距離が遠いときの面会交流。親権者に合わせるべきと強気の元嫁

(回答者に交代)

坂井眞:
ま、毎月、飛行機に乗るの、経済的にも時間的にも大変だと思うんだけど、

相談者:
それぐらいだったら、都合はつけられるんです。
時間と、お金のことは特に問題ないですけどお。

坂井眞:
やろうと思えば、出来る?

相談者:
出来るんです、ただあ、

坂井眞:
うん

相談者:
年に12回あるうちのお、

坂井眞:
うん

相談者:
夏休み、冬休みぐらいは、

坂井眞:
うん

相談者:
2回だけでも、ちょっと、あの、わたしの軽減、負担を、してくれると・・嬉しいんだという、その程度なんですけどお。

坂井眞:
うん、そこはね、すごくよく分るんですけどお、

相談者:
はい

坂井眞:
こういう・・家事事件?、離婚だとか、

相談者:
はい

坂井眞:
離婚に伴う、子どもとの面会だとか、

相談者:
はい

坂井眞:
ま、それ、離婚した後、こういうふうに状況が変わってまた、あー、微妙なことになったり、

相談者:
はい

坂井眞:
することもあるしい、

相談者:
はい

坂井眞:
それからあ、ま、色んなことが起きるんですね。
で、基本的に、子どもとの、あの、面会交流っていうのは、

相談者:
はい

坂井眞:
子の成長発達のために何が一番いいのか?っていうことで決められるのでえ、

相談者:
なるほどお・・

坂井眞:
だから例えば、まあ、これは例えばですけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
お父さん、お母さんで、例えば、お父さんの方が、夫婦間で、DVがあって、

相談者:
はい

坂井眞:
もう離婚するしかない、っていうことがあったとしても、子どもにとってはお父さんはその人しかいないわけだからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
子どものために、会わせなきゃいけないよねえ?、みたいな話も出てきたりして、

相談者:
はい

坂井眞:
じゃあ、そうすると、どうやって会わせればいいんだろう?、とか、色んな問題出てくることはあるんですよ。

相談者:
はい

坂井眞:
だから、そういうケースだと、お母さんはもう、絶対顔も見たくないし、

相談者:
はい

坂井眞:
えー、そら、分りますよね?

相談者:
はい

坂井眞:
えー、恐怖を感じることもあるし。
でも、だから、子と会えなくていいのか?っていうと、

相談者:
はい

坂井眞:
あのお、お父さん一人しかいないわけでえ、

相談者:
はい

坂井眞:
そりゃまた、子どものためには、会った方がいいよ、と。

相談者:
はい

坂井眞:
色んな、こう、複雑な状況が出てくるんですね。

相談者:
はい

坂井眞:
で、なんでこんな話をしたかというと、

相談者:
はい

坂井眞:
ま、さっき、あの、すごい冷静に、自分たちそれぞれが我がままで、

相談者:
はい・・はい

坂井眞:
ま、ご自分の言葉で言うと、つまんない理由で、離婚しちゃいましたって、

相談者:
はい

坂井眞:
仰ってましたけども、ま、それはかなり、こう、客観的にね、今、仰っておられる。

相談者:
はい

坂井眞:
で、だけれども、別れてみたら、お互い距離を置いた、せいかもしれませんけどお、

相談者:
はい

坂井眞:
冷静に、え、子どものためには月1回ちゃんと会わせましょうと、

相談者:
はい

坂井眞:
いう、そのお、2年前ですか、調停で決まった条件、

相談者:
はい

坂井眞:
を守ってるわけですよね?

