男が企む別れる浪費妻からのセコい回収手段。家族における母の悲しい存在価値

テレフォン人生相談 2020年9月25日 金曜日

一千万円あった預金を使い込み、さらに無断で300万円の相談者名義の借金をしていた妻。
離婚するつもりだが浪費されたお金を取り戻したくて、同居する父親の面倒見も絡んでタイミングに迷っている。

 

呼び方を変えた方がいいと思う。
ギャンブル改めパチンコ。
主婦なんて100%。

できたら依存症改め中毒。

てか1千万円をスってしまうなんてことができるのか?

一日10万として100日。
なくはないのかしら。
開店から閉店まで打ってたってか。

家族が気が付かなかったとしたら、もはや間貸しの同居人。
妻や母の行動に全く関心がなかったということになる。

妻名義のへそくりに姿を変えてたりして。

 

夫に気づかれず、夫名義の借金。
これは難なくできる。
犯罪ですらない。

ネットだけで手続きが完了しますとは売り文句。
本人確認は免許証などの画像。
妻ならなんでもない。

重要な存在確認の手段である郵送物でさえネット参照を選択可。

唯一の防壁だった会社への存在確認までスルーしたんじゃ、もうどうしようもない。
もっとも、これ、本人が出なくても在籍が分かればそれでOK。

 

図らずも問題提起した主婦のタダ働き。
中川弁護士は男の企みがなぜおかしいかの理由まで指摘すべきだった。

相談者の理屈だと家事労働に対価を発生させるということ。

仮に平日3時間、土日4時間、時給千円で計算すると、婚姻期間20年分の対価は2千4百万円。
妻の浪費した金額をはるかに超える。

 

それより、家族会議の中身。
議論は家政婦さんを解雇するときと変わらない。

妻に聞かせたら家族に絶望するか、それとも、ざまぁと思うか。

もっとも、妻はずっと前から分かっていた。

上で言ったへそくり1千万はあながち冗談ではない。

家から脱出する資金作りと考える方が、パチンコ中毒が20年ぶりに再発したなんていう見立てなんかよりも、よっぽど現実味がある。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 男50歳 妻47歳 長女20歳 次女18歳 長男17歳 父79歳 6人暮らし

今日の一言: このままで行くとこの先どうなるか。そこで今の問題の解決を考える。

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母カレのDV、発達に躁ウツ。資格目指す半同棲のシンママが見透す再婚後の破綻

テレフォン人生相談 2020年9月24日 木曜日

子どもの頃に母の彼氏から虐待を受け、離婚を経験し、現在は双極性障害と発達障害と診断され、5歳の娘を育てながら児童福祉司(*)になるために大学に通っている。

(*)児童福祉司: 児童相談所に配置される児童の保護、児童の福祉に関する指導等を行う地方公務員。
厳密に言えば、資格ではなく職種名。
いくつかのルートがあるが、一般的には公務員の中から社会福祉士主事等の実務経験を考慮して任用される。

相談は付き合っている彼との今後。
彼は結婚して子どもを望んでいるが、相談者は半同棲の今のままがいい。

理由は、
・名字が変わることに抵抗がある。
・子ども一人でもいっぱいっぱいで、これ以上育てる自信がない。
・前の結婚で義両親とのつきあいがトラウマ。
・子どもが生まれたとき、血がつながっていない子との格差。
・軽い浮気やウソをついたことのある彼への不信。相談者がメンタルを病んだきっかけでもある。

 

なんだか、彼と結婚しない正当性を一生懸命探してる感。

言語化も大事だけど、臭覚はそれ以上に大事じゃなくて?
自身のセンサーが反応してかなり強いアラートを出してるの。

 

彼と共有できてるのかしら?
何を?って、アンタの目標。

知ってるとかじゃなくて、共有。
彼が居るそばでレポート書ける?
気兼ねしてテキストを開くことすらできないとか論外。

 

志望動機は完璧。

それを話す場まで駆け上がるには指定職種での実績が必要。
そのためには公務員採用試験に受かる必要。
そのためには社会福祉士の資格が必要。
そのためには指定科目の単位が必要。←今ここ

母子家庭で大学に通える環境がどういうものかわからないけど、いつまでもあるわけじゃないでしょうに。

最短距離を走るべきじゃなくて?

単位とったその年の受験を目指して大学通いながら資格の勉強も同時進行。
資格試験の翌日から公務員試験対策。
アンテナ張って社会福祉士を募集する自治体なら引っ越し上等でどこでも受けまくる。

再婚に悩んでる暇なんてなく、半同棲すら甘いんじゃないかしら。

ホントにアンタみたいな人に児童福祉司になって欲しいからなんだけど、憧れのタラレバ目標だったらゴメン。

 

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 女29歳バツイチ 娘5歳 半同棲中の交際相手30歳

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職場の先輩後輩夫婦20年。真面目さと穏やかさは変わらない夫に堪えられないワケ

テレフォン人生相談 2020年9月23日 水曜日

万事反応が薄い夫。
怒ったりすることもない代わりに子どものことや老後のことなど必要なコミュニケーションも取れない。
相談者自身が諦めムードから家庭内別居状態になって半年。

