台風の目の自覚なきトメ。マザコンの告げ口でせっかくの帰省時に説教で嫁泣かす

テレフォン人生相談 2020年8月5日 水曜日

なかなかのキャラ立ち。
未婚女性ならマザコンとの結婚生活のサンプルとして参考になるに違いない。

こんな姑は嫌だ、のリアル。

息子の嘆きを嫁の母親に話す姑。
嫁が母親のキツさを受け継いでいると分析してみせる姑。
嫁とはなんでもざっくばらんに話す仲だと胸を張る姑。
マド愛のアドバイスに「それはやってます」「そんなつもりはない」と即返しする。

 

離れて暮らす長男31歳家族。
嫁が4歳の孫の前で息子を馬鹿にしたり怒鳴ったりして、孫への悪影響を心配している。

聞けば相談者と息子夫婦は年1、2回の帰省時にしか顔をあわせておらず、現場を見たわけではない。
知ったのは息子からのLINE等。

嫁のネガティブな面を母親に告げ口する情けない息子を棚に上げ、せっかくの帰省時に嫁を説諭した相談者。
泣いた嫁に同情を禁じえない。

相談してるくせに核心に近づくとスルリと逃げる。
記事タイトルの「自覚なき」は表面を繕ってるだけで、実は自覚があるからだ。

もっとも、自覚と言っても反省からはほど遠く、
「悪かったかしら?」

それでもやっとそう考えるに至ったのは、嫁がたまらず取ったリアクション。
すでに嫁がキレて相談者と衝突してる。

泣いた時のことだ。
シクシクではなく、涙を流しながら言い返した。
修羅場。

旦那が庇ったっていうのは相談者のことを。
相談者の代わりに嫁に謝ったわけだ。

相談者 「夫が上手に間に入ってくれて」

ただしその謝り方が、喧嘩両成敗的に嫁の態度に原因があるとでも言いたげに相談者の気持ちを代弁するという、たぶん火に油。

マド愛 「それは逆効果」

 

アンタの今日の相談の主旨を言おう。
「アタシの心配は当然ですよね?」

そこだけ認めてくれるなら、とった方法の稚拙さぐらいのアドバイスは素直に聞くつもり。

でも残念でした。

マド愛 「息子さんは、もしかしたら旦那さんも、あなたを怖がってるよ」

これぐらい言ってよかったかも。
by 三石由起子
「アナタが居なければ上手くいく」婿の浮気を娘よりイキる母の事情

 

パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女53歳 夫57歳 二人暮らし 家庭持ちの長男31歳 長男の嫁33歳 孫息子4歳 次男28歳も家庭持ち 妻と子どもがいる

続きを読む 台風の目の自覚なきトメ。マザコンの告げ口でせっかくの帰省時に説教で嫁泣かす

現代の一夫多妻。5人を分散種付けするバツ2の最後の妻の座を立つか疑惑の口紅

テレフォン人生相談 2020年8月4日 火曜日

できるだけ多くの女に種付けしたいという男の本能と、子育てに多大なリスクを抱える女との折り合いを付けるのが一夫多妻制。

現代の日本で男がこれを合法的に実現するには、結婚と離婚を繰り返すしかない。

この手の男は誰が奥さんでも同じ。
誰もが羨む奥さんがいながら多目的トイレで事を致したタレントは何の不思議もない。

すでに種付けを終えた子育て中の女より、未開拓の、あるいは耕作中の女の方に男は欲情するように設計されている。
より子孫を獲得できるから。

毎日の美人よりたまのブス。
これが佐々木希をもってしてもビッチに敵わない自然の摂理。

人の場合、理性や罪悪感、家庭と仕事の満足度、失うものの大きさによって能動的な積極さに差はあるものの、言い換えれば絶対にバレないと確信を持てるチャンスが訪れたなら、目の前のごちそうを食べない生殖年齢の男性種は存在しない。

 

夫の女性関係で9割がた離婚に気持ちが行っているという相談者。
3人の幼子のことが引っかかってるらしく、第三者の意見を聞いてみたいとのこと。

ただ、女性関係といっても、夫はいわゆる男女の関係を否定している。

リスナーにとっては相談者の言う証拠というのも微妙な気がするのだが、シレっと言った旦那のバツ2の実績で相談者の見立てにうなずかざるを得なくなった。

もっとも、こういうとき、もはや妻にとってカラダの関係の有無は重要ではない。
2人きりで会ってることだけでもう十分。
ここは多くの女性が共感する部分だ。

逆によくわからないのが間女。

何が悲しくて高校中退ガテン系妻子持ち40男とイオン・ショッピングセンターのフードコートで逢い引きせんといかんのだ?

