コミュニケーションのケーススタディ。再婚相手の連れ子を預ける義兄
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいですかあ?
相談者:
はい、どうもすいません、よく分かり・・ちょっと、実際、はい
加藤諦三:
あのお、今ね、京先生が仰ったように、一つの事実は、立場によって、全然違って解釈されますからね。
相談者:
なるほどお
加藤諦三:
で、事実が人に影響与えるんじゃなくてえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
事実に対する解釈が人に影響与えるんですよ。
相談者:
なるほど、なるほど、はい
加藤諦三:
ですから、事実はこうだ、そして、それぞれの人の、この事実に対する解釈はこうだ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、これはもう、ほんとにいい機会ですからあ
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたがあ、まさに、京先生仰ったように、自分のコミュニケーションスキルを、
相談者:
はい
加藤諦三:
上げる練習の場だと、いうぐらいに思ってですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
上手く処理してください。
相談者:
あ、わかりました、大変参考になりました、あの、早速実行してみたいと思いますんで。
加藤諦三:
はい
よろしく
相談者:
はい、どうもありがとうございました。
加藤諦三:
はい、失礼しますう。
相談者:
はい
加藤諦三:
人生の荷物はそれぞれの人が背負うようにする。
(内容ここまで)
これ、
タイミングが悪いね。
言われた方はどうしたって理由は連れ子ってことになるでしょ。
だけど、実際それもあるんだろうけど、きっかけに過ぎないんだよ。
本当の理由はやっぱり負担が大きいってこと。
79歳にとって毎日の幼子の面倒なんて拷問だよ。
相談者の言うことは至極ごもっとも。
相談者夫婦にも相当の負担がいっているはず。
大人3人だけの家庭だと、食事の内容なんかもそうだし、そもそも生活のリズムが全く違う。
そこに夏休みとかだと一ヶ月間(?)、3人(?)、預けられてみ。
疲れるってもんじゃないよ。
それでも、今までは、男親一人だし、仕方ないか、ってところだったんでしょ。
義兄が鈍感過ぎなんだけどね。
孫 「おばあちゃあーん!」
婆 「ああらー、よおく来たねえー」
この預けた瞬間の、最高潮だけを見て、何週間も預けるバカ。
義兄本人は、いい気分でやっているのかも、っていうウルヴェさんの見立ては合ってると思うよ。
子どもも楽しみしてるって、あったりまえ。
目玉は食いもんだよ、食いもん。
婆ちゃん家の方が断然いいに決まってるもんね。
でも再婚したんだったらもういいだろ。
だいたい、その再婚相手ってのがすごく変。
いきなり自分の子を初対面の家に、しかも長期間預けられる神経を疑うわ。
その間、旦那と羽伸ばしてるわけ?
ずうずうしさもさることながら、わが子が心配じゃないのかね。
さて、
相談者一家の気持ちが伝わって、常識的な2、3泊ぐらいに落ち着くといいんだけど。
連れ子が嫌われたと思われちゃうと話はややこしい。
てか、きっとそうなる。
だからって、連れ子だけ来ないのもおかしいし。
再婚した嫁が元嫁の実家に泊まるなんて、もっと変だ。
ヘソ曲げられて、孫と疎遠になっちまうのも寂しい。
フム。
切羽詰まった問題じゃないんだけど、確かに難しいわ。
特に違う常識で生きてる人たちだからなおさら。
考えてみたら、離婚じゃ起こりえない、死別だからこそ起こりうる問題なんだな、これ。
鍵はね、時間軸だと思うよ。
ウルヴェさん言うように、1回の通達で解決しようなんて思わん方がいい。
一旦は絶対にギクシャクする。
相手が分からず屋だったら、再度ビシっと言うし、
相手がショック受けてるようだったら、こちらから誘えばいいしね。
加藤先生が言うコミュニケーションの教材にするっていう捉え方っていいと思う。
事実はひとつ。考え方の違いでどうにでも捉えることが出来る。参考になりました。