 

どうかしたら夫は家庭内別居に気づいていないかもしれん。
試しに訊いてみて。

相談者 「このままでいいと思ってるの?」
夫   「なにが?」

 

夫なんてイザと言うときに頼りになれば普段は昼行灯(*)で全然構わないんだけど、365日、十年一日それじゃあね。

(*)昼行灯:ひるあんどん。消し忘れた昼間の行灯は灯っていることも分からない無用のもの。

一つは相談者がしっかりし過ぎていることがある。

長女 「もうお母さんやっていけれてるのは分かってるでしょ?」

 

夫は極めて理屈脳、合理脳。

一人で謝りに行くのと二人で行くのとどう違う?
美味しくないなら食べてない。

たぶん頭の中はこんなとこ。

 

コメントで「あえて匿名」さんが書いてるけど、アスペには2つのタイプがある。
能動型と受動型。

人と軋轢を生むのが能動型で、トラブルが多くて目立つので、世にはびこるアスペのタイプはこっち。

・馴れ馴れしいのが能動型
・ヨソヨソしいのが受動型

・注意や社交辞令に過剰反応するのが能動型
・怒りや要求への反応に乏しいのが受動型

受動型のサラッとしたマイペースさが、ガツガツした暑苦しい男を受け付けない女なんかには魅力的に映る。

その結婚生活がこれだ。

今日の相談で分かるように、情緒が伝わらない人モドキと長時間共にする辛さはそれを経験していない人に伝えるのは至難。

いい旦那さん
贅沢な悩み
etc.

坂井眞「いろんな事例見てるから」

坂井弁護士をしても、データベースにないわけだ。

夫との関係に絶望し、それを人に理解してもらえないことに孤独感をつのらせる。

真実を知らせようとするも誰からも信じて貰えなかった悲劇の王女カサンドラ由来のシンドローム。

カサンドラ症候群の事例として保存版。

 

パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女48歳 夫54歳 長女19歳 次女18歳 長男13歳 三女9歳 6人暮らし

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言えない、叱れない。母にも娘にも「私さえ我慢すれば」で済ませた関係

テレフォン人生相談 2020年9月22日 火曜日

夫のモノDVに遭っていたが娘の不登校を機に離婚。
娘は元気に学校に行くように。

今の悩みは娘に嫌われたくないあまり怒ることができないこと。
自身は母の希望するレールから外れた生き方をしていて言いたいことを言えずにいる。
娘と母と心を通わせたいが、まずは母との関係からと考えている。

 

パンドラの箱って言いたかった。

 

夫と別れたら不登校が治った。
不登校児を持つ親の会とかで発表しても良さそうだな。

家に問題があるのに家から出ないというのは一見矛盾するようでいて定説でもある。
家の問題とはすなわち夫婦関係。
嫁姑問題が絡むことはあっても夫婦関係。

加藤某もこの立場。
不登校や引きこもりの相談で夫婦関係を必ず訊く。

ただそのメカニズムはよく分からない。
だって表出のし方は真逆だったりするから。

嫌な家に帰らないのが不良。
嫌な家から出ないのが不登校。

どっちがいいですか?

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 関西なまりの女45歳 3年前に離婚 中2の娘と2人暮らし 母73歳

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敬老の日に贈る。都合よすぎる老いた舅姑が嫌い。農家の嫁という名の召し使い

テレフォン人生相談 2020年9月21日 月曜日

同居する夫の両親と離れていたくて、何かをしてあげることが嫌。
嫁いだその日に結婚に失敗したと思った相談者。
労働力としか考えられていないような38年間、女が耐えられたそのワケを黄金コンビが明らかにする。

 

嫁いですぐに戦力。
2回のおやつ。
休日なし。

おやつタイムって肉体系に欠かせない午前と午後一回ずつの休憩。

はい、農家。
異論は認めません。

 

嫁いだその日に後悔。
無言でクワ持たされたとか?

病気になったら、それまで意地悪だった姑が心配して・・
確かにホームドラマにありがち。

相談者 「病気になったら逆に厳しく当たられる私と随分違う」

(泣)
なかなかサービス精神旺盛な相談者。

 

相談者 「主人の弟さんが来たときにお嫁さんが姑の腕を組んで歩いてあげたりするんですけど、私はなんで親切にしなきゃいけないんだろう?って思って手が出ないんです」

あのね、3日介護とか、3日親切とか誰だってできるの。
アンタだって思ってるクセに。

そんなことで自己嫌悪とか。
今日の相談の動機なんてそんなとこでしょ。

離婚を勧める加藤諦三に、
相談者 「考えてみます」

これは社交辞令。
1ミリも考えない。
だって、これからがアンタの天下。

39年間家業に貢献してきた嫁でも舅姑の相続は夫経由。
離婚してしまえば水の泡。

やっぱり法律おかしい。

 

