嘘で固めた彼との8年間が招いた自己同一性の危機

テレフォン人生相談 2015年10月26日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者:  大原敬子(幼児教育研究家)

相談者: 女54歳 息子30歳と娘22歳の3人暮らし。

今日の一言: 自分が自分であることに自信がない。自己同一性の危機、存在感喪失症状と言います。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、こんにちはあ

加藤諦三:
こんにちは、最初に年齢教えてください。

相談者:
54歳です。

加藤諦三:
54歳。
結婚してます?

相談者:
バツイチです。

加藤諦三:
今、あの、一人で暮らしてるんですか?

相談者:
いや、えっと、子ども二人と、3人で暮らしてます。

加藤諦三:
3人で暮らしてる。

相談者:
はい

加藤諦三:
お子さん何歳ですか?

相談者:
30と22です

加藤諦三:
30と22・・男の子、女の子は?

相談者:
上が男で、下が女。

加藤諦三:
何年前?離婚したのは。

相談者:
20年前にい、蒸発されたんです、借金抱えて。

加藤諦三:
うーん・・

相談者:
◆#$%□&▽*+・・

加藤諦三:
で、結婚生活はどのくらい、何年ぐらい続いたの?

相談者:
10年ですね。

加藤諦三:
10年続いた。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。
そいでどんな相談ですか?

相談者:
8年前にい、

加藤諦三:
はい

相談者:
付き合った男性がいてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、そのお、方とお、最初に年齢をちょっとごまかして付き合ってたんですね。

加藤諦三:
はい、年齢、えーと、8年前っていうと、40・・6歳?

相談者:
そうです・・そうです、はい

加藤諦三:
はい、じゃ、その、46歳を何歳って言ってたの?

相談者:
36歳

加藤諦三:
あ、36歳って言ってたの、はい

相談者:
はい
でえ、えっとお、それが、最初は、まあ、長くお付き合いすると思わなかったからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、そう言ってたんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
それから、もう、8年・・なるんですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、だんだんと、こう、後ろめたくなってきましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
でも、言うに言えなくってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
もう、向こうの人も、もう、5、40後半なのでえ、

加藤諦三:
えっとお、この、40・・

相談者:
後半

加藤諦三:
40後半?

相談者:
後半、はい、30後半から、

加藤諦三:
40後半

相談者:
付き合っていましたので、

加藤諦三:
ま、40・・8、9ということ?

そうですね

加藤諦三:
ということは、今、あなたが54歳ですから、

相談者:
はい

加藤諦三:
6歳くらい年下・・

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、それが言えなくなってきてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
どうしたらいいのかな?っていうこととお、

加藤諦三:
言えなくなってきてっていうのは・・どういうことですか?

相談者:
ずうっと、

加藤諦三:
あの、相手が、疑問に持ち出したとか、そういうこと?

相談者:
も、も、全然ないです、それが全然ないからあ、却って、

加藤諦三:
そうすと、今、相手は、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたのことを?、54歳ではなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
えっとお、

相談者:
40・・5だと思って、

加藤諦三:
4、4、40・・

相談者:
44か・・44と思って、

加藤諦三:
44歳と思ってるわけですね?

相談者:
はい、それで、

加藤諦三:
と、本人は、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、あなたは、年下の女性と思ってるっていうことね?

相談者:
そ、そうなんです、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい
で、あと、子どものいることも言ってないしい、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、それから、も、ずっと、言えないでここまで来ちゃってえ、でえ、言わず、

加藤諦三:
そうすると、どのくらいの程度の付き合いですか?
つまり、8年間付き合ってですねえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、年齢のことは隠せるとして、

相談者:
はい

加藤諦三:
例えば、あなた、お子さん二人いる

相談者:
はい

加藤諦三:
わけですよねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、そういう自分のことを全部、隠しながらの

相談者:
はい、

加藤諦三:
8年間っていうのは、

相談者:
そうです、はい

加藤諦三:
どういう内容・・の話なんですか?、話題が。

相談者:
仕事のことがほとんど、仕事のことは分かっています・・はい

加藤諦三:
あなたの仕事っていうのは、

相談者:
はい、あの、普通に、一般事務なんですけどお、会社・・

加藤諦三:
あ、ごく普通の、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、OLということで、

相談者:
はい

加藤諦三:
いいわけ?

相談者:
そうです、はい、

加藤諦三:
そうすると、仕事の話・・

相談者:
で、も、会社のお、

加藤諦三:
はい

相談者:
上司とか・・は、職場のあったこととか、色々そういう悩みは聞いてもらったり、

加藤諦三:
はい

相談者:
あとは、一緒に、あのお、休みの日は、旅行に行ったり、

加藤諦三:
はい

相談者:
買い物に行ったりとか、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、そんな感じの、お付き合いでした。

加藤諦三:
うーん・・

相談者:
あと、

加藤諦三:
あの、相手から見るとね、

相談者:
あと、わたしは、あのお、年老いた母親と、

加藤諦三:
はい

相談者:
が、実際いるんですけど、別居なんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、その母親と、一緒に、住んでるということになってんのでえ・・

加藤諦三:
あー、なるほどね・・そうすると、実際のあなたとは、全然違った自分、

相談者:
はい

加藤諦三:
として、

相談者:
はい

加藤諦三:
相手と、

相談者:
そお、そうです。

加藤諦三:
話を、してたっていうことね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすると、相手からあ、当然、結婚の話って

相談者:
そうですね、

加藤諦三:
出ておかしくないですね?

相談者:
うん、うん、でも、言わなかったんです、言ってこなかったんです。
でも、まあ、つい最近、ま、それらしいことを、あの、濁してきたので、これ◆#$%

加藤諦三:
それらしいことっていうのは、例えば、どういう言葉ですか?

相談者:
どうする?、みたいな・・感じで。

加藤諦三:
あ、どうする、ねえ・・

相談者:
そお・・だけど、わたしもそれ、は、ちゃんとはっきりした言葉ではないから、なんか、「どういう意味?」、とか、「意味が分かんない」、とか、ごまかして、

加藤諦三:
あー

相談者:
はぐらかしてるんです。

加藤諦三:
あのお、要するに二人ともお、

相談者:
うん・・はい

加藤諦三:
真実に直面するのが、

相談者:
はい、はい、そ、そ、そ

加藤諦三:
怖いということですよね?

相談者:
そう。そうですね、そうです、はい

加藤諦三:
で、二人ともなに?別れるのは嫌なわけ?

相談者:
そおなんです。

加藤諦三:
そいで、

相談者:
でも、あんまり、もう、長いことね、1年1年、ずるずるしても悪い・・気になってきちゃって・・

加藤諦三:
うん
で、どうしたらいいか悩んでると。

相談者:
そうです、そうです。

加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのお、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)


嘘で固めた彼との8年間が招いた自己同一性の危機」への2件のフィードバック

  1. リアルタイムで聴けないので、いつもこちらを拝読しています。てか、こちらのプチ毒舌な解説が的確で共感しまくりで、いつも笑っちゃいます
    タイトルのつきようとか、加藤諦三先生の引用とか、読み物として一級品です
    ありがとうございます\(^o^)/
    これからもよろしくお願いいたします!

    1. 5回は読んだかも(笑)
      これで今年いっぱい、何があっても生きていけるわ。
      こちらこそよろしくです。

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