死にたい19歳の怒りが爆発する。相談者に向けられる皆んなの優しいまなざし
テレフォン人生相談 2023年4月21日 金曜日
今週はスペシャルウィーク。
前途多難な新生活
今日はそのトリ。
トリにふさわしい。
大原女史の百選練磨感。
相談者 「相談し疲れたというか、手応えを感じなくてお電話しました」
少なくともその不満は今日はなかったんじゃないかしら。
疲れたかもしれんけど。
全然違う疲れ。
パーソナリティ: 田中ウルヴェ京
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女19歳大学生ひとり暮らし 父65 母は9年前に亡くなる 父親の違う外国籍の姉
田中ウルヴェ京:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
田中ウルヴェ京:
よろしくお願いします。まず最初に年齢を教えてください。
相談者:
19歳です
田中ウルヴェ京:
19歳。お父様お母様はいらっしゃいますか?
相談者:
一人暮らしで、母は亡くなってます。
田中ウルヴェ京:
何年前でいらっしゃいますか?
相談者:
9年前ですね。
田中ウルヴェ京:
9年前ですか。
お父様いらっしゃる?
相談者:
はい。
田中ウルヴェ京:
お父様おいくつでいらっしゃいますか?
相談者:
65ですね。
田中ウルヴェ京:
65歳
ごきょうだいは?
相談者:
姉が1人、いるんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい。
相談者:
父親が違うので
田中ウルヴェ京:
なるほど、はい。
相談者:
国籍も違いますね。
田中ウルヴェ京:
お会いになったことあるんですか?
相談者:
姉と会ったことは何度もあったんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
姉だと思ってなかったので・・
私が、小学校に入ってから初めて、紹介されたというか
田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。今日のご相談は何でしょうか?
相談者:
家庭環境が、も、既に(苦笑)伝わってると思うんですけど、ちょっと複雑で、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
昔からずっと、死にたいっていう気持ちが強くて、
田中ウルヴェ京:
はい、はい
相談者:
親元、中学卒業と同時に離れて、
田中ウルヴェ京:
はい。
相談者:
一人暮らし、をして、カウンセリング通ったり、病院行ってみたり、いろいろ試したんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい。
相談者:
自分が、生きててはいけないっていう気持ちがすごく強くて(涙声)
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
ま、今大学生なんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
学業とか、恋愛とか、家庭外のこと、を充実させれば、自分が生きてていいって証明できる、と思って頑張ってきたんですけど、(涙声)
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
疲れてそれすらも、無理になってしまって(鼻すする)
(涙声)死にたいっていうのは、生きることに真面目過ぎるとか、生きたいことの裏返しなんですとかってよく言われますけど、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
(涙声)こんなに、人生の、大半の時間を、死にたいって思ってる時間の方が長いのに、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
そんなわけないだろって
田中ウルヴェ京:
そうですね。
相談者:
(鼻すする)
田中ウルヴェ京:
なぜお電話されてきましたか?今日
相談者:
病院の方とか、学校の先生とか友達とかも、相談し疲れたというか、手応えをあんまり感じなく、てお電話しました。
田中ウルヴェ京:
そう・・
はい。
ちょっと確認をしたいのですが。
相談者:
はい。
田中ウルヴェ京:
お母様が、9年前に亡くなられています。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
それまでは、お母様と、どのような、ご関係でしたか?
相談者:
母、にとって、道具だったっていうか・・生存戦略として、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
子供を産まないといけないから、産んだだけで・・
田中ウルヴェ京:
そう思う理由は何でしょう?