会わずにはいられない熱愛?
アラ還?

アホくさ。
不倫なんて高尚なもんではない。
デリヘルだ。
譲って出会い系。

ついでに
もう一人の趣味の方の女のことも教えてあげる。

個人モデル。
モデルといっても、学生やOLのバイト感覚。
調達はマッチングサイト。
代々木公園なんかに行けばウジャウジャ。
不釣り合いのカップルに、男の手には一眼レフ。

今井   「ご主人は女の人誰にでも尽くしちゃう人なんじゃない?」
相談者 「それ、それです」

おぅ・・絶望的な勘違い
せめておさつのルージュにこだわるくらいの想像力があれば・・
でもその節穴こそが、過去2人の妻がひれ伏す6年の婚姻期間と3人の子宝。

不惑にして家族をないがしろに本能を形にしようとする夫のそっち方面の執念は病的なもの。

夫婦続けるのなら、クラミジアのプレゼントぐらいは覚悟して。
以下はアンタと同い年。

女房の 妬くほど亭主 もてもせず
<江戸川柳>

愛情の無さと言うより未成熟。幼い夫に性病をうつされて離婚を迷う女33歳

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 女33歳 夫39歳バツ2 結婚6年 長男5歳 次男2歳 三男1歳

続きを読む 現代の一夫多妻。5人を分散種付けするバツ2の最後の妻の座を立つか疑惑の口紅

定年近い夫の「辞めたい」を流していたらコロナ禍でメンタル壊れ私を責める

テレフォン人生相談 2020年8月3日 月曜日

会社員の夫が仕事で参っている様子で、自己否定の言葉を吐きつつ、相談者を責める。
内容は、以前から辞めたいと相談者に漏らしていたにも関わらずスルーされてきたから今の状況があるというもの。
反省しながら、どうしていいか分からない相談者。

 

ついにと言うべきか、やっとと言うべきか、初ワード「コロナ」。
相談受付休止前の相談かしら。
まだまだ軽い。

いや、コロナ禍の影響。
今後は、 失業、廃業、退学、破産、離婚、自死、あるいは感染。
いずれも頭にもコロナが付く。
こうした相談に期待したい。
スペシャルウィークかもしれん。

 

さて、
コロナ禍で大変と言えば両極ある。

仕事が減った人と仕事が増えた人。

減った方はいわずもがな。
限りなくゼロに近いところも少なくない。
先行き不安や恐怖は当然メンタルに影響する。

で、増えた方。
医療、物流、IT、そして公務員。

(もちろん町医者に閑古鳥が泣いてるようにまだら模様だ)

予告の段階ではどっちか分からなかったが、少なくとも前者ではなさそう。

もし後者なら、対応は一つしかない。
休め。

 

実はもうひとつ、大変な位置にいる人たちはいる。

テレワークは、無駄な出張や会議をあぶり出した。
そして役割も。

従業員を勤務時間や勤務態度で評価できない以上、アウトプットで評価するしかない。

営業職なんかはずっと前からそうだったのが、テレワークはそれをホワイトカラー全職に広げざるを得なくなった。

仕事そのもので評価するのはあるべき姿なのだが、これまで、出社して1日会社で過ごしていれば、なんとなく仕事しているような気になってた人たちは居場所を失う。

このあおりを最も受けるのが中間管理職。

もともとマネージャには個人ベースの成果物というものがない。

だからって会社に不要なわけではないのだが、会議や出張と同様、
「要らないんじゃね?」
の圧力は周囲よりも本人が先に感じるプレッシャーだ。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女55歳 夫58歳 娘30歳 息子25歳 義母との5人暮らし

