、ただ・・
柴田理恵:
うん
相談者:
1回ですね、
柴田理恵:
はい
相談者:
わたしが高校に入学する、とき・・
柴田理恵:
はい
相談者:
に、妹が中学、進学で、わたしが高校入学だったので、
柴田理恵:
はい
相談者:
お金が・・なくて、
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
母親が一度・・家裁のほう通して、
柴田理恵:
うん
相談者:
30万・・
柴田理恵:
うん
相談者:
うん、欲しいっていうことを言ったんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
家を建てたばかりなので、
柴田理恵:
うん
相談者:
10万しか払えない・・ていうことで、
柴田理恵:
うん
相談者:
そんとき初めて、10万円・・をいただいたっていうのは聞きました。
柴田理恵:
あー・・なるほど。
じゃ、そのお、今、
相談者:
はい
柴田理恵:
その、お父さんって、
相談者:
はい
柴田理恵:
公務員なさって、ま、退職、して・・
相談者:
ええ、はい、はい
柴田理恵:
ずいぶん経たれますけれども、
相談者:
はい
柴田理恵:
今まだお元気?
相談者:
ん、元気だと思います。
柴田理恵:
で、別の家庭がお有りになるわけですか?
相談者:
あ、あります。はい
柴田理恵:
はあー
相談者:
んと、たぶん、わたし、より、
柴田理恵:
うん
相談者:
10歳くらい、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、小さ、あの、
柴田理恵:
あ
相談者:
40代ぐらいの、
柴田理恵:
うん
相談者:
娘さんが、たぶん1人、今いると思います。
柴田理恵:
ああ、はあ、はあ
割と遠くに住んでらっしゃるですか?近くに住んでらっしゃるんですか?
相談者:
えっと、隣町です。
柴田理恵:
あ、隣町か。
相談者:
はい
柴田理恵:
あー、分かりました。
相談者:
はい
柴田理恵:
じゃ、ちょっと、先生に聞いてみましょうか。
相談者:
あ、はい
柴田理恵:
はい
相談者:
よろしくお願いします。
柴田理恵:
はい
今日の回答者の先生は、弁護士の大迫恵美子先生です。
相談者:
あ、はい
柴田理恵:
先生お願いします。
相談者:
よろしくお願いします。
柴田理恵:
はい
(回答者に交代)
今、相談者さんはお金に困ってるのでしょうか?母親の代わりに別れた父親から今さら養育費を取ろうなんて。父親の顔を見てみたいなんて。パンドラの箱を開けるのはやめたほうがいいですよ。大迫先生が仰るように、父親への恨みが大きいのでしょうね。公務員への妬みもありますね。お気持ちはよーく分かりますがw
最後に柴田さんが仰ったように、関係ねぇんじゃねぇの?と思います。どうか怒りを収めて前に進んでください
確かに貴女の父親は、貴女達を捨てて養育費も払わない、酷い父親であるけれど!境遇を呪っても過去は変わらない。今、貴女は親となって娘さんを大事に夫婦仲良く家族を大切に、多くを求めず。今の幸せを生きて下さい。
思い描くドラマティックな展開なんてないよ。
下手すると介護要員としてアテにされるだけ。
タヒた後に相続人の一人としての権利を行使すればいいだけ。
相続して後は本当にさようなら。
この歳になって
なんで今更???