相談者:
はい

坂井眞:
でえ、別れた奥さんも、別れてからは、あの、非常に、優しく、なって、

相談者:
そうなんです。

坂井眞:
えー、その辺は上手くいってましたと、

相談者:
はい

坂井眞:
仰るので、

相談者:
はい

坂井眞:
さっきの話、で言いますとね、

相談者:
はい

坂井眞:
そのお、ほんとに、その、別れた後に、順調にいってるっていうことは、

相談者:
はい

坂井眞:
すごく、価値がある、貴重なんですよ。

相談者:
んん・・そうです・・

坂井眞:
親の方・・が、揉めてしまってえ、ほんとは、会わせるべきなのに会わせられないケースっていうのも中にはあってね、

相談者:
はい

坂井眞:
あと、それから、あの、月に2回会いたい、

相談者:
はい

坂井眞:
月に一回じゃ多いとか、色んな両方の意見も出たりして、

相談者:
はい

坂井眞:
えー、そのすり合わせが中々大変だったりすることは多いんですう。

相談者:
はい

坂井眞:
で、おそらく前のその面会・・交流の調停のときに、

相談者:
はい

坂井眞:
月1回って決まるまでには色んな議論、話し合いがあったと思うんだけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
それで、じゃあ、月に一回、こんなふうに会いましょうね、って言って、

相談者:
はい

坂井眞:
細かいことは当事者どうしで、子どもの、利益を、一番尊重して決めてくださいって、こうなったんですよね?

相談者:
はい

坂井眞:
で、その後、えー、2年間、くらいは?

相談者:
はい

坂井眞:
上手くいってるん・・ですよね?

相談者:
いってたんです。

坂井眞:
で、お嬢さんも、おー、その、機会に、お父さんと交流ができて、

相談者:
はい

坂井眞:
非常に上手く成長してる・・っていう・・

相談者:
そうなんです、明るく育ってます、はい。

坂井眞:
となってると、何でそんなこと言うかって言うと、それ貴重だと思うので、

相談者:
そうですね。

坂井眞:
今の話で、

相談者:
はい

坂井眞:
さっきちょっと仰ってたけど、久しぶりに喧嘩しちゃったって仰ってたじゃないですか?

相談者:
はい

坂井眞:
このことで、せっかく2年間上手くいってた面会交流が、

相談者:
はい

坂井眞:
ギクシャクしちゃうのは、お子さんにとって、一番それはマイナスだしい、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたにとってもマイナスだろうと思うから、

相談者:
はい

坂井眞:
そういう視点を持ちながら、これ考えないと、

相談者:
はい、そうですね・・

坂井眞:
却って、こう、手に入れたものも失くしちゃう、可能性があって、

相談者:
なるほど

坂井眞:
でえ、弁護士の仕事から言うと、そういうときに、理屈で言ったら、会わせなきゃおかしい、

相談者:
はい

坂井眞:
という話をしてみたって、

相談者:
はい

坂井眞:
親権持ってる、うー、お母さんの方が、

相談者:
はい

坂井眞:
だったらもう、そんなあ、こと言うんだったら、会わせないとか。
これ、理不尽でダメですよ、ダメですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
そんな態度に出られたときって、結構、また面倒臭いじゃないですか。

相談者:
そうなんです。

坂井眞:
裁判所行かなきゃいけないしね。

相談者:
そうなんですよお。

坂井眞:
うん。
で、1回、そうなっちゃっ・・うと、

相談者:
はい

坂井眞:
次に、じゃ、裁判所が入って、そりゃあお母さん、我がままですよと。

相談者:
はい

坂井眞:
お子さんのことを最大限に考えて会わせなきゃいけませんよと、言って、

相談者:
はい

坂井眞:
また会うことになったとしても、

相談者:
はい

坂井眞:
これまでみたいな、いい感じのお父さん、お母さんじゃない形で、お子さんが、いることになるでしょ?