今日の一言: どうにもならないときは「あなたが変われ」というメッセージである。デヴィット・シーベリー

続きを読む 定年近い夫の「辞めたい」を流していたらコロナ禍でメンタル壊れ私を責める

「無心断れば兄弟釣り合わないですよ」GDP減る中で子育て世代への援助は正しい

テレフォン人生相談 2020年8月1日 土曜日

長男家族と暮らす相談者夫婦。

離れて暮らす次男夫婦の無心に蓄えを取り崩しながら10数年来応じて来たが、今後どうしたものか。

聞けば長男家族との生活費の支払いは相談者夫婦の年金から。

長男からは月10万を入れてもらっているものの、その金額では事実上は相談者から長男への援助となっていて、次男の無心は兄弟バランスが取れていることを指摘される。

 

無心ってことは返してるのかしら?
まさかね。
てか、これだけ常態化しているなら、断れば逆に恨まれよう。

長男は長男で、こういう2世代の台所が同じ家族ってお金のオペレーションってどうしてるのかしら?

長男が固定額10万を入れて、お嫁さんが食材を買ったときは、その都度お嫁さんに実費精算するとか?

子どものアイスクリーム代は?、
長男のビール代は?
化粧水は?、下着は?、ガソリン代は?

小さいことのようで、お互いの認識のズレが積み上がってたりする。
何より、10万円に家賃相当を含むのか含まないのかの認識の差はとてつもなく大きい。

 

高橋龍太郎 「一人あたりのGDPってダダ下がりで世界でも30位に近いんです」

テレ人でGDP。
一応、検索を掛けてみたが案の定ヒットしない。
少なくとも、ここ6,7年は誰も口にしていないわけだ。
それだけ人生相談とは縁遠いワード。

GDP(Gross Domestic Product): 国内総生産

国の経済規模を表す指標のうち、最もメジャーなものです。
単位は一定期間(通常1年)の金額。
毎年増えていくのが良いということに異論はないかと。

あなたが、モノを買ったりサービスを受けて千円払えばその千円がGDPに足しこまれます。
支出の合計ですね。

この時、あなたから千円を受け取った人がいるわけですが、これもGDPに足し込まれます。
所得(GDPでは分配と言います)の合計です。

お分かりのように支出と分配は一致するのでGDPもどちらで表現しようと同じ数値です。

GDPが教えてくれるのは、誰かの支出は誰かの所得だということ。

節約や貯蓄は美徳とされますが、みんなが節約と貯蓄に励めば、GDPは増えません。

個々人の美徳が合わさって全体として最悪の結果を生む。
これを経済学では「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」と言います。(「誤謬」とは考えや思想の誤り)

相談者の蓄えが次男を通じて支出に変わるなら、日本経済にとってこんな喜ばしいことはありません。

 

【3年後の再相談】
さて、
結婚生活に危機が訪れたのは長男でしょうか?、それとも次男でしょうか?
回答者は同じく高橋龍太郎精神科医。

単身解けた親父の居場所がない!職業忘れて腹立てる龍太郎をフォローする妙憂

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 関西なまりの女71歳 夫72歳
一緒に暮らす長男48歳家族・・嫁、孫2人(大学生と進学予定の高校生)
他県で暮らす次男47歳単身赴任家族・・嫁45歳 孫4人(小学生の女の子と男の子、高校生と中学生の男の子)

続きを読む 「無心断れば兄弟釣り合わないですよ」GDP減る中で子育て世代への援助は正しい

激励に涙したアスペ君の6年後。倉庫バイトでパワハラに苦しんでいた

テレフォン人生相談 2020年7月31日 金曜日

わずか4人の職場の物流倉庫。
所長、女性事務員、現場の先輩、相談者。
およそ2年前から先輩のパワハラに苦しんでいる。

加藤諦三 あなたは先輩の餌(エサ)

まあ、パワハラなんでしょう。
仕事のミスやらきっかけみたいなのは相談者にあるようだけど、就業時間外の電突がもう一事が万事。
歯止めがない。

質問にあった法律の存在。
野島弁護士は言及しなかったが、一応ある。
その名もパワハラ防止法。
(正式名は、労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律)

電突は言うまでもないが、日頃の振る舞いがパワハラの要件を満たすかどうかはググってみるといい。
所長に言うときにあえて引っ張り出すこともないが、気持ち的な後ろ盾にはなろう。

 

さて、
特徴のある博多弁。
実は6年前にも掛けてきている。

現在の男の正しい年齢は自己申告プラス10の50歳。
前回の相談で年譜を詳細に説明していたからだ。

そして、
相談者を理解するのに欠かせないプロフィール。
それは自閉スペクトラムの第一象限、知的障害を伴わない発達障害。
身体障害者手帳を持つガチのアスペルガー症候群だということ。