相談者:
父は母が初婚だと思ってたんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
本当は母は、外国、で、一度結婚していて、
田中ウルヴェ京:
はい。
相談者:
親権を取られていて、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
その子供が、私の姉なんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
それを隠して、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
結婚して、日本に来て
田中ウルヴェ京:
なるほど。
相談者:
それで、母親がうつ病だったんですけど、
田中ウルヴェ京:
はい。
相談者:
うつだけじゃなくて、私から見てきっとこれだろうなっていう精神疾患がいくつかあって、暴れるんですよ、すごく。
田中ウルヴェ京:
あ
相談者:
思い通りにならないことがあると
田中ウルヴェ京:
はい。
相談者:
それで、私の容姿とか、学力とか、いろんなことに、理想、があって母の中には。
私がいる、目の前で、子供の頭をよくする方法とか、教育法みたいな、本を何回も読まれたりとか、
田中ウルヴェ京:
うん・・
相談者:
で、母に、私が、3歳か4歳ぐらいのときに、「お母さん自身と、私どっちが大事?」って聞いたら、「みんな自分が一番かわいいに決まってるんだから、子供より自分の方が大事に決まってる」って言われたんですよ。
田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。
今日のお電話は本当にいろいろな、ことが多分あるのかと思いますが、
相談者:
はい。
田中ウルヴェ京:
自分の今の状況はどうなっているのだろうか?という感じ?
それとも、自分はこれからどうすればいいのだろうか?、どっちの方がしっくりきますか?
相談者:
両方気になりますけど、
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
これからのことを全く考えられる状態じゃないというか、
田中ウルヴェ京:
そうですよね。
相談者:
いつか、死ねるっていうことだけ、が楽しみで生きてるような状態なんで
田中ウルヴェ京:
そういうことですよね。わかりました。今日は幼児教育研究の、大原敬子先生が、お話をしてくださいますのでお待ちいただけますでしょうか。
相談者:
はい
(回答者に交代)
思わず涙が出ました。
先生との指切り…。
素敵な写真を選んでくれて管理人さんにも感謝。
いやいやカオスな回でした。
何がすごいって、うまく受け止めて導いた大原先生と、
泣きじゃくりながらで、
聞き取りづらかった言葉を文字に起こした管理人さんね。
相談者さん、思いっきり吐き出して少しはスッキリしたかな?カウンセリングや近しい人には、きっともっと詳しい家庭環境や出来事など話してると思いますが、今回それをあまり聞き出さずに大原先生が、相談者さんの悲劇のヒロイン的思考の沼の底にある「こんなに頑張ってる自分を周囲が助けないのはなぜなんだ!という不満と怒り」を掘り出されたのがすごく良かった。さすが、と思いました。状況はすぐには改善しないでしょうが、そこに気付いたら人生は確実に一歩前進じゃないでしょうか。19歳、まだ何もかもこれからが始まり。怒りもエネルギーにして頑張ってほしい!
大原先生に出会えてよかったね!
お水飲みなさい、ごくごくぷはー。
指出した?はい
かわいいやりとりに涙が止まらなかった。
この素直さは相談者さんをこの先幸せにするだろうな。
頑張って!
涙出ました。
あなたは生きる価値あります。
何もしなくても価値あります。
幸せになれます。
無理しなくて良い、何もしなくて良い。
ゆっくり休んで、ゆっくり歩き出して下さい。
世の中、歩けなくても幸せに生きてる人もいます。
綺麗な自然をみて下さい。どんなに苦しくても、辛くても、緑は萌えて花も咲きます。
そんな幸せを感じられるといいなと、思いました。
正直長い期間苦しい思いをされていたようですが、僕がパーソナリティだったら、明石家さんまさんの座右の銘の1つ、「生きてるだけでまるもうけ」と、以前車のテレビCMソングとして使われた「明日はきっといい日になる」の2つの言葉をご相談者さんに掛けてあげたいなあと思います。
あと、「手紙~拝啓 十五の君へ~」の歌詞の一部「Keep on believing」も言ったかも。今井さん・玉置さん・柴田さんなら分かりませんが、加藤さんなら「どうにもならなくなったときは、❝自分は今、生きていること自体に価値がある❞と信じること」と言っていたか?