妻に家出に農作業の心配をしていた男が今井女史の追求にやっと本音
「とりあえず今年だけは」出て行った妻を労働力としか見ていない兼業農家の男

ここまでいくともはや従業員。
最初はあったお嫁さんのヤル気まで削いでしまう舅。
労働力として当てにするフィリピン人の嫁が許せない男77歳の抑圧してきた不満

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女63歳 夫65歳 長男37歳 次男33歳 義父90歳 義母88歳 義父母と同居4人暮らし

今日の一言: 幸せな人だけが不幸になれる。(タタルケヴィッチ)

(*)タタルケヴィッチ: ポーランドの哲学者 1980没

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我見で遺産の差配を図る女の唯一の正しい認識。姉弟は相続で他人以下になる

テレフォン人生相談 2020年9月19日 土曜日

母が他界して6年。
平等に分けるという遺言書に納得できない妹と弟が遺産分割についての話し合いを避けている。

 

公正証書遺言と、 内容が全く異なる自筆証書遺言。

てっきりこれが論点になるかと思いきや

そこからかよ。

 

父親の遺産分割が終わってないことを指摘されたけど、こうなってしまえばどうだっていい。

こうなってしまえばというのは、兄弟姉妹平等に分けるという遺言に従うこと。

もしこれが、弟が総取りする遺言書なら、母の遺産が資産の全てなのか、それともその半分なのか(*)はすごく重要なんだけど、平等がべースなら、父親の遺産もひっくるめて処理すればいいだけの話。

(*)父の遺産の法定相続分は、母が二分の一、残り二分の一を子ども3人で等分。

 

期待された論点ではあったけど、公正証書だろうが自筆証書だろうが、効力に優劣はない。

複数の遺言書が見つかった場合、内容に矛盾があれば一番新しい遺言書が故人の意思。

だから坂井弁護士が、後に書かれた自筆証書遺言で処理しようとすることに何の疑問も挟まないのは至って普通。

なのでここは普通じゃないアタシが疑問を挟むしかない。

 

興味どころは、誰が自筆証書遺言を主導したのか?

相談者の説明は、
「母の気が変わって」

母の気まぐれで得をするのは相談者。
損をするのは弟。
自筆証書遺言の存在を知っていて、もしくは管理していて、それで進めようとしているのが相談者。

ね?
疑問を挟みたいでしょ?

 

上で言った公正証書と自筆証書に優劣がないというのは、正当な遺言であることが前提。

正当な遺言というのは、本人の意思だということ。

公正証書遺言にだけには代筆が認められるものの、公証人が立ち会って本人の意思を確認するから、正当であることはほぼほぼ間違いない。
てか、それこそが公証制度の役割。

対して自筆証書遺言は、改ざんや偽造が可能である点で、正当性において実に疑わしいわけだ。
誘導や偽造はもとより、二人羽織でも本人が書いたと強弁できる。

 

相談者 「裁判所に遺言書を出してあります。認定いただくように」

これは検認といって自筆証書遺言だけに行う任意の手続き。

勘違いされる向きもあるが、唯一無二の遺言書であるとお墨付きをもらうわけじゃない。

「遺言の有効・無効を判断する手続ではありません」(最高裁判所公式 courts in japan

目的は形式チェックと、遺言書の存在を相続人に知らせること、そして以降の改ざんを防ぐこと。

だから検認の後に新しい遺言が出てきて無効になることだってあるし、偽造が判明することだってある。

 

てか、不自然極まりない。

不自然の一つは母親。
自筆から公正証書へのアップデートはあり得る。
だけど逆はない。
初版が公正証書遺言なら、その訂正も普通は同じ形式をとる。

もう一つの不自然は、任意の手続きであるにも関わらず、相続のイロハを坂井弁護士からレクされるくらいの相談者が検認だけは抜け目ない。

公正証書遺言の方は、母が自発的に書いたのか、弟が主導したのかは分からないけど、いずれにしても、アンタは弟の総取りが受け入れられなかった。

母に頼んで公正証書遺言を更新しようにも、すでに意志薄弱。
自筆証書遺言に頼るしか方法はない。

逆に好都合だったのが、内容はアンタの言いなり。

妹の欲張りが遺産分割を阻んでいるというのが話のトーンだけど、実際は弟との没交渉の影響が大きい。

相談者 「弟に色をつけたい」

免罪符にして弟を納得させたいんだろうけど、総取りから三分の一に減らされた不満は半端ない。

で、妹にも協力を求めたらご覧の通り。
減らすどころか、色をつけろと言われる始末。

アタシ的には法則発動。
相談者こそが台風の目。
弟思いの姉を演じる相談者が実は弟の最たる敵。

記事タイトルには「正しい認識」って書いたけど、実は50点。
100点の認識は、元々他人以下だった兄弟姉妹が相続で表面化。

子どもの頃からおやつの取り合いは激しかった。

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女73歳 3人きょうだいの長女 妹68歳家庭持ち 弟61歳独身  父は20年前に他界 母は6年前に96歳で他界

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ニッポン放送ラジオの最長寿番組「テレフォン人生相談」のファンサイト。文字起こし&コメントブログ。 あらゆるお悩み、身の上相談に専門家がズバリ回答。

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