そうすると、今日の相談も様相が変わってくる。
たぶん今のバイトは一般就労。
彼が探していた障害者枠雇用ではない。

もし万一、障害者枠だとしたら、駆け込む先は公共職業安定所、ハローワークだ。
指導されるべきは会社。
障害がなんら考慮されていない。

6年の間にどれだけの転職があったのかは分らない。
けど、はっきりしたことは障害者枠雇用が相変わらず希少だということ。

だから相談者の立場なら、福祉に頼りながら障害者枠雇用を気長に待つことだって出来なくはない。

にも関わらず、障害者にとって劣悪な環境となる一般就労に甘んじながら、自立にこだわり働く意欲を失わない相談者。
前回の高橋龍太郎の言葉はお世辞じゃない。

「あなたは立派」

 

龍太郎が吹いた自虐話にアタシも笑った。
せっかく締めに口出した勝野洋を容赦なく無下にするところが予定調和を知らないアスペの正直さ。

なにより、悩みながらもおしゃべりで、どこかしら明るさがあった。
話を聞いてくれたことの喜びを素直に表現し、勝野洋と高橋龍太郎を笑顔にした。

社会に適用しようとするあまり、こうした個性まで押さえつけることを改善したと言うのだとしたら、おかしな社会。

言葉を誤解され職場を転々。診断後も心無い言葉に凹む手帳持ちアスペルガー

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 野島梨恵(弁護士)

相談者: 博多弁の男40歳独身 両親と同居

今日の一言: I should not be bothered. わたしの気に入らないことはあるべきではない。そう思ってる人がいます。

続きを読む 激励に涙したアスペ君の6年後。倉庫バイトでパワハラに苦しんでいた

交通事故で昏睡3ヶ月。彼女の親に水向けられ捨てるか否かで悩み始めた男42歳

テレフォン人生相談 2020年7月30日 木曜日

2年前からつき合い、結婚話も出ていた2人。
3ヶ月前に彼女が交通事故に遭って今も意識不明。
医師から聞いた診断名をネットで検索すれば先が見えない。
彼女の親から「踏ん切りをつけて」「あなたの人生を考えて」と言われた。

なお、タイトルの捨てるというのは相談者のセリフから。

 

脳挫傷かしら。
事故から3ヶ月。
一命をとりとめ、ICU(集中治療室)を出て、症状が安定。
何の変化も無い静かな日々が過ぎていく。

確かに身の振り方を考える時期かもしれん。
悩んでるってことは、まあ、そういうことだ。

「とてもそんな気持ちにはなれません」って、そんな綺麗事。
その言葉と相談する行為は矛盾でしかない。
まさに今、アンタは「そんな気持ち」になってるの。

考えてみれば相談者は微妙な立場だ。
経済的な負担があるわけでもなく、看病するわけでもなく、身の回りの世話をするわけでもなく、見舞いたって何もやることはない。
別れを決心したとして、それを伝えるべき人は意識がない。

この責任のなさ、自由度が逆に相談者を苦しめる。
彼女を捨てるのは何ものにも邪魔されない100%自分の自由意志。

「僕が逆の立場でも同じことを思う」
意思決定に折り合いをつけようとしているんだけど、それは意識不明の自分に寄り添い続けることが彼女にとっては不幸、翻って今の自分もこのままだと不幸になるという前提。

愛したのは健康な彼女。
この残酷さを否が応でも自覚させられる。
死別よりも心理的負担は大きい。

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 男42歳 交際相手35歳 意識不明で入院中

続きを読む 交通事故で昏睡3ヶ月。彼女の親に水向けられ捨てるか否かで悩み始めた男42歳

         

ニッポン放送ラジオの最長寿番組「テレフォン人生相談」のファンサイト。文字起こし&コメントブログ。 あらゆるお悩み、身の上相談に専門家がズバリ回答。

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロックを検出しました。

ご覧になる際は、ブラウザの広告ブロッカー等の機能を無効にするか、https://telephone-soudan.com/ をホワイトリストに追加した上で「更新」をクリックするか、ページを閉じてからアクセスし直してください。

↓