相談者:
はい

坂井眞:
だから、そんなふうにならないようにしながら、この問題解決しないといけないなあ、ということをすごく思うんですよ。

相談者:
はい

坂井眞:
それがひとつね。

相談者:
はい

坂井眞:
で、もう一つは、ちょっと言い方きつかもしれないけど、

相談者:
はい

坂井眞:
わたしが聞いてて思ったことを率直に申し上げますとね、

相談者:
はい

坂井眞:
別れた奥さまが、

相談者:
はい

坂井眞:
自分が親権持ってるんだから、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたがわたしたちに合わせなさいと、

相談者:
はい

坂井眞:
これはこれで、おかしいんですよ。

相談者:
あー

坂井眞:
親権持ってるんだからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
あの、父親の都合考えなくていいという話ではないはずでえ、

相談者:
はい、はい

坂井眞:
子どものために何が一番いいか?って考えなさいって、

相談者:
はい

坂井眞:
調停・・条項に書いてあるし、

相談者:
はい

坂井眞:
それは、書いてなくたって、

相談者:
はい

坂井眞:
それが第一なんです、こういう問題は。

相談者:
はい

坂井眞:
で、それはそれで、なんか、あの、違った、ベクトルの話を、持ち出してきてるのかなあと、

相談者:
はい

坂井眞:
思います。
親権の話じゃないよね、これはと。

相談者:
はい、はい

坂井眞:
その限りであなたは正しいんだけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたの方もね、奥さんのことを言うときは、
「いや、調停条項には、面会の日時場所は子の福祉、ま、子の成長発達のために、」

相談者:
はい

坂井眞:
「何が一番いいか考えて決めなさいと、こう書いてあるのに、」

相談者:
はい

坂井眞:
「おかしいじゃないか」
って言ってるじゃないですか?

相談者:
はい

坂井眞:
だけど、あなたが言ってることって、今回の話は、

相談者:
はい

坂井眞:
これ自分のご都合なんですよね?

相談者:
はい

坂井眞:
自分の転勤じゃないですか?

相談者:
はい

坂井眞:
別に子どものために、どうこうじゃなくてえ、

相談者:
はい

坂井眞:
自分が遠くに転勤になっちゃったから、

相談者:
はい

坂井眞:
「せめて年に2回くらいはこっちに来てくれよ」
って、

相談者:
はい

坂井眞:
思うのも、ごく自然だし、

相談者:
はい

坂井眞:
おかしくはないと思うけどお、

相談者:
はい

坂井眞:
それは、誰の都合で言ってるの?って言うと、あなたの都合ですよね?

相談者:
そうですねえ・・仰るとおり・・はい

坂井眞:
うん、だから、そこはあ、やっぱり、向こう・・からもおんなじこと言われて、

相談者:
んん・・

坂井眞:
「それって、子の福祉とか、子の成長発達じゃなくて、あんたが、そっちもちょっと汗かいてくれよって言ってるだけの話じゃない」
と。

相談者:
確かに仰るとおりですね。

坂井眞:
ていうのは両方あるのでえ、

相談者:
なるほど、なるほどお・・

坂井眞:
それで僕最初に、それはやっぱり、ちょっと、年12回も飛行機で来るのが無理だって言うんだったら、

相談者:
はい

坂井眞:
子どもが月に一回会えなくなったら、子どものためになんないからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
それはひとつの言い方だな・・って思って聞いたんですよ。
月に一回飛行機で、時間作って、

相談者:
はい

坂井眞:
来るのはお金とか時間的には無理なの?って、

相談者:
はい

坂井眞:
最初に質問したのはそこなんですよ。

相談者:
あーなるほどですねえ・・

坂井眞:
そしたら、
「出来ます」
って仰ったじゃないですか。

相談者:
はい

坂井眞:
そうすると、ま、最後の最後は、やろうと思えば出来ますっていう話なんでえ、

相談者:
はい

坂井眞:
子どものためっていうよりも、ちょっと俺のことも考えてくれよっていう、

相談者:
なるほど。

坂井眞:
そういう話・・ですよね?

