（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
ええ
今の、大原先生のアドバイスどうですか？

相談者：
ああ、ありがとうございます。
ええ、や、やっぱり、あの・・ほんとにご相談させていただいて・・
なんか自分が、どうすべきかっていうのが、分かりました。

加藤諦三：
あの・・今まで、あなたたち2人ね？

相談者：
ええ

加藤諦三：
相手を見る唯一の視点は、利害だったんじゃないですか？

相談者：
そうだと思います。
やっぱ、利害、があったと思います。

加藤諦三：
利害があったっていうんじゃなくて、唯一の視点が利害。

相談者：
ええ

加藤諦三：
だから、利害で揉めてくると、す、関係全体が揉めちゃうんですよ。

相談者：
ええ

加藤諦三：
相手をいろんな視点から見ていないもんねえ。

相談者：
ええ、ええ

加藤諦三：
これから・・違った面から相手を見てみない？

相談者：
はい

加藤諦三：
得するとか損するとかっていうこと以外のね？

相談者：
ええ

加藤諦三：
いろんなところからお互いを見ると。

相談者：
ええ

加藤諦三：
それが、続かせる、意味だしい、

相談者：
はい

加藤諦三：
その上で、あーだめだと思った時にはあ、

相談者：
ええ

加藤諦三：
お互いにあっさり、別れられんじゃないですか？

相談者：
はい

加藤諦三：
・・よろしいでしょうか？

相談者：
はい、ありがとう・・

加藤諦三：
はい、どうも、失礼しますう。

相談者：
はい、ありがとうございますう。

加藤諦三：
人間関係が続くときには、お互いに、相手を多面的に見ている時です。

（内容ここまで）

昨日の回で、偽装結婚のことをチラっと書いたんだけど、まさかガチが出てくるとはねえ。

と、一瞬思ったんだけど、少なくとも旦那はマジなんだな。

こういうのなんて言うんだろう？

つまり、結婚相談所は、日本に行きたい中国人女姓と、日本人男性をマッチングしただけ。
で、日本人男性は本気。
ただ、中国人女だけがおカネ目的。

と、ここまで書いてやっと気づいた。
これって、普通の見合い結婚じゃん。
だって、カネが目的で結婚する女なんてどこにでもいる。

ただ、ちょっと違うのは、
相談者　「（妻が）子供の写真見て、涙ぐんでたからあ」

（笑）

つまり、出稼ぎなんだな。

故郷にゃ、子どもだけじゃなくって、旦那もいるかもね。
単に生きているっていう意味じゃなくって、れっきとした夫がさ。

昨日も書いたけど、目標は３年後の永住権取得。
あんたは、それまでのＡＴＭでしかない。

永住権を取得した妻は、あんたと離婚した後もそのまま中国と日本を行き来できるし、日本での就業に制約もない。

もっとも中国人妻の方だって、のほほんとしてられないのは、日本で稼ぐ力を身につけないといけない。

だから、妻は外に働きに出ることに積極的なわけだ。

相談者　「（妻は）最初は『自分で働いて返す』ようなこと言ってたんです」

ね。

結婚早々、あんたに金を要求した理由が借金返済っていうのはウソじゃないよ。
あんただって国際結婚相談所にカネを払ったはずだ。
妻だって、ブローカーに仲介料を払ってんだよ。

それってたぶん現地年収の数倍。
親戚中からかき集めたんじゃない？

だから彼女も必死。
背負うものはあんたと比べものにならないわけさ。

相談者　「この結婚はもう最初からお金目当ての結婚であって、私の愛情を求めてるんじゃなくて、お金を求めて嫁に来たんかなあ」

遅い、遅すぎる。
気づくのが。
会ってすぐに好意を持たれたとでも思ってたん？

言葉も通じない遠い異国の地に、サエナイおっさんのところに嫁に行く理由として他に何があるっつうの？

しかし、純だねえ。
そんなに惚れちゃったんなら、妻の思惑を承知の上で、大原さん言うように献身的に尽くしてみたら？
本当の妻になってくれるかもよ。