ストーカーのつもりはない。話し合いたい
テレフォン人生相談 2014年12月15日 月曜日
相談者: 男31歳独身
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
今日の一言:
人は、個性化の過程で誰でも孤独と不安に苦しみます。
相談者:
えーと、男女関係のトラブルなんですけど。
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、5年ちょっと前くらいから、
加藤諦三:
はい。
相談者:
えー、ま、同棲・・というか、元職場の同僚なんですけども、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、一緒に住んでた相手がいまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
現実的に、籍を入れようという話もしてたんですけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、それが、色々ありまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、相手側から、一方的に、もう、出てって、という話になりまして(笑)、
加藤諦三:
はい。
出て行ってくれっていうことは、今、住んでいる場所は・・ていうか、そんとき住んでた場所は、共同のものじゃなくて、相手の女性の、
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
所だったわけ?
相談者:
はい、そうですね。
元々実家に僕は、住んでたんですけれども、
加藤諦三:
あー、なるほど、はい。
相談者:
ま、相手・・が、ま、連れ子が・・子供がいるんですけども、
加藤諦三:
はい。
相談者:
えーと、相手と、相手の子供が、暮らしている家に、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、一緒に住む形になったと。
加藤諦三:
ええ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、そのお、相手の女性は、何歳くらいなの?
相談者:
えーと、43くらいです。
加藤諦三:
43・・
で、お子さんは何歳くらいですか?
相談者:
14・・だったと。
加藤諦三:
14歳。
お子様は、男の子?女の子?
相談者:
男の子・・です。
加藤諦三:
男の子。
相談者:
はい。
加藤諦三:
そうすると、そのお、彼女の家を出たのは、
相談者:
はい。
加藤諦三:
どのくらい前ですか?
相談者:
半年くらいですね。
加藤諦三:
半年くらい前。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、家を出たけれども、
相談者:
はい。
加藤諦三:
交際は、続いていたの?
相談者:
いや、もうー、ほぼ、むこうは終わらしたいみたいな・・
加藤諦三:
あ、
相談者:
早く荷物を持って出てくれと。
加藤諦三:
ええ。
相談者:
で、その最後の最後、出て・・行ったとき、包丁を突きつけられて出て行ったって感じで(笑)。
加藤諦三:
はあーん。
相談者:
はい。
加藤諦三:
んー。
そいで、あなたが今日、相談というのは、
相談者:
はい。
加藤諦三:
こういうような状態で、あなたは、別れたくないということ?
相談者:
あの、第一・・で言うならばそれが理想なんですけれども、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ただあ、最近、えー、ま、警察の方が入りましてえ、えー、最近、その、メールでのやり取りの中でえ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
えと、僕のことを、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
ストーカーとか、
加藤諦三:
はい。
相談者:
DVが・・ある・・というような、
加藤諦三:
はい。
相談者:
相談を警察の方に、むこうがしたみたいで、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、えーと、仕事中に電話が掛かってきまして、
加藤諦三:
警察から?
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、出頭して欲しいと。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、僕が出頭する形になったと。(笑)
加藤諦三:
うん。
つまり、ストーカーのようなマネをしていたってわけではないんでしょう?
相談者:
えーと、僕自身の中では、そんなつもりはまったくなくて、話し合いをしようという形と、
加藤諦三:
うん。
相談者:
直接話し合いが出来ないのであれば、
加藤諦三:
うん。
相談者:
えーと、代理人を立てるなり、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
えっと、共通の知人を入れて、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
話をしようという、そのいくつかの提案を、してたんですけども、
加藤諦三:
はい。
その提案の目的は、要するに・・元の鞘に納まりたいということですね?
相談者:
えーと、
加藤諦三:
何の為の話し合いか?、ということです。
相談者:
そうですね。
その、僕の中では、第一に、それ・・が出来ればという思いはあるけども、
加藤諦三:
はい。
相談者:
もう、その、包丁を突きつけられたりという状況で、もう半年間、出てる状況下で、
加藤諦三:
はい。
相談者:
それが、不可能であれば、この5年間のあった事実だけでも、認めて欲しいという思いがあって、
加藤諦三:
はい。
相談者:
最近、相手は、そのお、内縁だったと・・内縁というか、一緒に生活してたとか、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
結婚は・・約束してたとかも無かった、って言うんですよね。
加藤諦三:
ああ、要するに、あなたは婚約不履行という・・ことで、
相談者:
はい。
加藤諦三:
この、43歳の女性から、
相談者:
はい。
加藤諦三:
なんらかの慰謝料みたいなものが欲しいということですか?
相談者:
いや、お金・・は要らないんですけど(笑)、
加藤諦三:
はい。
相談者:
その、事実だけ、
加藤諦三:
ああ。
相談者:
を、認めて・・その、・・当然、僕にも悪いところがあると思うし、
加藤諦三:
はい。
相談者:
むこうにも、当然悪いとこはあると思うし、
加藤諦三:
はい。
相談者:
お互い、いいとこ・・たくさんの思い出もあるし、
加藤諦三:
はい。
相談者:
その、それを無かったとか言われてしまうと、
加藤諦三:
ああ、そういうことですか?
相談者:
(笑)はい。
加藤諦三:
証拠・・見たいなものが欲しいと。
相談者:
そうです、その、中途半端な状況が僕の中ではすごく苦痛で、
加藤諦三:
うん。
相談者:
で、それならば、そういう決め事というか・・
その、お金とか、そんなんじゃなくて、ある程度お互いが謝るとこは謝って、次の未来に向かって進んでいくのならば、進んでいけたらな、という思いはあるんですけど。
加藤諦三:
うーん。
あのお、代理人を立てるっていうことはもう、家庭裁判所の調停に・・なんか、もうすでに、してるっていうこと?
相談者:
いや、してないですけど、話が出来ないのであれば、
加藤諦三:
はい。
相談者:
もう、そういう形を取らせて頂くというメールを送っていたので・・はい。
加藤諦三:
なるほど、なるほど。
話し合いが出来ないのであれば・・そういうことを・・に、なりますよ、というメールをしていたと。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、今の段階では、まあ、調停には、入ってない。
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
で、どうしましょうか?、ということですね?
相談者:
そう・・ですね。
(回答者に交代)
異性同性関わらず、別れは難しい。双方が「いろいろあったね。楽しいことだけじゃなくイヤなことも沢山あったけど、ありがとう」と言い合って別れる、そんなことは多分ドラマや小説しかない。フェードアウトもなかなか上手くいかないし。
創作作品さえ、エンディングを万人が納得がいくようにすることは不可能な位だから。