相談者:
はい、そうですねえ。

坂井眞:
で、それは、ちょっと忘れないようにして、

相談者:
なるほど

坂井眞:
そうすると、何かていうと、子の話はお願いなんですよ。

相談者:
あー

坂井眞:
別れるときの話だと、そんな面倒な話はなかったけど、

相談者:
はい

坂井眞:
ま、そりゃあ、あのお、会社勤めしていれば転勤もありますよね?、遠方の。

相談者:
はい

坂井眞:
その間は、こっちの我がままかもしれないけどお、

相談者:
はい

坂井眞:
ちょっと、人肌脱いでくれませんか?ってお願い路線でいかないと、

相談者:
なるほどお

坂井眞:
こういう話になっちゃうのかなあと思うんですう。

相談者:
なるほど、仰ってるとおりですねえ。

坂井眞:
うん、あまり、解決になる話、してないかもしれないけどお

相談者:
いやいや、わたしも、いや、大丈夫ですう。

坂井眞:
なんか、お互いそういう気持ちで話すと、

相談者:
はい

坂井眞:
せっかく、ま、せっかくというと変だけど、

相談者:
はい

坂井眞:
冷静に、こう、子どものために会って、

相談者:
はい

坂井眞:
いらした、環境を壊さないでね、

相談者:
そうなんです。

坂井眞:
壊さないで、いう、言い方を考えないと、

相談者:
はい

坂井眞:
どっかで、なんかそのお、こっちの都合なのに、なんか、一方的なこと言ってると、

相談者:
なるほど・・

坂井眞:
別れた彼女も、思っているから、

相談者:
はい

坂井眞:
「わたしが親権者なのよ」
とかいう、

相談者:
はい

坂井眞:
なんか違った話が出ちゃうのかなと。

相談者:
あー、なるほどですねえ・・

坂井眞:
だから、その辺を、上手い具合にね、

相談者:
はい

坂井眞:
年に2回って決めなくて、

相談者:
はい

坂井眞:
じゃ、1回でもいいからとかですね、

相談者:
あー、なるほど・・

坂井眞:
違った地方に来てもらうのもいいんじゃないか?とかね、

相談者:
はい

坂井眞:
で、逆に言うと、あのお、日帰り・・できるってことですかね?

相談者:
そうですねえ、はい。

坂井眞:
お子さんと、別れた奥さんが、

相談者:
日帰り、はい、そうです。

坂井眞:
そうすると、これまでのように、ってわけにはいかないけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
それが年に1回か2回だったらあ、

相談者:
はい

坂井眞:
泊まんなきゃいけないってことになると、またちょっと負担増えるのかもしれないですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
日帰りできる場所だったらあ、

相談者:
そうですねえ

坂井眞:
そういうことだから、なんとか、ちょっと、配慮してくれないか?って、お願い路線だっていうことを、

相談者:
なるほど・・

坂井眞:
思い出してですね、

相談者:
はい、はい

坂井眞:
いったらどうかなあと、思うんですけど、

相談者:
なるほど・・

坂井眞:
どうですかね?

相談者:
いやあ、もう、参考に(笑)、参考になりましたし、やっぱ、自分の至らなさっていう、やっぱり、自分のね、都合っていうところはわたしも、思い至らなかったです。
お話を伺って、あ、そういう、ふうに話をもっていけば彼女もきっと受け入れてくれるなあ、っていうのが、ちょっと見えてきました、◆△%&■・・

(再びパーソナリティ)


「距離が遠いときの面会交流。親権者に合わせるべきと強気の元嫁」への1件のフィードバック

  1. なんで子連れで遠い場所までこっちが会いに行かなきゃならないんだろなぁ。育児したことない人の言い分だな。子連れは準備や移動時間の手間があるわけよ。金、時間も都合つくならそっちがくればいいのに。。
    離婚して嫁が生き生きしだして、寂しくなってごねたって印象だなぁ。
    そりゃ月一で他人になら優しくなるよ。でも相談者はまだ家族のノリでゴネてきたから喧嘩になったのではと考えてしまった。

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