きつかったなあ・・・
年端も行かない子の慟哭を聞くのは本当に居たたまれない
この子、たぶん経済的には豊かな方なんだろうけど、頼りない父親と、打算ずくで愛を知らない母親の下で、全く褒められず認められずに育ってきたんだろうな
そんな自己肯定感ゼロの状態で、必死に誰かに認めてもらおうとあがいて、擦り切れちゃったんだろう
肝心の、最愛であり最も憎い母親はもういない(死因も察しが付く)から、怒りの矛先がなくなって周囲に憎悪をまき散らしてるんだろうな
本人も気づいてる通り、ひとつも本人のせいじゃないけど、こういう人格にしかなれなかった環境への絶望感が痛々しいくらい伝わってきた
大原先生の見事な手引きで、本人もどす黒い気持ちを吐き出せたから、これから少しずつでも、自分を大事に思えるようになれたらと願う
自分を認められたら、他人を認められるようになるし、そうしたら周りの人も手を差し伸べてくれる時が来るはず
そこまで辛い道のりなのに変わりはないけど、幸多からんことを
相談者さん、強くなって下さい。人に助けられていいんだよ。
そしていつか 他の誰かを助けてあげられれば良いですね。
19歳の相談者の慟哭に、朝から号泣しながら聴きました
日本じゅうで、たくさんの大人が「私はあなたを抱きしめたい」という大原先生の言葉に共感し、
彼女を助けたいという気持ちで聴いていたことでしょう
どうなったら、彼女は救われるのでしょうね?
父親と母親のことは忘れることだ
今まで生きてきた自分を褒めてやることだ
でも、近くにいたら面倒な10代なのかも
勤務先のたくさんの10代のなかにも、このようにこじれた人たちがいるのかも、と勉強になりました
テレ人に電話かけてこられるくらいなんだから余裕あるんだよ(どこで知ったのかなあ)
もっともっと暗黒の人は大勢いる
甘えるんじゃ、ねぇっつうの。
相談できた19歳が羨ましい…ってコト⁉︎
いるよね〜こういう人。
周りの方が大変!ワタシの方が大変!!ばかりで
目の前の苦しんでる人をスルーするだけじゃなくて傷口に塩塗りたくって、百害あって一利なしの人。
苦しみを他者と比べる必要ってあるのかな
より苦しい方が上、一人で苦しみ続ける方が偉いみたいな価値観て誰も幸せにならなくない?
この子が他人に上手に甘えることを覚えて、ちょっと楽に息ができるようになって、逞しく楽しく生きていってくれたらそれでいいじゃん
ACの自助グループで他のACたちと話したらいいなと思う。
みんなこの子よりずっと悲惨な環境で育ってる。
大学に行かせてもらえてるってかなり幸せなこと。
将来自分の足で生きていける土台を作ってもらえてるんだもの。
親への執着捨てて自分の人生歩めるといいね。
この子よりずっと悲惨
大学行ってて幸せ
こういうこと平気でいえる人間は嫌い。苦しみで叫んでる子に対して非道すぎ。幸せか不幸かは他人は計れないだろうに勝手にジャッジして何様なんだろうう。
視野を広く持てってこと。
私は不幸!
誰も助けてくれない!
って、多分周りから見たらさほど不幸じゃないってこと。
今にも溺れて死にそうな人に向かって「広い視野をもって。あなたはそれほど不幸じゃない」って何なん?笑
とんちんかんも大概に。
頑張って、幸せつかんで。
幸せになれ、とか無理な事言うから困るんじゃないの?
自分は不幸せで良いんだと思わないと。
あんたはそう思えばいいけど相談者は違うんじゃない?
何で自分の価値観を押し付けてるんですか?
あなただけそう思えばいい。
聞いてて、ボロボロ泣いちゃったよ。私も親に虐待を受けて育ったから気持ちわかる部分ある。心に穴が空いててスースー痛くて寂しくて悲しくて辛くて。
親も自分自身も人生もみんな死ねって思って。
あなたはそこまで今解っていて親より頭いいよ。親より幸せになれるよ。大丈夫これからしっかりできるよ。時間はかかるけど。自分を責めたり追い込まないで。優しい人たちはいるから大丈夫だよ。理解してくれるよ。支えてくれる人もでてくるかも。地獄はだんだん楽になってくるから。だから自分を自分で認めて褒めて大切にしてほしい。好きなこと沢山して美味しいもの食べて。もうそんな頑張らなくていいよ。
それでも生きていけるから。
「資産の管理」に超反応してしまいました(笑)
じゃあ良いじゃん
今回の相談は、
多くの人に多かれ少なかれ有る怒りと寂しさの感情、を、刺激される
内容だったのではないかと思います。